JPH0339142Y2 - - Google Patents

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JPH0339142Y2
JPH0339142Y2 JP1986168909U JP16890986U JPH0339142Y2 JP H0339142 Y2 JPH0339142 Y2 JP H0339142Y2 JP 1986168909 U JP1986168909 U JP 1986168909U JP 16890986 U JP16890986 U JP 16890986U JP H0339142 Y2 JPH0339142 Y2 JP H0339142Y2
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container
shoulder
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wall
shoulder member
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はポータブルクーラーなどの保温保冷
容器に関する。
(従来の技術) 従来、この種の保温保冷容器としては、 (a) 実公昭57−49946号公報に示されていように、
保温保冷効果を高めるなどの理由により、容器
本体の上部開口はできるだけ狭くしてあのが通
例である。
(b) 実開昭56−168780号公報に示すように、容器
本体を内外両ケースで形成して、その内容器の
上部開口を広口とするとともに、前記上部開口
を蓋体で肩部に載置ないし嵌合して被蓋できよ
うにし、該蓋体の下方には熱源用容器を一体に
設けたものも知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来例(a)のものによれば、容器
本体の上部開口が狭いため、容器本体内部の洗浄
がし難い上に、器体内の内溶液の残量を排出する
際にも容器本体の肩部などに留り、残液処理が面
倒で完全に行えない問題点があつた。さらに、容
器本体の上部開口の口径より大きな果物やビール
瓶やコーヒー缶などを収納し難く、あるいは収納
できない問題点があつた。
従来例(b)のものによれば、上記(a)のもつ諸欠点
をことごとく解消できる。
しかしながら、このロのものでは、蓋体は容器
本体の肩部に載置ないし嵌合するだけであるた
め、器体が転倒した場合などにおいて蓋体が外れ
る恐れがあるばかりか、蓋体の外径は肩部の外側
壁(外装ケース上方)も被蓋する必要上、かなり
大径とならざるを得ず、その分蓋体の材料費が高
くつくし、さらに上記蓋体の載置ないし嵌合式に
代えて螺合式としても螺合の径が大径となるため
容器本体に螺脱しづらい欠点があつた。
この考案は、上記問題点をことごとく解消した
ものを提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、この考案は、上部
開口を胴内径と略同径の広口とした内容器と外装
体をなす外装ケースとによつて容器本体を形成
し、該内容器の上端部と外装ケースの上端部間を
継ぎ合わせて容器本体の肩部を形成する肩部材を
設け、該肩部材に前記内容器の広口開口に連続し
て形成される内側壁を形成し、該内側壁に雌ねじ
を形成して、この雌ねじに容器本体の外蓋の雄ね
じを螺合して前記内容器の上部開口を被蓋し、前
記外蓋の上面を外蓋の被蓋時には前記肩部材と連
続した曲面をなすように形成して該上面に手指挿
入用の凹部を形成してなることを特徴とするもの
である。
肩部の外側壁には把手の取付部材を設け、この
把手の取付部材を介して把手を把持して容器本体
を持ち運びするようにすることもできる。
(第1実施例) この考案の第1実施例を第1図ないし第3図に
基づいて以下に説明する。
1は容器本体で、この容器本体1は、外装ケー
スをなす外装ケース3と上部開口1aを胴内径と
略同径の広口とした内容器4とからなる胴2と、
底部材5とからなつている。外装ケース3及び底
部材5と内容器4との間には発泡スチロールなど
の断熱材6が充填されている。
前記内容器4の上端部と外装ケース3の上端部
間を継ぎ合わせて容器本体1の肩部を形成する肩
部材7を設けている。この肩部材7には前記内容
器4の広口開口に連続して形成される内側壁イを
形成し、該内側壁イに雌ねじ7aを形成してあ
り、この雌ねじ7aに容器本体1の外蓋10の雄
ねじ11を螺合して前記内容器4の上部開口1a
を被蓋するようにしてある。前記外蓋10の上面
10aは外蓋10の被蓋時には前記肩部材7と連
続した曲面をなすように形成して、該上面10a
には手指挿入用の凹部12を形成してあり、この
凹部12に手指を挿入してこの外蓋10を容器本
体1(つまり肩部材7の内側壁イ)に螺合し易
く、或いは螺合を解いて取り外し易くしてある。
肩部材7の外側壁ロには把手の取付部材8が設
けてある。
前記肩部材7の内側イ下部には内向きの鍔部7
bが水平状に突出形成してあり、この鍔部7bに
内蓋20を落し込み状に載置して容器本体1内を
臨むようにしてある。この内蓋20は前記胴2内
径に近い外径としてある。
内蓋20と外蓋10とは分離自在に設けると共
に、両者20,10間には、コツプ、紅茶パツ
ク、おしぼり、ナプキン、爪楊枝などの小物31
を収納する小物収納空間30が形成してある。小
物31として、この実施例ではコツプを用いてお
り、このコツプ31の下部は内蓋20の収納凹部
21に落し込み状に収納しているとともに、コツ
プ31の上端部32を外蓋10の凹部12で押さ
えつけるようにして、コツプ31の揺動を防止し
ている。
なお、この実施例の容器本体1の下部には押圧
止コツク40が装着されている。
この押圧式コツプ40は、ジヨイント41によ
り容器本体1に結合したコツク本体42と、この
コツク本体42内にバネ44により進退可能に弾
支されたT字状の操作杆43とからなつており、
操作杆43の先端部には、抜け止め部43a及び
パツキン45を介してスペーサ46が固装されて
いる。このスペーサ46は、第2図と第3図に示
すように、コツク本体42内壁に当接される複数
のリブ47……47を放射状に配設した筒状に形
成されており、このスペーサ46を操作杆43先
端に形成した溝部48に圧入嵌着し、パツキン4
5をこれと抜け止め部43aとにより挾持させる
ことにより、操作杆43が揺動するのを防止して
いる。このような構成により、操作杆43の振れ
止めが達成できるため、操作杆43のガタつきに
よるパツキン45の摩耗が防止できるほか、内溶
液が層流状態で注出できる。しかも、パツキン4
5の装着が容易でガタつきも防止できるし、操作
杆42の成形も容易であなどの利点も有する。
(第2実施例) 第4図は第2実施例を示す。このものは、第1
実施例と比べて、内容器4の上端縁4aをハンド
ル取付部材8の下方位置に設け、該上端縁4aに
肩部材7の鍔部7b外方を嵌め込み、肩部材7の
内側壁イに形成した雄ねじ11部が内容器4の上
端部の内径と同等もしくは長くなるように構成し
て、容器本体1の上部開口1aが一層広口となる
ようにしてある点を特徴とするものであり、その
他の構成は第1実施例と同様としてなるものであ
る。
(第3実施例) 第5図は第3実施例を示す。このものは、第1
実施例で示した肩部材7の内側壁イに形成した鍔
部7bをなくし、肩部材7の内側壁イに形成した
雌ねじ7aに、外蓋10の外側壁に形成した雄ね
じ11を螺合することにより被蓋するようにして
ある一方、外蓋10の外側壁ロの内側には雌ねじ
13を形成するとともに、皿状の内蓋20の外側
壁上部には雄ねじ22を形成し、この雌雄両ねじ
13,22を螺合して内蓋20を外蓋10に結合
できるようにしてある点に特徴を有し、その他の
構成は第1実施例のものと略同様としてなる。こ
のように構成すれば、第1図で示した肩部材7に
鍔部7bがないので、容器本体1内の残量処理や
その内容器4などの洗浄処理が、第1実施例のも
のと比べて一層し易い利点がある。なお、この実
施例では小物31として紅茶パツクを小物収納空
間30に収納してあるが、これに限らないことは
勿論である。
(第4実施例) 第6図は第4実施例を示す。このものは、第5
図の変形例となるもので、第5図のものと比べて
内蓋20の取付構造や取付位置が異なるものであ
る。すなわち、外蓋10の下面に、下端部に係合
爪14を有する脚部15を複数個配設すると共
に、コツプ兼用の内蓋21の開口上縁に形成した
外向き鍔部33を、上記各脚部15の係合爪14
に夫々下方から係合するようにしてある一方、コ
ツプ兼用内蓋20内には更に内コツプ31aを収
納できるようにしてなるものである。
なお、コツプ兼用内蓋20を外蓋10に着脱自
在に設ける方法としては、前記係合爪14に代え
て環状の内向き鍔部(図示せず)とか、螺合式な
ど適宜設計変更できる。
(考案の効果) この考案によれば、 (1) 上部開口を胴内径と略同径の広口とした内容
器と外装体をなす外装ケースとによつて容器本
体を形成し、該内容器の上端部と外装ケースの
上端部間を継ぎ合わせて容器本体の肩部を形成
する肩部材を設け、該肩部材に前記内容器の広
口開口に連続して形成される内側壁を形成し、
該内側壁に雌ねじを形成して、この雌ねじに容
器本体の外蓋の雄ねじを螺合して前記内容器の
上部開口を被蓋するようにしているから、外蓋
の雄ねじ形成位置が従来の大径位置での螺合の
ものに比べて小径位置に形成されるため、肩部
材に対する外蓋の螺合または螺合解除操作がし
易く、外蓋の材料代も安価となる。
(2) 上部開口を胴内径と略同径の広口とした内容
器の上端部と外装ケースの上端部間を継ぎ合わ
せて、容易本体の肩部を形成する肩部材を設け
てなるから、前記肩部材が、容器本体をなす内
容器と外装ケースの両上端部間の継合部を被覆
保護するとともに補強になる。しかも、内容器
と外装ケース間に充填する断熱材がかなり上端
位置まで充填できる利点がある。
(3) 外蓋の上面を外蓋の被蓋時には肩部材と連続
した曲面をなすように形成しているから、肩部
材に不用意に手指等を引つ掛けてしまう恐れが
なく、また該上面には手指挿入用の凹部を形成
しているから、この凹部に手指を入れて螺合操
作することにより外蓋の着脱が容易となる。
(4) 肩部の外側壁には把手の取付部材を設けてい
から、肩部の有効利用ができるだけでなく、携
帯可能な保温保冷容器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は何れもこの考案の実施例を示す。第1図は
第1実施例の縦断面図、第2図はコツク部分の要
部拡大断面図、第3図は第2図におけるスペーサ
部分の縦断面図、第4図は第2実施例の縦断面
図、第5図は第3実施例の縦断面図、第6図は第
4実施例の縦断面図である。 1……容器本体、1a……上部開口、3……外
装ケース、4……内容器、7……肩部材、7a…
…雌ねじ、8……把手の取付部材、10……外
蓋、10a……上面、11……雄ねじ、12……
凹部、20……内蓋、22……雄ねじ、30……
小物収納空間、31……小物、40……コツク、
イ……肩部材の内側壁、ロ……肩部材の外側壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部開口1aを胴内径と略同径の広口とした
    内容器4と外装体をなす外装ケース3とによつ
    て容器本体1を形成し、該内容器4の上端部と
    外装ケース3の上端部間を継ぎ合わせて容器本
    体1の肩部を形成する肩部材7を設け、該肩部
    材7に前記内容器4の広口開口に連続して形成
    される内側壁を形成し、該内側壁に雌ねじ7a
    を形成して、この雌ねじ7aに容器本体1の外
    蓋10の雄ねじ11を螺合して前記内容器4の
    上部開口1aを被蓋し、前記外蓋10の上面1
    0aを外蓋10の被蓋時には前記肩部材7と連
    続した曲面をなすように形成して該上面10a
    に手指挿入用の凹部12を形成してなることを
    特徴とする保温保冷容器。 (2) 肩部材7の外側壁ロには把手の取付部材8を
    設けている請求項(1)記載の保温保冷容器。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5749946U (ja) * 1980-09-08 1982-03-20

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JPS5749946U (ja) * 1980-09-08 1982-03-20

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