JPH0339897Y2 - - Google Patents
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- JPH0339897Y2 JPH0339897Y2 JP17893086U JP17893086U JPH0339897Y2 JP H0339897 Y2 JPH0339897 Y2 JP H0339897Y2 JP 17893086 U JP17893086 U JP 17893086U JP 17893086 U JP17893086 U JP 17893086U JP H0339897 Y2 JPH0339897 Y2 JP H0339897Y2
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- Japan
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- insoluble electrode
- screw
- cylindrical member
- insulated wire
- cylindrical
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Links
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Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、外部電源方式による電気防食や、
水溶液電解などに使用される、珪素鉄、フエライ
トまたは白金被覆チタンなどで円筒状に形成され
た不溶性電極に、絶縁被覆電線を接続するための
接続具に関するものである。
水溶液電解などに使用される、珪素鉄、フエライ
トまたは白金被覆チタンなどで円筒状に形成され
た不溶性電極に、絶縁被覆電線を接続するための
接続具に関するものである。
従来、前記の不溶性電極に、リード線として絶
縁被覆電線を接続するには、 (1) 管状の不溶性電極の内面に、絶縁被覆電線の
端部をハンダ付けしたり、あるいは (2) 第4図に示されるうに、絶縁被覆電線2の端
部が固着されている略円錐台形のクサビ部材3
と、このクサビ部材3が嵌合される中空部4a
を有する環状の接続部材4とからなる接続具
を、図示のように管状の不溶性電極1内に対向
配置した後、治具5および6で前記クサビ部材
3および前記接続部材4をそれぞれ両側から支
持した状態で、接続部材4の中空部4a内に前
記クサビ部材3を打込んで、クサビ部材3を接
続部材4に嵌着させるとともに接続部材4を拡
径させ、それによつて接続部材4を不溶性電極
の内面に圧着、固定する方法が提案されている
(実公昭55−24138号公報参照)。
縁被覆電線を接続するには、 (1) 管状の不溶性電極の内面に、絶縁被覆電線の
端部をハンダ付けしたり、あるいは (2) 第4図に示されるうに、絶縁被覆電線2の端
部が固着されている略円錐台形のクサビ部材3
と、このクサビ部材3が嵌合される中空部4a
を有する環状の接続部材4とからなる接続具
を、図示のように管状の不溶性電極1内に対向
配置した後、治具5および6で前記クサビ部材
3および前記接続部材4をそれぞれ両側から支
持した状態で、接続部材4の中空部4a内に前
記クサビ部材3を打込んで、クサビ部材3を接
続部材4に嵌着させるとともに接続部材4を拡
径させ、それによつて接続部材4を不溶性電極
の内面に圧着、固定する方法が提案されている
(実公昭55−24138号公報参照)。
しかしながら、前記(1)のハンダ付けによる接続
方法では、ハンダ付けに際して急熱急冷される不
溶性電極が、熱衝撃に弱い材料でできている場合
は、ハンダ付け時の熱衝撃によつて割れを発生す
ることがあり、また、その不溶性電極の内径が小
さい場合は、ハンダ付け作業が困難になるという
欠点があり、そして前記(2)の接続部材4の拡径に
よる固定方法では、その拡径時に生ずる衝撃力に
よつて不溶性電極が損傷したり、あるいは不溶性
電極の内径が小さい場合は、その不溶性電極内部
に接続部材4を挿入できても、前記治具は挿入で
きなくなつて、前記不溶性電極に電線を接続する
ことができなくなるという問題があつた。
方法では、ハンダ付けに際して急熱急冷される不
溶性電極が、熱衝撃に弱い材料でできている場合
は、ハンダ付け時の熱衝撃によつて割れを発生す
ることがあり、また、その不溶性電極の内径が小
さい場合は、ハンダ付け作業が困難になるという
欠点があり、そして前記(2)の接続部材4の拡径に
よる固定方法では、その拡径時に生ずる衝撃力に
よつて不溶性電極が損傷したり、あるいは不溶性
電極の内径が小さい場合は、その不溶性電極内部
に接続部材4を挿入できても、前記治具は挿入で
きなくなつて、前記不溶性電極に電線を接続する
ことができなくなるという問題があつた。
そこで、本考案者は、上記の問題点を解決すべ
く種々研究を重ねた結果、 円筒状の不溶性電極に絶縁被覆電線を接続する
ための接続具を、先端よりも基端の直径が大きい
ねじと、このねじがねじ込まれる凹部を一方の端
部に形成するとともに、他方の端部を、前記絶縁
被覆電線を固着させる端部とした、軟質金属製の
円柱状部材とで構成し、そして前記絶縁被覆電線
が固着されている前記円柱状部材を前記不溶性電
極内に挿入した状態で、それの前記凹部に前記ね
じをねじ込むと、その凹部は次第に拡径して、前
記円柱状部材の外周面は不溶性電極の内周面を
徐々に、かつ穏やかに押圧しながら、その内周面
に圧着し、それによつて円柱状部材と不溶性電極
とは強固に結合するので、この円柱状部材と不溶
性電極との接合時に、電極を損傷するほどの急激
な衝撃力が発生する虞がなく、また前記ねじ込み
には治具を必要としないので、内部に前記円柱状
部材を挿入できれば、内径の小さな電極でも前記
電線と接続できること、を見出した。
く種々研究を重ねた結果、 円筒状の不溶性電極に絶縁被覆電線を接続する
ための接続具を、先端よりも基端の直径が大きい
ねじと、このねじがねじ込まれる凹部を一方の端
部に形成するとともに、他方の端部を、前記絶縁
被覆電線を固着させる端部とした、軟質金属製の
円柱状部材とで構成し、そして前記絶縁被覆電線
が固着されている前記円柱状部材を前記不溶性電
極内に挿入した状態で、それの前記凹部に前記ね
じをねじ込むと、その凹部は次第に拡径して、前
記円柱状部材の外周面は不溶性電極の内周面を
徐々に、かつ穏やかに押圧しながら、その内周面
に圧着し、それによつて円柱状部材と不溶性電極
とは強固に結合するので、この円柱状部材と不溶
性電極との接合時に、電極を損傷するほどの急激
な衝撃力が発生する虞がなく、また前記ねじ込み
には治具を必要としないので、内部に前記円柱状
部材を挿入できれば、内径の小さな電極でも前記
電線と接続できること、を見出した。
この考案は、上記知見に基づいて考案されたも
ので、熱衝撃および機械的衝撃力を不溶性電極
に、与えることなく、かつ内径の小さな不溶性電
極に対しても、絶縁被覆電線を接続できる接続具
を提供することを目的とし、 円筒状の不溶性電極に絶縁被覆電線を接続する
ための接続具であつて、先端よりも基端の直径が
大きいねじと、このねじがねじ込まれる凹部が一
方の端部に形成されるとともに、他方の端部が前
記絶縁被覆電線を固着する端部となつている軟質
金属製の円柱状部材とからなり、かつ前記円筒状
の不溶性電極内に挿入される前記円柱状部材が、
前記ねじのねじ込みにより拡径して、前記不溶性
電極に圧着することを特徴とするものである。
ので、熱衝撃および機械的衝撃力を不溶性電極
に、与えることなく、かつ内径の小さな不溶性電
極に対しても、絶縁被覆電線を接続できる接続具
を提供することを目的とし、 円筒状の不溶性電極に絶縁被覆電線を接続する
ための接続具であつて、先端よりも基端の直径が
大きいねじと、このねじがねじ込まれる凹部が一
方の端部に形成されるとともに、他方の端部が前
記絶縁被覆電線を固着する端部となつている軟質
金属製の円柱状部材とからなり、かつ前記円筒状
の不溶性電極内に挿入される前記円柱状部材が、
前記ねじのねじ込みにより拡径して、前記不溶性
電極に圧着することを特徴とするものである。
ついで、図面を参照しながら、この考案を実施
例によつて説明する。
例によつて説明する。
第1図および第2図は、この考案の接続具を用
いて、不溶性電極に絶縁被覆電線を接続する方法
を説明するための部分断面図であつて、その第1
図は、ねじが円柱状部材の凹部に僅かにねじ込ま
れた状態で不溶性電極内に挿入されているところ
を示す図であり、そして第2図は、この考案の接
続具によつて不溶性電極に絶縁被覆電線が接続さ
れた後の状態を示す図である。
いて、不溶性電極に絶縁被覆電線を接続する方法
を説明するための部分断面図であつて、その第1
図は、ねじが円柱状部材の凹部に僅かにねじ込ま
れた状態で不溶性電極内に挿入されているところ
を示す図であり、そして第2図は、この考案の接
続具によつて不溶性電極に絶縁被覆電線が接続さ
れた後の状態を示す図である。
なお、これらの図において、従来技術を説明す
るために参照した前記第4図の中に示される部材
と同一の部材に対しては、前記と同じ参照符号を
付けた。
るために参照した前記第4図の中に示される部材
と同一の部材に対しては、前記と同じ参照符号を
付けた。
図示のような円柱状部材7とねじ9とからなる
この考案の接続具を利用して、不溶性電極1に絶
縁被覆電線2を接続するには、まず、鉛製の円柱
状部材7の一方の端面7aに形成された穴7cの
中に、電線2の芯線2aを挿入して、この芯線2
aを円柱状部材7の前記一方の端面7aにハンダ
付け8することによつて、絶縁被覆電線2の先端
に円柱状部材7を取り付ける。
この考案の接続具を利用して、不溶性電極1に絶
縁被覆電線2を接続するには、まず、鉛製の円柱
状部材7の一方の端面7aに形成された穴7cの
中に、電線2の芯線2aを挿入して、この芯線2
aを円柱状部材7の前記一方の端面7aにハンダ
付け8することによつて、絶縁被覆電線2の先端
に円柱状部材7を取り付ける。
ついで、前記円柱状部材7の他方の端面7bに
開口している凹部7dに、外周の一部に円錐面9
aが形成されている黄銅製ねじ9を僅かにねじ込
んでから、第1図のように不溶性電極1内に挿入
する。
開口している凹部7dに、外周の一部に円錐面9
aが形成されている黄銅製ねじ9を僅かにねじ込
んでから、第1図のように不溶性電極1内に挿入
する。
つぎに、第1図に示される状態で、電線2が回
転しないように、この電線2を把持しながら、ド
ライバーをねじ9の頭部に形成された溝9bに挿
し込んでねじ9を回転することにより、ねじ9を
円柱状部材7の凹部7d内に進入させる。ねじ9
の外周には円錐面9aが形成されているから、硬
質のねじ9を締めることにより、軟質の円柱状部
材7にねじ9をあたかもクサビの状態で打ち込む
形となつて、円柱状部材7は塑性変形を起し、そ
の結果、径の拡大した円柱状部材7は、第2図に
示されるように不溶性電極1の内周面に圧着し
て、円柱状部材7は不溶性電極1に強固に取り付
けられると同時に、不溶性電極1と絶縁被覆電線
2との電気的な接続も達成される。
転しないように、この電線2を把持しながら、ド
ライバーをねじ9の頭部に形成された溝9bに挿
し込んでねじ9を回転することにより、ねじ9を
円柱状部材7の凹部7d内に進入させる。ねじ9
の外周には円錐面9aが形成されているから、硬
質のねじ9を締めることにより、軟質の円柱状部
材7にねじ9をあたかもクサビの状態で打ち込む
形となつて、円柱状部材7は塑性変形を起し、そ
の結果、径の拡大した円柱状部材7は、第2図に
示されるように不溶性電極1の内周面に圧着し
て、円柱状部材7は不溶性電極1に強固に取り付
けられると同時に、不溶性電極1と絶縁被覆電線
2との電気的な接続も達成される。
上記ねじ9の締付けに際して、ねじ9の押圧に
より不溶性電極1に割れや変形が起こる虞のある
場合は、これらを防止するため、図示のように、
不溶性電極1の外周を囲む、金属またはその他の
材料からなる補強ソケツト10を、不溶性電極1
の外側にあてがうのがよい。
より不溶性電極1に割れや変形が起こる虞のある
場合は、これらを防止するため、図示のように、
不溶性電極1の外周を囲む、金属またはその他の
材料からなる補強ソケツト10を、不溶性電極1
の外側にあてがうのがよい。
円柱状部材7は塑性変形を起し易い軟質金属で
構成されているので、それの凹部7dを囲む筒状
壁は、第1図と第2図に示されるように、一様の
厚みで連つた壁体であつてもよいが、場合によ
り、この壁体には、第3図のイに示すように溝7
eを設けて、ねじ9の締付け中に、この溝7eか
ら亀裂を生じ易くするか、あるいは第3図のロに
示すように、スリツト7fを設けて、前記壁体の
拡開を容易にしてもよい。
構成されているので、それの凹部7dを囲む筒状
壁は、第1図と第2図に示されるように、一様の
厚みで連つた壁体であつてもよいが、場合によ
り、この壁体には、第3図のイに示すように溝7
eを設けて、ねじ9の締付け中に、この溝7eか
ら亀裂を生じ易くするか、あるいは第3図のロに
示すように、スリツト7fを設けて、前記壁体の
拡開を容易にしてもよい。
円柱状部材7の凹部7dを囲む前記壁体の内周
面は、第1図および第2図に示されるように、円
柱面であつてもよいが、ねじ9の外周に形成され
ている円錐面9aよりは緩やかな傾斜をもつ円錐
面としてもよく、また、この内周面は平坦面とす
ることもできるが、図示のようにそれに雌ねじを
刻設して、ねじ9の締付け時の抵抗を小さくして
もよい。
面は、第1図および第2図に示されるように、円
柱面であつてもよいが、ねじ9の外周に形成され
ている円錐面9aよりは緩やかな傾斜をもつ円錐
面としてもよく、また、この内周面は平坦面とす
ることもできるが、図示のようにそれに雌ねじを
刻設して、ねじ9の締付け時の抵抗を小さくして
もよい。
第3図に示したように、円柱状部材7に溝7e
やスリツト7fを設けないで、第1図および第2
図に示したような円柱状部材7を使用する場合は
ねじ9の締付け中、それの凹部7d内の空気を逃
がすために、図示のような空気抜き孔9cをねじ
9に設けてもよい。
やスリツト7fを設けないで、第1図および第2
図に示したような円柱状部材7を使用する場合は
ねじ9の締付け中、それの凹部7d内の空気を逃
がすために、図示のような空気抜き孔9cをねじ
9に設けてもよい。
以上のようにして、不溶性電極1の内周面に円
柱状部材7を圧着、固定した後、第2図に示され
るように、耐食性にすぐれたエポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂のような樹脂11を
不溶性電極1の内部に充填して、不溶性電極1と
絶縁被覆電線2との接続部、すなわち、前記露出
した芯線2aの固着部を包含する絶縁被覆電線2
の先端部、円柱状部材7およびねじ9を前記樹脂
11内に〓間なく閉じ込め、それによつて前記接
続部が電解液のような腐食性の流体と接触するの
を防止して、不溶性電極1と絶縁被覆電線2との
接続は完了する。
柱状部材7を圧着、固定した後、第2図に示され
るように、耐食性にすぐれたエポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂のような樹脂11を
不溶性電極1の内部に充填して、不溶性電極1と
絶縁被覆電線2との接続部、すなわち、前記露出
した芯線2aの固着部を包含する絶縁被覆電線2
の先端部、円柱状部材7およびねじ9を前記樹脂
11内に〓間なく閉じ込め、それによつて前記接
続部が電解液のような腐食性の流体と接触するの
を防止して、不溶性電極1と絶縁被覆電線2との
接続は完了する。
なお、以上の実施例は、勿論この考案の中から
僅かな例として示したにすぎず、実用新案登録請
求の範囲の欄に記載された事項から明らかなよう
に、上記実施例に種々の変更を加えたもの、例え
ば、円柱状部材7を鉛以外の金属、例えば鉛−錫
合金で構成したり、あるいはねじ9を黄銅以外の
金属、例えばステンレス鋼、チタンで構成し、ま
たねじ9の外周面全体を円錐面としたり、あるい
はその外周面の一部または全部をその他の曲面と
する場合も、この考案に包含されることは言う迄
もない。
僅かな例として示したにすぎず、実用新案登録請
求の範囲の欄に記載された事項から明らかなよう
に、上記実施例に種々の変更を加えたもの、例え
ば、円柱状部材7を鉛以外の金属、例えば鉛−錫
合金で構成したり、あるいはねじ9を黄銅以外の
金属、例えばステンレス鋼、チタンで構成し、ま
たねじ9の外周面全体を円錐面としたり、あるい
はその外周面の一部または全部をその他の曲面と
する場合も、この考案に包含されることは言う迄
もない。
以上述べた説明から明らかなように、円筒状の
不溶性電極に絶縁被覆電線を接続するに当つてこ
の考案の接続具を使用すると、円柱状部材はねじ
のねじ込みによつて徐々に拡径するとともに、こ
の円柱状部材は軟質金属で構成されているため
に、容易に、かつ円滑に拡径し、それによつて円
柱状部材は穏やかに、かつ大きな塑性変形を起し
ながら不溶性電極の内周面に圧着されるので、不
溶性電極は、急撃な機械的衝撃力を受けることな
く、すなわち損傷されることなく、すぐれた作業
性をもつて円柱状部材、したがつて絶縁被覆電線
と強固に結合し、さらにこのような圧着に際して
は治具を不溶性電極内に挿入する必要がないの
で、接続可能な不溶性電極の内径は円柱状部材の
外径によつて決まり、したがつて、かなり小径の
不溶性電極でも絶縁被覆電線と接続できるという
効果が得られる。
不溶性電極に絶縁被覆電線を接続するに当つてこ
の考案の接続具を使用すると、円柱状部材はねじ
のねじ込みによつて徐々に拡径するとともに、こ
の円柱状部材は軟質金属で構成されているため
に、容易に、かつ円滑に拡径し、それによつて円
柱状部材は穏やかに、かつ大きな塑性変形を起し
ながら不溶性電極の内周面に圧着されるので、不
溶性電極は、急撃な機械的衝撃力を受けることな
く、すなわち損傷されることなく、すぐれた作業
性をもつて円柱状部材、したがつて絶縁被覆電線
と強固に結合し、さらにこのような圧着に際して
は治具を不溶性電極内に挿入する必要がないの
で、接続可能な不溶性電極の内径は円柱状部材の
外径によつて決まり、したがつて、かなり小径の
不溶性電極でも絶縁被覆電線と接続できるという
効果が得られる。
第1図および第2図は、この考案による接続具
の一例を、それぞれ、その接続具を用いて不溶性
電極に絶縁被覆電線を接続する途中の段階と接続
完了後の段階で示す部分断面図、第3図のイおよ
びロはこの考案を構成する円柱状部材の2つの変
更例をそれぞれ示すための側面図と平面図、そし
て第4図は従来の接続具とその使用方法を示すた
めの部分断面図である。図において、 1……不溶性電極、2……絶縁被覆電線、3…
…クサビ部材、4……接続部材、5,6……治
具、7……円柱状部材、9……ねじ、10……補
強ソケツト、11……樹脂。
の一例を、それぞれ、その接続具を用いて不溶性
電極に絶縁被覆電線を接続する途中の段階と接続
完了後の段階で示す部分断面図、第3図のイおよ
びロはこの考案を構成する円柱状部材の2つの変
更例をそれぞれ示すための側面図と平面図、そし
て第4図は従来の接続具とその使用方法を示すた
めの部分断面図である。図において、 1……不溶性電極、2……絶縁被覆電線、3…
…クサビ部材、4……接続部材、5,6……治
具、7……円柱状部材、9……ねじ、10……補
強ソケツト、11……樹脂。
Claims (1)
- 円筒状の不溶性電極に絶縁被覆電線を接続する
ための接続具であつて、先端よりも基端の直径が
大きいねじと、このねじがねじ込まれる凹部が一
方の端部に形成されるとともに、他方の端部が前
記絶縁被覆電線を固着する端部となつている軟質
金属製の円柱状部材とからなり、かつ前記円筒状
の不溶性電極内に挿入される前記円柱状部材が、
前記ねじのねじ込みにより拡径して、前記不溶性
電極に圧着することを特徴とする、前記接続具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17893086U JPH0339897Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17893086U JPH0339897Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6383772U JPS6383772U (ja) | 1988-06-01 |
JPH0339897Y2 true JPH0339897Y2 (ja) | 1991-08-22 |
Family
ID=31121526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17893086U Expired JPH0339897Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0339897Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013069061A1 (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-16 | 三菱電機株式会社 | 電動アクチュエータ |
JP6308798B2 (ja) * | 2014-02-21 | 2018-04-11 | 日本防蝕工業株式会社 | 不溶性電極に絶縁被覆電線を接続するための接続金具および不溶性電極 |
-
1986
- 1986-11-20 JP JP17893086U patent/JPH0339897Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6383772U (ja) | 1988-06-01 |
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