JPH0339866B2 - - Google Patents

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JPH0339866B2
JPH0339866B2 JP60232995A JP23299585A JPH0339866B2 JP H0339866 B2 JPH0339866 B2 JP H0339866B2 JP 60232995 A JP60232995 A JP 60232995A JP 23299585 A JP23299585 A JP 23299585A JP H0339866 B2 JPH0339866 B2 JP H0339866B2
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square pipe
cushion body
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motorcycle
core metal
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動二輪車用ステツプに関する。
(従来の技術) 従来の自動二輪車用ステツプとしては、第8図
および第9図に示す第1の従来例のように、所定
長さに裁断された角パイプピースを、一対の対向
稜を上下関係に配置するとともに、約半分長に渡
つて主として下方向からプレス機によつて圧縮す
ることにより、先端部分に平坦部42を上部稜線
43に沿つて形成し、かつ平坦部に貫通長孔44
を設けたものを芯金41として使用し、その芯金
41の周囲を角パイプ部45の内側端部45aを
除いて全体的に合成樹脂等で鋳ぐるみクツシヨン
体46としたものが利用されていた。
また、第10図に示す第2の従来例のように、
ステツプの基体51としてアルミ鋳物によつて自
動二輪車フレームへの取付板52、底部53、バ
ンクセンサ59の取付部54を形成し、上部の凹
所55内に合成樹脂製のクツシヨン体56を嵌入
し底部53よりボルト57等によつて固定したも
のも利用されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記第1の従来例においては、角パイ
プ部45の内側端部45aを除いて芯金41全周
囲にクツシヨン体46を設けているために外観上
厚ぼつたくスマートさに欠ける他、バンクセンサ
49を付設する際、付設補強板48を底部46a
に別設しなければならず、また別設しても付設強
度が十分にとれず、またクツシヨン体46の抜け
止めも長孔44内に鋳込まれた部分のみで行つて
いるために十分でないといつた課題を有してい
た。
前記第2の従来例においては、外観がスマート
になりかつバンクセンサ59の取付強度が向上し
たとは言え、ステツプの基体51をアルミ鋳造に
よつて製作し、かつクツシヨン体56を別に成形
した後、嵌込む取付作業が付加されるために高価
なものとなる欠点が存在していた。先行技術文献
として、例えば、実開昭59−172686号公報があ
る。
本発明は、前記課題に鑑みなされたもので、外
観が比較的にスマート、適当な強度でバンクセン
サ等の取付を容易に行うことができ、更にクツシ
ヨン体の抜け止め強度も十分に確保され、足を乗
せる箇所に十分なクツシヨン体の肉厚をとること
ができて耐久性があり、比較的廉価な自動二輪車
用ステツプを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段
は、角パイプからなるステツプ芯金と、該ステツ
プ芯金を覆うクツシヨン体とを備える。上記ステ
ツプ芯金は、内側端部に車体への取付部を有し一
対の対向稜を上下関係に配置してなる角パイプ部
と、該角パイプ部の外側に一対に連設されかつ上
記角パイプを平坦に圧接重合してなり、上面が上
記角パイプ部の上側稜線よりも一旦凹んだのち先
端に向かつて上方に傾斜し、該上面の両側にリブ
を有するとともに先端に起立片を有し、底面が上
記角パイプ部の下側稜線より先端に向かつて上方
に傾斜するように形成された平坦部とからなる。
上記クツシヨン体は、上記ステツプ芯金の角パイ
プ部の内側端部及び平坦部の底面中間部を除く外
周部を鋳ぐるんでいる。上記ステツプ芯金の平坦
部の底面中間部には、バンクセンサ等を取付ける
ための取付部が設けられているものとする。
ここにおいて、「内」とは自動二輪車の中心側
をいい、「外」とはその逆をいうものとする。
(作用) これにより、本発明では、ステツプ芯金の平坦
部の底面中間部をクツシヨン体から露出した構成
したことにより、軽量感をかもし出すと共に全体
をスマートにし、かつ該露出中間部にバンクセン
サ等を十分な強度をもつて取付ることを可能とす
る。また、ステツプ芯金の平坦部において上面を
凹ませるとともに上面両側をリブを、先端にアン
カー状に曲立した起立片を設けた構成によつて、
クツシヨン体が抜けるのを効果的に防止しなが
ら、ステツプ芯金の特に荷重のかかる平坦部の強
度を高めることができ、上記バンクセンサ等を取
付けるための強度も十分に確保される。更に、角
パイプピースのプレス成形により芯金にクツシヨ
ン体を鋳ぐるみによつて一体的に取付ける構成を
とつているため、ステツプを廉価に製造すること
が可能となつている。
(実施例) 以下、図面によつて本発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図は本発明の自動二輪車用ステツプの一実
施例の平面図、第2図は同実施例の右側面図、第
3図は同実施例の背面図、第4図は同実施例に使
用される芯金の正面図、第5図は同芯金の平面
図、第6図は同芯金の左側面図、第7図は本発明
により自動二輪車用ステツプを製造する工程の主
要部を示す説明図である。
第1図ないし第6図において、自動二輪車用ス
テツプ1は、自動二輪車のフレームに装着される
内側端部3aを有したステツプ芯金2と、該ステ
ツプ芯金2の大部分の外周部を鋳ぐるんだクツシ
ヨン体10とから構成されている。
ステツプ芯金2は、第4図ないし第6図に示す
ように一対の対向稜21,22を上下関係に配置
した断面正方形状の角パイプ部3と、該角パイプ
部3の外側に連続形成されかつ角パイプを平坦に
圧接重合してなり、上面が角パイプ部3の上側稜
線より一旦凹んだのち先端に向かつて上方に傾斜
し、上面両側にリブ6a,6bを有するとともに
先端に起立片5を有し、底面が角パイプ部3の下
側稜線より先端に向かつて傾斜するように形成さ
れた平坦部7とからなる。さらに、角パイプ部3
の内側端部3aに装着用の貫通孔3bを、起立片
5にアンカー用長孔5aを穿設し、かつ平坦部7
にバンクセンサ取付用のネジ孔7aを設けてい
る。起立片5の頂部は、角パイプ部3の上部稜線
の延長線とほぼ同レベルに抑えられており、ま
た、リブ6a,6bは、平坦部7上面にほぼ平行
に形成されてステツプ芯金2の上面中央部をくぼ
んだ形状としている。バンクセンサ15(第2
図)はネジ孔7aに取替自在に螺入されている。
一方、クツシヨン体10は、第1図ないし第3
図に示すように、ステツプ芯金2の角パイプ部3
の内側端部3aと平坦部7の底面中間部8とを除
く外周部を鋳ぐるんだ筒状体を成しており、上面
に格子状の溝11aを有し内部両側に平行にクツ
シヨン用空洞11b,11cを形成した基体部1
1と、該基体部11の内端部において角パイプ部
3の底部に巻きついた内端係合部12と、先端部
において起立片5を鋳ぐるんだ先端係合部13と
から形成されている。
以上の構成の自動二輪車用ステツプ1は、例え
ば次のようにして製造される。即ち、第7図に示
すようにまず切断機31によつて絞り加工の可能
な鋼製の断面正方形状の角パイプAを所定長に切
断し、角パイプピースBを形成する(第7図a参
照)。その後、プレス装置32の成形ダイ32a
上に一対の対向稜を上下関係に配置してプレス方
向に合せて角パイプピースBを設定し、作業ダイ
32bにて第4図ないし第6図に示す形状にプレ
ス加工を行い、プレス成形ピースCを形成する
(第7図b参照)。しかる後に、プレス成形ピース
Cにボール盤33等により、穴3bを設ける加工
とネジ穴7aを設ける加工を施し、またクロムメ
ツキ処理を行い、ステツプ芯金2を形成する(第
7図c参照)。さらに、鋳型34内において前記
ステツプ芯金2の角パイプ部3の内側端部3a
(第5図)及び傾斜平坦部7の底面中間部8(第
2図)にポリ塩化ビニール等の合成樹脂溶融湯3
5が廻らないように設定して、ステツプ芯金2
(第2図)の外周にクツシヨン体10を鋳ぐるみ
成形してステツプ1を形成する(第7図d参照)。
このようにして製造されたステツプ1は、ステ
ツプ芯金が一部だけ露出されており、すでてクツ
シヨン体10で覆われた場合に比べて、外観が良
好であり、バンクセンサ15等の取付場所も確保
されている。しかも、足が主に乗せられる部分に
ついては、クツシヨン体10は十分な肉厚を有し
ている。起立片5により、クツシヨン体10は十
分に抜け止めされている。
また、芯金とクツシヨン体を別に成形した後に
嵌込む製造方法に比べて、プレス成形品を芯金2
として鋳ぐるみによつてクツシヨン体10を一体
的に取付けるようにしているため、製造コストは
安くなつている。
(発明の効果) 以上述べた如く、本発明の自動二輪車用ステツ
プによれば、ステツプ芯金の底面中間部をクツシ
ヨン体から露出することになり、全体的にクツシ
ヨン体によつて覆われているものに比較して軽量
感、スマートさを創出することができ、またこの
露出底面に、バンクセンサ等を直にネジによつて
取替自在にかつ十分な取付強度を確保しながら取
付けることが可能となる。
しかも、ステツプ芯金の上面の中央部凹所にク
ツシヨン体の肉厚を十分にとることができるの
で、摩滅に対して十分な耐久性を確保できるとと
もに、ステツプ芯金先端の起立片によつてクツシ
ヨン体の抜け止めを効果的に行ことができる。
さらに、角パイプピースのプレス成形品を芯金
として鋳ぐるみによつてクツシヨン体を一体的に
取付ているため、材料、作業コストを削減でき、
廉価なステツプの製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動二輪車用ステツプの一実
施例の平面図、第2図は同実施例の右側面図、第
3図は同実施例の背面図、第4図は同実施例に使
用される芯金の正面図、第5図は同芯金の平面
図、第6図は同芯金の左側面図、第7図は上記自
動二輪車用ステツプを製造する工程の主要部を示
す説明図である。第8図は従来の自動二輪車用ス
テツプの平面図、第9図は同ステツプの右側面
図、第10図は従来の別の自動二輪車用ステツプ
の右側面図である。 1……自動二輪車用ステツプ、2……ステツプ
芯金、3……角パイプ部、3a……内側端部、5
……起立片、6a,6b……リブ、7……平坦
部、8……底面中間部、10……クツシヨン体、
21,22……対向稜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 角パイプからなるステツプ芯金と、該ステツ
    プ芯金を覆うクツシヨン体とを備え、 上記ステツプ芯金は、内側端部に車体への取付
    部を有し一対の対向稜を上下関係に配置してなる
    角パイプ部と、該角パイプ部の外側に一体に連設
    されかつ上記角パイプを平坦に圧接重合してな
    り、上面が上記角パイプ部の上側稜線よりも一旦
    凹んだのち先端に向かつて上方に傾斜し、該上面
    の両側にリブを有するとともに先端に起立片を有
    し、底面が上記角パイプ部の下側稜線より先端に
    向かつて上方に傾斜するように形成された平坦部
    とからなり、 上記クツシヨン体は、上記ステツプ芯金の角パ
    イプ部の内側端部及び平坦部の底面中間部を除く
    外周部を鋳ぐるんでおり、 上記ステツプ芯金の平坦部の底面中間部には、
    バンクセンサ等を取付けるための取付部が設けら
    れていることを特徴とする自動二輪車用ステツ
    プ。
JP60232995A 1985-10-17 1985-10-17 自動二輪車用ステップ Granted JPS6291384A (ja)

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JP60232995A JPS6291384A (ja) 1985-10-17 1985-10-17 自動二輪車用ステップ

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JPS6291384A JPS6291384A (ja) 1987-04-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6232669B2 (ja) * 2014-01-15 2017-11-22 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のステップ構造

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JPS6238794B2 (ja) * 1981-07-28 1987-08-19 Fujitsu Ltd

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JPS6238794B2 (ja) * 1981-07-28 1987-08-19 Fujitsu Ltd

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