JPH034239Y2 - - Google Patents

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JPH034239Y2
JPH034239Y2 JP1984172803U JP17280384U JPH034239Y2 JP H034239 Y2 JPH034239 Y2 JP H034239Y2 JP 1984172803 U JP1984172803 U JP 1984172803U JP 17280384 U JP17280384 U JP 17280384U JP H034239 Y2 JPH034239 Y2 JP H034239Y2
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JP
Japan
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main body
iron
stand
opening
mold
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JP1984172803U
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JPS6186199U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、アイロンを自立状態にして熱いまま
収納できるアイロン収納箱に関するものである。
従来の技術 従来のこの種のアイロン収納箱は、たとえば実
公昭58−43547号公報に示されているように、第
6図〜第8図に示す構造になつていた。第6図〜
第8図において、アイロンを収納する開口部を有
する筐体状の本体101は、その上面には持ち運
び用の把手102を備えている。前記本体101
の開口部の縁には蓋103が蝶番104により開
閉自在に取付けられており、この蓋103は本体
101の係止部105と係合するロツク釦106
を備えている。本体101内に設けられた過熱板
107は、本体101の内壁と間隙を設けて中空
状に保持され、ねじで本体101に固着してあ
る。また本体101内の底部に固着してあるスタ
ンド108は、鉄板を加工したもので、その機能
はアイロンを収納したアイロン収納箱を持ち運ぶ
とき、アイロンが移動時の振動等で蓋103側へ
倒れロツク釦106の係止が不充分な場合、蓋1
03が倒れたアイロンにより開き、アイロンが床
面へ落下するのを防止することである。そのため
このスタンド108はアイロンをスタンド108
上に置いたとき、アイロンの重心が本体側へ移動
するように本体101の開口部から内方に向かつ
て下向きとなる傾斜を設けている。このスタンド
108は、第7図および第8図に示すように、ス
タンド108の内方に位置する端部に引掛爪10
9、開口側に位置する端部に圧入爪110を各々
設け、本体101の底板には引掛爪109および
圧入爪110と各々対応する引掛孔111、圧入
孔112に挿入して固定してある。また第9図に
示すように、プラスチツクよりなるスタンド10
8の端部に引掛爪113を複数個設け、この引掛
爪113と対向する位置に本体101の底板に設
けた郁掛孔114に挿入し固定する構成も考えら
れていた。
考案が解決しようとする問題点 しかし、前記スタンド108の本体101への
固定構造は、いづれにしても、本体101の底板
に引掛孔111,114や圧入孔112といつた
取付孔を設けて、別部品であるスタンド108を
取付けているため、アイロンをスタンド108に
置く動作が繰返されると、スタンド108と本体
101の取付部に、ガタおよび隙間が発生し、ア
イロンを収納するたびに異音が発生し使用者に不
安と不快感を与えると同時に、本体101の底板
に設けた取付孔に繰返し応力が働き、最終的には
本体101に亀裂が生じるまでになり、スタンド
108が本体101から抜けてしまい、アイロン
が蓋103側へ倒れるのを防止するというスタン
ド108の機能を失つてしまう問題点を有してい
る。
そこで、本考案は、アイロンの収納を繰返して
もこわれたり抜けてしまうことのないスタンドを
提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本考案のアイロン収納箱
は、アイロンの重心が本体側へ移動するよう本体
底部を傾斜させたスタンドを、本体と一体に形成
した構成である。
作 用 上記構成によれば、アイロンの収納を繰返して
も、スタンドが本体の底部と一体に形成されてい
るため、ゆるみやガタの発生することはなく、ス
タンドが抜けてその機能を失つてしまう危険性を
回避できるものである。
実施例 以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を
説明する。
第1図〜第2図において、開口部を有する筐体
状の本体1は、アイロンを自立状態で収納できる
空間を確保しているとともに、その上部周囲には
スライド式の把手2を備えている。本体1の開口
部の縁に蓋3が蝶番によつて開閉自在に取付けら
れており、この蓋3には本体1の係止部4と係合
するロツク釦5を備えている。本体1内に固着し
た遮熱板6は、アイロンを熱いまま収納したと
き、その加熱部が直接本体1と接触しないように
したもので、本体1との間に間隙を設けて中空状
に保持され、遮熱効率を高めている。本体1の底
面と一体に形成されたスタンド7は、本体1の開
口部から内方へ向かつて下がるように傾斜させて
いる。すなわち、スタンド7上にアイロンを自立
して載せると、アイロンの重心は開口部と対向す
る本体1の内壁方向へ大きく移動し、遮熱板6に
より支持され、収納箱運搬時に大きな振動が加わ
つてもアイロンが蓋3方向へ倒れず、ロツク釦5
の掛かりが不十分でもアイロンが飛び出したりす
る危険はない。スタンド7の裏面に設けた補強リ
ブ8はスタンド7のアイロン載置面の強度を向上
させている。
前記本体1と蓋2は、熱可塑性樹脂で作られて
おり、比較的耐熱性に優れ、かつ機械的強度の高
い材料が望ましい。
ここで、スタンド7は本体1と一体に射出成形
により成型されるわけであるが、スタンド7には
傾斜が設けられているためスタンド7の表面及び
裏面部はアンダーカツトすなわち、金型の一方向
(上下方向)の動きでは成型物を金型から抜き取
れなくなる。そこで、次にこのアンダーカツトを
解消する樹脂成形金型構造を第3図により説明す
る。
本体1を成型する金型は固定型(キヤビテイ
ー)9、移動型(コアー)10、固定型9に設け
られたフインガーピン12により制御されるスラ
イドコア11より構成されており、このスライド
コア11はスタンド7の裏面部のアンダーカツト
13を解消するために設けてある。移動型10内
に設けた突き出しブロツク14はスタンド7部を
成型しており、固定型9と移動型10の合わせ面
(パーテイング面)に対し任意の角度をもつてお
り、スタンド7の表面部のアンダーカツト15を
解消するために設けてある。
次に上記金型の動作を説明する。まず樹脂の充
填が完了し冷却が終了した後、金型が開く。この
時第4図に示すように固定型9のフインガーピン
12がスライドコア11を矢印方向へ移動させ、
次に成型された本体1を固定型9から外すために
突き出しピン16等で本体1を押すわけである
が、第5図に示すように、本体1は合わせ面に垂
直方向に移動するが、突き出しブロツク14は合
わせ面に任意の角度で押し出されるため、本体1
のスタンド7に対し、突き出しブロツク14部が
相対的に上下方向に離れることになり、本体1の
アンダーカツト部13,15が金型に引つかかる
ことなく合わせ面に垂直に本体1が取り出せスタ
ンド7を本体1と一体に成型することができる。
考案の効果 以上のように本考案は、スタンドを前記本体と
一体に形成したことにより、本体の成型と同時に
スタンドが形成されるため、狭い本体内でのスタ
ンドを取付ける後加工が不要になるとともに、ス
タンドも本体と同じ材料で構成できる。したがつ
て、本体底部の機械的強度を高めて、収納のたび
にこの底部に加わるアイロンの載置時の衝撃に対
しても十分な強度が得られるとともに、収納時に
異音を発することもなくなる。
また、本体にスタンドを一体に形成したことに
より、前記本体とスタンドとの間に形成されてい
た空間をなくすことができるため、本体の底部に
水滴や塵埃などが付着しても簡単に除去すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるアイロン収
納箱の断面図、第2図は同斜視図、第3図は同本
体の成形金型の断面図、第4図、第5図は同本体
の成形金型の動作説明図、第6図は従来のアイロ
ン収納箱の斜視図、第7図は同断面図、第8図は
同本体底部の要部断面、第9図は他の従来例にお
けるアイロン収納箱の底部の要部断面図である。 1……本体、3……蓋、7……スタンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一側に開口部を有し、かつアイロンを自立状態
    に収納する本体と、この本体の開口部に開閉自在
    に取付けた蓋と、アイロンを前記本体内の底部に
    載置したとき、その重心が本体側へ移動するよ
    う、本体底部の開口部側から内方へ向かつて下が
    るように傾斜させたスタンドを備え、上記スタン
    ドを前記本体と一体に形成したアイロン収納箱。
JP1984172803U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH034239Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984172803U JPH034239Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984172803U JPH034239Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6186199U JPS6186199U (ja) 1986-06-06
JPH034239Y2 true JPH034239Y2 (ja) 1991-02-04

Family

ID=30730462

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JP1984172803U Expired JPH034239Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH036316Y2 (ja) * 1984-11-16 1991-02-18

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591395B2 (ja) * 1981-06-23 1984-01-11 オリジン電気株式会社 静電塗装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0223017Y2 (ja) * 1981-03-27 1990-06-21
JPS591395U (ja) * 1982-06-25 1984-01-06 株式会社東芝 縦形アイロン収納ケ−ス

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JPS591395B2 (ja) * 1981-06-23 1984-01-11 オリジン電気株式会社 静電塗装方法

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JPS6186199U (ja) 1986-06-06

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