JPH0531817Y2 - - Google Patents

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JPH0531817Y2
JPH0531817Y2 JP1988019235U JP1923588U JPH0531817Y2 JP H0531817 Y2 JPH0531817 Y2 JP H0531817Y2 JP 1988019235 U JP1988019235 U JP 1988019235U JP 1923588 U JP1923588 U JP 1923588U JP H0531817 Y2 JPH0531817 Y2 JP H0531817Y2
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crimp
ring
insertion hole
cable end
crimping
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば電線等といつたケーブル端
に接続される圧着端子などをペンチ等の一般工具
で圧着接続する場合に用いて好適な圧着接続用ア
ダプタに関する。
〔従来の技術〕
ケーブル等の接続部品として知られる圧着端子
は、一般に、ケーブル端の被覆を剥離した芯線部
分を圧着して保持する圧着リング部と、その他端
側に一連に形成された外部接続用の端子片等によ
つて構成されている。そして、その圧着リング部
の形状や大きさは接続すべきケーブルの線径や種
類等に、また端子片の形状や大きさ等は被接続側
に応じてそれぞれ相違するものが多種類準備され
ており、最適な圧着端子を選別することで所要の
接続状態が得られるようになつている。
このような圧着端子に対しケーブル端を接続す
るには、まず、剥離したケーブル端の芯線部分を
圧着端子の圧着リング部に差込み、その状態でこ
の圧着リング部を専用治具としての圧着工具で締
付けて圧着するだけでよいものであり、その接続
作業が比較的簡単に行なえ、しかも所要の接続状
態を得ることができ、ケーブルの接続部品として
使い易いものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような圧着端子を種々の分野に
おいて広く用いるにあたつて障害となることに、
専用の圧着工具を用いることが必要で、またその
圧着工具が通常一種類のケーブルと圧着端子に対
してのみ使用可能で、異なる種類毎に別の工具を
を準備しなければならず、多種類の圧着工具が存
在ししかもこの工具が高価である点がある。すな
わち、このような圧着端子をケーブル端に接続す
るためだけに使用可能な圧着工具を、種々の配線
作業現場などにおいて直ちに使用できる状態に持
参して準備することは、それ以外の工具との関係
もあつて実用面から問題であつた。特に、一般的
な配線作業現場では取扱うケーブルや圧着端子が
多種類に及ぶことが多く、これに対応して多種類
の圧着工具を準備しなければならず、しかも接続
作業等も煩雑である等の問題があつた。また、圧
着端子として小さいものは2〜3mm程度のものも
あり、これを圧着できる工具は他の工具よりも高
価で、どこにでも準備できるものではない。
このため、このような圧着端子を一般によく用
いられるペンチ等を用いて締付けることが考えら
れているが、このようなペンチ等による単純な二
方向からの加圧力では圧着リング部が横方向に逃
げて膨出し、この圧着リング部内でケーブル端と
の間に隙間が生じ、圧着工具を用いた場合のよう
なケーブル端との間での適切な圧着状態は得られ
ず、ケーブル端が抜け易い等の不具合を招いてし
まうもので、このような点を考慮し前述した問題
点を一掃し得る何らかの対策を講じることが望ま
れている。
〔課題を解決するための手段〕
このような要請に応えるために本考案に係る圧
着接続用アダプタは、ケーブル端が差し込まれて
圧着接続されて圧着リングの外周部に嵌装されて
圧着接続部の被覆保護部材および圧着補助部材と
なるものであつて、圧着端子等のケーブル端が差
込まれる圧着リングを挿通させる挿通孔を有し、
かつその一側に圧着リングを円弧面で支える受け
部を形成するとともに、これに対向する挿通孔の
他側に圧着リングを受け部側に加圧変形させる押
込み突部を、接近可能な状態で一体的に設けてな
る構造としたものである。
〔作用〕
本考案によれば、圧着接続用アダプタを、一般
汎用部品である圧着端子等の圧着リングの外周部
に嵌装させ、かつその内部に挿通される圧着リン
グ内にケーブル端を適宜差込んだ状態で、アダプ
タを、その受け部および押込み突部が相対的に接
近するようにペンチ等の一般工具で加圧力を加え
ることにより、押込み突部で圧着リングを受け部
内に押潰して所要の圧着接続状態を得ることが可
能で、またこれによる圧着接続部の外側を所要の
絶縁状態で被覆して保護し得るものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図ないし第3図は本考案に係る圧着接続用
アダプタの一実施例を示すものであり、これらの
図において本実施例では小電力用ケーブル端1に
圧着リング部2aを有する圧着端子2を圧着接続
する場合を説明する。
さて、本考案によれば、ケーブル端1の被覆が
剥離された芯線部分1aが差込まれる圧着端子2
の圧着リング部2aを圧着処理するにあたつて、
その圧着リング部2aに圧着接続部の被覆保護部
材および圧着補助部材となる圧着端子用アダプタ
10を予め嵌装させて設け、このアダプタ10を
介して圧着作業を行なうことにより、一般工具で
あるペンチ等で所要の圧着状態を簡単かつ適切に
得られるようにしたところに特徴を有している。
これを詳述すると、本考案を特徴づける圧着接
続用アダプタ10は、第1図および第2図から明
らかなように、圧着端子2の圧着リング部2aを
挿通させる挿通孔11を有するスリーブ形状を呈
するようにプラスチツク材等で形成され、かつそ
の挿通孔11の一側(挿通孔11の周方向の一部
でその外側寄りの部分)に、圧着リング部2aを
円弧面で支える受け部12が形成されるととも
に、この受け部12に対向する挿通孔11の他側
(挿通孔11の周方向において前記受け部12と
挿通孔11の軸心を挟んで対向している挿通孔1
1の外側寄りの部分)に、圧着リング部2aを受
け部12側に加圧変形させる押込み突部13が一
体に形成されている。ここで、本実施例では、押
込み突部13を、外部からの加圧力で受け部12
側に接近させるために、受け部12とこの押込み
突部13とを連接する部分の肉厚を薄くし、可撓
部14,14として機能するように構成してい
る。また、この圧着接続用アダプタ10を形成す
る材料としては、ある程度の硬さを有する硬質な
絶縁材料で形成することが望ましく、その材料と
してもプラスチツク材に限らず金属材等であつて
もよい。勿論、この場合に押込み突部13が受け
部12側に接近するように屈曲可能部分や適宜の
可動構造を採用するとよい。
このような構成による本考案に係る圧着接続用
アダプタ10によれば、ケーブル端(芯線部分)
1aが差込まれる圧着端子2の圧着リング部2a
を、受け部12と押込み突部13とが形成された
挿通孔11内で、一般工具であるペンチ等による
加圧力で挟み込むことにより、第3図に示される
ように、前記可撓部14,14を撓ませて接近す
る受け部12と押込み突部13とで圧着リング部
2aをケーブル端1aに喰い込ませた状態で押潰
すことができ、しかもこのときに圧着リング部2
aはこのアダプタ10内で受け部12により適切
かつ確実に保持され、横方向への逃げ等も制限さ
れているため、適切かつ確実な接続状態を得るこ
とが可能となる。なお、このような圧着作業は、
圧着接続用アダプタ10を圧着端子2の圧着リン
グ部2aに嵌装させ、かつその圧着リング部2a
にケーブル端1aを差込んだ状態で、このアダプ
タ10をその受け部12および押込み突部13が
相対的に接近するようにペンチ等で加圧力を加え
ることで、簡単かつ適切に行なえる。
このような構成によれば、圧着接続用アダプタ
10を、一般に市販されている圧着端子2の種類
等に応じて適宜準備するだけで、ペンチ等の一般
工具により適切かつ確実な圧着接続状態を得るこ
とができるもので、従来のような専用の圧着工具
等は不要で、配線作業現場等でケーブル端に圧着
端子を圧着接続することがきわめて簡単かつ確実
に行なえるもので、その実用上での効果は大き
い。
また、上述したような圧着接続用アダプタ10
は、圧着接続後において圧着接続部を絶縁状態で
被覆して保護し得るものであり、その利点は大き
い。換言すれば、本考案は、上述した圧着端子2
の圧着リング部2aによる圧着接続部を、絶縁状
態で被覆する被覆部材の形状を、上述したように
構成することによつて、ケーブル端の圧着接続を
ペンチ等の一般工具によりきわめて簡単にしかも
確実に行なえるようにしているものである。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由である。たとえば上述した実施例で
は、角筒形状を呈するアダプタ10を例示した
が、第4図に示すように円筒形状を呈するアダプ
タ10であつてもよく、適宜の変形例が考えられ
る。要は受け部12と押込み突部13とが接近す
るようにしてアダプタ10内に組込まれておれば
よい。また、大電力用としては、第5図に示すよ
うに、押込み突部13を、プラスチツク材や金属
材からなるアダプタ本体部分にガイド溝15で可
動可能に支持するようにしたり、あるいは第6図
に示すように、受け部12と押込み突部13とを
硬質材料で形成し、これを挿通孔11内に対向し
て臨む状態でゴム等の弾性材や軟質性プラスチツ
ク材等による本体16中に埋設し、外方からの加
圧力で本体16を撓ませて相互に接近するように
構成する等の種々の変形例が考えられる。
さらに、上述した実施例では、一本のケーブル
端1aを圧着端子2の圧着リング部2aに圧着接
続する場合を説明したが、本考案はこれに限定さ
れず、たとえば第7図に示されるように二本のケ
ーブル端(芯線部分)1a,1aを平行して圧着
端子2の圧着リング部2aに差込んで圧着接続し
たり、第8図に示されるように二本のケーブル端
1a,1aを単純なスリーブ体として形成された
圧着リング体20の両端側から差込んでこれらを
導通状態で圧着接続する場合に適用してもよいも
ので、その効果は容易に理解されよう。要はケー
ブル端が差込まれる圧着リングを圧着してこれら
を接続する場合にその外側に嵌装させ、これをペ
ンチ等で加圧変形させることにより、その効果を
発揮し得るものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る圧着接続用ア
ダプタによれば、ケーブル端が差し込まれて圧着
接続される一般汎用部品である圧着リングの外周
部に嵌装され圧着接続部の被覆保護部材および圧
着補助部材となるものであつて、ケーブル端が差
込まれる圧着端子等の圧着リングを挿通させる挿
通孔を有し、その一側に圧着リングを円弧面で支
える受け部を形成するとともに、これに対向する
挿通孔の他側に圧着リングを受け部側に加圧変形
させる押込み突部を、受け部側に接近可能な状態
で一体的に設けるようにしたので、簡単かつ安価
な構成にもかかわらず、ケーブル端への圧着端子
等の圧着接続が、一般的なペンチ等の一般工具に
よつてきわめて簡単かつ適切に行なえ、従来のよ
うな専用な圧着工具が不要となり、また上述した
圧着接続部の外側を所要の絶縁状態で被覆して保
護し得るという実用上種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧着接続用アダプタの一
実施例を示す要部断面図、第2図はその要部構成
を分解して示す概略斜視図、第3図は端子圧着部
の圧着状態を示す概略図、第4図ないし第6図は
本考案の別の実施例を示す要部断面図、第7図お
よび第8図は本考案の他の実施例を示す概略斜視
図である。 1……ケーブル端、1a……芯線部分、2……
圧着端子、2a……圧着リング部(圧着リング)、
10……圧着端子用アダプタ、11……挿通孔、
12……受け部、13……押込み突部、14……
可撓部、15……ガイド溝、20……圧着リング
体(圧着リング)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル端が差し込まれて圧着接続される圧着
    リングの外周部に嵌装され圧着接続部の被覆保護
    部材および圧着補助部材となる圧着接続用アダプ
    タであつて、前記ケーブル端が差込まれる圧着リ
    ングを挿通させる挿通孔を有し、かつこの挿通孔
    の一側に、前記圧着リングを円弧面で支える受け
    部を形成するとともに、この受け部に対向する挿
    通孔の他側に、前記圧着リングを受け部側に加圧
    変形させる押込み突部を、前記受け部側に接近可
    能な状態で一体的に設けたことを特徴とする圧着
    接続用アダプタ。
JP1988019235U 1988-02-18 1988-02-18 Expired - Lifetime JPH0531817Y2 (ja)

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JP1988019235U JPH0531817Y2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18

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JPH01124664U JPH01124664U (ja) 1989-08-24
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