JP2000040039A - デイジーチェーン障害回避方式 - Google Patents

デイジーチェーン障害回避方式

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JP2000040039A
JP2000040039A JP10207616A JP20761698A JP2000040039A JP 2000040039 A JP2000040039 A JP 2000040039A JP 10207616 A JP10207616 A JP 10207616A JP 20761698 A JP20761698 A JP 20761698A JP 2000040039 A JP2000040039 A JP 2000040039A
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failure
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JP10207616A
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Kiyoshi Hirose
清 廣瀬
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NEC Computertechno Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の制御回路のデイジーチェーン接続で、
途中の制御回路で障害が発生した場合に該制御回路をバ
イパスしデータを次段の制御回路に転送する。 【解決手段】 上位装置1から上位装置制御回路2を経
由して下位装置制御回路10に転送されたデータはデー
タ処理手段60に渡されると同時にバイパスモードデー
タ転送路50を通してデータ格納手段80のBバッファ
に格納される。データ処理手段60は下位装置70にデ
ータを渡し下位装置70の処理結果を通常データ転送路
40を通してデータ格納手段80のNバッファに格納す
る。バイパス切替手段30は、エラー検出手段20がデ
ータ処理手段60の障害を検出していない場合にはデー
タ格納手段80のNバッファのデータを、エラー検出手
段20がデータ処理手段60の障害を検出している場合
にはデータ格納手段80のBバッファのデータを、次段
の下位装置制御回路11に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデイジーチェーン
(DaisyChain)接続方式を利用して接続され
る回路に関し、特にデイジーチェーン接続されている回
路で障害が発生したときのデイジーチェーン障害回避方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の制御回路のデイジーチェー
ン接続では、図4に示すように、上位制御回路から伝送
路を介してデータが伝送され、1番目の下位制御回路か
ら2番目の下位制御回路、2番目の下位制御回路から3
番目の下位制御回路と伝送され、最後の下位制御回路か
ら上位制御回路にデータが戻る。この場合、上位制御回
路にデータが戻ることでデイジーチェーン接続されてい
るすべての下位制御回路が正常に動作していることを確
認している。
【0003】しかし、このようなデイジーチェーン接続
において、途中の下位制御回路で障害が発生した場合、
そこでデータの伝送路が途切れ、障害が発生した下位制
御回路以降に接続されている下位制御回路にデータを伝
えることができない。
【0004】また、デイジーチェーン接続されている複
数の下位制御回路のうち、任意の下位制御回路をデイジ
ーチェーン接続から一時的に切り離しバイパスさせるこ
ともできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、上位
制御回路から複数の下位制御回路へ順にデータ転送し上
位制御回路に戻るというデイジーチェーン接続におい
て、途中の下位制御回路で障害が発生した場合、そこで
データの転送路が途切れ、障害が発生した下位制御回路
以降に接続されている下位制御回路にデータが伝わらな
いという問題点がある。
【0006】第2の問題点として、上位制御回路におい
て、どの下位制御回路で障害が発生したかを認識できな
いということがある。
【0007】第3の問題点として、任意の下位制御回路
をデイジーチェーン接続から一時的に切り離しバイパス
させることができないということがある。
【0008】本発明の目的は、デイジーチェーン接続さ
れた複数の下位制御回路のうち、いずれかの下位制御回
路が障害を起こし正常動作不可能となった場合に、障害
を起こした下位制御回路をバイパスさせ正常動作可能で
ある下位制御回路路で、システムを止めることなく動作
し続けるデイジーチェーン接続時の障害回避手段を提供
することにある。
【0009】他の目的は、どの下位制御回路で障害が発
生したかを上位制御回路において確認できる手段を提供
することにある。
【0010】さらに他の目的は、任意の下位制御回路を
デイジーチェーン接続から一時的に切り離しバイパスさ
せる手段を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明のデイジ
ーチェーン障害回避方式は、上位装置と接続する上位装
置制御回路および下位装置と接続する複数の下位装置制
御回路とを有し、前記上位装置制御回路と前記複数の下
位装置制御回路がデイジーチェーン接続され、前記複数
の下位装置制御回路の途中の下位装置制御回路で障害が
発生したときのデイジーチェーン障害回避方式であっ
て、前記上位装置制御回路は、前記上位装置との間でデ
ータの入力および出力を切り替え制御する入出力切替手
段と、前記入出力切替手段からのデータを前記複数の下
位装置制御回路の中の最初の下位装置制御回路に送り出
す送出手段と、前記複数の下位装置制御回路の中の最後
の下位装置制御回路からのデータを受け入れ前記入出力
切替手段に引き渡す受入手段とを含み、前記下位装置制
御回路は、前段からのデータを引き取り処理し前記下位
装置とデータの授受を行うデータ処理手段と、データを
格納するNバッファとBバッファを有するデータ格納手
段と、前記データ処理手段と前記データ格納手段のNバ
ッファとを結ぶ通常データ転送路と、前段からのデータ
を直接前記データ格納手段のBバッファに結ぶバイパス
モードデータ転送路と、前記データ処理手段の障害の有
無を調べ障害時に検出信号を発生するエラー検出手段
と、前記エラー検出手段からの障害検出信号の有無によ
りデータ格納手段から次段に送り出すデータを制御する
バイパス切替手段とを含む。
【0012】本願第2の発明のデイジーチェーン障害回
避方式は、上位装置と接続する上位装置制御回路および
下位装置と接続する複数の下位装置制御回路とを有し、
前記上位装置制御回路と前記複数の下位装置制御回路が
デイジーチェーン接続され、前記複数の下位装置制御回
路の途中の下位装置制御回路で障害が発生したときのデ
イジーチェーン障害回避方式であって、前記上位装置制
御回路は、前記上位装置との間でデータの入力および出
力を切り替え制御する入出力切替手段と、前記入出力切
替手段からのデータを前記複数の下位装置制御回路の中
の最初の下位装置制御回路に送り出す送出手段と、前記
複数の下位装置制御回路の中の最後の下位装置制御回路
からのデータを受け入れ前記入出力切替手段に引き渡す
受入手段とを含み、前記下位装置制御回路は、前段から
のデータを引き取り処理し前記下位装置とデータの授受
を行うデータ処理手段と、データを格納するNバッファ
とBバッファを有するデータ格納手段と、前記データ処
理手段と前記データ格納手段のNバッファとを結ぶ通常
データ転送路と、前段からのデータを直接前記データ格
納手段のBバッファに結ぶバイパスモードデータ転送路
と、前記データ処理手段の障害の有無を調べ障害時に検
出信号を発生するエラー検出手段と、前記エラー検出手
段からの障害検出信号の有無によりデータ格納手段から
次段に送り出すデータを制御するバイパス切替手段とを
含み、前記バイパス切替手段を強制的にバイパスモード
に制御するバイパス制御手段を備える。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1について図
面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は実施の形態1の接続構成図である。
【0015】図1を参照すると、上位装置1と、上位装
置制御回路2と、下位装置制御回路10〜13と、下位
装置70〜73とから構成されている。本接続構成図に
おいて、下位装置制御回路と下位装置の組が4組デイジ
ーチェーン接続されているが、この組数は任意である。
【0016】上位装置1から送出されたデータは、上位
装置制御回路2を経由し、下位装置制御回路10〜1
3、および下位装置70〜73を順次転送され、再び上
位装置制御回路2を経由して上位装置1に戻る。
【0017】上位装置1から送る出されるデータの形式
は、図2(a)に示すように、IDフィールドとコマン
ドフィールドとレスポンスフィールドから成っている。
IDフィールドには、このデータを処理する下位装置制
御回路のID(識別子)を指定する。コマンドフィール
ドには、下位装置で実行されるコマンドを指定する。レ
スポンスフィールドには、コマンドの実行結果を下位装
置がセットする。
【0018】上位装置制御回路2は、入出力切替手段3
と送出手段4と受入手段5とから構成される。入出力切
替手段3は、上位装置1との間でデータの入力および出
力の切り替え制御を行う。送出手段4は、入出力切替手
段3からのデータを最初の下位装置制御回路である下位
装置制御回路10に送り出す。受入手段5は、最後の下
位装置制御回路である下位装置制御回路13からのデー
タを受け入れ入出力切替手段3に引き渡す。
【0019】下位装置制御回路10は、データ処理手段
60とエラー検出手段20とバイパス切替手段30と通
常データ転送路40とバイパスモードデータ転送路50
とデータ格納手段80とから構成される。
【0020】データ処理手段60は、前段から渡された
データを調べ、自分宛のデータであれば引き取り下位装
置70に引き渡す。自分宛のデータでなければ何も処理
せずにデータ格納手段80のNバッファ(図示せず)に
格納する。
【0021】通常データ転送路40は、データ処理手段
60からデータ格納手段80のNバッファへのデータ転
送路である。
【0022】バイパスモードデータ転送路50は、前段
からデータ格納手段80のBバッファ(図示せず)への
データ転送路である。
【0023】データ格納手段80は、次段に渡すデータ
を格納する。通常データ転送路40からのデータはNバ
ッファに、バイパスモードデータ転送路50からのデー
タはBバッファに格納する。
【0024】エラー検出手段20は、データ処理手段6
0の障害の有無を調べ、障害時に検出信号を発生する。
【0025】バイパス切替手段30は、エラー検出手段
20からの障害検出信号の有無により、データ格納手段
80から次段に送出するデータを制御する。障害検出信
号が無い場合には、データ格納手段80のNバッファの
データを次段に送出する。障害検出信号が有る場合に
は、データ格納手段80のBバッファのデータを次段に
送出する。
【0026】下位装置70は、下位装置制御回路10か
ら渡されたデータのコマンドフィールドに指定されたコ
マンドを実行し、実行結果をレスポンスフィールドにセ
ットする。下位装置70から下位装置制御回路10に返
送されたデータは、データ格納手段80のNバッファに
格納される。
【0027】下位装置制御回路11,12,13、およ
び下位装置71,72,73については、下位装置制御
回路10、および下位装置70と同様なので、説明は省
略する。
【0028】本発明の実施の形態1の動作について、図
1および図2を参照して詳細に説明する。
【0029】最初に、正常時の動作について説明する。
【0030】図2(b)に示されるデータが、上位装置
1から上位装置制御回路2を経由して下位装置制御回路
10に転送され、データ処理手段60に渡されると同時
にバイパスモードデータ転送路50を通してデータ格納
手段80の中にあるBバッファに格納される。データ処
理手段60はデータのIDフィールドと下位装置制御回
路10が保持しているID(この例では”00”)とを
比較する。IDフィールドと下位装置制御回路10が保
持しているIDが等しいので、自分宛のデータであると
認識し、データを下位装置70に渡す。下位装置70は
データのコマンドフィールドに指定されたコマンドを実
行し、実行結果をレスポンスフィールドにセットする。
その後、下位装置70はデータをデータ処理手段60に
返す。データ処理手段60は通常データ転送路40を通
してデータをデータ格納手段80の中にあるNバッファ
に格納する。データ処理手段60の処理は正常に行われ
ているので、エラー検出手段20はデータ処理手段60
の障害を検出していない。バイパス切替手段30はエラ
ー検出手段20からの障害検出信号を受けていないの
で、データ格納手段80を制御してデータ格納手段80
の中にあるNバッファのデータを次段の下位装置制御回
路11へ転送する。
【0031】次段以降の下位装置制御回路11,12,
13は、受け取ったデータのIDフィールドの値が自分
自身が保持しているID(この例では、下位装置制御回
路11のIDは”01”、下位装置制御回路12のID
は”02”、下位装置制御回路13のIDは”03”)
と異なるので、何も処理せずにそれぞれの通常データ転
送路41,42,43を使い次段の下位装置制御回路に
データを転送する。そうして、データは上位装置制御回
路2に戻り、上位装置1へと転送される。
【0032】次に、障害が発生した時の動作について説
明する。
【0033】図2(c)に示されるデータが、上位装置
1から上位装置制御回路2を経由して下位装置制御回路
10に転送され、データ処理手段60に渡されると同時
にバイパスモードデータ転送路50を通してデータ格納
手段80の中にあるBバッファに格納される。データ処
理手段60はデータのIDフィールドと下位装置制御回
路10が保持しているID(この例では”00”)とを
比較する。IDフィールドと下位装置制御回路10が保
持しているIDが異なっているので、自分宛のデータで
ないと認識し、データを通常データ転送路40を通して
データ格納手段80の中にあるNバッファに格納する。
エラー検出手段20はデータ処理手段60の障害を検出
していないので、バイパス切替手段30はデータ格納手
段80の中にあるNバッファのデータを次段の下位装置
制御回路11へ転送する。
【0034】データが下位装置制御回路11に転送さ
れ、データ処理手段61に渡されると同時にバイパスモ
ードデータ転送路51を通してデータ格納手段81の中
にあるBバッファに格納される。データ処理手段61で
処理を行っている最中に障害が発生する。エラー検出手
段21はデータ処理手段61の障害を検出してエラー検
出信号は出力する。バイパス切替手段31はエラー検出
手段21からの障害検出信号を受けて、データ格納手段
81を制御してデータ格納手段81の中にあるBバッフ
ァのデータを次段の下位装置制御回路12へ転送する。
【0035】データが下位装置制御回路12に転送さ
れ、データ処理手段62に渡されると同時にバイパスモ
ードデータ転送路52を通してデータ格納手段82の中
にあるBバッファに格納される。データ処理手段62は
データのIDフィールドと下位装置制御回路12が保持
しているID(この例では”02”)とを比較する。I
Dフィールドと下位装置制御回路12が保持しているI
Dが等しいので、自分宛のデータであると認識し、デー
タを下位装置72に渡す。下位装置72はデータのコマ
ンドフィールドに指定されたコマンドを実行し、実行結
果をレスポンスフィールドにセットする。その後、下位
装置72はデータをデータ処理手段62に返す。データ
処理手段62は通常データ転送路42を通してデータを
データ格納手段82の中にあるNバッファに格納する。
データ処理手段62の処理は正常に行われているので、
エラー検出手段22はデータ処理手段62の障害を検出
していない。バイパス切替手段32はエラー検出手段2
2からの障害検出信号を受けていないので、データ格納
手段82を制御してデータ格納手段82の中にあるNバ
ッファのデータを次段の下位装置制御回路13へ転送す
る。
【0036】次段の下位装置制御回路13は、受け取っ
たデータのIDフィールドの値が自分自身が保持してい
るID(この例では”03”)と異なるので、何も処理
せずに通常データ転送路43を使い上位装置制御回路2
にデータを転送する。そうして、上位装置制御回路2に
戻ったデータは上位装置1へと転送される。
【0037】すなわち、データは障害を起こした下位装
置制御回路11をバイパスして次段の下位装置制御回路
12に転送される。このことにより、デイジーチェーン
で接続されている他の下位装置制御回路にデータが転送
されるので、処理は中断されずに動作し続けることがで
きる。
【0038】なお、下位装置制御回路11でエラーが発
生した場合に、バイパス切替手段31をエラー検出手段
21からの障害検出信号によりバイパスモードにロック
し、次回からのデータに対してはバイパスモードデータ
転送路51とデータ格納手段81の中のBバッファとに
よりデータを直ちに次段の下位装置制御回路12に渡す
ように制御することも可能である。
【0039】さらに、下位装置制御回路11でエラーが
発生した場合に、エラー検出手段21が障害通知データ
を組み立て上位装置制御回路2宛に送付し、上位装置制
御回路2に設けられたデータ宛先チェック手段(図1に
は図示せず)が上位装置1からのデータに対して宛先チ
ェックを行い、障害の発生している下位装置制御回路1
1宛のデータであれば上位装置制御回路2が上位装置1
に対して直ちに障害応答するようにすることも可能であ
る。
【0040】次に、本発明の実施の形態2について図面
を参照して詳細に説明する。
【0041】図2は実施の形態2の接続構成図である。
【0042】図2を参照すると、上位装置1と、上位装
置制御回路2と、下位装置制御回路10〜13と、下位
装置70〜73と、バイパス制御手段6とから構成され
ている。本接続構成図において、下位装置制御回路と下
位装置の組が4組デイジーチェーン接続されているが、
この組数は任意である。
【0043】バイパス制御手段6以外の構成要素につい
ては実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
【0044】バイパス制御手段6は、バイパス切替手段
30〜33を制御し、下位装置制御回路10〜13を強
制的にバイパスモードにする。また、強制的にセットさ
れたバイパスモードを通常モードに戻す。
【0045】このため、バイパス切替手段30〜33を
強制的にバイパスモードにされた下位装置制御回路10
〜13は、データを渡されたときに処理を行わずバイパ
スして次段の下位装置制御回路にデータを渡す。バイパ
ス制御手段6は、任意のバイパス切替手段30〜33を
制御できるので、任意の下位装置制御回路10〜13を
バイパスすることが可能である。
【0046】本発明の実施の形態2の動作について、図
2および図3を参照して詳細に説明する。
【0047】最初に、バイパス制御手段6により、バイ
パス切替手段32をバイパスモードにセットする。これ
により、バイパス切替手段32はデータ格納手段82の
中にあるBバッファのデータを次の下位装置制御回路1
3へ転送するようにデータ格納手段82を制御する。
【0048】次に、図2(c)に示されるデータが、上
位装置1から上位装置制御回路2を経由して下位装置制
御回路10に転送され、データ処理手段60に渡される
と同時にバイパスモードデータ転送路50を通してデー
タ格納手段80の中にあるBバッファに格納される。デ
ータ処理手段60はデータのIDフィールドと下位装置
制御回路10が保持しているID(この例では”0
0”)とを比較する。IDフィールドと下位装置制御回
路10が保持しているIDが異なっているので、自分宛
のデータでないと認識し、データを通常データ転送路4
0を通してデータ格納手段80の中にあるNバッファに
格納する。エラー検出手段20はデータ処理手段60の
障害を検出していないので、バイパス切替手段30はデ
ータ格納手段80の中にあるNバッファのデータを次段
の下位装置制御回路11へ転送する。
【0049】下位装置制御回路11も同様に、自分宛の
データではないので次段の下位装置制御回路12へデー
タを転送する。
【0050】データが下位装置制御回路12に転送さ
れ、データ処理手段62に渡されると同時にバイパスモ
ードデータ転送路52を通してデータ格納手段82の中
にあるBバッファに格納される。バイパス切替手段32
はバイパス制御手段6によりバイパスモードにセットさ
れているので、データ格納手段82を制御してデータ格
納手段82の中にあるBバッファのデータを次段の下位
装置制御回路13へ転送する。
【0051】次段の下位装置制御回路13は、受け取っ
たデータのIDフィールドの値が自分自身が保持してい
るID(この例では”03”)と異なるので、何も処理
せずに通常データ転送路43を使い上位装置制御回路2
にデータを転送する。そうして、上位装置制御回路2に
戻ったデータは上位装置1へと転送される。
【0052】すなわち、このデータは下位装置制御回路
12宛のデータであるので、本来は下位装置制御回路1
2で処理されるべきであるが、下位装置制御回路12が
バイパス制御手段6によりバイパスモードにセットされ
ているので、下位装置制御回路12で処理されない。結
局どの下位装置制御回路でも処理されず、一巡して上位
装置制御回路2に戻ることになる。
【0053】本実施の形態は、任意に下位装置の接続数
や接続箇所を決めることができるという新たな効果を有
する。 使用目的にあわせて下位装置の台数を調整で
き、使用しない下位装置を取り除くことで、その分の経
費を削減できる効果がある。また、保守の関係で、パイ
バスにしておいて、その下位装置を交換修理し、接続し
なおし、パイパス切替を止め、正常動作時のような構成
に戻すなど、任意に柔軟な構成変更が行える効果があ
る。
【0054】
【発明の効果】第1の効果は、上位装置からのデータ
が、障害のあった下位装置制御回路で中断することなく
障害のあった下位装置制御回路をバイパスし、次段の下
位装置制御回路に転送され、正常動作の下位装置制御回
路には支障を来すことなく運用させることができること
である。その理由は、下位装置制御回路の障害を検出し
バイパスモードに切り替えてデータを次段の下位装置制
御回路に転送する手段を設けたからである。
【0055】第2の効果は、上位装置制御回路が障害の
発生した下位装置制御回路を認識でき、上位装置に障害
報告できることである。その理由は、下位装置制御回路
に上位装置制御回路に対する障害報告手段を設けたから
である。
【0056】第3の効果は、任意の下位装置制御回路を
強制的にバイパスモードに設定し、実稼働する下位装置
制御回路の接続数を決めることができることである。そ
の理由は、下位装置制御回路を強制的にバイパスモード
に設定するバイパス制御手段を設けたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1での接続構成図
【図2】データの形式
【図3】実施の形態2での接続構成図
【図4】従来の接続図
【符号の説明】
1 上位装置 2 上位装置制御回路 3 入出力切替手段 4 送出手段 5 受入手段 6 バイパス制御手段 10 下位装置制御回路 11 下位装置制御回路 12 下位装置制御回路 13 下位装置制御回路 20 エラー検出手段 21 エラー検出手段 22 エラー検出手段 23 エラー検出手段 30 バイパス切替手段 31 バイパス切替手段 32 バイパス切替手段 33 バイパス切替手段 40 通常データ転送路 41 通常データ転送路 42 通常データ転送路 43 通常データ転送路 50 バイパスモードデータ転送路 51 バイパスモードデータ転送路 52 バイパスモードデータ転送路 53 バイパスモードデータ転送路 60 データ処理手段 61 データ処理手段 62 データ処理手段 63 データ処理手段 70 下位装置 71 下位装置 72 下位装置 73 下位装置 80 データ格納手段 81 データ格納手段 82 データ格納手段 83 データ格納手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置と接続する上位装置制御回路お
    よび下位装置と接続する複数の下位装置制御回路とを有
    し、前記上位装置制御回路と前記複数の下位装置制御回
    路がデイジーチェーン接続され、前記複数の下位装置制
    御回路の途中の下位装置制御回路で障害が発生したとき
    のデイジーチェーン障害回避方式であって、前記上位装
    置制御回路は、前記上位装置との間でデータの入力およ
    び出力を切り替え制御する入出力切替手段と、前記入出
    力切替手段からのデータを前記複数の下位装置制御回路
    の中の最初の下位装置制御回路に送り出す送出手段と、
    前記複数の下位装置制御回路の中の最後の下位装置制御
    回路からのデータを受け入れ前記入出力切替手段に引き
    渡す受入手段とを含み、前記下位装置制御回路は、前段
    からのデータを引き取り処理し前記下位装置とデータの
    授受を行うデータ処理手段と、データを格納するNバッ
    ファとBバッファを有するデータ格納手段と、前記デー
    タ処理手段と前記データ格納手段のNバッファとを結ぶ
    通常データ転送路と、前段からのデータを直接前記デー
    タ格納手段のBバッファに結ぶバイパスモードデータ転
    送路と、前記データ処理手段の障害の有無を調べ障害時
    に検出信号を発生するエラー検出手段と、前記エラー検
    出手段からの障害検出信号の有無によりデータ格納手段
    から次段に送り出すデータを制御するバイパス切替手段
    とを含む、ことを特徴とするデイジーチェーン障害回避
    方式。
  2. 【請求項2】 前記バイパス切替手段は、前記エラー検
    出手段が障害を検出していない場合には前記データ格納
    手段のNバッファのデータを次段に送出し、前記エラー
    検出手段が障害を検出している場合には前記データ格納
    手段のBバッファのデータを次段に送出するように制御
    することを特徴とする請求項1記載のデイジーチェーン
    障害回避方式。
  3. 【請求項3】 前記データが、IDフィールドとコマン
    ドフィールドとレスポンスフィールドから構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデイジーチェーン障害回
    避方式。
  4. 【請求項4】 前記バイパス切替手段が、前記エラー検
    出手段からの障害検出信号によりバイパスモードにロッ
    クされ、次回からのデータに対しては直ちに前記データ
    格納手段の中のBバッファにあるデータを次段の下位装
    置制御回路に渡すように制御することを特徴とする請求
    項1記載のデイジーチェーン障害回避方式。
  5. 【請求項5】 前記エラー検出手段が障害を検出したと
    きに前記エラー検出手段が障害通知データを組み立て、
    前記上位装置制御回路宛に障害通知データを送付するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデイジーチェーン障害回
    避方式。
  6. 【請求項6】 前記上位装置制御回路が前記上位装置か
    らのデータの宛先をチェックし、障害の発生している下
    位装置制御回路宛のデータであれば前記上位装置に対し
    て直ちに障害応答することを特徴とする請求項1記載の
    デイジーチェーン障害回避方式。
  7. 【請求項7】 上位装置と接続する上位装置制御回路お
    よび下位装置と接続する複数の下位装置制御回路とを有
    し、前記上位装置制御回路と前記複数の下位装置制御回
    路がデイジーチェーン接続され、前記複数の下位装置制
    御回路の途中の下位装置制御回路で障害が発生したとき
    のデイジーチェーン障害回避方式であって、前記上位装
    置制御回路は、前記上位装置との間でデータの入力およ
    び出力を切り替え制御する入出力切替手段と、前記入出
    力切替手段からのデータを前記複数の下位装置制御回路
    の中の最初の下位装置制御回路に送り出す送出手段と、
    前記複数の下位装置制御回路の中の最後の下位装置制御
    回路からのデータを受け入れ前記入出力切替手段に引き
    渡す受入手段とを含み、前記下位装置制御回路は、前段
    からのデータを引き取り処理し前記下位装置とデータの
    授受を行うデータ処理手段と、データを格納するNバッ
    ファとBバッファを有するデータ格納手段と、前記デー
    タ処理手段と前記データ格納手段のNバッファとを結ぶ
    通常データ転送路と、前段からのデータを直接前記デー
    タ格納手段のBバッファに結ぶバイパスモードデータ転
    送路と、前記データ処理手段の障害の有無を調べ障害時
    に検出信号を発生するエラー検出手段と、前記エラー検
    出手段からの障害検出信号の有無によりデータ格納手段
    から次段に送り出すデータを制御するバイパス切替手段
    とを含み、前記バイパス切替手段を強制的にバイパスモ
    ードに制御するバイパス制御手段を備える、ことを特徴
    とするデイジーチェーン障害回避方式。
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