JPH0341143B2 - - Google Patents

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JPH0341143B2
JPH0341143B2 JP60040573A JP4057385A JPH0341143B2 JP H0341143 B2 JPH0341143 B2 JP H0341143B2 JP 60040573 A JP60040573 A JP 60040573A JP 4057385 A JP4057385 A JP 4057385A JP H0341143 B2 JPH0341143 B2 JP H0341143B2
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JP
Japan
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kamaboko
vinegar
seasoning liquid
weight
plum
Prior art date
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JP60040573A
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JPS61199765A (ja
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  • Fish Paste Products (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、調味液によつて味付けされたかまぼ
こに関する。
「従来技術およびその問題点」 従来より、かまぼこは、スケソウダラ、グチ、
サメ、ヒラメ、ホツケ等の原料魚またはそれらよ
り製造したすり身を使用し、これに2〜4%の食
塩を加えて塩摺りを行ない、食塩可溶性蛋白を抽
出してゲル化を行なわせ、適宜形状に成形して、
坐りを行ない、加熱することによつて製造されて
いる。
これらのかまぼこは、適宜大きさに切断され、
しようゆ、わさび、からしなどによつて味付けさ
れた後、食用に供されている。
かまぼこにあらかじめ味付けを施して製品とし
たものとして、かまぼこの外周部に例えば長手方
向に沿つた溝を形成し、わさび等をこの溝に入れ
たものが提案され市販されている。
また、保存性の向上を目的として、かまぼこの
表面を酢酸、クエン酸などの酸で処理したものも
知られている。
しかしながら、かまぼこに上記のような味付け
材や酸などを接触させた場合、味付け材の色素が
かまぼこの組織中に浸透して全体が色素で染まつ
て色合いが悪くなつたり、酸がかまぼこの組織中
に浸透してテクスチヤーが硬くもろくなつたりす
る不都合があつた。
「発明の目的」 本発明の目的は、酸性の調味液で味付けされ、
かつ、色合いやテクスチヤーが良好に保たれたか
まぼこを提供することにある。
「発明の構成」 本発明のかまぼこは、少なくとも表層の組織が
油脂を5〜40重量%含有し、表層に酸性の調味液
が含浸されていることを特徴とする。
このように、かまぼこに油脂を含有させると、
調味液の浸透を阻止することができる。したがつ
て、調味液はかまぼこの表層にのみ含浸され、中
心部にはほとんど浸透しない。このため、表層部
は調味液に染まつて色やテクスチヤーが変化する
が、中心部は通常の色およびテクスチヤーが保た
れる。
本発明のかまぼこは、主として表層に調味液が
含浸され、中心部に向かうに従い調味液の浸透量
は少なくなつている。そして、中心部には調味液
が浸透していないことが好ましいが、中心部にわ
ずかに調味液が浸透していてもよい。
本発明において、油脂の含有量は5〜40重量%
であることが好ましい。油脂の含有量が5重量%
未満では調味液の内部への浸透を効果的に阻止す
ることができない。また、油脂の含有量が40重量
%を超えるとかまぼこのテクスチヤーがソフトに
なりすぎて食感が悪くなる。なお、油脂はかまぼ
こ全体に含有されている必要はなく、表層の組織
のみ油脂を含有し、中心部の組織は油脂を含有し
ていなくてもよい。なお、油脂としては、サラダ
油、バター、マーガリンなど各種のものが使用可
能である。
調味液としては、酸性のものが使用され、例え
ば梅肉、酢、シソ、梅汁または梅酒などを配合し
た梅酢や、糖類、酢などを配合した二杯酢や、し
よう油、糖類、酢などを配合した三杯酢などが好
ましい。
本発明のかまぼこは、例えば次のようにして製
造することができる。すなわち、スケソウダラ、
グチ、サメ、ヒラメ、ホツケ等の原料魚またはそ
れらより製造したすり身に、食塩を2〜4%添加
し、さらに澱粉、油脂、グルタミン酸ソーダ、グ
リシン、砂糖、卵白、水等の副材料を添加し、撹
拌機等によつて練成してかまぼこの原料ペースト
を製造する。なお、原料中にイカ、タコ、貝、の
り、えびなどを入れてもよい。この原料ペースト
を切出し成形機やプレス成形機により所望の形状
に成形し、坐りを行ない、加熱固化する。こうし
て固化されたかまぼこを調味液に浸漬し、あるい
はかまぼこに調味液を吹付けて、表層に調味液を
含浸させる。かまぼこを調味液に浸漬する場合、
浸漬時間は調味液の濃度やかまぼこの厚さによつ
て異なるが、通常5〜60分程度が適当である。
なお、本発明は、ソーセージ、ハム等の畜肉練
製品とかまぼことを組合せた食品にも適用するこ
とができる。すなわち、魚肉すり身からなるかま
ぼこの層と、畜肉からなる畜肉練製品の層とが接
合された製品であつてもよい。
「発明の実施例」 実施例 1 スケソウダラの加塩すり身100重量部に対し、
食塩1.5重量部を加えて高速撹拌機で塩摺りし、
次いでバレイシヨ澱粉5重量部、サラダ油30重量
部、グルタミン酸ソーダ2重量部、砂糖3重量
部、みりん4重量部、卵白3重量部、水30重量部
を加え、撹拌機でよく混合してかまぼこの原料ペ
ーストを作成した。このペーストを切出し成形機
により円筒状に成形し、35℃で2時間坐りを行な
い、85℃で25分間蒸気加熱してかまぼこを製造し
た。
このかまぼこを厚さ6mm程度の輪切りにし、梅
肉、酢、シソ、梅酒を配合してなる梅酢中に15分
間浸漬した。
こうして得られたかまぼこの横断面を第1図に
示す。すなわち、かまぼこ1の外周部に梅酢2が
含浸されており、中心部には梅酢2が浸透してい
なかつた。このかまぼこは、外周部がやや硬く歯
切れのよいテクスチヤーを有し、中心部は通常の
かまぼこと同じ弾性のあるテクスチヤーを有して
いた。また、外周部が梅酢2によつて味付けされ
ており、極めて美味であつた。
実施例 2 実施例1と同様な原料ペーストと、実施例1の
原料ペーストの配合においてサラダ油を添加しな
いで作成した原料ペーストとを用い、サラダ油を
含有しないペーストを中心部とし、サラダ油を含
有するペーストを外周部として切出し成形機によ
り二重円筒状に押し出し成形した。そして、35℃
で2時間坐りを行ない、85℃で25分間蒸気加熱し
てかまぼこを製造した。
このかまぼこの両端面をフイルムでシールし、
しよう油、糖類、酢を配合した三杯酢に30分間浸
漬した。
こうして得られたかまぼこの横断面を第2図に
示す。すなわち、かまぼこ1の外周部1aの表層
に三杯酢3が含浸されており、中心部1bには三
杯酢3が浸透していなかつた。
また、外周部1aに実施例1で用いた原料ペー
ストを押し出し、中心部1bに食塩を添加した豚
肉のひき肉を押し出して、二重円筒状に成形し、
上記と同様に処理して、かまぼことソーセージと
が接合された製品を得ることができた。
実施例 3 実施例1と同様な原料ペーストをドーナツ状に
成形し、実施例1と同様に坐りおよび加熱処理し
てかまぼこを製造した。このかまぼこを糖類、酢
を配合した二杯酢に15分間浸漬した。こうして得
られたかまぼこの平面図を第3図に、断面図を第
4図に示す。すなわち、かまぼこ1の表層にのみ
二杯酢4が含浸されていた。
実施例 4 実施例1と同様な原料ペーストを用い、ひよう
たんを縦に半分にしたような形状に成形し、実施
例1と同様に坐りおよび加熱処理してかまぼこを
製造した。このかまぼこを糖類、酢を配合した二
杯酢に15分間浸漬した。こうして得られたかまぼ
この平面図を第5図に、断面図を第6図に示す。
すなわち、かまぼこ1の表層にのみ二杯酢5が含
浸されていた。
実施例 5 実施例1と同様な原料ペーストを用いて切出し
成形機により円筒状に成形し、実施例1と同様に
坐りおよび加熱処理してかまぼこを製造した。こ
のかまぼこを実施例1と同様な梅酢に20分間浸漬
し、その後厚さ5mm程度の輪切りにした。このか
まぼこの斜視図を第7図に示す。このかまぼこ1
は、外周部が環状に梅酢2で染められており、中
心部はかまぼこ本来の白い色となつていて、色合
い、風味共良好であつた。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、油脂を
含有させて調味液の浸透を抑制するようにしたの
で、主として表層に調味液が含浸され、内部には
調味液がほとんど浸透していない。したがつて、
色合い、風味およびテクスチヤーが良好なかまぼ
こを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるかまぼこの一実施例を示
す横断面図、第2図は本発明によるかまぼこの他
の実施例を示す横断面図、第3図は本発明による
かまぼこのさらに他の実施例を示す平面図、第4
図は第3図における−線に沿つた断面図、第
5図は本発明によるかまぼこのさらに他の実施例
を示す平面図、第6図は第5図における−線
に沿つた断面図、第7図は本発明によるかまぼこ
のさらに他の実施例を示す斜視図である。 図中、1はかまぼこ、1aは外周部、1bは中
心部、2は梅酢、3は三杯酢、4は二杯酢、5は
二杯酢である。
【特許請求の範囲】
1 魚肉すり身を加圧し、ゲル化せしめ、加圧時
もしくは加圧後に加熱し、少なくとも一度は実質
的に75℃以上の温度域を経由せしめ、ゲル塊状物
を取得することを特徴とするかまぼこの製造法。 2 魚肉すり身を加圧し、ゲル化せしめ、加圧時
もしくは加圧後に加熱し、少なくとも一度は実質
的に75℃以上の温度域を経由せしめてなるゲル塊
状物。
JP60040573A 1985-03-01 1985-03-01 かまぼこ Granted JPS61199765A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60040573A JPS61199765A (ja) 1985-03-01 1985-03-01 かまぼこ

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JP60040573A JPS61199765A (ja) 1985-03-01 1985-03-01 かまぼこ

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JPS61199765A JPS61199765A (ja) 1986-09-04
JPH0341143B2 true JPH0341143B2 (ja) 1991-06-21

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2520241B2 (ja) * 1986-12-05 1996-07-31 有限会社 松兵衛 かまぼこ
FR2906686A1 (fr) * 2006-10-06 2008-04-11 Comaboko Sa Procede de preparation d'un produit alimentaire a base de poisson, ou surimi.

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711988U (ja) * 1980-06-24 1982-01-21

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JPS61199765A (ja) 1986-09-04

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