JPH103435A - チャネル装置の障害検出方法及びこれを用いた入出力制御装置 - Google Patents

チャネル装置の障害検出方法及びこれを用いた入出力制御装置

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JPH103435A
JPH103435A JP8154307A JP15430796A JPH103435A JP H103435 A JPH103435 A JP H103435A JP 8154307 A JP8154307 A JP 8154307A JP 15430796 A JP15430796 A JP 15430796A JP H103435 A JPH103435 A JP H103435A
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Hideto Mukai
秀人 向
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体コンピュータと周辺装置を接続するチャ
ネル装置に発生する障害を本体コンピュータの運用前に
検出する。 【解決手段】 周辺装置の代わりにチャネル装置と接続
する装置を追加し、この装置とメモリの間でデータ転送
テストを行う。入力側チャネル装置においては、周辺装
置に代わって入力側チャネル装置にデータを転送する入
力側転送テスト用データ発生装置がこの装置に該当し、
出力側チャネル装置においては、周辺装置の代わりに出
力側チャネル装置からのデータを転送する出力側転送テ
スト用メモリまたはデータ整合性チェック回路がこの装
置に該当する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータと周辺
装置を接続するための装置である入出力制御装置の初期
化に関し、特にチャネル装置に発生する障害の検出に関
する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の入出力制御装置の構成図で
ある。本体コンピュータ1は周辺装置2と接続されてい
る。本体コンピュータ1は相互に接続された中央演算装
置(以下CPU)3、メモリ4、入出力制御装置5から
なり、周辺装置2は入出力制御装置5を介して本体コン
ピュータ1と接続されている。
【0003】従来の入出力制御装置5は入出力プロセッ
サ(以下IOP)6、入出力プロセッサの制御ソフトウ
ェアを格納した装置(以下IOP FW)7、ローカル
メモリ8、出力側チャネル装置9、入力側チャネル装置
10から構成されている。
【0004】このような構成の従来の入出力制御装置5
の初期化動作と運用動作を表したのが図8、図9であ
り、図8は出力側チャネル装置9、図9は入力側チャネ
ル装置10の初期化動作と運用動作をそれぞれ表してい
る。
【0005】次に、図8及び図9並びに図7をも併せ参
照して、出力側チャネル装置9及び入力側チャネル装置
10の初期化動作を説明する。なお、図8及び図9に示
された出力側及び入力側チャネル装置9及び10の初期
化動作は同じであるから、この初期化動作については図
8及び図9の双方を参照して説明する。
【0006】本体コンピュータ1の電源投入後、CPU
3からIOP6にIOPイニシャライズ命令が発行され
る。この命令を受けたIOP6はIOP6の内部をイニ
シャライズする。
【0007】IOP6内部のイニシャライズ終了後、I
OP6はIOPイニシャライズ完了報告をCPU3に返
す。
【0008】IOPイニシャライズ完了報告を受けたC
PU3は、チャネルイニシャライズ命令をIOP6に発
行する。この命令を受けたIOP6はIOP FW7に
従って出力側チャネル装置9、入力側チャネル装置10
に対応する部分のローカルメモリ8を初期化し、さらに
出力側チャネル装置9、入力側チャネル装置10は自身
を初期化する。
【0009】ローカルメモリ8、出力側チャネル装置
9、入力側チャネル装置10の初期化が終了すると、I
OP6はチャネルイニシャライズ完了報告をCPU3に
返す。
【0010】従来の入出力制御装置5の出力側チャネル
装置9及び入力側チャネル装置10の初期化は以上のよ
うに行われる。引き続き上記のように初期化された従来
の入出力制御装置5の出力側チャネル装置9におけるデ
ータ転送及び障害検出について図7及び図8を参照して
説明する。
【0011】本体コンピュータ1と周辺装置2の間でデ
ータ転送が行われるとき、CPU3からIOP6に対し
てチャネルコネクト命令が発行される。この命令を受け
たIOP6は出力側チャネル装置9を周辺装置2と論理
的に接続する。
【0012】チャネルコネクト命令に引き続き、CPU
3からIOP6に対してデータ転送命令が発行される。
この命令を受けたIOP6は、データ転送に必要な情報
を出力側チャネル装置9に与え、この情報をもとにして
出力側チャネル装置9はメモリ4と周辺装置2の間のデ
ータ転送を開始する。
【0013】ここで、出力側チャネル装置9に障害があ
る場合、次の(1)、(2)の方法により障害が検出さ
れる。
【0014】(1)データ転送は異常に終了し、障害発
生がIOP6経由でCPU3に通知されて障害が検出さ
れる。
【0015】(2)データ転送は正常に終了するが、転
送されたデータが不正であり、OSによって障害が検出
される。
【0016】入力側チャネル装置10におけるデータ転
送及び障害検出については図9に示されているが、デー
タ転送が周辺装置2からメモリ8に対して行われる事を
除いて出力側チャネル装置9におけるデータ転送及び障
害検出と同じである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の入出力制御装置5では実際に本体コンピュータを運
用してデータ転送を実行しないとチャネル装置の障害が
検出できなかった。そのために、本体コンピュータの運
用中にチャネル装置の障害が検出されると当該チャネル
装置は本体コンピュータから論理的に切り離され、本体
コンピュータの運用が終了してからチャネル装置の交換
等の処置が施されることになる。
【0018】しかし、本体コンピュータの規模が大きく
なればなるほど運用の中断・再開に伴う経済的な損失は
大きく、スーパーコンピュータでは特に著しいものにな
る。このため規模の大きいコンピュータでは、運用開始
後にチャネル装置の障害発生が検知されても本体コンピ
ュータの運用は中断されずにそのまま続けられる。結果
として、なんらかのやむを得ない理由により本体コンピ
ュータの運用が終了し、チャネル装置が復旧した後でな
ければ、障害発生が検出されたチャネル装置に接続され
ている周辺装置は使用できないことになる。
【0019】また、運用を開始する前にチャネル装置の
障害を検出する方法として、従来は障害検出専用のテス
トプログラムを実行していた。このプログラムはチャネ
ル装置の全機能を網羅的に試験するものであり、しかも
低速なIOPによって実行されるために所要時間が長い
ので、長時間の電源停止後や新しいチャネル装置の導入
時など特殊な場合にのみ実行される。そのためこのテス
トプログラムは日常的に実行されることはなく、チャネ
ル装置の障害発生は本体コンピュータの運用開始後に検
出されることが多いということになっていた。
【0020】チャネル装置の障害を本体コンピュータの
運用前に検出する発明として、特開平3−58254
「チャネルのデータ転送試験方式」(以下、引例1とす
る)、特開平5−40707「装置間接続試験方式」
(以下、引例2とする)が提案されている。
【0021】引例1は、あらかじめ定められたテストデ
ータOと、このテストデータを試験対象のチャネルを用
いて周辺装置に書き込み、このデータを逆に試験対象の
チャネルを用いて読み出したデータであるテストデータ
Eと、同様に試験対象のチャネルを用いて周辺装置に書
き込まれたテストデータを正常なチャネルを用いて読み
出したテストデータNの3つのテストデータO、E、N
を比較することで、試験チャネルに発生した障害が読み
出しに関するのか書き込みに関するのか、あるいはその
両方に関するのかを判定できるチャネルのデータ転送方
式を提案している。
【0022】この方式では試験の基準となる正常なチャ
ネルが不可欠であるが、このチャネル自身を試験する方
法が示されていない。
【0023】他方の引例2は、本発明の周辺装置と同様
の働きをする入出力装置に、該入出力装置の電源がON
状態になった、あるいは該入出力装置が初期化されたと
き該入出力装置のすべての信号線の信号を”1”状態に
認定する信号認定機構を設ける一方、該入出力装置の電
源がON状態になった、あるいは該入出力装置が初期化
されて該入出力装置が動作可能になったとき該入出力装
置に接続される入出力制御装置の信号線の信号が”1”
状態であるかどうかを検査して入出力装置と入出力制御
装置の物理的接続を確認する装置間接続試験方式を提案
している。
【0024】この方式では、データ転送順序、プロトコ
ルやメッセージのやり取りなどの論理的な動作に関して
一切試験できない。
【0025】本発明が解決しようとする課題は、入出力
制御装置5のチャネル装置に発生する障害を本体コンピ
ュータの運用前に検出することである。
【0026】本発明が解決しようとするもう一つの課題
は、チャネル装置による周辺装置とメモリの接続の試験
について、物理的な接続だけでなく、論理的な接続をも
試験できるチャネル装置の障害検出方法を提供すること
である。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、初期化
動作した後に運用動作を行うチャネル装置の障害検出方
法において、試験用のテストデータを規定する段階、前
記チャネル装置の前記初期化動作時に、前記テストデー
タを前記チャネル装置に転送する段階、及び前記チャネ
ル装置転送後のテストデータを転送前のテストデータと
照合し、照合結果から前記チャネル装置の障害の有無を
検出する段階を含むチャネル装置の障害検出方法が得ら
れる。
【0028】この障害検出方法は入力側チャネル装置及
び出力側チャネル装置の少なくとも一方において実行さ
れればよい。入力側チャネル装置に適用した場合、本発
明に係る入出力制御装置は、周辺装置の代わりに入力側
チャネル装置と接続される装置であり、テストデータを
発生して入力側チャネル装置を介して本体コンピュータ
のメモリに送信する装置である入力側転送テスト用デー
タ発生装置及びテストデータと、テストデータが本体コ
ンピュータのメモリに受信されたときのデータである転
送後テストデータとを比較する手段を備えていればよ
い。
【0029】他方、出力側チャネル装置に適用した場
合、本発明の入出力制御装置は、周辺装置の代わりに出
力側チャネル装置と接続されるメモリであり、本体コン
ピュータのメモリに格納されたあらかじめ定められたテ
ストデータを出力側チャネル装置を介して受信するメモ
リである出力側転送テスト用メモリ及びテストデータ
と、出力側転送用メモリに受信されたときのデータであ
る転送後テストデータとを比較する手段によって構成さ
れる。
【0030】また、本発明を出力側チャネル装置に適用
した他の態様によれば、周辺装置の代わりに出力側チャ
ネル装置と接続される回路であり、本体コンピュータの
メモリに格納され、あらかじめ定められたテストデータ
を出力側チャネル装置を介して本体コンピュータのメモ
リから受信し、テストデータと、本体コンピュータのメ
モリから受信したデータである転送後テストデータとを
比較する回路であるデータ整合性チェック回路を備えた
入出力制御装置が得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に説明
する。図1は入力側及び出力側チャネル装置の両方に本
発明による障害検出方法を適用した入出力制御装置5の
構成図である。この実施の形態を第1の実施の形態とす
る。
【0032】第1の実施の形態による入出力制御装置5
は、出力側チャネル装置9に接続された出力側転送テス
ト用メモリ11及び入力側チャネル装置10に接続され
た入力側転送テスト用データ発生装置12を備えている
点で、図7に示された従来の技術による入出力制御装置
5と異なっている。
【0033】図2及び図3は第1の実施の形態による出
力側及び入力側チャネル装置の初期化動作である。図2
及び図3並びに図1を併せ参照して、第1の実施の形態
による入出力制御装置5の入力側及び出力側チャネル装
置の初期化動作を説明する。なお、図2及び図3に示さ
れた出力側及び入力側チャネル装置9及び10の初期化
動作の一部は同じであるから、この部分については図2
及び図3の双方を参照して説明する。
【0034】本体コンピュータ1の電源投入後、CPU
3からIOP6にIOPイニシャライズ命令が発行され
る。この命令を受けたIOP6は自身の内部をイニシャ
ライズする。
【0035】IOP6内部のイニシャライズ終了後、I
OP6はIOPイニシャライズ完了報告をCPU3に返
す。
【0036】IOPイニシャライズ完了報告を受けたC
PU3は、チャネルイニシャライズ命令をIOP6に発
行する。この命令を受けたIOP6はIOP FW7に
従って出力側チャネル装置9、入力側チャネル装置10
に対応する部分のローカルメモリ8を初期化し、さらに
出力側チャネル装置9、入力側チャネル装置10は自身
を初期化する。
【0037】ここまでの動作は従来の入出力制御装置5
の初期化動作と同じである。次の段階で、従来の入出力
制御装置5の初期化動作ではIOP6がCPU3にチャ
ネルイニシャライズ完了報告を返すが、本実施の形態で
は、IOP6が出力側チャネル装置9または入力側チャ
ネル装置10にデータ転送テストを指示する。データ転
送テストを指示されたチャネル装置は、初期化動作中
に、転送テストモードになる。続いて図1及び図2を参
照して出力側チャネル装置の転送テストモードを説明す
る。
【0038】転送テストモードの際、メモリ4のあらか
じめ決められた領域に、あらかじめ決められたパターン
のデータ転送テスト用データが入っている。このデータ
は、転送後にIOP6がチェックするときの計算が簡単
なデータであることが望ましく、図4にその具体例が示
されている。この例では4バイト中の一つの0ビットの
位置が順番にずれていくデータを使用している。
【0039】転送テストモードになると、出力側チャネ
ル装置9の接続先は周辺装置2から出力側転送テスト用
メモリ11に切り替えられる。
【0040】出力側チャネル装置9は、通常の転送機構
を使用してメモリ4からデータ転送テスト用データを読
みだし、出力側転送テスト用メモリ11に書き込む。
【0041】データ転送が終了したら、IOP6が出力
側転送テスト用メモリの中を読み出して、データ転送用
データが正しくメモリ4に転送できたかをチェックす
る。
【0042】次に図1及び図3を参照して入力側チャネ
ル装置の転送テストモードを説明する。
【0043】出力側チャネル装置9の転送テストモード
と同様に、転送テストモードに先立ってメモリ4にデー
タ転送テスト用データが入っている。
【0044】転送テストモードになると、入力側チャネ
ル装置10の接続先は周辺装置2から入力側転送テスト
用データ発生装置12に切り替えられる。
【0045】入力側チャネル装置10は、通常の転送機
構を使用して入力側転送テスト用データ発生装置12で
発生させたデータ転送テスト用データをメモリ4の予め
決められた領域に転送する。
【0046】データ転送が終了したら、IOP6がメモ
リ4の中を読み出して、データ転送用データが正しくメ
モリ4に転送できたかをチェックする。
【0047】入力側及び出力側チャネル装置の両方でデ
ータが正しく転送された場合は、チャネルイニシャライ
ズ完了をCPU3に報告する。
【0048】入力側及び出力側チャネル装置のいずれか
又は両方でデータ転送テストの不具合が検出された場合
は、IOP6がCPU3にチャネルイニシャライズ失敗
を報告する。
【0049】図5は第1の実施の形態と同様に、入力側
及び出力側チャネル装置の両方に本発明による障害検出
方法を適用した第2の実施の形態による入出力制御装置
5の構成図であるが、出力側チャネル装置9の動作が図
1に示した第1の形態と異なっている。
【0050】入力側チャネル装置と入力側転送テスト用
データ発生装置よりなる構成及び入力側チャネル装置の
初期化動作は、第1及び第2の実施の形態の入出力制御
装置5の両方とも同じであるので、ここでは出力側チャ
ネル装置の初期化に関する説明のみを行う。
【0051】図5に示された入出力制御装置5は、出力
側チャネル装置9にデータ整合性チェック回路13が接
続されている点で図1に示された入出力制御装置と構成
上相違している。
【0052】図5及び図6を参照して第2の実施の形態
による入出力制御装置5の出力側チャネル装置の初期化
動作を説明する。
【0053】本体コンピュータの電源投入から、IOP
6に対するCPU3のチャネルイニシャライズ命令の発
行、出力側チャネル装置9及び入力側チャネル装置10
に対応した部分のローカルメモリ8の初期化、出力側チ
ャネル装置9及び入力側チャネル装置10自身の初期化
までの転送テストモード以前の段階は、従来及び第1の
実施の形態による入出力制御装置5の初期化動作と同じ
である。
【0054】転送テストモード以降の初期化動作につい
て、図5及び図6を参照して説明する。
【0055】転送テストモードに先立って、メモリ8の
予め決められた領域に、データ転送テスト用データを格
納しておく。データ転送テスト用データは少なくとも2
種類用意しておく。最後のデータ転送テスト用データ以
外は、出力側チャネル装置に障害がなければ整合性チェ
ックをクリアするようなデータにしておき、最後に試験
されるデータ転送テスト用データだけは出力側チャネル
装置に障害がなくても整合性チェックでエラーするよう
なデータを用意する。
【0056】IOP6がデータ転送テストを出力側チャ
ネル装置9に指示すると、出力側チャネル装置9は転送
テストモードになる。
【0057】転送テストモードになると、出力側チャネ
ル装置9の接続先は周辺装置2からデータ整合性チェッ
ク回路13に切り替えられる。
【0058】メモリ4から読み出されたデータ転送テス
ト用データは、出力側チャネル装置9の通常の転送機構
を使用してデータ整合性チェック回路13に入力され
る。
【0059】データ整合性チェック回路13は、入力さ
れたデータ転送テスト用データの整合性をチェックして
エラーがなければなにもせず、データ転送テスト用デー
タをそのまま破棄する。
【0060】エラーがあると、データ整合性チェック回
路13はIOP FW7に対して割り込みをかける。
【0061】正常に転送が行われた場合、データ転送テ
スト用データのうち最後に試験されるデータだけがエラ
ーを発生するので、このときにだけデータ整合性チェッ
ク回路13はIOP FW7に対して割り込みをかけ
る。
【0062】もし、最後のデータ以外でデータ整合性チ
ェック回路13がエラーを検出してIOP FW7に割
り込みをかけたり、最後のデータでエラーを検出しなか
ったりした場合、IOP FW7はデータ転送テストが
不首尾に終わったと判断し、CPU3に対してチャネル
イニシャライズ失敗を報告する。
【0063】ここまでで入力側及び出力側チャネル装置
に本発明の障害検出方法を適用した入出力制御装置の実
施の形態について説明したが、入出力制御装置の入力側
及び出力側チャネル装置のいずれか一方並びにスーパー
コンピュータのチャネル装置に適用した実施の形態につ
いては、本発明に固有の構成及び初期化動作ともに共通
なので、説明は省略する。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によるチャネル装
置の障害検出方法並びにこれを用いた入出力制御装置及
びスーパーコンピュータによれば、チャネル装置に発生
した障害をその初期化動作中に発見することが可能であ
り、このことによって本体コンピュータの運用前にチャ
ネル装置の障害を検出できるようになる。結果として、
障害が発生したチャネル装置の交換が容易になり、本体
コンピュータに接続された周辺装置がチャネル装置の障
害に煩わされることなく活用できるようになるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による入出力制御装置の構成
図である。
【図2】第1の実施の形態による出力側チャネル装置の
初期化動作である。
【図3】第1の実施の形態による入力側チャネル装置の
初期化動作である。
【図4】転送テスト用データのパターンを表す図であ
る。
【図5】第2の実施の形態による入出力制御装置の構成
図である。
【図6】第2の実施の形態による出力側チャネル装置の
初期化動作である。
【図7】従来の入出力制御装置の構成図である。
【図8】従来の出力側チャネル装置の初期化動作と運用
動作である。
【図9】従来の入力側チャネル装置の初期化動作と運用
動作である。
【符号の説明】 1 本体コンピュータ 2 周辺装置 3 中央演算装置(CPU) 4 メモリ 5 入出力制御装置 6 入出力プロセッサ(IOP) 7 入出力プロセッサの制御ソフトウェアを格納した装
置(IOP FW) 8 ローカルメモリ 9 出力側チャネル装置 10 入力側チャネル装置 11 出力側転送テスト用メモリ 12 入力側転送テスト用データ発生装置 13 データ整合性チェック回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期化動作した後、運用動作を行うチャ
    ネル装置の障害検出方法において、 試験用のテストデータを規定する段階と、 前記チャネル装置の前記初期化動作時に、前記テストデ
    ータを前記チャネル装置に転送する段階と、 前記チャネル装置転送後のテストデータを転送前のテス
    トデータと照合し、照合結果から前記チャネル装置の障
    害の有無を検出する段階とを含むチャネル装置の障害検
    出方法。
  2. 【請求項2】 本体コンピュータのメモリと周辺装置の
    間の接続に使用され、前記周辺装置に対するインターフ
    ェイスを構成する入力側チャネル装置を備えた本体コン
    ピュータの入出力制御装置において、 前記周辺装置の代わりに前記入力側チャネル装置と接続
    される装置であり、あらかじめ定められたテストデータ
    を発生して当該テストデータを前記入力側チャネル装置
    を介して前記本体コンピュータのメモリに送信する装置
    である入力側転送テスト用データ発生装置と、 前記テストデータと、前記テストデータが前記本体コン
    ピュータのメモリに受信されたときのデータである転送
    後テストデータとを比較する手段とを有することを特徴
    とする入出力制御装置。
  3. 【請求項3】 本体コンピュータのメモリと周辺装置の
    間の接続に使用され、前記周辺装置に対するインターフ
    ェイスを構成する出力側チャネル装置を備えた本体コン
    ピュータの入出力制御装置において、 前記周辺装置の代わりに前記出力側チャネル装置と接続
    されるメモリであり、前記本体コンピュータのメモリに
    格納されたあらかじめ定められたテストデータを前記出
    力側チャネル装置を介して受信するメモリである出力側
    転送テスト用メモリと、 前記テストデータと、前記出力側転送用メモリに受信さ
    れたときのデータである転送後テストデータとを比較す
    る手段とを有することを特徴とする入出力制御装置。
  4. 【請求項4】 本体コンピュータのメモリと周辺装置の
    間の接続に使用され、前記周辺装置に対するインターフ
    ェイスを構成する出力側チャネル装置を備えた本体コン
    ピュータの入出力制御装置において、 前記周辺装置の代わりに前記出力側チャネル装置と接続
    されたデータ整合性チェック回路を備える入出力制御装
    置であり、 前記データ整合性チェック回路は前記本体コンピュータ
    のメモリに格納され、あらかじめ定められたテストデー
    タを前記出力側チャネル装置を介して前記本体コンピュ
    ータのメモリから受信し、 前記テストデータと、前記本体コンピュータのメモリか
    ら受信したデータである転送後テストデータとを比較す
    ることを特徴とする入出力制御装置。
  5. 【請求項5】 本体コンピュータのメモリと周辺装置の
    間の接続に使用され、前記周辺装置に対するインターフ
    ェイスを構成する入力側及び出力側チャネル装置を備え
    た本体コンピュータの入出力制御装置において、 前記周辺装置の代わりに前記入力側チャネル装置と接続
    される装置であり、あらかじめ定められた第1のテスト
    データを発生して当該第1のテストデータを前記入力側
    チャネル装置を介して前記本体コンピュータのメモリに
    送信する装置である入力側転送テスト用データ発生装置
    と、 前記第1のテストデータと、前記第1のテストデータが
    前記本体コンピュータのメモリに受信されたときのデー
    タである第1の転送後テストデータとを比較する手段と
    を有し、 さらに、 前記周辺装置の代わりに前記出力側チャネル装置と接続
    されるメモリであり、前記本体コンピュータのメモリに
    格納されたあらかじめ定められた第2のテストデータを
    前記出力側チャネル装置を介して受信するメモリである
    出力側転送テスト用メモリと、 前記第2のテストデータと、前記第2のテストデータが
    前記出力側転送用メモリに受信されたときのデータであ
    る第2の転送後テストデータとを比較する手段とを有す
    ることを特徴とする入出力制御装置。
  6. 【請求項6】 本体コンピュータのメモリと周辺装置の
    間の接続に使用され、前記周辺装置に対するインターフ
    ェイスを構成する入力側及び出力側チャネル装置を備え
    た本体コンピュータの入出力制御装置において、 前記周辺装置の代わりに前記入力側チャネル装置と接続
    される装置であり、あらかじめ定められたテストデータ
    を発生して当該テストデータを前記入力側チャネル装置
    を介して前記本体コンピュータのメモリに送信する装置
    である入力側転送テスト用データ発生装置と、 前記テストデータと、前記テストデータが前記本体コン
    ピュータのメモリに受信されたときのデータである転送
    後テストデータとを比較する手段とを有し、 さらに、 前記周辺装置の代わりに前記出力側チャネル装置と接続
    されたデータ整合性チェック回路を備え、 当該データ整合性チェック回路は、前記本体コンピュー
    タのメモリに格納されたあらかじめ定められた第2のテ
    ストデータを前記出力側チャネル装置を介して前記本体
    コンピュータのメモリから受信する回路であり、 前記第2のテストデータと、前記本体コンピュータのメ
    モリから受信したデータである第2の転送後テストデー
    タとを比較する回路であることを特徴とする入出力制御
    装置。
  7. 【請求項7】 周辺装置に接続して使用され、前記周辺
    装置に対するインターフェイスを構成する入力側及び出
    力側チャネル装置とメモリを備えたスーパーコンピュー
    タにおいて、 前記周辺装置の代わりに前記入力側チャネル装置と接続
    される装置であり、あらかじめ定められた第1のテスト
    データを発生して当該第1のテストデータを前記入力側
    チャネル装置を介して前記本体コンピュータのメモリに
    送信する装置である入力側転送テスト用データ発生装置
    と、 前記第1のテストデータと、前記第1のテストデータが
    前記本体コンピュータのメモリに受信されたときのデー
    タである第1の転送後テストデータとを比較する手段と
    を有し、 さらに、 前記周辺装置の代わりに前記出力側チャネル装置と接続
    されるメモリであり、前記本体コンピュータのメモリに
    格納されたあらかじめ定められた第2のテストデータを
    前記出力側チャネル装置を介して受信するメモリである
    出力側転送テスト用メモリと、 前記第2のテストデータと、前記第2のテストデータが
    前記出力側転送用メモリに受信されたときのデータであ
    る第2の転送後テストデータとを比較する手段とを有す
    ることを特徴とするスーパーコンピュータ。
  8. 【請求項8】 周辺装置に接続して使用され、前記周辺
    装置に対するインターフェイスを構成する入力側及び出
    力側チャネル装置とメモリを備えたスーパーコンピュー
    タにおいて、 前記周辺装置の代わりに前記入力側チャネル装置と接続
    される装置であり、あらかじめ定められた第1のテスト
    データを発生して当該第1のテストデータを前記入力側
    チャネル装置を介して前記本体コンピュータのメモリに
    送信する装置である入力側転送テスト用データ発生装置
    と、 前記第1のテストデータと、前記第1のテストデータが
    前記本体コンピュータのメモリに受信されたときのデー
    タである第1の転送後テストデータとを比較する手段と
    を有し、 さらに、 前記周辺装置の代わりに前記出力側チャネル装置と接続
    されたデータ整合性チェック回路を備え、 当該データ整合性チェック回路は、前記本体コンピュー
    タのメモリに格納されたあらかじめ定められた第2のテ
    ストデータを前記出力側チャネル装置を介して前記本体
    コンピュータのメモリから受信する回路であり、 前記第2のテストデータと、前記本体コンピュータのメ
    モリから受信したデータである第2の転送後テストデー
    タとを比較する回路であることを特徴とするスーパーコ
    ンピュータ。
JP8154307A 1996-06-14 1996-06-14 チャネル装置の障害検出方法及びこれを用いた入出力制御装置 Withdrawn JPH103435A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4873758A (en) * 1985-10-02 1989-10-17 Omron Tateisi Electronics Co. Method of making a thermometer probe

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4873758A (en) * 1985-10-02 1989-10-17 Omron Tateisi Electronics Co. Method of making a thermometer probe

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