JPH0342601Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0342601Y2
JPH0342601Y2 JP5724385U JP5724385U JPH0342601Y2 JP H0342601 Y2 JPH0342601 Y2 JP H0342601Y2 JP 5724385 U JP5724385 U JP 5724385U JP 5724385 U JP5724385 U JP 5724385U JP H0342601 Y2 JPH0342601 Y2 JP H0342601Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable element
pair
rear end
main body
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5724385U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61172438U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5724385U priority Critical patent/JPH0342601Y2/ja
Publication of JPS61172438U publication Critical patent/JPS61172438U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0342601Y2 publication Critical patent/JPH0342601Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の分野〉 この考案はリレー等の電気機器を制御パネル等
のレールに装着するのに用いられる電気機器の取
付構造に関するものである。
〈従来技術とその問題点〉 この種取付構造として、第4図に示すように機
器本体41の背面に固定子42と、前端に係合爪
部43aを有し、前後方向(矢印X,Y方向)へ
弾性変位可能な可動子43とを設け、制御パネル
44等のレール45の一側片部45aに上記固定
子42側を係止させ、ここを支点として機器本体
41を制御パネル44側に押しつけることによ
り、レール45の他側片部45bに上記可動子4
3側を係止させるようにしたものがある。
上記可動子43とその周辺の構成を第5図A,
Bおよび第6図A,Bで説明する。同図におい
て、46,46は機器本体41側に形成されて可
動子43の突条部47を嵌合させるスライド溝、
48,48は可動子43の後端部から前方へ向つ
て末広がり状に延出形成された1対の弾性腕片、
49,49は機器本体41に設けられて可動子4
3が矢印Y方向へ後退した際に上記弾性腕片4
8,48を強制的に変形させて可動子43に対す
る前方へのばね力を生起させる1対のピンであ
る。50,50は可動子43の前端部から後方へ
向つて突出形成された1対の突出片、51,51
は上記両突出片50,50の各先端に対向して機
器本体41にもうけられた第1のストツパ、5
2,52は可動子43の後端部に形成されてスラ
イド溝46,46の上壁後端面53,53に当接
する第2のストツパ用突部である。54は挿入可
動子43の下面に形成されて可動子43の挿入装
着時にピン49,49の通過を妨げない切欠部で
ある。
上記可動子43を機器本体41に装着するに
は、第5図Aのように可動子43の突条部47を
スライド溝46の後端側から前向き(矢印X方
向)に挿入する。この時、治具もしくは指によつ
て1対の弾性腕片48,48を互に接近方向へ変
形させて1対のピン49,49間に位置させる。
一方可動子43の挿入時に各突出片50が各スト
ツパ51に至るが、突出片50は第5図Bのよう
に上方へ弾性変形してこのストツパ51を乗り越
える。この可動子43の前方への移動量は第6図
A,Bのように上壁後端面53と突部52とで規
制される。
機器本体41をレール45に装着した際には、
レール45の他側片部42bの押込力による可動
子43の後退移動にともなつて弾性腕片48,4
8がピン49,49の規制を受けて互に接近方向
へ弾性変形して可動子43に対する前方へのばね
力が生起されるため、レール45への挾着力が維
持される。可動子43の後方への移動量は突出片
50が第1のストツパ51に当ることによつて規
制される。
従来のものは上記のように構成されているが、
つぎのような不具合がある。すなわち、可動子4
3をスライド溝46の後端側から前向き(矢印X
方向)に挿入する構成のため、挿入時に1対の弾
性腕片48,48を互に接近方向へ変形させてピ
ン49,49間に設定させなければならない煩し
さがある。上記変形操作が正確になされないと、
弾性腕片48が誤挿入状態で第7図実線で示すよ
うに異常変形して破損するおそれがあつた。
〈考案の目的〉 この考案は上記従来のものの不具合を解消する
ためになされたもので、可動子を機器本体に簡単
に装着でき、部品の折損等も防止できる電気機器
の取付構造を提供することを目的としている。
〈考案の構成と効果〉 この考案に係る電気機器の取付構造は、可動子
の後端部から前方側へ向つて延設した突出片と機
器側の第1のストツパとで、可動子の前方への移
動量を規制させ、可動子と機器本体とのスライド
部に設けた第2のストツパで可動子の後方への移
動量を規制するような構成としたものである。
この考案においては、可動子の突条部を機器本
体のスライド溝の前端側から、後向きに挿入する
ことが可能となる。すなわち、上記挿入時に1対
の弾性腕片を変形させる操作が不要となり、可動
子の装着作業がスムーズになされ、しかも誤挿入
による弾性腕片の折損のおそれもなくなる。
〈実施例の説明〉 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図はこの考案に係る電気機器の取付構造の
一例を示すものである。
同図において、1はリレー等の電気機器におけ
る機器本体、2は上記機器本体1の背面1aの一
端段部1bに形成された固定子、3は上記機器本
体1側に装着されるフレーム形の可動子であり、
固定子2とで制御パネル4等のレール5を挾着す
るものであり、前端に係止爪部3aを有する。つ
まりレール5の一側片部5aが固定子2と機器本
体1の背面1aとの間に係止され、他側片部5b
が可動子3の係止爪部3aと上記背面1aとの間
に係止されるようになつている。
6,6は上記背面1aの1対の段部1c,1c
の対向面に形成されたスライド溝で、可動子3の
両側端の突条部7,7をそれぞれ嵌合させるもの
である。8,8は上記可動子3の後端部3bから
前方へ向つて末広がり状に延設された1対の弾性
腕片、9,9は上記弾性腕片8,8を挾む位置で
上記機器本体1の背面1aに突設された1対のピ
ンであり、可動子3が後方(矢印b方向)へ移動
した際に弾性腕片8,8を互に接近方向へ変形さ
せることにより前方へのばね力を生起させるよう
になつている。10,10は可動子3の後端部3
bから前方へ突出されて上下方向に弾性変形可能
に構成された1対の突出片で、機器本体1の背面
1aに突設した1対の第1のストツパ11,11
とで可動子3の前方(矢印b方向)への移動量を
規制するものである。両ストツパ11,11に
は、可動子3を機器本体1に装着する際の突出片
10,10を乗り越えさせるテーパ面11aがそ
れぞれ形成されている。12,12はスライド溝
6,6の後端部に形成された第2のストツパで、
可動子3の突条部7,7の各後端面7aとで可動
子3の後方への移動量を制限するものである。1
3,13は可動子3の下面に形成された切欠部
で、可動子3の挿入装着時にピン9,9の相対移
動を許容するためのものである。
上記可動子3を機器本体1に装着するには、可
動子3の突条部7,7をスライド溝6,6の前端
側から第2図Aのように後向きに挿入すれば、可
動子3は弾性腕片8,8がピン9,9間に入り、
これらに当接する第3図Aの位置に設定される。
上記可動子3の挿入時に突出片10,10は第1
のストツパ11,11に対してその端側から通過
するため、第1のストツパ11,11の各テーパ
面11aで上方へ押し上げられて該ストツパ1
1,11を乗り越えることになる。可動子3の前
方および後方向への逸脱はそれぞれ第1および第
2のストツパ11,12で阻止される。
レール5の一側片部5aに固定子5a側を係合
し、この部分を支点として機器本体1をレール5
側に押し込み操作すれば、レール5の他側片部5
bの押込力を受けて可動子3が矢印b方向へ後退
移動する。可動子3の後退移動にともなつてピン
9,9により1対の弾性腕片8,8が互に接近方
向へ変形されるため、可動子3には前方へのばね
力が付勢される。すなわちレール5の他側片部5
bが可動子3の係合爪部3aと機器本体1の背面
1aとの間に係合されると同時に可動子3が上記
ばね力で前進して係合状態が保持される。
ここで、上記可動子3の前方への移動規制用の
突出片10,10を可動子3の後端部3bから前
方へ向つて突出させ、後方への移動規制用の第2
のストツパ12をスライド溝6の後端側に設けた
から、可動子3をスライド溝6の前端側から後向
きで挿入させることができる。換言すれば1対の
弾性腕片8,8を挿入時に変形操作することなく
1対のピン9,9間に位置させることができ、可
動子3の装着作業が容易となるうえ、上記弾性腕
片8,8を折損させる心配もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電気機器の取付構造の
一例を示す分解斜視図、第2図Aは同取付構造に
おける可動子の挿入装着時の平面図、第2図Bは
同図AのB−B線断面図、第3図Aは同取付構造
における可動子の装着状態を示す平面図、第3図
Bは同図AのB−B線断面図、第4図は従来の電
気機器の取付構造の説明図、第5図Aは従来の取
付構造における可動子の挿入装着時の平面図、第
5図Bは同図AのB−B線断面図、第6図Aは従
来の取付構造における可動子の装着状態を示す平
面図、第6図Bは同図AのB−B線断面図、第7
図は可動子の誤挿入時の説明図である。 1……機器本体、1a……一側面、2……固定
子、3……可動子、3a……係止爪部、5……レ
ール、6……スライド溝、7……突条部、8……
弾性腕片、9……ピン、10……突出片、11…
…第1のストツパ、12……第2のストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機器本体の一側面に形成された固定子と、固定
    子と対向する前端に該固定子とで取付用レールを
    挾着する係止爪部を有し、前後方向へスライド可
    能に上記機器本体に保持されたフレーム形の可動
    子と、この可動子の後端部から前方へ向つて末広
    がり状に延設された1対の弾性腕片と、上記両弾
    性腕片をはさむ位置で上記機器本体の一側面に突
    設されて可動子の後退にともなつて弾性腕片を変
    形させて上記可動子に対する前方へのばね力を生
    起させる1対のピンと、上記可動子の後端部から
    前方へ延設されて上下方向へ弾性変形可能に構成
    された1対の突出片と、上記機器本体に突設され
    て可動子の装着時に上記突出片を乗り越えさせ、
    かつ各突出片とで可動子の前進移動量を規制する
    第1のストツパと、スライド溝の後端側に設けら
    れて可動子のスライド用突条部後端面とで可動子
    の後退移動量を規制する第2のストツパとを具備
    した電気機器の取付構造。
JP5724385U 1985-04-17 1985-04-17 Expired JPH0342601Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5724385U JPH0342601Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5724385U JPH0342601Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61172438U JPS61172438U (ja) 1986-10-27
JPH0342601Y2 true JPH0342601Y2 (ja) 1991-09-06

Family

ID=30581583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5724385U Expired JPH0342601Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0342601Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0422517Y2 (ja) * 1985-10-25 1992-05-22
KR102208900B1 (ko) 2014-05-20 2021-01-28 후지 덴키 기기세이교 가부시끼가이샤 전기 기기의 레일 부착 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61172438U (ja) 1986-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2567134Y2 (ja) 二重係止コネクタ
US5788522A (en) Movable connector
EP0800237A1 (en) Structure of interconnecting units with respective connectors
JPH0342601Y2 (ja)
JPH07282903A (ja) コンタクト整列部材付きコネクタ
JP2000340297A (ja) コネクタ
JP3130203B2 (ja) バックル
JP2846889B2 (ja) 電気機器のレール取付装置
JP2899780B2 (ja) カセットホルダ装置
JP2532856Y2 (ja) 電気機器のレール取付装置
JP3584584B2 (ja) クリップ固定型コネクターおよびクリップの取付け方法
JPH0726870Y2 (ja) 電気機器の固定構造
JP2500517Y2 (ja) 電気機器のレ―ル取付装置
JP2595109Y2 (ja) 電気機器の取付装置
JPH0526791Y2 (ja)
JPH0134377Y2 (ja)
JPH089517A (ja) 電気機器取付装置
JPH0135926Y2 (ja)
JP2603043Y2 (ja) 摺動案内具
JPH0724650Y2 (ja) 固定クリップ
JP2949235B2 (ja) ルーフモールの取付構造
JPH0619181Y2 (ja) 配線器具
JPH0128350Y2 (ja)
JPH02310999A (ja) 電気機器のレール取付装置
JP2578216Y2 (ja) スプリングナット