JP2681430B2 - 電気ケーブルの接続部構造 - Google Patents
電気ケーブルの接続部構造Info
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- JP2681430B2 JP2681430B2 JP4137033A JP13703392A JP2681430B2 JP 2681430 B2 JP2681430 B2 JP 2681430B2 JP 4137033 A JP4137033 A JP 4137033A JP 13703392 A JP13703392 A JP 13703392A JP 2681430 B2 JP2681430 B2 JP 2681430B2
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- pressure contact
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気ケーブルの接続部構
造，例えば同軸ケーブルや通常の電線のコネクタへの接
続構造に関するものである。
造，例えば同軸ケーブルや通常の電線のコネクタへの接
続構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】同軸ケーブルを例えば同軸コネクタに接
続する方法としては，従来から種々の方法が提案されて
きた。
続する方法としては，従来から種々の方法が提案されて
きた。
【０００３】図５（ａ）及び（ｂ）は，従来の同軸ケー
ブルの圧接片への電気的接続時における同軸ケーブルの
圧接挟持状態の一例を示したもので，（ａ）は平面図，
（ｂ）は（ａ）図におけるＥ―Ｅ線断面図である。図５
（ａ）及び（ｂ）に示すように，例えば，同軸ケーブル
Ｈの中心導体および外部導体を別々に電気的接続する圧
接片は，同軸ケーブルＨの中心導体１に対する細長状の
溝が形成された圧接片１０１と，外部導体３に対する細
長状の溝が形成された圧接片１０２とから構成されてい
る。従来例においては，この様な圧接片１０１，１０２
の溝１０１ａ，１０２ａ内へ圧接治具などを用いて同軸
ケーブルＨの外被４および内被を矢印で示す圧接方向に
押込むことにより，中心導体１および外部導体３を夫々
圧接片と電気的接続するものであった。即ち，同軸ケー
ブルＨの外被４を圧接片１０２の溝１０２ａに押込んだ
ときに，外被４は圧接片１０２によって破られ，外部導
体３は圧接片と電気的に接続される。また，中心導体１
についても同様に，内被２を圧接片１０１の溝１０１ａ
に押込んだときに，内被２が破れて，中心導体１が露出
し，これに圧接片１０１が電気的に接触して接続するも
のであった。
ブルの圧接片への電気的接続時における同軸ケーブルの
圧接挟持状態の一例を示したもので，（ａ）は平面図，
（ｂ）は（ａ）図におけるＥ―Ｅ線断面図である。図５
（ａ）及び（ｂ）に示すように，例えば，同軸ケーブル
Ｈの中心導体および外部導体を別々に電気的接続する圧
接片は，同軸ケーブルＨの中心導体１に対する細長状の
溝が形成された圧接片１０１と，外部導体３に対する細
長状の溝が形成された圧接片１０２とから構成されてい
る。従来例においては，この様な圧接片１０１，１０２
の溝１０１ａ，１０２ａ内へ圧接治具などを用いて同軸
ケーブルＨの外被４および内被を矢印で示す圧接方向に
押込むことにより，中心導体１および外部導体３を夫々
圧接片と電気的接続するものであった。即ち，同軸ケー
ブルＨの外被４を圧接片１０２の溝１０２ａに押込んだ
ときに，外被４は圧接片１０２によって破られ，外部導
体３は圧接片と電気的に接続される。また，中心導体１
についても同様に，内被２を圧接片１０１の溝１０１ａ
に押込んだときに，内被２が破れて，中心導体１が露出
し，これに圧接片１０１が電気的に接触して接続するも
のであった。
【０００４】また，図６（ａ）及び（ｂ）は従来の電線
をコネクタに接続した一例を示す図で，（ａ）は平面
図，（ｂ）は（ａ）におけるＦ―Ｆ線断面図である。図
６（ａ）及び（ｂ）で示す例においても，電線を圧接片
１０３の溝に対応するように配置し，電線の被覆体７を
圧接治具たるパンチ８でもって圧接片１０３の溝内に押
込む。そうすると，被覆体７は圧接片１０３によって破
られ，露出した芯線９が圧接片１０３のバネ性により電
気的接続されるものであった。
をコネクタに接続した一例を示す図で，（ａ）は平面
図，（ｂ）は（ａ）におけるＦ―Ｆ線断面図である。図
６（ａ）及び（ｂ）で示す例においても，電線を圧接片
１０３の溝に対応するように配置し，電線の被覆体７を
圧接治具たるパンチ８でもって圧接片１０３の溝内に押
込む。そうすると，被覆体７は圧接片１０３によって破
られ，露出した芯線９が圧接片１０３のバネ性により電
気的接続されるものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】最近の同軸ケーブルは
伝送特性を改善するために，内被に発砲エチレンなどの
材料を使用するものがある。この様な材料から構成され
た内被を有する同軸ケーブルを図５で示したような方法
でもって圧接片１０２内に押込んだ場合には，内被２が
機械的に弱く，外部導体３を圧接する圧接片１０２によ
ってケーブル全体が圧接方向に長円状に変形する。そう
すると，外部導体３と外部導体用の圧接片１０２との間
に良好な接触圧が生ぜず，このため，良好な電気的接続
を得ることができない。
伝送特性を改善するために，内被に発砲エチレンなどの
材料を使用するものがある。この様な材料から構成され
た内被を有する同軸ケーブルを図５で示したような方法
でもって圧接片１０２内に押込んだ場合には，内被２が
機械的に弱く，外部導体３を圧接する圧接片１０２によ
ってケーブル全体が圧接方向に長円状に変形する。そう
すると，外部導体３と外部導体用の圧接片１０２との間
に良好な接触圧が生ぜず，このため，良好な電気的接続
を得ることができない。
【０００６】また，図７（ａ）及び（ｂ）は図６の電線
の圧接片への電気的接続時における電線の圧接挟持状態
を示したもので，（ａ）は平面図，（ｂ）は（ａ）にお
けるＧ―Ｇ線断面図である。図７（ａ）及び（ｂ）に示
したように，この場合にあっても，図５で示した例と同
様に，圧接時における外力により，芯線９が圧接方向に
縦長に並び，十分な圧接力を芯線に与えることができ
ず，芯線９と圧接片１０３との間に信頼性のおける電気
的接続を与えることができなかった。
の圧接片への電気的接続時における電線の圧接挟持状態
を示したもので，（ａ）は平面図，（ｂ）は（ａ）にお
けるＧ―Ｇ線断面図である。図７（ａ）及び（ｂ）に示
したように，この場合にあっても，図５で示した例と同
様に，圧接時における外力により，芯線９が圧接方向に
縦長に並び，十分な圧接力を芯線に与えることができ
ず，芯線９と圧接片１０３との間に信頼性のおける電気
的接続を与えることができなかった。
【０００７】そこで，本発明の技術的課題は，機械的強
度が弱い内被を使用した同軸ケーブルであっても外部導
体と外部導体用の圧接片との間に良好な電気的接続を可
能ならしめることのでき，また，通常の電線と圧接片と
の間においても同様に良好な電気的接続を可能ならしめ
ることのできる電気ケーブルの接続部構造を提供するこ
とにある。
度が弱い内被を使用した同軸ケーブルであっても外部導
体と外部導体用の圧接片との間に良好な電気的接続を可
能ならしめることのでき，また，通常の電線と圧接片と
の間においても同様に良好な電気的接続を可能ならしめ
ることのできる電気ケーブルの接続部構造を提供するこ
とにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の電気ケーブルの
接続部構造は，Ｕ字状の圧接片と，少なくとも周囲に被
覆層を備えた導線からなる電気ケーブルとを圧接接続す
る構造において， 前記電気ケーブルの外周に挿嵌され，
前記Ｕ字状の圧接片と前記電気ケーブルとの圧接接続時
に前記電気ケーブルの変形を防止するとともに前記電気
ケーブルと圧接片接続を確実にならしめるために前記電
気ケーブルよりも機械的強度が大きいスリーブを備え，
前記スリーブは，前記スリーブの径方向で互いに対向す
る２箇所に，内外に連通する溝を有し，前記溝をガイド
として前記溝に前記圧接片が押し込まれ，前記圧接片
は，前記電気ケーブルの被覆層を貫通して，前記電気ケ
ーブルの導体を圧接挟持することを特徴とする。
接続部構造は，Ｕ字状の圧接片と，少なくとも周囲に被
覆層を備えた導線からなる電気ケーブルとを圧接接続す
る構造において， 前記電気ケーブルの外周に挿嵌され，
前記Ｕ字状の圧接片と前記電気ケーブルとの圧接接続時
に前記電気ケーブルの変形を防止するとともに前記電気
ケーブルと圧接片接続を確実にならしめるために前記電
気ケーブルよりも機械的強度が大きいスリーブを備え，
前記スリーブは，前記スリーブの径方向で互いに対向す
る２箇所に，内外に連通する溝を有し，前記溝をガイド
として前記溝に前記圧接片が押し込まれ，前記圧接片
は，前記電気ケーブルの被覆層を貫通して，前記電気ケ
ーブルの導体を圧接挟持することを特徴とする。
【０００９】
【００１０】
【００１１】また，本発明の電気ケーブルの接続部構造
は，圧接片に接続される電気ケーブルの外周に，該電気
ケーブルよりも機械的強度が大きい一対のスリーブが挿
嵌されており，かつ，該一対のスリーブは，前記電気ケ
ーブルの軸方向で前記圧接片の通過を許す間隔をおいて
配置されていることを特徴とする。
は，圧接片に接続される電気ケーブルの外周に，該電気
ケーブルよりも機械的強度が大きい一対のスリーブが挿
嵌されており，かつ，該一対のスリーブは，前記電気ケ
ーブルの軸方向で前記圧接片の通過を許す間隔をおいて
配置されていることを特徴とする。
【００１２】
【作用】本発明においては，圧接片を跨ぐようにスリー
ブが存在するので，外力が加わっても，電気ケーブルの
変形は防止される。このため，電気ケーブルの圧接片へ
の圧接挿入時および電気ケーブルの圧接片での挟持状態
時における圧接挟持部近傍の断面形状の変形を防止する
ことができる。即ち，同軸ケーブルの場合には，内被が
変形することが阻止され，外部導体が長円状に配置され
ることが防止される。一方，通常の電線の場合には，被
覆体の変形が阻止され，各芯線の配置状態が縦長状にな
ることが防止される。
ブが存在するので，外力が加わっても，電気ケーブルの
変形は防止される。このため，電気ケーブルの圧接片へ
の圧接挿入時および電気ケーブルの圧接片での挟持状態
時における圧接挟持部近傍の断面形状の変形を防止する
ことができる。即ち，同軸ケーブルの場合には，内被が
変形することが阻止され，外部導体が長円状に配置され
ることが防止される。一方，通常の電線の場合には，被
覆体の変形が阻止され，各芯線の配置状態が縦長状にな
ることが防止される。
【００１３】
【実施例】以下，本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１４】図１（ａ），（ｂ）及び（ｃ）は本発明の
実施例に係る電気ケーブルの接続部構造に用いられるス
リーブ５を示す図で，（ａ）は側面図，（ｂ）は（ａ）
におけるＡ−Ａ線断面図，（ｃ）は平面図である。図１
（ａ），（ｂ）及び（ｃ）で示すように，スリーブ５は
金属等の硬質材料で形成され，円筒形状をしている。ス
リーブ５の長手方向での中間の径方向で互いに対向した
２箇所には，それぞれ周方向に長く延びた溝６が形成さ
れている。これらの溝６はスリーブ５の内周面から外周
面に至るように透通形成されている。そして，このスリ
ーブ５の内周の径寸法は，このスリーブ５を取付ける電
気ケーブルの径（例えば，同軸ケーブルの場合には外被
または内被の径寸法，電線の場合には被覆体の径寸法）
と同一またはそれ以下の寸法に設定されている。
実施例に係る電気ケーブルの接続部構造に用いられるス
リーブ５を示す図で，（ａ）は側面図，（ｂ）は（ａ）
におけるＡ−Ａ線断面図，（ｃ）は平面図である。図１
（ａ），（ｂ）及び（ｃ）で示すように，スリーブ５は
金属等の硬質材料で形成され，円筒形状をしている。ス
リーブ５の長手方向での中間の径方向で互いに対向した
２箇所には，それぞれ周方向に長く延びた溝６が形成さ
れている。これらの溝６はスリーブ５の内周面から外周
面に至るように透通形成されている。そして，このスリ
ーブ５の内周の径寸法は，このスリーブ５を取付ける電
気ケーブルの径（例えば，同軸ケーブルの場合には外被
または内被の径寸法，電線の場合には被覆体の径寸法）
と同一またはそれ以下の寸法に設定されている。
【００１５】図２は図１のスリーブ５を用いた接続部構
造を示す図で，図２（ａ）は平面図，図２（ｂ）は図２
（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。図２を用いて，スリー
ブ５を同軸ケーブルに用いる場合について説明する。同
軸ケーブルＨの外被４の先端位置，即ち圧接片１０２の
挟持位置に，前記スリーブ５を挿嵌しておく。そして，
外被４をその表面側に取付けられたスリーブ５の溝６を
ガイドとしながら圧接片１０２の溝１０２ａ内に押込
む。
造を示す図で，図２（ａ）は平面図，図２（ｂ）は図２
（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。図２を用いて，スリー
ブ５を同軸ケーブルに用いる場合について説明する。同
軸ケーブルＨの外被４の先端位置，即ち圧接片１０２の
挟持位置に，前記スリーブ５を挿嵌しておく。そして，
外被４をその表面側に取付けられたスリーブ５の溝６を
ガイドとしながら圧接片１０２の溝１０２ａ内に押込
む。
【００１６】この様にして圧接片１０２内に押込まれた
外被４は，圧接片１０２によって破られて外部導体３を
露出せしめて圧接片１０２と電気的接触させる。このと
きにおいて，図２（ｂ）に示すように，外被４および内
被２はスリーブ５の存在により変形が阻止されている。
外被４は，圧接片１０２によって破られて外部導体３を
露出せしめて圧接片１０２と電気的接触させる。このと
きにおいて，図２（ｂ）に示すように，外被４および内
被２はスリーブ５の存在により変形が阻止されている。
【００１７】図３（ａ）及び（ｂ）は本発明の他の実施
例に係る電気ケーブルの接続部構造を示す図で，図３
（ａ）は平面図，図３（ｂ）はＣ−Ｃ線断面図である。
図３（ａ）及び（ｂ）で示すように，スリーブ５を電線
に用いる場合については，図５で示したような治具（パ
ンチ）８を用いて電線Ｉを圧接片に保持させるものであ
るが，以下の説明においては，便宜上この治具を省略し
て説明する。電線Ｉの場合においても，同軸ケーブルの
場合と同様に，図３（ａ）及び（ｂ）に示すように，被
覆体７の端部側の圧接片挟持部にスリーブ５を挿嵌して
おく。このスリーブ５も，前記同軸ケーブルの場合に用
いたものと同様に，金属などの硬質材料で構成されてお
り，径方向対称位置に溝６が形成されている。図３
（ａ）及び（ｂ）で示すように，圧接片１０３内に電線
Ｉを挟持せしめると，被覆体７は圧接片１０３の圧接挟
持により破れ，芯線９が圧接片と電気的接触する。この
場合においても，被覆体７は外部においてスリーブ５に
より囲まれているので，内部の芯線９が圧接片１０３へ
の挿入時および挟持時にずれたりして，図７に示したよ
うに，挟持部における断面の芯線９が縦長状にずれると
いったこともない。
例に係る電気ケーブルの接続部構造を示す図で，図３
（ａ）は平面図，図３（ｂ）はＣ−Ｃ線断面図である。
図３（ａ）及び（ｂ）で示すように，スリーブ５を電線
に用いる場合については，図５で示したような治具（パ
ンチ）８を用いて電線Ｉを圧接片に保持させるものであ
るが，以下の説明においては，便宜上この治具を省略し
て説明する。電線Ｉの場合においても，同軸ケーブルの
場合と同様に，図３（ａ）及び（ｂ）に示すように，被
覆体７の端部側の圧接片挟持部にスリーブ５を挿嵌して
おく。このスリーブ５も，前記同軸ケーブルの場合に用
いたものと同様に，金属などの硬質材料で構成されてお
り，径方向対称位置に溝６が形成されている。図３
（ａ）及び（ｂ）で示すように，圧接片１０３内に電線
Ｉを挟持せしめると，被覆体７は圧接片１０３の圧接挟
持により破れ，芯線９が圧接片と電気的接触する。この
場合においても，被覆体７は外部においてスリーブ５に
より囲まれているので，内部の芯線９が圧接片１０３へ
の挿入時および挟持時にずれたりして，図７に示したよ
うに，挟持部における断面の芯線９が縦長状にずれると
いったこともない。
【００１８】図４（ａ）及び（ｂ）は本発明のさらに他
の実施例に係る電気ケーブルの接続部構造に用いるスリ
ーブを示す図で，（ａ）は平面図，（ｂ）は（ａ）のＤ
−Ｄ線断面図である。図１乃至図３に示す前記実施例に
おいては，スリーブ５に溝６を形成し，この溝６によっ
て圧接片が外被や被覆体に直接接触するように説明した
が，本発明はこれに限定されず，図４に示すように，２
つのスリーブ５ａ，５ｂを電気ケーブルの軸方向で圧接
片１０３の厚み寸法よりもわずかに大きい相互間隔をお
いて被覆体７に挿嵌し，圧接片が通過できるようにして
おいてもよい。なお，図４においては，電線Ｉに用いる
ように図示したが，同軸ケーブルの場合にも同様に用い
ることができることはいうまでもない。
の実施例に係る電気ケーブルの接続部構造に用いるスリ
ーブを示す図で，（ａ）は平面図，（ｂ）は（ａ）のＤ
−Ｄ線断面図である。図１乃至図３に示す前記実施例に
おいては，スリーブ５に溝６を形成し，この溝６によっ
て圧接片が外被や被覆体に直接接触するように説明した
が，本発明はこれに限定されず，図４に示すように，２
つのスリーブ５ａ，５ｂを電気ケーブルの軸方向で圧接
片１０３の厚み寸法よりもわずかに大きい相互間隔をお
いて被覆体７に挿嵌し，圧接片が通過できるようにして
おいてもよい。なお，図４においては，電線Ｉに用いる
ように図示したが，同軸ケーブルの場合にも同様に用い
ることができることはいうまでもない。
【００１９】尚，上述では，同軸ケーブルＨの場合にお
いて，上記スリーブ５を外被について用いることとした
が，これを内被に用いることも可能である。
いて，上記スリーブ５を外被について用いることとした
が，これを内被に用いることも可能である。
【００２０】また，上記スリーブ５を平板状に打ち抜
き，同軸ケーブルの外被の外周，又は電線の被覆体の外
周に型などによってスリーブ状に丸めてカシメ付けるこ
ともできる。この場合には，スリーブ５の内径は，同軸
ケーブルの外被の径寸法よりもやや小さく設定される。
き，同軸ケーブルの外被の外周，又は電線の被覆体の外
周に型などによってスリーブ状に丸めてカシメ付けるこ
ともできる。この場合には，スリーブ５の内径は，同軸
ケーブルの外被の径寸法よりもやや小さく設定される。
【００２１】
【発明の効果】以上，説明したように，本発明によれ
ば，外被を圧接片に圧接挟持させた状態であっても，外
被や内被は変形することが阻止され，外部導体の配置状
態に変化がなく，同軸ケーブルの外部導体と圧接片との
間の良好な電気的接続を得ることが可能となる。
ば，外被を圧接片に圧接挟持させた状態であっても，外
被や内被は変形することが阻止され，外部導体の配置状
態に変化がなく，同軸ケーブルの外部導体と圧接片との
間の良好な電気的接続を得ることが可能となる。
【００２２】また，本発明によれば，圧接片への挿入圧
接時における電線の変形を阻止することができ，芯線と
圧接片との良好な電気的接続を得ることができる。
接時における電線の変形を阻止することができ，芯線と
圧接片との良好な電気的接続を得ることができる。
【図１】本発明の実施例に係る電気ケーブルの接続部構
造に用いるスリーブを示した説明図であり，（ａ）は側
面図，（ｂ）は（ａ）におけるＡ―Ａ線断面図，（ｃ）
は平面図である。
造に用いるスリーブを示した説明図であり，（ａ）は側
面図，（ｂ）は（ａ）におけるＡ―Ａ線断面図，（ｃ）
は平面図である。
【図２】本発明の実施例に係る電気ケーブルの接続部構
造を示した説明図であり，電気ケーブルとして同軸ケー
ブルに適用した例を示すもので，（ａ）は平面図，
（ｂ）は（ａ）におけるＢ―Ｂ線断面図である。
造を示した説明図であり，電気ケーブルとして同軸ケー
ブルに適用した例を示すもので，（ａ）は平面図，
（ｂ）は（ａ）におけるＢ―Ｂ線断面図である。
【図３】本発明の他の実施例に係る電気ケーブルの接続
部構造を示した説明図であり，電気ケーブルとして電線
に適用した例を示すもので，（ａ）は平面図，（ｂ）は
（ａ）におけるＣ―Ｃ線断面図である。
部構造を示した説明図であり，電気ケーブルとして電線
に適用した例を示すもので，（ａ）は平面図，（ｂ）は
（ａ）におけるＣ―Ｃ線断面図である。
【図４】本発明の電気ケーブルの接続部構造に用いるス
リーブの他の例を示したもので，（ａ）は側面図，
（ｂ）は（ａ）のＤ―Ｄ線断面図である。
リーブの他の例を示したもので，（ａ）は側面図，
（ｂ）は（ａ）のＤ―Ｄ線断面図である。
【図５】従来の同軸ケーブルの圧接片への電気的接続時
における同軸ケーブルの圧接挟持状態を示したもので，
（ａ）は平面図，（ｂ）は（ａ）におけるＥ―Ｅ線断面
図である。
における同軸ケーブルの圧接挟持状態を示したもので，
（ａ）は平面図，（ｂ）は（ａ）におけるＥ―Ｅ線断面
図である。
【図６】従来の電気ケーブルとして電線に接続した一例
を示す図で，（ａ）は平面図，（ｂ）は（ａ）における
Ｆ―Ｆ線断面図である。
を示す図で，（ａ）は平面図，（ｂ）は（ａ）における
Ｆ―Ｆ線断面図である。
【図７】図６の電線の圧接片への電気的接続時における
電線の圧接挟持状態を示したもので，（ａ）は平面図，
（ｂ）は（ａ）図におけるＧ―Ｇ線断面図である。
電線の圧接挟持状態を示したもので，（ａ）は平面図，
（ｂ）は（ａ）図におけるＧ―Ｇ線断面図である。
１ 同軸ケーブルの中心導体 ２ 同軸ケーブルの内被 ３ 同軸ケーブルの外部導体 ４ 同軸ケーブルの外被 ５ スリーブ ５ａ スリーブ ５ｂ スリーブ ６ 溝 ７ 電線の被覆体 ８ 治具 ９ 芯線 １０１ 圧接片（同軸ケーブルの中心導体用） １０２ 圧接片（同軸ケーブルの外部導体用） １０３ 圧接片（電線の芯線用）
Claims (2)
- 【請求項１】 Ｕ字状の圧接片と，少なくとも周囲に被
覆層を備えた導線からなる電気ケーブルとを圧接接続す
る構造において， 前記電気ケーブルの外周に挿嵌され，前記Ｕ字状の圧接
片と前記電気ケーブルとの圧接接続時に前記電気ケーブ
ルの変形を防止するとともに前記電気ケーブルと圧接片
接続を確実にならしめるために前記電気ケーブルよりも
機械的強度が大きいスリーブを備え， 前記スリーブは，前記スリーブの径方向で互いに対向す
る２箇所に，内外に連通する溝を有し， 前記溝をガイドとして前記溝に前記圧接片が押し込ま
れ，前記圧接片は，前記電気ケーブルの被覆層を貫通し
て， 前記電気ケーブルの導体を圧接挟持することを特徴
とする電気ケーブルの接続部構造。 - 【請求項２】 圧接片に接続される電気ケーブルの外周
に，該電気ケーブルよりも機械的強度が大きい一対のス
リーブが挿嵌されており，かつ，該一対のスリーブは，
前記電気ケーブルの軸方向で前記圧接片の通過を許す間
隔をおいて配置されていることを特徴とする電気ケーブ
ルの接続部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137033A JP2681430B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 電気ケーブルの接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137033A JP2681430B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 電気ケーブルの接続部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05335037A JPH05335037A (ja) | 1993-12-17 |
| JP2681430B2 true JP2681430B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=15189283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4137033A Expired - Lifetime JP2681430B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 電気ケーブルの接続部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2681430B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015079595A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 第一精工株式会社 | 電気コネクタ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6155847A (en) * | 1997-05-27 | 2000-12-05 | Osram Sylvania Inc. | Grounding device |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5336148B2 (ja) * | 1974-03-28 | 1978-09-30 | ||
| JPS5819886A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-05 | 株式会社合成化学研究所 | 接地抵抗低減剤 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP4137033A patent/JP2681430B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015079595A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 第一精工株式会社 | 電気コネクタ |
| US9318816B2 (en) | 2013-10-15 | 2016-04-19 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Electric connector and terminal included in the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05335037A (ja) | 1993-12-17 |
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