JPH034238Y2 - - Google Patents

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JPH034238Y2
JPH034238Y2 JP1984172802U JP17280284U JPH034238Y2 JP H034238 Y2 JPH034238 Y2 JP H034238Y2 JP 1984172802 U JP1984172802 U JP 1984172802U JP 17280284 U JP17280284 U JP 17280284U JP H034238 Y2 JPH034238 Y2 JP H034238Y2
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JP
Japan
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main body
iron
lid
compartment
storage box
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JP1984172802U
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JPS6186198U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、アイロンを自立状態にして熱いまま
収納できるアイロン収納箱に関するものである。
従来の技術 従来のこの種のアイロン収納箱は、たとえば実
公昭56−49600号公報に示されているように、第
4図〜第5図に示す構成になつていた。
すなわち、プラスチツクよりなるアイロンを収
納する本体101はアイロンを自立状態で収納で
きる内部空間を備えているとともに、その上面に
持ち運びに便利なように把手102を備えてお
り、この本体101の開口縁にはプラスチツクよ
りなる蓋103が蝶番によつて開閉自在に取付け
られていた。この蓋103の側面には本体101
の係止部104と係合するロツク釦105を備え
ていた。また、本体101の内壁と間隔をもたせ
て中空状に遮熱板106を保し、ねじで本体10
1に固着していた。本体101の底部に固着した
スタンド107は、奥に向かつて下がるように傾
斜させておりアイロンを収納したアイロン収納箱
を運搬等するとき、振動や衝撃が加わつてもアイ
ロンが蓋の方へ移動するのを防止している。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上記従来のアイロン収納箱の構造にお
いて、使用直後のアイロンを収納した場合、約
200℃のかけ面と対向する部分に遮熱板106を
配置することで、輻射熱による本体101の局部
的な過熱は防止できるが、アイロン自体は高い熱
容量を持つているため、時間の経過とともに熱量
を外方に放射し、熱せられた空気は第5図の矢印
で示すように移動し本体101及び蓋103の上
部に溜まることになり、その熱は本体101及び
蓋103の表面に伝わり、約70〜80℃にまで到達
する。この程度の温度では、本体101及び蓋1
03は熱変形をおこすことはないが、使用者が触
れた場合、火傷をおこしたり、火傷まで至らなく
とも、熱に驚き2次災害を引起す危険があつた。
そこで、本考案は、使用直後のアイロンを収納
しても、アイロン収納箱の表面の温度上昇を押さ
え、使用者が触れても火傷をおこしたりしないア
イロン収納箱を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案のアイロン
収納箱は、把手の下方に位置して本体および蓋の
少なくとも一方の上部に隔室を設けるとともに、
この隔室は前記本体および蓋と一体に形成された
リブ体により構成され、さらに、前記本体の開口
部を閉成したときに同隔室の開放部が蓋によつて
閉じられるようにしたものである。
作 用 以上の構成によれば、アイロンから放射される
熱量により熱せられた空気はアイロン収納箱内の
上部に溜まるが、本体上部に設けた隔室が断熱体
の働きをし、熱がアイロン収納箱表面に伝達する
のを制限できることになる。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本考案の一実施例
を説明する。
第1図および第2図において、プラスチツクで
成型された開口部を有する筐体状の収納箱の本体
1は、アイロンを自立状態で収納できる内部空間
を確保しているとともに、その上部周囲には、ス
ライド式の把手2を備えている。本体1の開口の
側縁にはプラスチツクよりなる蓋3が蝶番によつ
て開閉自在に取付けられ、この蓋3は本体1の係
止部4と係合するロツク釦5を備えている。前記
本体1内に固着した遮熱板6は、アイロンを熱い
まま収納したとき、その輻射熱が直接本体1に伝
わるのを防止するとともに、アイロンの加熱部が
直接本体1と接触しないようにしたもので、本体
1と間隙を設けて中空状に保持し、遮熱効率を高
めている。本体1の底部にはアイロン載置用のス
タンド7が一体に設けられている。蓋3の上部に
一体にリブ体8を設け蓋3を閉めることにより本
体1の開口の縁端部9との間に隔室10を形成す
る。
以上の構成において、まず、使用直後の熱いま
まのアイロンを収納すると、約200℃のかけ面か
ら多量の輻射熱が本体1の内部空間に放射される
が、耐熱性の遮熱板6が直接本体1に熱が伝わる
のを防止しているため、本体1は熱変形を生じな
い。次に、時間の経過とともに、アイロンからは
さらに熱量が外方に放射され、本体1および蓋3
により形成された内部空間の空気が熱せられ、本
体1及び蓋3の上部に移動し、上部に溜まること
になるが、リブ体8と本体1の開口の縁端部によ
り形成された隔室10が断熱体の働きをなし、蓋
3の表面の温度上昇を防止する。この蓋3の表面
温度上昇を隔室10を設けた場合と設けない場合
とに分けて測定した結果、第3図に示すように明
らかに隔室10を設けた方が蓋3の表面温度上昇
が低いことがわかる。また、本体1の上部も同様
に熱せられるが、本実施例では、上部に対応する
部分に把手2が位置しているため、使用者が触れ
る部分は熱くならない。また、隔室10は蓋3と
一体に形成したリブ体8で構成するため、別部品
を取付ける必要がなく、安価にかつ取付けスペー
スを必要とせず、全体をコンパクトに構成でき
る。
なお、本実施例においては、蓋3側のみに隔室
10を設けたが、蓋3および本体1の両方、ある
いは本体1のみに設けても同様な効果が得られる
のはいうまでもない。
考案の効果 以上のように本考案は、把手の下方に位置して
本体および蓋の少なくとも一方の上部に隔室を設
けけるとともに、この隔室は前記本体および蓋と
一体に形成されたリブ体により構成され、さら
に、前記本体の開口部を閉成したときに同隔室の
開放部が蓋によつて閉じられるようにしたことに
より、使用直後の高温のアイロンを収納したと
き、収納箱内の上部空間にアイロンによつて熱せ
られた空気が溜まつても、その熱が外面に伝達さ
れるのを防止することができる。したがつて、把
手の近傍に位置した本体表面が隔室により低温に
維持されるため、運搬時に把手を持つときに同本
体表面に触れても、使用者の火傷あるいは熱によ
る2次災害が防止できる安全性の高い収納ケース
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のアイロン収納箱の断面図、第
2図は同蓋を開いた状態の斜視図、第3図は同蓋
上部の表面温度上昇特性のグラフ、第4図は従来
のアイロン収納箱の蓋を開いた状態の斜視図、第
5図は同断面図である。 1……本体、2……把手、3……蓋、6……遮
熱板、8……リブ体、10……隔室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一側に開口を有し、かつアイロンを自立状態に
    収納する本体と、この本体の上部に設けた把手
    と、前記本体の開口部に開閉自在に取付けた蓋
    と、前記本体内に収納するアイロンのベース部と
    相対向してアイロンを覆う遮熱板とを備え、前記
    把手の下方に位置して前記本体および蓋の少なく
    とも一方の上部に隔室を設けるとともに、この隔
    室は前記本体および蓋と一体に形成されたリブ体
    により構成され、さらに、前記本体の開口部を閉
    成したときに同隔室の開放部が蓋によつて閉じら
    れるアイロン収納箱。
JP1984172802U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH034238Y2 (ja)

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JP1984172802U JPH034238Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JP1984172802U JPH034238Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JPS6186198U JPS6186198U (ja) 1986-06-06
JPH034238Y2 true JPH034238Y2 (ja) 1991-02-04

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JP1984172802U Expired JPH034238Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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Families Citing this family (1)

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JPH036316Y2 (ja) * 1984-11-16 1991-02-18

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JPS58157500A (ja) * 1982-03-15 1983-09-19 株式会社東芝 アイロン収納ケ−ス
JPS591394B2 (ja) * 1979-12-20 1984-01-11 三洋電機株式会社 グラフアイト被覆処理方法
JPS591395B2 (ja) * 1981-06-23 1984-01-11 オリジン電気株式会社 静電塗装方法
JPS591397B2 (ja) * 1979-03-29 1984-01-11 エフ エム シ− コ−ポレ−シヨン 飲料水中のトリハロメタン類の生成減少法

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JPS6186198U (ja) 1986-06-06

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