JPH0340205A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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Publication number
JPH0340205A
JPH0340205A JP17685389A JP17685389A JPH0340205A JP H0340205 A JPH0340205 A JP H0340205A JP 17685389 A JP17685389 A JP 17685389A JP 17685389 A JP17685389 A JP 17685389A JP H0340205 A JPH0340205 A JP H0340205A
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JP
Japan
Prior art keywords
thin film
magnetic thin
substrate
soft magnetic
thermal expansion
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Pending
Application number
JP17685389A
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English (en)
Inventor
Takanori Hara
孝則 原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0340205A publication Critical patent/JPH0340205A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオチープレコーグ等の磁気記録IT1生
装詮において、磁気回路を構成する軟磁性薄膜とこの軟
磁性薄膜を支持する基板とからなる仔生気・・・ラドの
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
磁気記録技術の高度化に伴って、例えばメタルテープ等
の高保持力媒体が主流になってきた現在、磁気へラドに
使用されるコアは、高飽和磁束密度を有するものが要求
されている。
このような状況の下、磁気ヘッドには、第9図に示すよ
うに、高い飽和磁束密度を有する軟磁性金属からなる軟
磁性薄膜32と、この軟磁性薄膜32を支持する基板3
1・31とを有したヘッドチノブ40が用いられている
上記の−・ツドチノプ40を用いた磁気ヘッドは、従来
、以下に示す方°法で製造されている。
即ち、先ず、基板31の表面に略■字形状の複数のガラ
ス充填用溝35を形成し、これらの各ガラス充填用溝3
5における一方の壁面に所定の膜厚で軟磁性薄膜32を
形成する。次いで、上記のガラス充填用溝35に低融点
ガラス34を充填し、低融点ガラス34を基板31の左
面に一致するように平面状に研磨して基板ブロックを形
成する。
この後、上記の基板ブロックに内部巻線溝36と外部巻
線i:I431とを形成し、−列の基板プロッりの各低
融点ガラス34の充填面を対向させ、軟磁性薄膜32の
断面が直線状に並ぶように接合してコアブロックを形成
する。
そして、上記のコアブロックを切断してヘントチツブ4
0とし、このヘッドチップ40の内部巻線溝36と外部
巻線溝37とにコイルを巻回することで磁気ヘッドを製
造している。
このように、磁気ヘッドは、上記の製造方法により、高
飽和磁束密度を有するヘッドチップ40を用いて大量生
産が可能になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の磁気ヘッドの製造方法では、
基板31の熱膨張係数α1と軟磁性薄膜32の熱膨張係
数α2との差を小さくする必要があるという問題を有し
ている。
これは、上記の熱膨張係数α1 ・α2に差がある場合
、例えば製造工程で生じる熱が基板31および軟磁性薄
膜32に内部応力を発生させ、この内部応力が軟磁性薄
II!I32の剥離や基板31の破壊等を引き起こす要
因となっているためである。
特に、軟磁性薄膜32の膜厚が大きい場合には、内部応
力が一層増加して上記の剥離や破壊が顕著となってしま
う。
そこで、磁気ヘッドは、内部応力の発生を抑制するため
に熱膨張係数α1 ・α2の差を小さくすることが必要
となる。これにより、例えば基板31の熱膨張係数α1
を軟磁性薄膜32の熱膨張係数α2に合わせるようにし
た場合には、基板31を選択する自由度が非常に狭くな
ってしまうことになる。
従って、本発明においては、たとえ基板31と軟磁性薄
膜32との熱膨張係数α1 ・α2の差が大きくても、
基板31および軟磁性薄膜32に発生する内部応力を抑
制できるようにし、軟磁性薄膜32の剥離や基板31の
破壊の発生を防止し、基板31を選択する自由度を拡大
することができる磁気ヘッドの製造方法を提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る磁気ヘッドの製造方法は、上記課題を解決
するために、基板にガラス充填用溝を形成し、これらガ
ラス充填用溝に、上記基板の熱膨張係数と軟磁性薄膜の
熱膨張係数との中間的な熱膨張係数を有する非磁性薄膜
を形成した後、高飽和磁束密度を有する軟磁性金属から
なる上記軟磁性薄膜を形成することを特徴としている。
〔作 用〕
上記の構成によれば、基板と軟磁性薄膜とに介装された
非磁性薄膜は、基板の熱膨張係数と軟磁性薄膜の熱膨張
係数との中間的な熱膨張係数を有している。従って、基
板には、基板と非磁性薄膜との熱膨張係数の差による内
部応力が発生することになる。また、軟磁性薄膜には、
軟磁性薄膜と非磁性薄膜との熱膨張係数の差による内部
応力が発生することになる。
これにより、基板と軟磁性薄膜とは、熱膨張係数の差が
非磁性薄膜を介することで吸収されることになり、上記
の熱膨張係数の差による内部応力の発生が抑制されるこ
とになる。そして、この内部応力の抑制は、軟磁性薄膜
の剥離や基板の破壊の発生を防止することになる。従っ
て、基板は、基板と軟磁性薄膜との熱膨張係数の差を小
さくする必要がないため、選択の自由度が拡大すること
になる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第8図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
本実施例に係る磁気ヘッドには、第1図に示すように、
高飽和磁束密度を有するへ・ンドチ・ンプlOが用いら
れている。このヘッドチップ10は、例えば感光性結晶
化ガラス、結晶化ガラス、或いはセラミックス等の非磁
性材料や軟磁性フェライト等の磁性材料により形成され
た一対の基板l・1を有している。
上記の基板l・lには、外側面に外部巻線溝7が形成さ
れ、内側面に内部巻線溝6が形成されている。そして、
これらの外部巻線溝7・7および内部巻線溝6・6には
、図示しないコイルが巻回されるようになっている。
また、上記の各基板1には、ガラス充填用)?45・5
の面上に、基板lの熱膨張係数α1と軟磁性さらに、こ
れらの非磁性薄膜3・3には、ガラス充填用溝5・5の
一方側に軟磁性薄膜2と低融点ガラス4とがこの順に形
成され、また、他方側に低融点ガラス4が形成されてい
る。そして、上記の各基板l・lは、低融点ガラス4お
よび軟磁性薄膜2を対向するようにして接合されている
上記の構成において、磁気ヘッドの製造方法を以下に示
す。
先ず、第2図に示すように、上述の非磁性材料または磁
性材料からなる基板lの表面に、略■字形状のガラス充
填用溝5を所定のピッチ寸iAで連続して形成する。
次に、第3図に示すように、各ガラス充填用溝5の両面
上にガラス等の非磁性材料を真空渾着やスパッタリング
等により数−の膜厚で膜着して非磁性薄膜3を形成する
尚、非磁性薄膜3は、熱膨張係数α、が基板1の熱膨張
係数α、と軟磁性all!i!2の熱膨張係数α2との
中間的な値となる非磁性材料を用いる。また、上記の非
磁性薄膜3は、ガラス充填用溝5・・・の両面上に形成
されている必要はなく、一方の面上に形成されていても
良い。
この後、第4図に示すように、非磁性薄膜3が形成され
た各ガラス充填用溝5の一方の面上に、真空蒸着やスパ
ッタリング等によりFe−Aj2Sk系合金からなる軟
磁性薄膜2を形成する。この際、軟磁性薄膜2は、磁気
ヘッドのトラック幅に略相当する例えば20μ路の膜厚
となるように形成する。
そして、第5図に示すように、ガラス充填用溝5に低融
点ガラス4を充填した後、第6図に示すように、低融点
ガラス4の表面と基板1の頂部とが一致するように平面
状に研磨する。次いで、第7図に示すように、基板1の
両側面に内部巻線溝6と外部巻線溝7とを形成し、さら
にガラス充填用溝5が形成された側の面であるギャップ
面8に5in2等の図示しない非磁性ギャップ材を真空
渾着やスパッタリング等で所定のギャップとなるように
形成して基板ブロック11とする。
この後、第8図に示すように、上記の一対の基板プロツ
ク11・11のギャップ面8・8同士を互いに対向する
ように位置を合わせ、加圧固定して接合しコアブロック
9を形成する。
次いで、上記のコアブロック9を切断して、第1図に示
すヘッドチップlOとする。そして、このへ・ノドチッ
プ10を図示しないベース板へ接着固定した後、コイル
巻線およびテープ研磨を施して磁気ヘッドを形成する。
このように、本実施例に係る磁気ヘッドのへノドチップ
10は、基板1と軟磁性薄膜2との間に非磁性薄膜3が
介装されたものである。そして、この非磁性薄膜3は、
熱膨張係数α、が基板l!3よび軟磁性薄膜2の熱膨張
係数α1 ・α2との中間的なものにされている。
従って、基板1に発生する内部応力は、基板1の熱膨張
係数α、と非るR性a膜3の熱膨張係数α3との差によ
るものとなり、また、軟磁性薄膜2に発生する内部応力
は、軟磁性薄膜2の熱膨張係数α2と非磁性薄膜3の熱
膨張係数α3との差によるものとなる。
これにより、基板1および軟磁性薄膜2には、熱膨張係
数α1 ・α2の差が大きくても、熱膨張係数α、・α
2の差による大きな内部応力の発生が防止され、熱膨張
係数α1 ・α2と非磁性薄膜の熱膨張係数α、との差
による内部応力に抑制されることになる。従って、この
内部応力の抑制は、軟磁性薄膜2の剥離や基板lの破壊
を防止することを可能にしている。
さらに、基板1の熱膨張係数α1を軟磁性簿膜2の熱膨
張係数α2に合わせる場合には、熱膨張係数α、・α2
の差を小さくする必要がないため、基板lの選択の自由
度を拡大することが可能になる。
(発明の効果〕 本発明に係る磁気ヘッドの製造方法は、以上のように、
基板にガラス充填用溝を形成し、これらガラス充填用溝
に、上記基板の熱膨張係数と軟磁性薄膜の熱膨張係数と
の中間的な熱膨張係数を有する非磁性薄膜を形成した後
、高飽和磁束密度を有する軟磁性金属からなる上記軟磁
性薄膜を形成する構成である。
これにより、たとえ基板と軟磁性薄膜との熱膨張係数の
差が大きくても、この熱膨張係数の差が非磁性薄膜で吸
収されるため、基板および軟磁性薄膜に発生する内部応
力を抑制することが可能になり、軟磁性薄膜の剥離や基
板の破壊の発生が防止できると共に、基板を選択する自
由度を拡大することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は、本発明の一実施例を示すもので
ある。 第1図は、ヘッドチップの斜視図である。 第2図ないし第6図は、それぞれ磁気ヘッドの各製造過
程を示す説明図である。 第7図および第8図は、それぞれ磁気ヘッドの各製造過
程を示す斜視図である。 第9図は、従来例を示すものであり ノブの斜視図である。 1は基板、2は軟磁性薄膜、 5はガラス充填用溝である。 3は非磁性薄膜、 ・\、トチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基板にガラス充填用溝を形成し、これらガラス充填
    用溝に、上記基板の熱膨張係数と軟磁性薄膜の熱膨張係
    数との中間的な熱膨張係数を有する非磁性薄膜を形成し
    た後、高飽和磁束密度を有する軟磁性金属からなる上記
    軟磁性薄膜を形成することを特徴とする磁気ヘッドの製
    造方法。
JP17685389A 1989-07-06 1989-07-06 磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH0340205A (ja)

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JP17685389A JPH0340205A (ja) 1989-07-06 1989-07-06 磁気ヘッドの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668414A (ja) * 1992-08-20 1994-03-11 Nec Kansai Ltd Mig型磁気ヘッド及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0668414A (ja) * 1992-08-20 1994-03-11 Nec Kansai Ltd Mig型磁気ヘッド及びその製造方法

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