JPH0341126B2 - - Google Patents

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JPH0341126B2
JPH0341126B2 JP57141664A JP14166482A JPH0341126B2 JP H0341126 B2 JPH0341126 B2 JP H0341126B2 JP 57141664 A JP57141664 A JP 57141664A JP 14166482 A JP14166482 A JP 14166482A JP H0341126 B2 JPH0341126 B2 JP H0341126B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はウリ類のベト病抑制方法に関し、更に
詳しくはウリ類を特定な波長の光を実質的に遮蔽
しうる農業用被覆材の被覆下に栽培することによ
り樹勢が徒長生育を起すことなくかつベト病の発
生を抑制し、それによつてウリ類の収量の増大化
をはかる方法に関するものである。 ウリ類のベト病(病源菌:
Pseudoperonospara cubensis)は気温が20℃前
後になつたとき発病し、多湿なときに発生し易
い。今まで、ベト病は光質利用による防除が困難
な病害であると報告されており〔例えば:柚木利
文、本田雄一「植物防疫」第31巻第1号13頁
(1977年)〕、ベト病の予防方法としてはユーパレ
ン水和剤500〜800倍液、バイエルボルドウ(クプ
ラビツトホルテ)500倍液、TPN(水)(粉)(く
ん)などの薬剤散布やくん煙等による方法以外は
ないと考えられていた。 この薬剤散布やくん煙方法はベト病に対し有効
であるが薬剤が作物に残留するという問題があ
り、食品衛生法(昭和49年1月21日公布)により
規制されている。そのため、今のところ病害が発
生した時には早期に摘み取り、焼却して、病害の
広がるのを防ぐよりほかなく、収穫減もある程度
余儀なくされており、生産者にとつて大きな問題
となつている。 また、近年光質利用による一般の病害防除方法
が提案されている。即ち、370nm以下の波長の光
を実質的に遮蔽する農業用被覆材の被覆下に農作
物を栽培することにより病害を防除する方法であ
る(特開昭52−98125、特開昭53−127130等)。し
かしながら、370nm以下の波長の光が実質的に遮
蔽された環境下では植物の徒長現象が起り、結果
的に軟弱生育するため収穫量が減少するという好
ましくない結果となつている。 かゝる実情に鑑み、本発明者らはウリ類の施設
栽培実験において、少なくとも350nm以下の紫外
領域の波長の光を実質的に遮蔽しうる農業用被覆
材の被覆下にウリ類の栽培を行なう時、上記報告
等からは全く予想も出来得なかつたベト病による
病害を著るしく抑制することができ、しかも樹勢
は徒長現象もなく極めて強く生育し、増収を図れ
ると共に優れた品質のものが得られるといつた全
く意外な効果を見い出し、本発明を完成するに至
つた。 即ち、本発明に従つてウリ類を350nm以下の波
長の光を実質的に遮蔽し、且つ400nm以上の波長
の光を実質的に透過しうる農業用被覆材による被
覆下に栽培することを特徴とするウリ類のベト病
抑制方法が提供される。 本発明でいうウリ類とはキユウリ、まくわう
り、しろうり、すいか、メロン、雑メロン、かぼ
ちや等のいわゆるウリ類のことであり、本発明の
方法はこれら品種のいずれに対しても有効に適用
することができる。 本発明の方法に従うウリ類の栽培は350nm以下
の波長の光を実質的に遮蔽し、290〜350nmの間
の波長の光の平均透過率が15%以下であり、350
〜400nmの間の波長の光をこの全域にわたり必ず
透過し、350〜370nmの間の波長の光の平均透過
率が10%以上であり、且つ400nm以上の波長の光
を実質的に透過し、400〜750nmの間の波長の光
の平均透過率が60%以上である農業用被覆材を使
用するということを除けば、それ自体公知のウリ
類の栽培方法と同様に行なうことができる。 また、本発明に従う農業用被覆材による被覆の
仕方並びに被覆の時期は従来の施設栽培、例えば
ハウス栽培やトンネル栽培等における場合と全く
同様に行なうことができ、何ら制限されるもので
はなく、栽培するウリ類の品種、栽培時期、気候
の変動により適宜調整することができる。 本明細書において「350nm以下の波長の光を実
質的に遮蔽する」とは地上にとどく太陽光線中最
短波長の290〜350nmの波長の光を完全に遮蔽す
る場合のみならず、該波長の光の平均透過率が15
%以下、好ましくは10%以下であれば良いことを
包含している。 また「400nm以上の波長の光を実質的に透過す
る」とは400〜750nmの波長の光(可視光)の平
均透過率が少なくとも60%以上、好ましくは70%
以上であることを意味している。 本発明の方法では、350〜400nmの間の波長の
光については、この全域にわたり必ず透過してい
ることが必要であり、特に、350〜370nmの波長
の光の平均透過率が少なくとも10%以上、より好
ましくは20%以上であることが望ましい。なお、
350〜400nmの間では平均透過率が30%以上とす
ると上記条件を満足させやすい。原因等について
は不明であるが350〜370nmの波長の光が徒長現
象を抑えているものと思われる。 本発明に使用できる農業用被覆材としては、上
記した光透過特性を有するものであれば、どのよ
うなタイプの農業用被覆材でも使用することがで
きる。例えば、無機質フイルム及び板としては後
記に示す紫外線吸収剤を含有する合成樹脂膜を塗
布又は積層したガラス板等が挙げられ、また、有
機質フイルム及び板としては特に紫外線吸収剤を
塗布又は含有せしめた合成樹脂フイルム及び板が
好適である。本発明において特に後者の紫外線含
有合成樹脂フイルム及び板が多様性があり、かつ
取扱いが容易であることから適している。 本発明に使用し得る透明フイルム及び板は、例
えば通常のフイルム形成熱可塑性樹脂に適当な紫
外線吸収剤を配合しフイルム及び板に形成するこ
とにより製造することができる。使用し得るフイ
ルム形成性熱可塑性合成樹脂としては例えば、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリメチルメタクリレート、ポ
リアクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルア
ルコール又はこれら重合体を主体とする共重合体
もしくはブレンド物等が含まれ、特に耐光性、光
線透過性、強度等の点からポリ塩化ビニル及びポ
リエチレンが好適であり、就中ポリ塩化ビニルが
適している。 これら合成樹脂に配合し得る紫外線吸収剤とし
ては、該紫外線吸収剤の紫外線吸収能や使用する
合成樹脂との相溶性等を考慮して、広範囲の種類
の中から適宜選択使用することができる。使用可
能な紫外線吸収剤としては、例えば下記のものが
挙げられる。 (a) ハイドロキノン系;ハイドロキノン、ハイド
ロキノンジサリシレート (b) サリチル酸系;フエニルサリシレート、パラ
第3ブチルフエニルサリシレート、パラオクチ
ルフエニルサリシレート (c) ベンゾフエノン系;2−ハイドロキシ−4−
メトキシベンゾフエノン、2−ハイドロキシ−
4−n−オクトキシベンゾフエノン、2−ハイ
ドロキシ−4−メトキシ−2′−カルボキシベン
ゾフエノン、2,4−ジハイドロキシベンゾゾ
フエノン、2,2′−ジハイドロキシ−4,4′−
ジメトキシベンゾフエノン、2−ハイドロキシ
−4−ベンゾイルオキシベンゾフエノン、2,
2′−ジハイドロキシ−4−メトキシベンゾフエ
ノン、2−ハイドロキシ−4−メトキシ−5−
スルホンベンゾフエノン、2,2′,4,4′−テ
トラハイドロキシベンゾフエノン、2,2′−ジ
ハイドロキシ−4,4′−ジメトキシ−5−ナト
リウムスルホベンゾフエノン、4−ドデシルオ
キシ−2−ハイドロキシベンゾフエノン、2−
ハイドロキシ−5−クロルベンゾフエノン (d) ベンゾトリアゾール系;2−(2′−ハイドロ
キシ−5′−メチルフエニル)−ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフ
エニル)−5−ブトキシカルボニルベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ハイドロキシ−5′−メチ
ルフエニル)−5,6−ジクロルベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ハイドロキシ−5′−メチル
フエニル)−5−エチルスルホンベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ハイドロキシ−5′−第3ブ
チルフエニル)−5−クロルベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ハイドロキシ−5′−第3ブチル
フエニル)−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハ
イドロキシ−5′−アミルフエニル)−ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−3′,5′−
ジメチルフエニル)−ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ハイドロキシ−3′,5′−ジメチルフエニ
ル)−5−メトキシベンゾトリアゾール、2−
(2′−メチル−4′−ヒドロキシフエニル)−ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ステアリルオキシ
−3′,5′−ジメチルフエニル)−5−メチルベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−
5′−エトキシカルボニルフエニル)−ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−3′−メ
チル−5′−第3ブチルフエニル)−ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ハイドロキシ−3′,5−
ジ第3ブチルフエニル)−5−クロルベンゾト
リアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−5′メト
キシフエニル)−ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ハイドロキシ−5′−フエニルフエニル)−
5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−ハ
イドロキシ−5′−シクロヘキシルフエニル)−
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ
−4′,5′−ジメチルフエニル)−5−ブトキシ
カルボニルベンゾトリアゾール、2−(2′−ハ
イドロキシ−3′,5′−ジクロルフエニル)−ベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−
4′,5′ジクロル)−ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ハイドロキシ−4′,5′−ジクロル)−5−
メチルベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイド
ロキシ−3′,5′−ジメチルフエニル)−5−エ
チルスルホンベンゾトリアゾール、2−(2′−
ハイドロキシ−5′−フエニルフエニル)−ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−
5′−メトキシフエニル)−5−メチルベンゾト
リアゾール、2−(2′−アセトキシ−5′−メチ
ルフエニル)−ベンゾトリアゾール、 (e) その他−蓚酸アニリド誘導体、レゾルシノー
ルモノ安息香酸エステル、3,5−ジ第3ブチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸の2,4−ジ第3
ブチルフエニルエステル、o−ベンゾイル安息
香酸メチル、2−エチルヘキシル−2−シアノ
−3,3−ジフエニルアクリレート、エチル−
2−シアノ−3,3−ジフエニルアクリレート
等がある。 紫外線吸収剤の配合量はフイルム及び板の材質
や厚さ等に応じて広範囲に変えることができる
が、一般にフイルム及び板を構成する合成樹脂又
はそれと可塑剤との合計量100重量部に対し0.1〜
3重量部、好ましくは0.2〜2重量部が適当であ
る。紫外線吸収剤の配合量(A)とフイルム及び板の
厚さ(B、単位μm)との間には下記の関係式が
成立することが望ましい。 20≦A×B≦300 0.1≦A≦3.0 20≦B≦2000(μm) 好ましくは 50≦A×B≦200 0.2≦A≦2.0 20≦B≦200(μm) 本発明に使用し得る合成樹脂フイルム及び板は
必要に応じて通常の各種樹脂添加物、例えば可塑
剤、滑剤、熱安定剤、帯電防止剤、防滴剤、顔
料、染料等を含むことができる。本発明のフイル
ム及び板は公知の方法、例えば、溶融押出法、溶
液流延法、カレンダー法等により容易に製造され
る。 また、本発明に使用できる無機質あるいは有機
質のフイルム及び板の片面又は両面にアクリル樹
脂を塗布することにより一層好適な被覆材が得ら
れる。 本発明の方法で農業用被覆材を使用する態様と
してはマルチング栽培、トンネル栽培、ハウス栽
培等があげられ、中でも好ましいものはトンネル
栽培、ハウス栽培である。 本発明の方法では350〜400nm、特に、350〜
370nmの波長の光が適量存在するため徒長現象が
なくかつ極めて強い樹勢であること及び350nm以
下の波長の光が実質的に遮蔽されていることから
ベト病の発生が抑えられている。即ち、本発明の
方法はウリ類の栽培方法として好適なものであ
り、薬剤を使用することなくベト病を抑制できる
のでベト病抑制方法としても優れている。 以下実施例により本発明を説明する。 参考例(農業用フイルムの製造) ポリ塩化ビニル 100重量部 (平均重合度1300) ジオクチルフタレート 45 トリクレジルホスフエート 5.0 エポキシ樹脂 3.0 ステアリン酸亜鉛 1.0 ステアリン酸バリウム 0.5 ソルビタンモノパルミテート 2.0 上記配合に、紫外線吸収剤2−ハイドロキシ−
4−n−オクトキシベンゾフエノン1.0重量部を
加え、170℃でロール混練した後カレンダー圧延
法で厚さ100μmのフイルムNo.1を得た。 又、2−ハイドロキシ−4−n−オクメキシベ
ンゾフエノンの代りに2−シアノ−3,3−ジフ
エニルアクリル酸エチル2.0重量部を用い、フイ
ルムNo.1と同様にして厚さ100μmのフイルムNo.2
を得た。 更に市販の農業用フイルムとして三井東圧化学
(株)製の三井ビニール(厚さ100μm、透明流滴タイ
プ、フイルムNo.3と表わす)及び日本カーバイド
工業(株)製のハイエスビニール(厚さ100μm、以下
フイルムNo.4と表わす)を取り上げ、上記フイル
ムと比較した。 各フイルムの光透過率を第1図に示す。 第1図に明らかなように、フイルムNo.1、No.2
では実質的に350nm以下の波長の光が実質的に遮
蔽されており、350〜400nmの波長の光はこの間
の全域にわたり必ず透過しており、さらに本発明
で特に有用である350〜370nmの波長の光は適度
にあり、400nm以上ではほぼ90%の光透過率が得
られている。一方、フイルムNo.3では300nmの波
長の光を透過している。更にフイルムNo.4では
380nm以下の波長の光がほとんど遮蔽されてい
る。 これらのフイルムを栽培テストに供試した。フ
イルムNo.1とNo.2の結果が本発明の実施例であ
る。 なお、開口5.4m×奥行20mのハウスに裾を60
cmに開けられるようにして各フイルムを被覆して
栽培テストを行なつた。 実施例1,2及び比較例1,2 (キユウリの栽培例) キユウリ(品種、王金促成)を11月25日播種
し、11月18日に播種したカボチヤ(品種、新土
佐)に12月4日接木したものを12月25日各ハウス
に畦幅1.2m、株間30cmに定植した。栽培中摘芯
を適度に行い側子の発生を調整した。また潅水、
施肥(元肥、追肥は通常のキユウリ栽培と同様に
行なつた。50株を調査対象として観察した。その
結果及び収穫物について第1表にまとめた。 なお収穫期間は1月25日〜3月20日である。 第1表に明らかなように、本発明の方法で栽培
されたキユウリは徒長現象もなく、葉面積重も比
較例の結果より20%以上も大きく、樹勢も極めて
強い。また、キユウリの果実も大きく、かつ全期
間にわたつて得られた全果実量(重量、本数と
も)も多い。
【表】 実施例3,4及び比較例3,4 (キンシヨウメロンの栽培例) キンシヨウメロンを1月15日に播種し、1月8
日に播種したカボチヤ(品種、新土佐)に1月28
日接木したものを2月28日各ハウスに畦幅1.9m、
株間30cmに定植し、ポリエチレンフイルムで全面
マルチして栽培した。栽培中、摘芯を適度に行な
い側子の発生を調整した。また、潅水、施肥(元
肥、追肥)は通常のキンシヨウメロン栽培と同様
に行なつた。50株を調査対象として観察した。そ
の結果及び収穫物について第2表にまとめた。 なお収穫期間は5月15日〜25日であり、各株当
り6〜9個を収穫した。 第2表に明らかなように、本発明の方法で栽培
されたキンシヨウメロンは徒長現象を起こさず、
節間長も適度に伸長し、葉面積重も比較例に比べ
30%以上も大きく樹勢も極めて強い。キンシヨウ
メロンの収穫量も多く、ベト病の発生も抑えられ
ている。更に得られたキンシヨウメロン糖度も高
く、非常に良好である。
【表】
【表】 実施例5,6及び比較例5,6 (スイカの栽培例) スイカ(品種、天竜2号)を12月24日に播種
し、12月15日播種したゆうがおに1月7日に接木
したものを2月8日各ハウスに畦幅1.9m、株間
50cmに定植し、ポリエチレンフイルムで全面マル
チして栽培した。 栽培中、摘芯を適度に行ない側子の発生を調整
した。また、潅水、施肥(元肥、追肥)は通常の
スイカ栽培と同様に行なつた。50株を調査対象と
して観察した。その結果及び収穫物について第3
表にまとめた。 なお、収穫期間は4月25日〜5月25日であつ
た。 第3表に明らかなように本発明の方法で栽培さ
れたスイカは徒長現象を起こさず、節間長も適度
に伸長し、葉面積重も比較例より20%以上も大き
く、樹勢も極めて強い。スイカの収穫量も高く、
ベト病の発生も抑えられている。更に得られたス
イカの糖度も高く、非常に良好である。
【表】
【表】 以上に見られるように、本発明の方法はウリ類
のベト病を抑制し、かつ、370nm以下の波長の光
を遮蔽して栽培した場合に生じる徒長現象もない
良好なうり類の栽培方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフイルムの光透過率を示す図である。
図面中のNo.はフイルムのNo.を示す。
【特許請求の範囲】
1 ベンゾフエノン系紫外線吸収剤及びベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤から選ばれる紫外線吸
収剤並びに塩化ビニル樹脂100重量部当り0.01〜
0.2重量部の2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン単位含有ヒンダードアミン系光安定剤を含
有する、320〜380nm間の波長の近紫外光域の平
均透過率が少なくとも40%であつて且つ320〜
350nm間の波長の近紫外光域の平均透過率が少な
くとも30%である軟質塩化ビニル樹脂フイルムか
ら成り、該フイルムの少なくとも一表面にアクリ
ル系樹脂からなる被覆層が存在することを特徴と
するナス栽培用被覆材。
JP57141664A 1982-08-17 1982-08-17 光質利用によるウリ類のベト病抑制方法 Granted JPS5931627A (ja)

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JPS5375039A (en) * 1976-12-13 1978-07-04 Nippon Carbide Kogyo Kk Increasing method of sugarrdensity in fruit

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