JP4041682B2 - 市販ボトル用アダプタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ジュース等の飲料が入れられて市販される市販PETボトル等に取り付けられ、物品等の収容部を形成した市販ボトル用アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、お茶やジュース等の飲料が入れられて市販されるポリエチレン(PET)製等のボトルは、容量が1l(リットル)のものや500mlのものなど、多種類がある。そして500mlの市販ボトルは、1人分として手頃な大きさであることから携帯用として使用され、外出先で市販ボトルに直接口を付けて飲料を飲むことがある。また、市販ボトルにストロー等を装着して飲む場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、市販ボトルに直接口を付けたりストローを差したりして飲むと、市販ボトル内の飲料に汚れや唾液が入り、衛生的ではなかった。また市販ボトルに口を付けて飲むことは、見た目にあまり良くない。しかし、市販ボトルと別体のコップを持ち歩くことは荷物が増えて面倒である。コップ付きのボトルカバーも市販されているが、これは市販ボトル全体を収容し覆うものであり、カバーやコップのコストがかかり、取り扱いも面倒なものである。
【0004】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で市販ボトルに着脱自在に取り付けられ、コップ等を入れる収容部を設けた市販ボトル用アダプタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、市販ボトルの注ぎ口に取り付けられる取付部材と、上記取付部材に着脱可能に取り付けられたカップ本体が設けられ、上記カップ本体内に物品を収納可能な収容部を形成した市販ボトル用アダプタである。上記収容部は、上記カップ本体と取付部材とで形成される空間からなる。上記市販ボトル用アダプタは、上記カップ本体に形成された係合部と、上記取付部材に形成された被係合部を有し、上記係合部と被係合部が係合して上記カップ本体が上記取付部材に取り付けられる。上記収容部の中には、複数個のコップが収納可能である。
【0006】
上記収容部の中には、複数個のコップや、菓子類、玩具類、おしぼり等、適宜の物を収納し得る。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施形態の市販ボトル用アダプタ10を示すものである。ここで、飲料が入れられている市販ボトル12は、一端部が肩部12aで径が細くなり、肩部12aの先端に円筒状の注ぎ口14が一体に形成されている。注ぎ口14の外周面には、注ぎ口14を閉鎖するキャップ16が取り付けられる雄ねじが形成されている。そして、キャップ16は、外側面には縦方向の図示しない溝部が形成され、内周面には市販ボトル12の注ぎ口14の雄ねじに螺合される雄ねじが形成されている。
【0008】
そして、この実施形態の市販ボトル用アダプタ10は、キャップ16に取り付ける取付部材18が設けられている。取付部材18は、適度な弾力性を有する合成樹脂で作られている。取付部材18には、一端部が閉鎖された円筒状の保持部20が設けられ、保持部20の内周面には、キャップ16の外側面の溝が嵌合する図示しない突起が形成されている。そして、保持部20に連続し、市販ボトル12の注ぎ口14と市販ボトル12の肩部12aに沿って下方へ広がる円錐部22が形成されている。円錐部22の周縁部24には、図2に示すように、後述するカップ本体28の係止突起31の外側に当接して係止する被係合部である被係止突起26が一周して形成されている。
【0009】
取付部材18には、有底筒状のカップ本体28が取り付けられている。カップ本体28は、適度な弾力性を有する合成樹脂で作られている。カップ本体28は、取付部材18を入れる十分な深さを有し、取付部材18を入れたとき、カップ本体28と取付部材18の間の空間は収容部29となる。そして、カップ本体28の周縁部30には、外側にわずかに膨らむ係合部である係止突起31が一周して形成され、被係止突起26に弾発的に係合可能に設けられている。
【0010】
次に、この実施形態の市販ボトル用アダプタ10の使用方法について説明する。まず、取付部材18の外側に収容物を入れる。収容物は、例えば飲料を飲むためのコップ32であり、同形のコップ32を5個重ね、取付部材18に被せる。そしてコップ32の外側から、カップ本体28を取り付ける。このとき、カップ本体28の周縁部30を、取付部材18の円錐部22周縁部24に軽く押し付けると、カップ本体28と取付部材18が互いにわずかに弾性変形し、カップ本体28の係止突起31と取付部材18の被係止突起26が互いに係止される。
【0011】
そして、市販ボトル12のキャップ16に、取付部材18の保持部20を嵌合させ、取り付ける。このとき、キャップ16の溝部と保持部20の突起が互いに嵌合し、取付部材18を回転させるとキャップ16もそれにともなって回転するように一体に組み合わせられる。
【0012】
次に、市販ボトル12の内容物である飲料を飲むときは、カップ本体28を上方へ引き、わずかに弾性変形させてカップ本体28の係止突起31と取付部材18の被係止突起26の係止を解除し、カップ本体28を外す。次にコップ32を、取付部材18から取る。そして露出した取付部材18をキャップ16ともに回転させ、キャップ16と市販ボトル12の注ぎ口14の螺合を解除して外す。このときキャップ16は保持部20内に嵌合した状態で一体的に外れ、その状態のままにしておく。この後、飲料をコップ32内に注ぎ、飲む。また、カップ本体28をさかさまにしてコップとし、カップ本体28で飲料を飲んでもよい。
【0013】
この実施形態の市販ボトル用アダプタ10によれば、簡単な構造で市販ボトルに着脱自在に取り付けることができ、収容部29を有してその収容部29内にコップ32等の小物を入れることができる。そして、コップ32に、市販ボトル12の飲料を移して飲むことができ、市販ボトル12の中に異物や唾液が入りにくく、衛生的である。また、コップ16の携帯にも便利である。さらに、飲みやすく、こぼすことがなく行儀よく飲料を飲むことができる。そして市販ボトル12の上方を覆うように一体に取り付けられるため、コンパクトで持ち運びが便利である。コップ32は多数収容可能であり、多人数で飲むことができる。
【0014】
なお、この実施形態の市販ボトル用アダプタ10の収容物は、図3に示すように、コップ32以外に何でもよい。例えば、図3(a)には菓子類27を入れた状態を示し、図3(b)はタオル35を入れた状態を示している。タオル35の代わりにハンカチやおしぼり等でもよい。そして図3(c)は玩具類33を入れた状態を示している。また、市販ボトル用アダプタ10、及びその中の菓子類27や玩具類33は、市販ボトル12の景品として販売することもできる。
【0015】
なお、この実施形態の市販ボトル用アダプタ10は、図4に示すようにカップ本体28の外側面に、円周方向に等間隔に、一対の持ち手25が設けられてもよい。これによりカップ本体28で飲料を飲むとき、持ちやすく、便利である。また、持ち手25は、片方のみ設けられてもよい。
【0016】
次に、この発明の第二実施形態について、図5に基づいて説明する。ここで、上記の実施の形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の市販ボトル用アダプタ34は、市販ボトル12の注ぎ口14に、取付部材36が取り付けられている。取付部材36は、適度な弾力性を有する合成樹脂で作られている。取付部材36は、一端部が閉鎖された円筒状に形成され、取付部材36の円筒状の保持部40内周面には、市販ボトル12の注ぎ口14に形成された雄ネジ38に螺合される雌ネジ44が形成されている。そして、取付部材36の閉鎖された端部の外側面には、後述するカップ本体28の係合部46が嵌合する被係合部である溝部43が一周して設けられている。
【0017】
また、取付部材36には、有底筒状のカップ本体28が、着脱自在に取り付けられている。カップ本体28は、適度な弾力性を有する合成樹脂で作られている。カップ本体28は、取付部材36と、市販ボトル12の注ぎ口14と肩部12aを覆う十分な深さを有し、市販ボトル12の注ぎ口14と肩部12aを入れたとき、カップ本体28と市販ボトル12の間の空間は収容部48となる。そして、カップ本体28の内側中央部には、取付部材36の溝部43に嵌合される突起50が円筒状内側に一周して形成された係合部46が設けられている。
【0018】
次に、この実施形態の市販ボトル用アダプタ34の使用方法について説明する。まず、市販ボトル12の注ぎ口14に、取付部材36を螺合させて取り付ける。そして、取付部材36の外側またはカップ本体28内に、図示しない収容物を設ける。収容物は、例えば、ナプキンや折れ曲がり式のストローや楊枝など自由に選択することができる。次に、カップ本体28を取付部材36取り付ける。このとき、カップ本体28の突起50を取付部材36の溝部43に軽く押し付けると、カップ本体28の係合部46がわずかに弾性変形し、カップ本体28の突起50と取付部材36の溝部43が係止される。
【0019】
次に、市販ボトル12の内容物である飲料を飲むときは、カップ本体28を上方へ引き、わずかに弾性変形させて係合部46の突起50と取付部材36の溝部43の係止を解除し、カップ本体28を外す。このとき、カップ本体28内の収容部48に設けられた収納物も取り出す。そして露出した取付部材36を回転させて市販ボトル12の注ぎ口14との螺合を解除して外す。そして飲料を、注ぎ口14から直接飲んだり、またカップ本体28を逆さにしてコップとし内側に飲料を注いで飲んでもよい。
【0020】
この実施形態の市販ボトル用アダプタ34によれば、上記実施形態と同様の効果があり、また、取付部材36が小形で簡単な構造であるためコストが安価である。
【0021】
次に、この発明の第三実施形態について、図6に基づいて説明する。ここで、上記の実施の形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の市販ボトル用アダプタ52は、キャップ16に取り付ける取付部材54に、一端部が閉鎖された円筒状の保持部56が設けられ、保持部56の内周面には、キャップ16の外側面の溝が嵌合する図示しない突起が形成されている。そして、保持部56の閉鎖された端面56aに連続し、保持部56の側方へ広がり、市販ボトル12の肩部12aに向かうように下方へ延出する略円筒状の側面部58が形成されている。側面部58の周縁部60外側には、カップ本体28の後述する係合凹部70の内側に嵌合されて係止する被係合部である係合凸部62が一周して形成されている。
【0022】
そして取付部材54には、有底筒状のカップ本体28が取り付けられている。カップ本体28は、取付部材54を入れる十分な深さを有し、取付部材54を入れたとき、カップ本体28と取付部材54の間の空間は収容部66となる。そして、カップ本体28の周縁部68内側には、取付部材54の係合凸部62が嵌合する係合部である係合凹部70が一周して形成されている。
【0023】
次に、この実施形態の市販ボトル用アダプタ52の使用方法について説明する。まず、取付部材54の外側に図示しない収容物を入れ、収容物の外側から、カップ本体28を取り付ける。このとき、カップ本体28を取付部材54の外側に被せると、側面部58の係合凸部62がカップ本体28の内壁に押され、わずかに内側に弾性変形する。さらにカップ本体28を押し下げてカップ本体28の係合凹部70が係合凸部62に一致したとき、側面部58の弾性変形は元に戻り、係合凸部62が係合凹部70に差し込まれ、取付部材54とカップ本体28が互いに係止される。そして、市販ボトル12のキャップ16に、取付部材54の保持部56を嵌合させ、取り付ける。
【0024】
次に、市販ボトル12の内容物である飲料を飲むときは、カップ本体28を上方へ引き、わずかに弾性変形させて取付部材54の係合凸部62とカップ本体28の係合凹部70の係止を解除し、カップ本体28を外す。そして収容物を取り出し、露出した取付部材54を回転させ、キャップ16と市販ボトル12の注ぎ口14の螺合を解除して外す。そして、カップ本体28と取付部材54は、ともにコップとして、内側に飲料を注いで使用することができる。
【0025】
この実施形態の市販ボトル用アダプタ52によれば、上記実施形態と同様の効果があり、また取付部材54もコップとして使用することができ便利である。
【0026】
なお、この実施形態の市販ボトル用アダプタ52は、図7に示すようにカップ本体28の外側面に、環状の持ち手25が設けられていてもよい。持ち手25が設けられていることにより、カップ本体28で飲料を飲むとき、持ちやすく、便利である。
【0027】
なお、この発明の市販ボトル用アダプタは、上記各実施の形態に限定されるものではなく、カップ本体と取付部材の大きさや形状、互いの係合方法等は自由に変更可能である。また、市販ボトルと市販ボトル用アダプタの係合部分は、上記実施形態以外にパッキン等を利用してもよい。
【0028】
【発明の効果】
この発明の市販ボトル用アダプタは、簡単な構造で市販ボトルに収容部を着脱自在に設けることができる。収容部には、コップやおしぼり等、飲料を飲むときに使用するものや、菓子類や玩具等の景品を、入れることができ、市販ボトルをより使いやすいものにすることができる。
【0029】
また、カップ本体と取付部材との間の空間に種々の物品を収容することにより、密閉状態で清潔に収容することができ、この市販ボトルアダプタを収納物ともに付け替え、取り外しが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一実施形態の市販ボトル用アダプタの縦段面図である。
【図2】 この実施形態の市販ボトル用アダプタの部分拡大縦段面図である。
【図3】 この実施形態の市販ボトル用アダプタに収容物を入れた状態を示す縦段面図(a),(b),(c)である。
【図4】 この実施形態の市販ボトル用アダプタの変形例を示す縦段面図である。
【図5】 この発明の第二実施形態の市販ボトル用アダプタの縦段面図である。
【図6】 この発明の第三実施形態の市販ボトル用アダプタの縦段面図である。
【図7】 この実施形態の市販ボトル用アダプタの変形例を示す縦段面図(a)と部分拡大断面図(b)である。
【符号の説明】
10 市販ボトル用アダプタ
12 市販ボトル
14 注ぎ口
16 キャップ
18 取付部材
20 保持部
22 円錐部
26 被係止突起
27 菓子類
28 カップ本体
29 収容部
31 係止突起
32 コップ

Claims (3)

  1. 市販ボトルのキャップに取り付けられるカップ状の取付部材と、上記取付部材に着脱可能に取り付けられたカップ本体から成り、上記カップ本体内と上記取付部材との間の空間に物品を収納可能な収容部が設けられ、上記取付部材内には、一端部が閉鎖された円筒状の保持部が設けられ、上記保持部の内周面には、上記キャップの外側面の溝が嵌合する突起が形成され、上記キャップに上記取付部材を嵌合させた状態で、上記キャップは上記保持部内に一体的に組み合わされ、上記取付部材を回転させると、上記キャップと上記市販ボトルの注ぎ口との螺合が解除され、上記キャップが上記保持部内に嵌合した状態で一体的に上記市販ボトルの注ぎ口から外れることを特徴とする市販ボトル用アダプタ。
  2. 上記市販ボトル用アダプタは、上記カップ本体に形成された係合部と、上記取付部材に形成された被係合部を有し、上記係合部と被係合部が係合して上記カップ本体が上記取付部材に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の市販ボトル用アダプタ。
  3. 上記収容部の中には、複数個のコップが収納可能であることを特徴とする請求項2記載の市販ボトル用アダプタ。
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