JPH0342913B2 - - Google Patents

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JPH0342913B2
JPH0342913B2 JP62196979A JP19697987A JPH0342913B2 JP H0342913 B2 JPH0342913 B2 JP H0342913B2 JP 62196979 A JP62196979 A JP 62196979A JP 19697987 A JP19697987 A JP 19697987A JP H0342913 B2 JPH0342913 B2 JP H0342913B2
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bending
shaped body
strip
belt
sewing
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、衣類の表示ラベルなどを被縫製物に
縫付けるための帯状体の縫着装置に関する。
従来技術 従来から、衣類などにはその製造元または発売
元などの表示をするために、社名または商標など
が表示されたラベルが縫付けられている。このよ
うなラベルは、たとえば連続した帯状の布に複数
のラベルのパターンがプリントなどによつて形成
されており、その帯状のラベルを作業者がはさみ
によつて切断して、アイロンによつてその両端部
を折曲げ、折曲げられたラベルを衣類などの縫付
け位置に手で押えてミシンがけを行ない、衣類に
縫付けられる。このようなラベルの縫付け作業は
手作業によつて行なわれるため、極めて手間と労
力を要してしまう。したがつて、従来から自動的
にラベルなどの帯状体を折曲げて衣類などの被縫
製物に縫付けることができる縫着装置が望まれて
いた。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、
ラベルなどの帯状体を自動的に折曲げて衣類など
の被縫製物に縫付けることができるようにした帯
状体の縫着装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、帯状体3を挟持してその長手方向に
引張つて移動する移動手段4と、 移動手段4の移動経路の途中に設けられ、前記
移動手段4によつて移動された帯状体3を予め定
めた切断位置で切断する切断手段5と、 前記移動手段4の移動経路で前記切断手段5よ
りも下流側に配置され、前記切断手段5によつて
切断された帯状体3の少なくともその一端部付近
を折曲げる折曲げ手段6であつて、支持面123
a,123bと、その支持面123a,123b
の一端部から立上る立上り面122a,122b
と、その立上り面122a,122bの上端部に
連なる上面120a,120bとを有する段差部
221a,221bが設けられ、この段差部22
1a,221b上にわたつて帯状体3が配置さ
れ、前記立上り面122a,122bの高さより
も薄い偏平な押え部材143a,143bを帯状
体3上に乗載してその帯状体3を支持面123
a,123b上に押え、前記上面120a,12
0bから前記支持面123a,123bの上方に
その支持面123a,123bに平行に折曲げ部
材115a,115bを移動して帯状体3を前記
立上り面122a,122b付近でU字状に折曲
げる、そのような折曲げ手段6と、 水平な軸線まわりに角変位自在に設けられる一
対のアーム9a,9bを有し、前記折曲げ手段6
によつて折曲げられた帯状体3を前記段差部22
1a,221bに保持した状態で被縫製物24の
上方近傍に角変位して供給する供給手段7と、 前記供給手段7によつて被縫製物24の上方近
傍に供給された帯状体3を、その被縫製物24上
に重なるように押える押え手段8と、 前記押え手段8によつて被縫製物24上に押え
られた帯状体3を、その被縫製物24に縫付ける
縫付け手段26とを含むことを特徴とする帯状体
の縫着装置である。
作 用 本発明に従えば、帯状体は移動手段によつて挟
持され、その長手方向に引張つて移動される。次
に移動された帯状体は、切断手段によつて切断位
置で切断され、弾差部上にわたつて配置される。
段差部上の帯状体は押え部材によつて支持面上に
押えられ、折曲部材を移動して立上り面付近でU
字状に折曲げられ、押え部材を支持面に沿つて平
行に移動してU字状の折曲部分から前記折曲部材
が取外される。このようにして帯状体をいわば自
動的に折曲げてU字状の屈曲部分が形成される。
折曲手段によつて折曲げられた帯状体は、前記
段差部によつて保持された状態でアームの角変位
によつて被縫製物の上方近傍に供給される。こう
して被縫製物の上方近傍に供給された帯状体は、
押え手段によつて被縫着物上に重なるように押え
られ、縫付け手段によつて被縫着物に縫付けられ
る。
このようにして帯状体が被縫製物にいわば自動
的に縫付けられるため、従来に比べて縫付け作業
の手間と労力を削減することができ、縫着作業の
効率が格段に向上される。また移動手段によつて
帯状体を引張つて移動するように構成されている
ため、移動経路の途中で帯状体の垂下りなどに起
因して引掛かつてしまうことを防止することがで
き、円滑かつ確実に移動させることができ、より
一層縫着作業の効率が向上される。
実施例 第1図は本発明の一実施例を示す帯状体の縫着
装置1の基本的構成を説明するための斜視図であ
り、第2図は帯状体の縫着装置1の帯状体3を被
縫製物24に縫付ける状態を示す斜視図であり、
第3図および第4図は帯状体の縫着装置1の正面
図であり、第5図はその側面図である。なお、第
1図および第3図は後述する供給手段7が起立し
た状態を示し、第2図、第4図および第5図は供
給手段7が下方に転回した状態を示す。これらの
図面を参照しながら帯状体の縫着装置1の基本的
構成について説明する。まず、第1図および第2
図を参照して、帯状体の縫着装置(以下、縫着装
置と略記する)1は、基本的に、基台2と、布な
どから成り連続するロール状に巻回された帯状体
3の先端部3aを挾持して矢符A2方向に引出す
ための移動手段4と、移動手段4によつて引出さ
れた帯状体3を所定の位置で切断するための切断
手段5と、切断手段5によつて切断された帯状体
3の両端部付近を折曲げる折曲げ手段6と、折曲
げ手段6によつて折曲げられた帯状体3を保持し
た状態(第1図示の状態)で角変位して被縫製物
24の上方近傍(第2図示の状態)に供給するた
めの供給手段7と、供給手段7によつて被縫製物
24の上方近傍に供給された帯状体3をその被縫
製物24上に押え付けて保持するための押え手段
8と、押え手段8によつて被縫製物24上に押え
られた状態の帯状体3を被縫製物24に縫付ける
ための縫付け手段26とを含む。なお、前記移動
手段4、切断手段5、折曲げ手段6、供給手段7
および押え手段8は、図示しない構成によつて縫
付け手段26に取付けられている。また、第3図
〜第5図は、図解を容易にするため、押え手段8
が省略されている。
第3図〜第5図をも参照して、移動手段4は、
圧縮空気などによつて駆動される単動シリンダS
1,S2と、この単動シリンダS1,S2によつ
て相互に近接/離反するように駆動される上掴み
片10および上掴み片11とを有する。これらの
単動シリンダS1,S2および上掴み片10,1
1は、レール12に沿つて案内され、矢符A1,
A2方向に走行駆動される。上掴み片10と上掴
み片11とは、単動シリンダS1,S2が圧縮空
気などの駆動圧力が供給されていない通常状態で
は、単動シリンダS1,S2に内蔵されたばねの
ばね力によつて、相互に離間した状態(第1図、
第4図および第5図示の状態)となつている。こ
のような移動手段4の動作時においては、単動シ
リンダS1,S2と共に上掴み片10,11が待
機位置(第1図、第3図および第4図示の状態)
から矢符A1方向に移動して後述する切断手段5
近傍で停止し、ロール状の帯状体3の先端部3a
付近を挟持して、再び矢符A2方向に移動する。
こうして帯状体3を挾持してその長手方向に引張
つて移動することができる。
このような移動手段4によつて移動される帯状
体3の移動経路内には、切断手段5が設けられ
る。この切断手段5は、軸受31と、この軸受3
1によつて水平軸線まわりに回転可能に軸支され
た支軸32とを有する。支軸32の一端部には、
支軸32の回転軸線まわりに角変位される揺動刃
35が装着されており、揺動刃35が角変位した
際には、その一端面35aが固定刃37の端面3
7aに接触することができるような構成となつて
いる。また支軸32の他端部には、レバー40の
一端部が固定され、その他端部には複動シリンダ
S3が連結されている。この複動シリンダS3に
圧縮空気などの駆動圧力が供給されると、レバー
40が矢印B1方向に駆動され、これによつて支
軸32がその回転軸線まわりに回転駆動される。
したがつて、揺動刃35は固定刃37に近接する
方向に角変位して、帯状体3を切断することがで
きる。
なお、切断された帯状体3の先端部3a付近
は、前記移動手段4の上掴み片10と下掴み片1
1とによつて挾持されており、その状態で移動手
段4がレール12に沿つて矢符A2方向に移動す
ることによつて、帯状体3がさらに矢符A2方向
に向けて引出され、折曲げ手段6の上方に移動さ
れる。
折曲げ手段6は、第1図および第3図に示され
るように、後述するアーム9a,9bが起立した
状態において、切断手段5によつて切断された帯
状体3の両端部付近をU字状に折曲げるための段
差部27を有する一対の第1折曲げ手段17と、
第1折曲げ手段17上に供給された状態で帯状体
3の中央部付近を下方から押上げて支持するため
の第2折曲げ手段18と、第1折曲げ手段17お
よび第2折曲げ手段18によつて支持された帯状
体3の両端部付近を押圧して折曲げるための第3
折曲げ手段19とを含む。このように折曲げ手段
6の上方に供給された帯状体3は、第2曲げ手段
18によつてその中央部付近を支持された状態
で、両端部付近を第3折曲げ手段19によつて押
え付けられ、第1折曲げ手段17によつて段差部
27内で折曲げられる。
供給手段7は、前記第1折曲げ手段17が取付
けられた一対のアーム9a,9bを有する。アー
ム9aの基端部は、軸棒101によつて軸支さ
れ、その遊端部には第1折曲げ手段17aが取付
けられる。アーム9aの基端部にはプーリ23の
回転軸14が固定され、その遊端部には第1折曲
げ手段17bが取付けられる。プーリ23は、揺
動モータM1の回転軸に固定されたプーリ25に
よつてタイミングベルト22を介して駆動され、
このプーリ23の駆動によつてアーム9a,9b
は、軸棒101および回転軸14に共通な水平軸
線まわりに、たとえば180度角変位駆動される。
これによつて、帯状体3を保持した状態で被縫製
物24の上方近傍位置にもたらすことができる。
押え手段8は、上下に変位駆動される中押え部
材163を有し、中押え部材163によつて前記
第1折曲げ手段17によつて保持された帯状体3
が、前記供給手段7によつて被縫製物24の上方
近傍にもたらされた際に、その帯状体3を第2図
に示すように、上方から押圧して、被縫製物24
の上に重ねて押え付け、この状態で針棒205が
上下に往復駆動して針206によつて帯状体3を
被縫製物24に縫着することができるように構成
されている。
縫付け手段26は、ミシン本体26aと、この
ミシン本体26aが乗載固定されたベツド26b
とを有し、押え手段8によつて被縫製物24がミ
シン本体26aのベツド26b上に保持され、そ
の被縫製物24上に帯状体3が重なつた状態で、
押え付けられて保持される。このような状態でミ
シン本体26aに備えられた図示しない縫い針に
よつて、被縫製物24に帯状体3を縫い付けるこ
とができる。なお、この縫付け手段26は、既存
の各種工業用ミシンなどを適宜選択して用いるよ
うにしてもよい。
第6図は切断手段5の平面図であり、第7図は
切断手段5の正面図であり、第8図は切断手段5
の第6図の矢符A2側から見た側面図であり、第
9図は切断手段5の第6図の矢符D側から見た斜
視図である。これらの図面を参照して、切断手段
5の構成について説明する。切断手段5は、基板
30上にボルト42a,42bによつて固定され
た軸受31を有し、軸受31には水平軸線まわり
に回転可能に軸支された支軸32が備えられ、そ
の両端部は軸受部31aから突出されている。
支軸32の一端部には、圧縮ばね33、座金3
4および揺動刃35がこの順序に挿嵌され、ナツ
ト36が支軸32の前記一端部に刻設されたねじ
に螺着される。こうして揺動刃35は、支軸32
に座金34とナツト36とに挾持された状態で取
付けられている。このようにして支軸32に取付
けられた揺動刃35は、圧縮ばね33によつてナ
ツト36に弾発的に当接するようにばね付勢され
ている。また軸受31は、固定刃37が取付けら
れる支持部38を有し、この支持部38には固定
刃37の基端部がボルト39によつて固定され
る。
このようにして軸受31に取付けられた揺動刃
35および固定刃37は、揺動刃35が固定刃3
7に近接する方向に角変位駆動された際に、揺動
刃35の端面35aと固定刃37の端面37aと
が接触して、揺動刃35と固定刃37との間に供
給された帯状体3を切断することができる。
支軸32の他端部には、板状のレバー40の一
端部が取付けられる。レバー40の他端部には、
複動シリンダS3のピストン棒41の先端部に取
付けられた継手部材42が連結される。複動シリ
ンダS3に駆動圧が供給されると、ピストン棒4
1が矢符B1方向に変位して、レバー40が支軸
32の軸線まわりに角変位駆動される。これによ
つて支軸32が回転駆動され、揺動刃35が固定
刃37に近接する方向に支軸32の軸線まわりに
角変位して、帯状体3の切断動作を行なうことが
できる。また、複動シリンダS3にピストン棒4
1を押出すように圧縮空気などの駆動圧が供給さ
れると、そのピストン棒41は矢符B2方向に変
位して、レバー40が角変位駆動される。これに
よつて支軸32が前記回転方向とは逆向きに回転
駆動され、揺動刃35は固定刃37から離反する
方向に角変位駆動して初期状態に復帰する。
固定刃37の上流側(矢符A1方向)近傍に
は、案内板43および案内ローラ44が配置され
る。案内板43上には、案内片45,46が配置
される。L字状の案内片45は、案内部45aと
この案内部45aに連なる取付け部45bとを有
する。この案内片45は、複数のボルト47によ
つて取付け部45bおよび案内板43に形成され
たボルト挿通孔(図示せず)を挿通して、案内板
43とともに軸受31に固定される。また案内片
46は、案内部46aと取付け部46bとを有
し、取付け部46bにはボルト48が挿通する案
内長孔49が形成される。案内板43には、内ね
じが刻設された複数のねじ孔50が形成される。
このような案内長孔49の長手方向の長さは、各
ねじ孔50の配置間隔と等しいか、または大きく
選ばれている。ボルト48が案内長孔49を挿通
してねじ孔50に螺合することによつて、案内片
46を案内板43上の希望する位置に固定するこ
とができる。これによつて、帯状体3の幅に対応
して案内片45の案内部45aと案内片46の案
内部46bとの間隔bを変化させて調整を行なう
ことができる。また案内板43の固定刃37近傍
には、ロール状の帯状体3に予め一定の間隔で形
成された切断線Pを検出するための光検出器51
が備えられている。この光検出器51によつて、
帯状体3が案内板43上を通過した際に、光挿通
孔52を介して帯状体3の切断線Pを検出するこ
とができる。
案内ローラ44は、複数の円柱状のローラ部材
53を有し、ローラ部材53はその基端部を取付
け部材54によつて一定の間隔を置いて固定され
ている。取付け部材54は、ボルト56によつて
支持板55に固定され、支持板55はボルト57
によつて軸受31の固定位置に固定されている。
第10図は移動手段4の側面図であり、第11
図は移動手段4の平面図であり、第12図は移動
手段4の正面図であり、第13図は移動手段4に
備えられた挾持手段60の斜視図であり、第14
図は移動手段4の背後側から見た斜視図である。
これらの図面を参照して、移動手段4の構成につ
いて説明する。移動手段4は、基本的に、帯状体
3を挾持する挾持手段60と、この挾持手段60
を搬送する挾搬送段61とから成る。搬送段61
は、基板30上に固定された大略的にコ字状の断
面形状を有する枠体63と側面板64a,64b
とを有し、側面板64a,64bが枠体63の側
部にボルト65a,65bによつてそれぞれ固定
されている。この枠体63は、上掴み片10,1
1が挿通し、その移動経路に沿つて形成された長
孔28を有する。枠体63の支持部63a上に
は、長手板状のレール12が固定され、レール1
2には走行台67が矢符A方向に移動可能に嵌り
込んで装着されている。走行台67上にはL字状
の基体68が固定され、この基体68には挾持手
段60が備えられる。
基体68の背後板68aには、挾持手段60の
移動方向(矢符A方向)に沿つて延びるラツク6
9が取付けられており、このラツク69にはモー
タM2の駆動軸71に固定されたピニオン72が
嵌り込む。モータM2はL字状の取付部材29に
取付けられ、取付部材29は基板30に固定され
ている。モータM2が電力付勢されると、駆動軸
71が回転軸線まわりに回転駆動され、これによ
つてピニオン72が回転駆動される。したがつ
て、ラツク69はピニオン72の回転によつて矢
符A方向に移動され、これによつて走行台67、
基体68およびラツク69を矢符A方向に移動す
ることができる。
このような挾搬送段61の基体68には、挾持
手段60が備えられる。挾持手段60は、単動シ
リンダS1,S2を有する。単動シリンダS1
は、その上部に立設された案内棒76aと、上下
に駆動されるピストン棒75aとを有し、ピスト
ン棒75aの上端部には上掴み片10が固定され
た取付け片78aが固定される。取付け片78a
には、挿通孔79aが形成されており、前記案内
棒76aが挿通して取付け片78aがピストン棒
75aの軸線まわりに角変位するのを防止するこ
とができる。この単動シリンダS1は、内蔵され
たばねのばね力でピストン棒75aを上昇させ、
圧縮空気などの駆動圧力が供給されるとピストン
棒75aを下降させる。また単動シリンダS2
は、駆動圧力が供給されるとピストン棒75bを
上昇させ、駆動圧力が供給されないと内蔵されて
いるばねのばね力によつてピストン棒75bを下
降させる。なお、単動シリンダS2は、単動シリ
ンダS1と同様な構成を有するため、対応する部
分には添字bを付して説明は省略する。
このような単動シリンダS1,S2に駆動圧力
が供給されると、上掴み片10が下降するととも
に上掴み片11が上昇して、帯状体3を確実に挟
持することができるように構成されている。また
掴み片10,11は、矢符A2方向に搬送される
帯状体3の面を屈曲させる方向に傾斜した挾持面
10a,11aを有し、これによつて帯状体3を
より一層確実に挾持することができる。
枠体63の頂部63bの矢符A方向の両端部付
近には、移動手段4の停止位置を検出するための
検出スイツチSW2,SW3が取付けられており、
挾持手段60の移動時に当接片210がスイツチ
SW2またはスイツチSW3に当接することによ
つて停止位置に挾持手段60が移動したことが検
出され、図示しない制御手段によつて駆動モータ
M2の回転を停止するように構成されている。こ
のような移動手段4によつて帯状体3を引張つて
移動することができる。
第15図は、本発明の供給手段7の分解斜視図
である。供給手段7は、本体90と、本体90に
揺動可能に取付けられた揺動部91とから成る。
本体90は、前板92と、前板92の両側部にボ
ルト94a,94bによつて固定された側板93
a,93bとを有する。側板93aには、軸棒1
01が挿通される挿通孔97aが形成され、側板
93bには、プーリ23の回転軸14が挿通する
挿通孔97bが形成される。揺動部91は、前述
した一対のアーム9a,9bを有し、アーム9
a,9bの基端部には軸孔100a,100bが
形成される。軸孔100aには軸棒101が側板
93aに形成された挿通孔97aを挿通して嵌り
込み、軸孔100bには前記プーリ23の回転軸
14が挿通孔97bを挿通して嵌り込む。プーリ
23の回転軸14と軸棒101とは、共通な同一
軸線上に配置されている。また、側板93bの上
部には、スイツチSW4が設けられ、下部にはス
イツチSW5が設けられる。アーム9bが回転軸
14の軸線まわりに角変位してスイツチSW4を
押圧すると、スイツチング態様が変化して揺動部
91が正立した状態であることが検出され、アー
ム9bが回転軸14の軸線まわりに角変位してス
イツチSW5を押圧すると、スイツチング態様が
変化して揺動部91が降下した状態であることが
検出される。
第16図は第1折曲げ手段17の分解斜視図で
あり、第17図は第1折曲げ手段17および第2
折曲げ手段18の正面図であり、第18図はその
平面図であり、第19図はその側面図であり、第
20図は第3折曲げ手段19の正面図であり、第
21図はその平面図であり、第22図はその側面
図であり、第23図は第3折曲げ手段19の部分
切欠き斜視図である。まず、第16図〜第19図
を参照して、第1および第2折曲げ手段17,1
8の構成について説明する。第1折曲げ手段17
は、一対の第1折曲げ手段17aと第1折曲げ手
段17bとから成り、たとえばアーム9aに取付
けられる第1折曲げ手段17aは、略L字状に形
成された取付け部材110aと、この取付け部材
110aに取付けられるシリンダS4aとを有す
る。シリンダS4aはピストン棒111aを有
し、ピストン棒111aの先端部にはねじ孔11
2aが形成される。このねじ孔112aにはL字
状の取付け片113aが取付けられる。取付け片
113aには挿通孔114aが形成され、折曲げ
部材115aが取付けられる。折曲げ部材115
aが取付けられた取付け片113aは、ボルト1
18aが挿通孔114aを挿通してピストン棒1
11aのねじ孔112aに螺着され、シリンダS
4aに取付けられる。こうして、取付け片113
aが取付けられたシリンダS4aは、ボルト11
7aがボルト挿通孔116aを挿通して、取付け
部材110aの立上がり部119aの背面に形成
された図示しないねじ孔に螺着され、これによつ
てシリンダS4aが取付け部材110aに取付け
られる。なお、このシリンダS4aは、圧縮空気
などの駆動圧を供給することによつて、ピストン
棒111aが前進/後退する複動シリンダであ
る。
このようにして取付け部材110aにシリンダ
S4aが取付けられた状態において、折曲げ部材
115aは、取付け部材110aの立上り部11
9aの上面120a上に配置されている。また、
この立上り部119aには、シリンダS4aのピ
ストン棒111aの前進駆動によつて前方に押し
出された取付け片113aが緩やかに嵌り込むこ
とができる凹所121aが形成され、さらに前記
上面120aに連なる立上り面122aおよび支
持面123aが形成される。このような立上り面
122a、支持面123aおよび上面120aに
よつて、段差部221aが構成される。後述する
押え部材143aによつて帯状体3が支持面12
3a上に押えられた状態で、折曲げ部材115a
が支持面123aに臨むように移動すると、帯状
体3は立上り面123a付近でU字状に折曲げら
れる。
こうして組立てられた第1折曲げ手段17a
は、取付けボルト128aを取付け部材110a
に形成された長孔127aに挿通され、前述した
アーム9aに形成されたボルト孔102aに螺着
することによつてアーム9aに取付けられる。一
方、第1折曲げ手段17bは、第1折曲げ手段1
7aと同様な構成を有するため、添字bを付して
説明は省略する。
このような第1折曲げ手段17a,17bの取
付け部材110a,110bの一側面には、案内
長孔124が形成された連結部材125がボルト
126によつて装着され、これによつて取付け部
材110aと取付け部材110bとがアーム9
a,9bに取付けられた状態で連結されている。
なお、前述の折曲げ部材115a,115bは、
板状であつたけれども、たとえば柱状などの他の
形状のものを適宜選択して用いるようにしてもよ
い。
次に第2折曲げ手段18の構成について説明す
る。第2折曲げ手段18は、単動シリンダS5
と、前記取付け部材110a,110b間で垂れ
下がつた状態の帯状体3を下方から支持するため
の受け面130aを有する受け台130とを含
む。単動シリンダS5は、ピストン棒131を備
え、その先端部分には取付け部材132が取付け
られる。この取付け部材132には、受け台13
0が取付けられる。ピストン棒131がシリンダ
S5に引き込まれている状態では、アーム9a,
9bの角変位動作によつて連結部材125が移動
した際に、受け台130に当接することなく、そ
の上方を通過することができるように構成されて
いる。したがつて供給手段7の移動時には、受け
台130は下限位置で停止されている。
次に第20図〜第23図を参照して、第3折曲
げ手段19の構成について説明する。第3折曲げ
手段19は、基板140上に固定された複動シリ
ンダS6と、この複動シリンダS6のピストン棒
141に固定された昇降板142と、この昇降板
142に取付けられた一対の単動シリンダS7
a,S7bと、この単動シリンダS7a,S7b
によつて相互に近接/離反する方向に駆動される
押え部材143a,143bとを含む。基板14
0には、昇降板142に形成された挿通孔145
を挿通する案内棒144が取付けられており、こ
れによつてピストン棒141がその軸線まわりに
角変位しないような構成になつている。ピストン
棒141が上下に駆動されることによつて、昇降
板142が上下に変位される。このような昇降板
142には、取付け部材148a,148bが固
定され、取付け部材148a,148bには一対
の単動シリンダS7a,S7bがそれぞれ取付け
られる。単動シリンダS7a,S7bのピストン
棒149a,149bには、支持部材150a,
150bが取付けられ、支持部材150a,15
0bには、押え部材143a,143bが取付け
られる。こうして組立てられた第3折曲げ手段1
9は、その基板140が枠体63にボルト147
によつて固定されている。
第24図は本発明の押え手段8の斜視図であ
り、第25図は押え手段8の分解斜視図である。
押え手段8は、フランジ159を有する基台16
0と、フランジ159に取付けられる略L字状の
昇降部材161と、昇降部材161に屈曲部材1
62を介して取付けられ、供給手段7によつて供
給された帯状体3を押え付けるために中押え部材
163と、中押え部材163が嵌り込むことがで
き中央孔164aを有し、ベツド26に乗載され
た被縫製物24を乗せておくための外押え部材1
64と、前記基台160に取付けられた取付け部
材165とを含む。基台160には、軸166な
どが収納される収納孔167が形成されており、
この収納孔167に軸受168が収納された状態
でねじ孔169にシリンダ固定用ねじ170が螺
着され、これによつて軸受168は収納孔167
内に固定される。前記軸166の一方側端部に
は、外ねじが形成された軸166aを有し、軸1
66aには環状の介在片171を介して取付け片
172が取付けられる。この取付け片172に
は、一対の切欠き173が形成された係止片17
4が取付けられ、この係止片174を収納孔16
7から突出させた状態で取付け片172が収納孔
167内に収納される。また、軸166の他端部
にはねじ孔175が形成され、ボルト176がス
トツパ177の中央孔177aを挿通してねじ孔
175に螺合され、これによつてストツパ177
が軸166に取り付けられる。この軸166に
は、図示しない連結手段によつて連結棒178に
連結されており、この連接棒178が上下(矢付
方向)に駆動されることによつて軸166が軸受
168内で移動することができる。連接棒178
が下方に移動すると、前記ストツパ177は軸受
168の上方側端面168aに当接して軸166
の下方側への移動を一定の位置で停止することが
できるように構成されている。
基台160のフランジ159は、前記昇降部材
161が嵌り込むことができる収納凹所180が
形成された取付け部材181が装着され、取付け
部材181には昇降部材161を介して前面板1
82が取り付けられる。これらのフランジ15
9、取付け部材181および前面板182には、
一対の長孔159a,181a,182aがそれ
ぞれ形成されており、昇降部材161には一対の
長手状の支持棒183の端部183aが嵌り込む
凹所161aが形成されている。また昇降部材1
61の屈曲部分184には挿通孔184aが形成
されており、屈曲部材162の軸162aが挿通
孔184aに挿通して軸162aの回転軸線まわ
りに回転自在に軸支される。また屈曲部材162
には軸162bが形成されており、中押え部材1
63が固定された取付け部材185の軸孔185
aに挿通して回転自在に軸支される。こうして屈
曲部材162は軸162a,162bの軸線まわ
りに回転することができる。なお、軸162aの
先端部分は、昇降部材161の挿通孔184aに
挿通された状態で昇降部材161から突出してお
り、連結部材186の連結軸187の一端部に固
定された自在継手188が取付けられる。また連
結部材186の他端部に固定された自在継手18
9は、後述する駆動源190の取付け部材165
の挿通孔192を挿通する駆動軸191に取付け
られる。
駆動源190は、圧力管195,196を介し
て圧縮空気などが供給されると、駆動軸191が
たとえば180度回転される。これによつて駆動軸
191に取付けられた連結部材186が駆動さ
れ、屈曲部材162を矢符M方向に反転すること
ができる。
一対の支持棒183は、板状の端部183aと
湾曲した端部183bとを有する。端部183b
にボルト200が挿通して、基台160の一側部
に形成されたねじ孔201にばね202とともに
螺合して、支持棒183の端部183bが基台1
60に取り付けられる。また支持棒183の端部
183aは、前記長孔159a,181aを挿通
して昇降部材161の凹所161aに嵌り込み、
長孔182aから前方に突出している。こうして
基台160に取付けられた支持棒183には、ば
ね202の端部202aが係着され、他端部20
2bは基台160に当接する。このような状態に
おいて、支持棒183はばね202により上向き
にばね付勢され、したがつて昇降部材161は上
向き(矢付方向)にばね付勢されている。これに
よつて中押え部材163は、常にベツド26bか
ら離間して持上げられた状態となつている。
第26図は帯状体の縫着装置1の動作を説明す
るための図である。以上のような構成を有する帯
状体の縫着装置1の動作を以下に説明する。ま
ず、第26図1を参照して、連続するロール状の
帯状体3は、切断手段5の案内ローラ44および
案内板43によつて案内され、その先端部3aが
固定刃37の近傍位置に配置されている。また移
動手段4は待機位置(第1図、第3図および第4
図示の状態)に停止しており、したがつて上掴み
片10,11は第26図1の仮想線m1,m2で
示す位置に配置されている。また供給手段7のア
ーム9a,9bは正立した状態で停止しており、
第1折曲げ手段17の取付け部材110a,11
0bに取付けられた折曲げ部材115a,115
bは相互に離反した状態となつている。また第2
折曲げ手段18は、受け台130が下限位置で停
止した状態となつている。さらに第3折曲げ手段
19は、第2折曲げ手段18の上方位置で停止し
た状態となつており、押え部材143a,143
bは相互に離反した状態となつている。このよう
な状態で、ペダルスイツチSW1を押圧操作して
移動手段4が切断手段5に近接する方向に移動動
作を開始すると、上掴み片11は単動シリンダS
2によつて上方に変位される。移動手段4が固定
刃37の近傍に達すると、上掴み片11は下方に
変位し、固定刃37の下方を通過して下限位置で
停止する。また上掴み片10は、上限位置に保た
れた状態で固定刃37の上方を通過してその状態
で停止する。このとき、掴み片10,11は固定
刃37と案内板43の固定刃37側の端面43a
との中間位置付近で停止しており、上掴み片10
と下掴み片11との間には、案内板43の端面4
3aから突出した帯状体3の先端部付近が介在さ
れた状態となつている。
第26図2を参照して、上述した第26図1の
状態で単動シリンダS1および単動シリンダS2
に駆動圧力が供給されると、上掴み片10は下方
に、上掴み片11は上方に移動して帯状体3の先
端部付近を挾持する。このような状態で掴み片1
0,11は固定刃37より上方位置で停止する。
こうして帯状体3は、その先端部付近が掴み片1
0,11によつて挾持される。なお、折曲げ部材
115、受け台130、押え部材143a,14
3bおよび揺動刃35は、前記第26図1の状態
で停止している。
第26図3を参照して、移動手段4のモータM
2が付勢され、駆動軸71が駆動されてピニオン
72が回転動作を開始してラツク96を矢符A2
方向に向けて送り出し、これによつて移動手段4
が同一方向へ移動を開始する。このとき、移動手
段4に乗載された掴み片10,11は、帯状体3
を挾持した状態で固定刃37の上方を通過して、
矢符A2方向へ向けて帯状体3を搬送する。な
お、このような状態において、折曲げ部材11
5、受け台130、押え部材143および揺動刃
35は、上述した第26図1および第26図2で
示した状態で停止している。
第26図4を参照して、前述した第26図3の
状態で、帯状体3を挾持した掴み片10,11が
予め定めた時間だけ走行すると、モータM2は高
速回転から低速回転に切換えられ、帯状体3はゆ
つくりと矢符A2方向へ向けて掴み片10,11
によつて搬送される。このような状態で、帯状体
3に一定の間隔l1毎に設けられた切断線Pが案内
板43の光挿通孔52上を通過すると、光検出器
51によつて帯状体3の切断位置が検出され、図
示しない制御手段にその検出信号が送出される。
検出信号を受信した制御手段は、帯状体3を挾持
した掴み片10,11が予め定めた時間だけ走行
し、切断線Pが固定刃37の端面37aに来る
と、モータM2を停止させ、切断手段5を駆動す
る駆動信号を導出する。このような駆動信号によ
つて切断手段5は、切断動作を開始する。すなわ
ち、複動シリンダS3に駆動圧力が供給されると
ピストン棒41が複動シリンダS3内に収納され
る方向(矢符B1方向)に駆動され、これによつ
てレバー40を角変位して支軸32がその軸線ま
わりに駆動されて揺動刃35が支軸32の軸線ま
わりに角変位される。こうして帯状体3は、揺動
刃35と固定刃37とによつて切断線Pで切断さ
れる。また、このような揺動刃35の切断動作と
ほぼ同時に、受け台130が単動シリンダS5に
よつて上昇駆動される。このとき受け台130
は、その受け面130aと取付け部材110の支
持面123とがほぼ同一平面を有する位置で停止
される。なお、折曲げ部材115および押え部材
143は停止している。
第26図5を参照して、再びモータM2が駆動
され、前述した第26図4の状態で揺動刃35に
よつて切断された帯状体3が、掴み片10,11
によつて矢符A2方向に搬送され、帯状体3が取
付け部材110aと取付け部材110bとの中間
位置(第26図5に示す距離l2と距離l3とがほぼ
等しい状態)に移動したとき、図示しない制御手
段によつて駆動モータM2の回転動作が停止され
る。なお、このような状態において、受け台13
0は上限位置で停止され、折曲げ部材115およ
び押え部材143は前述の状態で停止している。
第26図6を参照して、前述のようにして移動
手段4が停止すると、単動シリンダS1に供給さ
れた駆動圧が解放され、内蔵されたばねのばね力
によつて上掴み片10は上昇動作を開始して上限
位置で停止する。また下掴み片11は前述の上昇
したままの状態で停止している。こうして帯状体
3は掴み片10,11によつて挾持された状態が
解除される。
第26図7を参照して、第3折曲げ手段19の
複動シリンダS6に駆動圧が供給されると、支持
部材150が降下され、押え部材143が支持面
123上の帯状体3を軽く押圧した状態で停止す
る。帯状体3は、取付け部材110の立上り面1
22および支持面123と押え部材143とによ
つて、その長手方向両端部付近が折曲げられ、折
り代が形成される。
第26図8を参照して、前記第26図7に示す
状態でシリンダS4が駆動されると、折曲げ部材
115は相互に近接する方向に上面120に沿つ
て移動する。これによつて帯状体3は、支持面1
23上で押え部材143によつて押さえられた状
態で立上り面122付近でU字状に折曲げられ
る。
第26図9を参照して、前記第26図8の状態
で単動シリンダS7に駆動圧が供給されると、支
持部材150が相互に近接する方向に駆動され、
押え部材143は支持面123に沿つて平行に移
動して帯状体3のU字状の折曲げ部分から抜き取
られる。
第26図10を参照して、前記第26図9の状
態から複動シリンダS6がそのピストン棒141
が収納されるように駆動圧が供給されると、昇降
板142が上昇動作を開始する。昇降板142が
上昇を完了すると、単動シリンダS7に供給され
た駆動圧が解放され、単動シリンダS7に内蔵さ
れたばねのばね力によつて、押え部材143は初
期位置に復帰する。
第26図11を参照して、押え部材143が復
帰するとほぼ同時に、図示しない制御手段によつ
て駆動モータM2が高速で回転駆動を開始して、
掴み片10,11が矢符A2方向に向けて移動す
ると、基体68の背後板68aに設けられた当接
片210がスイツチSW2を押圧して、そのスイ
ツチング態様が変化して、移動手段4が待機位置
に復帰したことが検出される。移動手段4が待機
位置に復帰すると、上掴み片11が下限位置に移
動され、上掴み片10は上限位置に保たれた状態
となつて、移動手段4は待機状態となる。
第26図12を参照して、次にシリンダS5が
そのピストン棒131が収納されるように駆動圧
が供給されると、受け台130が下降動作を開始
して下限位置で停止する。このとき帯状体3は折
曲げられた状態でその両端部を折曲げ部材115
の下面と取付部材110の支持面123とによつ
て保持された状態となつている。なお、受け台1
30は、アーム9が角変位して立下り動作を行な
う際に、連結部材125が当接しない下限位置ま
で降下している。
第26図13を参照して、ペダルスイツチSW
1を押圧操作すると、揺動モータM1はアーム9
が立下り動作を行う方向に駆動圧が供給されて、
タイミングベルト22によつてプーリ23が回転
駆動される。これによつて、アーム9が第1折曲
げ手段によつて、帯状体3を保持した状態でプー
リ23の回転軸14および軸棒101の共通な回
転軸線まわりに角変位して、立下り動作を行な
う。こうしてアーム9が立下ると、アーム9bが
スイツチSW5に当接して、アーム9が立下つた
状態であることが検出され、その立下り動作が停
止される。このようにして供給手段7が立下つた
状態において、帯状体3は中押え部材163と外
押え部材164上に作業者の手で保持された被縫
製物24との間に供給される。
第26図14を参照して、押え手段8の連接棒
178が下方に駆動され、これによつて、ばね2
02を介して支持棒183が駆動され、したがつ
て昇降部材161が下方に駆動される。これとほ
ぼ同時に折曲げ部材115が相互に離反する方向
に移動する。これによつて中押え部材163は下
方(ベツド26bに近接する方向)に移動され、
帯状体3はその長手方向両端部付近が折曲げられ
た状態で被縫製物24に当接する。このような帯
状体3が被縫製物24に当接した状態において、
昇降部材161は支持棒183のばね力によつて
下向きにばね付勢される。したがつて中押え部材
163は帯状体3を弾発的に被縫製物24に押当
てた状態で保持している。
第26図15を参照して、アーム9a,9bが
立上り動作を開始してスイツチSW4にアーム9
bが当接して上限位置であることが検出され、こ
れによつて立上り動作が停止する。
第26図16を参照して、縫製動作開始位置P
0から針206(第3図参照)が上下に駆動して
縫製動作が開始されると、帯状体3が被縫製物2
4に仮想線L1で示すように縫付けられ、縫製動
作停止位置P1で針206が停止して、縫製動作
が一時的に停止される。
第26図17を参照して、前述した縫製動作停
止位置P1において、針206は停止した状態と
なつている。このような状態で駆動源190に駆
動圧が供給されると連結部材186によつて屈曲
片162が180度反転され、このような状態で、
針206が停止位置P1から縫製動作開始位置P
0を通過して終了位置P2までが縫付けられる。
こうして帯状体3の縫付け動作が終了すると、
被縫製物24をベツド26b上から抜取つて新た
な被縫製物24がベツド26bと外押え部材16
4との上に乗載され、作業者の手によつて保持さ
れて再び第26図1の動作が開始される。
以上のような第26図1〜第26図17の動作
を繰返すことによつて複数の帯状体3を自動的に
被縫製物24に縫付けることができる。
効 果 本発明によれば、連続した帯状体を自動的に切
断して被縫製物に縫付けることができる。したが
つて従来に比べて縫製作業の効率が格段に向上さ
れる。また、移動手段は帯状体の先端部付近を挾
持して引張つた状態でその帯状体を移動するよう
に構成されているため、薄手のあるいは柔かい帯
状体であつても、移動経路の途中で引つ掛かるな
どして作業を中断してしまうことなく確実に移動
することができる。したがつて、帯状体の生地の
厚み、材質に拘らず、広範囲に本発明を実施する
ことができる。
特に本発明によれば、帯状体を段差部に保持し
た状態でアームを角変位してその帯状体を被縫製
物の上方近傍に供給するようにしたので、装置の
占有面積が少なくてすみ、上下の空間を有効に利
用することができるとともに、被縫製物が配置さ
れている縫付け手段の近傍に広い作業空間を得る
ことができる。さらに帯状体は支持面上に押え部
材によつて押えられた状態で、折曲部材を移動し
て帯状体にU字状に折曲げられた折曲部分を形成
するようにしたので、その帯状体がずれてしまう
おそれはなく、正確に位置決めした状態で被縫製
物上に供給することができ、位置決めが正確であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す帯状体の縫着
装置1の基本的構成を示す斜視図、第2図は本発
明の帯状体の縫着装置1の帯状体3を被縫製物2
4に縫付ける状態を示す斜視図、第3図および第
4図は帯状体の縫着装置1の正面図、第5図はそ
の側面図、第6図は切断手段5の平面図、第7図
は切断手段5の正面図、第8図は切断手段5の第
6図の矢符A2側から見た側面図、第9図は切断
手段5の第6図の矢符D側から見た斜視図、第1
0図は移動手段4の側面図、第11図は移動手段
4の平面図、第12図は移動手段4の正面図、第
13図は移動手段4に備えられた挾持手段60の
斜視図、第14図は移動手段4の背後側から見た
斜視図、第15図は供給手段7の分解斜視図、第
16図は第1折曲げ手段17の分解斜視図、第1
7図は第1折曲げ手段17および第2折曲げ手段
18の正面図、第18図はその平面図、第19図
はその側面図、第20図は第3折曲げ手段19の
正面図、第21図はその平面図、第22図はその
側面図、第23図は第3折曲げ手段19の部分切
欠き斜視図、第24図は押え手段8の斜視図、第
25図はその分解斜視図、第26図は帯状体の縫
着装置1の動作を説明するための図である。 1……帯状体の縫着装置、2……基台、3……
帯状体、4……移動手段、5……切断手段、6…
…折曲げ手段、7……供給手段、8……押え手
段、9a,9b……アーム、10……上掴み片、
11……上掴み片、12……レール、17……第
1折曲げ手段、18a,18b……第2折曲げ手
段、19……第3折曲げ手段、24……被縫製
物、26……縫付け手段、35……揺動刃、37
……固定刃、115a,115b……折曲げ部
材、122a,122b……立上り面、123
a,123b……支持面、220a,220b…
…上面、221a,221b……段差部、S1,
S2,S5……単動シリンダ、S4,S6,S7
……複動シリンダ、SW1〜SW5……スイツチ、
M1……揺動モータ、M2……駆動モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯状体3を挟持してその長手方向に引張つて
    移動する移動手段4と、 移動手段4の移動経路の途中に設けられ、前記
    移動手段4によつて移動された帯状体3を予め定
    めた切断位置で切断する切断手段5と、 前記移動手段4の移動経路で前記切断手段5よ
    りも下流側に配置され、前記切断手段5によつて
    切断された帯状体3の少なくともその一端部付近
    を折曲げる折曲げ手段6であつて、支持面123
    a,123bと、その支持面123a,123b
    の一端部から立上る立上り面122a,122b
    と、その立上り面122a,122bの上端部に
    連なる上面120a,120bとを有する段差部
    221a,221bが設けられ、この段差部22
    1a,221b上にわたつて帯状体3が配置さ
    れ、前記立上り面122a,122bの高さより
    も薄い偏平な押え部材143a,143bを帯状
    体3上に乗載してその帯状体3を支持面123
    a,123b上に押え、前記上面120a,12
    0bから前記支持面123a,123bの上方に
    その支持面123a,123bに平行に折曲げ部
    材115a,115bを移動して帯状体3を前記
    立上り面122a,122b付近でU字状に折曲
    げる、そのような折曲げ手段6と、 水平な軸線まわりに角変位自在に設けられる一
    対のアーム9a,9bを有し、前記折曲げ手段6
    によつて折曲げられた帯状体3を前記段差部22
    1a,221bに保持した状態で被縫製物24の
    上方近傍に角変位して供給する供給手段7と、 前記供給手段7によつて被縫製物24の上方近
    傍に供給された帯状体3を、その被縫製物24上
    に重なるように押える押え手段8と、 前記押え手段8によつて被縫製物24上に押え
    られた帯状体3を、その被縫製物24に縫付ける
    縫付け手段26とを含むことを特徴とする帯状体
    の縫着装置。
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