JPS591395B2 - 静電塗装方法 - Google Patents

静電塗装方法

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JPS591395B2
JPS591395B2 JP9724381A JP9724381A JPS591395B2 JP S591395 B2 JPS591395 B2 JP S591395B2 JP 9724381 A JP9724381 A JP 9724381A JP 9724381 A JP9724381 A JP 9724381A JP S591395 B2 JPS591395 B2 JP S591395B2
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JP
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JP9724381A
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JPS58271A (ja
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達夫 木村
修 武田
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Origin Electric Co Ltd
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Origin Electric Co Ltd
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塗装作業を安全かつ能率的に行うための保護
機能を与え得る静電塗装方法に関する。
一般に霧化した塗料を直流高圧荷電された塗装用ガンに
より被塗装物品に噴霧して塗着せしめる静電塗装装置に
あつては、塗装用ガンと被塗装物間の距離を一定にして
塗料を間欠的に噴出するものが多く、斯かる場合、被塗
装物又は他の導電性物質が高圧荷電された塗装用ガンに
異常接近することがあり、この場合、火花放電を誘発し
て溶剤に引火する危険があるので速やかに保護機能を動
作させる必要がある。斯かる従来の代表的な保護方法と
しては、負荷電流を検出し、この検出した値が予め定め
た固定の基準値を越えた場合にインバータを含む低電圧
側電源の動作停止或いは遮断、又は高圧側給電路の遮断
を行うものがある。この従来方法における予め定めた固
定の基準値は、直流出力電圧の値の大きさに依存するこ
となく、実験又は稼動データに基づいてこれ以上負荷電
流が増大すると火花放電が発生するという臨界レベル近
傍に設定されている。しカル斯かる固定レベルの基準値
を用いる方法は、特に出力電圧を比較的低い値に設定す
るにつれて保護機能が著しく低下することが分つた。こ
の点について第1図を用いて以下に詳述する。第1図に
おいて、例えば曲線Aは無負荷状態、つまり塗装用ガン
が塗料を含まない空気のみ噴出している状態での電流−
電圧特性を示し、直線に近い曲線Bは塗装用ガンが塗料
を噴出している状態での電流−電圧特性を示し、直線C
は固定の基準値に対応するレベルを示している。ここで
曲線AもBも、出力電圧Voの値に無関係に塗装用ガツ
と被塗装物品間の距離及び他条件を一定に保持した状態
で、出力電圧V。を可変したときに直流高圧電源から流
れ出す電流を測定した結果を示している。曲線Aによれ
ば、出力電圧V。が90KVのときはほぼ175μAの
負荷電流10が流れるが、例えば60KVのときは約4
2μAの負荷電流10が流れるに過ぎず、基準レベルの
200ttAまでは150μA以上の余裕がある。従つ
て出力電圧V。が60KVの場合に出力電流10が基準
レベルCを越える状態における塗装用ガンと被塗装物品
との離間距離はかなり接近しており、つまり塗装用ガン
と被塗装物品とをかなり接近させることにより初めて、
出力電流10が基準レベルCを越えるのである。この様
に出力電圧が比較的低い場合、実験によると出力電流1
0が基準レベルより若干小さい状態では被塗装物品の接
近に対して2次関数に近い増加量で変化し、更に塗装用
ガンに対し被塗装物品が僅かに接近すると負荷電流1。
は基準レベルを越え、更にまた塗装用ガンに対し被塗装
物品をある速度で若干接近させると負荷電流1。力伏幅
に増加して塗装用ガンと被塗装物品との間で火花放電が
誘発されてしまうことが分つた。このこと(人比較的低
い出力電圧V。において出力電流1。が基準レベルCを
越える場合には塗装用ガンに対し被塗装物品がかなり接
近した状態にあり、また負荷電流1。もイクスポネンシ
ヤルに近い曲線で増加しているので、極めて高速度で高
圧荷電々極を接地端子に短絡しなければ、通常の塗装ラ
インにおける搬送速度程度の速度で接近する物品に対し
ても火花放電の発生を防市出来ないことを示している。
しかし現在では100KV以上の耐圧を有する高電圧用
スイツチで高速動作、例えば100マイク口秒以下の速
度で動作するものを入手することは極めて困難であり、
従つて従来の保護機能は非常に信頼性に乏しく、このこ
とは静電塗装作業を非能率的にするばかりでなく危険な
ものにしていた。本発明は斯かる従来の欠点を除去する
ために、出力電圧の設定操作に関連させて自動的に基準
値を変化させることにより、基準値を変更する作業を別
途行うことなく、簡単な構成の回路でもつて極めて信頼
性の高い保護機能を与え得ることを特徴としている。第
2図に従つて本発明の一実施例を詳述する。
第2図において11は図示していない昇圧用トランス、
該トランスの1次巻線に接続された半導体スイツチ素子
及び低圧直流電源などからなる電源装置、2は昇圧トラ
ンス(図示せず)の2次巻線に接続された直流高電圧発
生回路、3は直流高電圧発生回路2により高圧荷電され
る高圧荷電電極(図示せず)を有する塗装用ガン、4は
接地された被塗装物品、5は電源装置1の制御回路、6
は直流高電圧発生回路2の正の出力端子と接地端子との
間に接続された電流検出回路、7は塗装用ガン3の高圧
荷電々極と接地端子の様な低電圧端子間に接続された短
絡用装置、8は基準電圧切換え装置、9は所望の基準値
を与え得る可変基準回路10は比較回路である。斯かる
構成の装置の動作を説明しながら、本発明による静電塗
装方法を説明する。先ず制御回路5における出力電圧設
定変更部5aの出力電圧設定用のポリユームR1と可変
基準回路9の基準値設定用のポリユームR2とは連動す
る様になつており、ポリユームRl,R2の回転に対す
るポリユームR2の抵抗値は、出力電流10一出力電圧
V。
特性を示す曲線Aに対して曲線Dで示される値に比例す
る基準値を与える様に、予め選定されている。従つて制
御回路5における出力電圧設定変更部5aのポリユーム
R1を回転させて所望の出力電圧V。を選定することに
より自動的に基準値V8も曲線Dに基づいて設定される
。ここで基準値V8の比例値を示す曲線Dは被塗装物品
の形状などの塗装条件によつて異なるが、例えばノイズ
マージンを考慮して曲線Aの値が曲線Bの値より大きい
範囲では曲線Aの値の数十%増になる様に設定さへ曲線
Bの値が曲線Aの値より大きい範囲では曲線Bの値の数
十%増になる様に設定される。またこの基準値V8は同
時に並列運転される塗装用ガンの数によつても変更され
る。この変更は基準電圧切換え装置8によつて行われ基
準値は単一の塗装用ガンの場合の同一出力電圧V。に対
する出力電流1。を基本として、この出力電流に塗装用
ガンの個数を剰じた値とノイズマージンを考慮した値と
をプラスした値によつて決定される。基準電圧切換え装
置8の切換えスイツチ8aは斯かる電圧値を与える接点
、例えば同時に並列運転される塗装用ガンの個数が2本
の場合にはV2接点に切換えられる。この様に同時に並
列運転される塗装用ガンの個数による基準電圧切換え操
作と出力電圧の設定操作とに依存して設定された基準値
8は、直流高電圧発生回路2の正の出力端子から電流検
出回路6、被塗装物品4及び塗装用ガン3を介してその
負の出力端子に流れる電流1。
の検出値V。と比較回路10において比較される。検出
値。が基準値V8を越えるとき、比較回路10は付勢信
号oを出力し、この付勢信号VEは短絡用装置7を作動
させて高圧荷電々極と接地端子間を短絡させると同時に
、制御回路5を付勢して電源装置1を遮断する。従つて
高圧荷電々極は、運転出力電圧の値に関係なく被塗装物
品4が接近して高圧荷電々極から成る距離はなれた狭い
範囲内に入ると、短絡用装置7により低電圧側端子に短
絡されるので、被塗装物品4の接近速度が短絡用装置7
の動作速度よりもはるかに大きい場合を除き、広範囲の
出力電圧において確実に保護機能が働く。以上述べた様
に本発明によれば出力電圧の設定操作に連動させて、過
電流状態或いは火花放電発生の前兆であるか否かの判別
基準を与える基準値の設定を変更しているので、負荷電
流の過電流状態及び火花放電発生の前兆現象だけを確実
にピツクアツプすると共に、塗装用ガンと被塗装物品と
の異常接近を速かに検知して保護機能を動作させること
ができ、従つて静電塗装作業を安全かつ能率的に行うこ
とが出来る。尚、上記実施例ではRl,R2を抵抗のポ
リユームとして説明したが、複数の接点をもつ切換えス
イツチでも良いことは勿論である。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来及び本発明による静電塗装方法を説明する
ための電流一電圧特性を示す図、第2図は本発明に係る
方法を実施するための静電塗装装置のプロツク構成を示
す図である。 1・・・・・・電源装置、2・・・・・・直流高電圧発
生回路、3・・・・・・塗装用カリ、4・・・・・・被
塗装物品、5・・・・・・制御回路、6・・・・・・電
流検出回路、7・・・・・・短絡用装置、8・・・・・
・基準電圧切換え回路、9・・・・・・可変基準回路、
10・・・・・・比較回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直流高電圧電源の正の出力端子から物品及び高圧荷
    電電極を介してその負の出力端子に流れる電流を検出し
    、該電流の検出値が予定した基準値を越えるとき電源装
    置の遮断、或いは前記高圧荷電々極の低電圧端子への短
    絡、又はこれら両者を共に行う保護機能を有する静電塗
    装装置において、出力電圧設定操作と関連させて前記予
    定した基準値を、出力電圧の増減に応じて増減させるこ
    とを特徴とする静電塗装方法。
JP9724381A 1981-06-23 1981-06-23 静電塗装方法 Expired JPS591395B2 (ja)

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JPS58271A JPS58271A (ja) 1983-01-05
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JPH034238Y2 (ja) * 1984-11-13 1991-02-04
JPH034239Y2 (ja) * 1984-11-13 1991-02-04
JPH046718Y2 (ja) * 1985-02-08 1992-02-24

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