JPH0340623A - 通信制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はネットワークシステムに利用する。本発明はス
ター形ネットワークとリング形ネットワークとの相互変
換が可能なネットワークシステムの通信回線の試験を通
信処理中に行う通信処理装置に関する。

〔概要〕

本発明は複数の端末に通信回線を介して全二重回線で接
続され、スター形ネットワークとリング形ネットワーク
との相互変換ができるネットワークシステムの通信制御
装置において、 障害が発生した通信回線対応の送受信バッファを論理的
にリンクしてリング形に接続し、その障害回線を独立さ
せて試験を行うことにより、通信処理中のシステムに影
響を与えることなく障害回線に対する試験を実施できる
ようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、ネットワークシステムはスター形接続構成、リン
グ形接続構成、バス形接続構成の各々が独立していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のネットワークシステムは、−旦、ネット
ワーク構成を決定すると他のネットワーク構成に変換す
ることができず、業務の用途に応じてスター形とリング
形の異なるネットワークを必要とする場合、ネットワー
クを二重に構築しなければならず、またネットワーク内
の障害回線や障害端末装置を通常の通信処理と同時に試
験するとネットワークシステムに擾乱を与える可能性が
ある欠点があった。

本発明はこのような欠点を除去するもので、通信処理中
のシステムに影響を与えずに障害回線に対する試験を行
うことができる装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、複数の端末に通信回線を介して全二重回線で
接続され、前記通信回線にそれぞれ対応するラインアダ
プタと、前記通信回線にそれぞれ対応する送受信バッフ
ァを設け、この送受信バッファを論理的にリンクしてス
ター形ネットワークをリング形ネントワークに接続する
手段を含み、前記ラインアダプタを制御するラインアダ
プタ制御部と、この制御部を制御するプログラム制御手
段とを備えた通信制御装置において、前記プログラム制
御手段に、前記端末装置もしくは前記通信回線に障害が
発生したときに前記中央処理装置の制御により障害を認
識する手段と、リング形に接続されたネットワークから
障害回線を切り離すためにネットワークの通信を一時的
に停止させる手段と、障害回線を切り離した状態でリン
グ形ネットワークの通信を再開させる手段と、リング形
ネットワークから切り離された障害回線をリング形ネッ
トワークの通信とは独立させて同時に試験する手段と、
障害が回復したときにその回線を再びリング形ネットワ
ークに組み込む手段とを含むことを特徴とする。

〔作用〕

端末装置もしくは全二重回線に障害が発生したときに障
害を認識し、通信制御装置内の通信回線対応の送受信バ
ッファを論理的にリンクしてスター形ネットワークをリ
ング形に接続する。このリング形に接続されたネットワ
ークから障害回線を切り離すためにネットワークの通信
を一時的に停止し、障害回線を切り離した状態でリング
形ネットワークの通信を再開する。次いでリング形ネッ
トワークから切り離した障害回線をリング形ネ。

トワークの通信とは独立させ、かつ同時に試験を行い、
障害回復後その回線を再びリング形ネットワークに組み
込む。

これにより、スター形とリング形との相互変換ができる
ネットワークでのリング形ネットワークによる通信処理
中のシステムに影響を与えることなく障害回線に対する
試験を実施することができる。

〔実施例〕

次に、本発明実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック図である。

本発明実施例は、複数の端末２〜５に通信回線４０〜４
３を介して全二重回線で接続され、通信回線４０〜４３
にそれぞれ対応するラインアダプタ１０〜１３と、通信
回線４０〜４３にそれぞれ対応する送受信バッファ２６
〜２９を設け、この送受信バノファ２６〜２９を論理的
にリンクしてスター形ネットワークをリング形ネットワ
ークに接続する手段を含み、ラインアダプタ１０〜１３
を制御するラインアダプタ制御部１４と、このラインア
ダプタ制御部１４を制御するプログラム制御手段を構成
する中央処理装置１６および通信制御プログラム手段１
７を含むメモリ１５とを備え、さらに、本発明の特徴と
して、プログラム制御手段に、端末装置２〜５もしくは
通信回線４０〜４３に障害が発生したときに中央処理装
置１６の制御により障害を認識する手段と、リング形に
接続されたネットワークから障害回線を切り離すために
ネットワークの通信を一時的に停止させる手段と、障害
回線を切り離した状態でリング形ネットワークの通信を
再開させる手段と、リング形ネットワークから切り離さ
れた障害回線をリング形ネットワークの通信とは独立さ
せて同時に試験する手段と、障害が回復したときにその
回線を再びリング形ネットワークに組み込む手段とを含
む。

第２図は本発明実施例の障害発生および回復回線情報を
通知するための転送データ形式を示す図である。転送デ
ータは開始符号、自局端末アドレス、相手局端末アドレ
ス、受信済フラグ、障害フラグ、障害端末アドレス、お
よび終了符号を含み、受信済フラグでは“０”が未受信
、“１”が受信済を示し、障害フラグでは′０”が正常
、“１”が障害中を示す。

第３図は本発明実施例の通信制御装置１のメモリ１５内
に作成するリング接続状態と送受信バッファ２６〜２９
を管理するテーブル形式を示す図である。

このテーブルは回線番号に対応する端末アドレス、次の
回線番号、障害の有無、受信バッファアドレス、送信バ
ッファアドレス、受信バッファ、および送信バッファを
含み、障害欄の“０”は正常、“ビは障害中を示し、ラ
インアダプタ１０と端末装置２を接続する回線が第３図
に示す回線＃０、同様にラインアダプタ１１以降に属す
る回線が回線＃１以降に対応する。

第４図は通信制御装置ｌと端末装置２〜５を通信制御装
置１と端末装置２〜５の送受信バッファ２０〜２３で折
り返すことによりスター形ネットワークをリング形ネッ
トワークに変換する概念を示したものである。

また、第５図は端末装置４を通信制御装置１に接続する
通信回線４０〜４３に障害が発生したときリング形ネッ
トワークから障害回線を切り離した状態を示したもので
ある。

スター形ネットワークをリング形ネットワークに変換し
て運用中に、端末装置４、または通信制御装置１と接続
する通信回線４２に異常が発生したものとすると、通信
制御装置ｌのメモリ１５に格納され中央処理装置１６に
より制御される通信制御プログラム手段１７が通信回線
４２の障害を認識し、全端末装置２〜５に対する送受信
動作を停止する。

通信制御プログラム手段１７は第３図に示すメモリ１５
の送受信バッファ管理テーブル内にある回線＃２の”障
害”エリアに障害中フラグ１“をセットする。さらに通
信制御プログラム手段１７は、回線＃１の送受信バッフ
ァ管理テーブル内の“次の回線番号”エリアに回線番号
＃３を格納し、回線＃ｌの受信バッファ内容を回線＃３
の送信バッファにコピーすることで障害となった通信回
線４２をリング形ネットワークから論理的に切り離す。

また通信制御プログラム手段１７は第２図に示すデータ
に障害中フラグパ１”をセットし全端末２〜５宛に送信
することで障害となった端末装置アドレスを通知後リン
グ形ネットワークにおける通信を再開する。

リング形ネットワークより論理的に切り離された回線＃
２に対し、通信制御プログラム手段１７はリング形ネッ
トワークにおける通信処理と並行して通信回線の接続状
態や端末装置の機能について試験を行う。試験の実行に
より障害箇所を検出し、障害原因を取り除いた後、通信
制御プログラム手段１７は全端末装置２〜５に対する送
受信動作を停止する。

次いでメモリ１５の送受信バッファ管理テーブル内にあ
る回線＃２の“障害”エリアの障害中フラグビをリセッ
トし、回線＃１の送受信バッファ管理テーブル内の“次
の回線番号”エリアに回線番号＃２を格納し、回線＃２
の“次の回線番号”エリアに回線番号＃３を格納後、回
線＃ｌの受信バッファ内容を回線＃２を送信バッファに
コピ−することで障害回復した回線をリング形ネットワ
ークへ再組み込みする。

最後に通信制御プログラム手段１７は第２図に示すデー
タに正常フラグ０”をセットし全端末２〜Ｓ宛に送信す
ることで障害回復した端末装置アドレスを全端末装置２
〜５へ通知しリング形ネットワークにおける通信を再開
する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、通信制御装置のラ
インアダプタ間を通信制御装置内のバッファを介して接
続することにより、スター形とリング形との相互変換が
できるネットワークでのリング形ネットワークによる通
信処理中のシステムに影響を与えることなく障害回線に
対する試験を実施することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック図。 第２図は本発明実施例の障害発生および回復を通知する
データ形式を示す図。 第３図は本発明実施例の通信制御装置１のメモリ内に作
成するリング接続状態と送受信バッファを管理するテー
ブル形式を示す図。 第４図は本発明実施例のスター形ネットワークをリング
形ネットワークに変換する概念図。 第５図は本発明実施例の回線または端末障害発生時に障
害回線をリング形ネットワークから切り離す方法を示す
概念図。 １・・・通信制御装置、２〜５・・・端末装置、１０〜
１３・・・ラインアダプタ、１４・・・ラインアダプタ
制御部、１５・・・メモリ、１６・・・中央処理装置、
１７・・・通信プログラム手段、２０〜２３．２６〜２
９・・・送受信バッファ、３０〜３７・・・変復調装置
、４０〜４３・・・通信回線。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の端末に通信回線を介して全二重回線で接続さ
   れ、 前記通信回線にそれぞれ対応するラインアダプタと、 前記通信回線にそれぞれ対応する送受信バッファを設け
   、この送受信バッファを論理的にリンクしてスター形ネ
   ットワークをリング形ネットワークに接続する手段を含
   み、前記ラインアダプタを制御するラインアダプタ制御
   部と、 この制御部を制御するプログラム制御手段とを備えた通
   信制御装置において、 前記プログラム制御手段に、 前記端末装置もしくは前記通信回線に障害が発生したと
   きに前記中央処理装置の制御により障害を認識する手段
   と、 リング形に接続されたネットワークから障害回線を切り
   離すためにネットワークの通信を一時的に停止させる手
   段と、 障害回線を切り離した状態でリング形ネットワークの通
   信を再開させる手段と、 リング形ネットワークから切り離された障害回線をリン
   グ形ネットワークの通信とは独立させて同時に試験する
   手段と、 障害が回復したときにその回線を再びリング形ネットワ
   ークに組み込む手段と を含むことを特徴とする通信制御装置。