JPH0339009Y2 - - Google Patents

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JPH0339009Y2
JPH0339009Y2 JP1983045947U JP4594783U JPH0339009Y2 JP H0339009 Y2 JPH0339009 Y2 JP H0339009Y2 JP 1983045947 U JP1983045947 U JP 1983045947U JP 4594783 U JP4594783 U JP 4594783U JP H0339009 Y2 JPH0339009 Y2 JP H0339009Y2
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threshing case
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JP1983045947U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、扱胴及びフイードチエーン用挟持レ
ールを支持する上部脱穀ケースを、扱胴回転軸芯
に対して扱口とは反対側に位置する軸芯周りで上
下に揺動開閉自在に固定側脱穀ケースに取付け
て、前記上部脱穀ケースを前記扱胴及びフイード
チエーン用挟持レールと一体的に上下揺動開閉操
作自在に構成した脱穀装置に関する。
〔従来の技術〕
上記脱穀装置は、例えば実開昭52−25967号公
報に示されるように、扱胴やフイードチエーン部
分にワラ屑が絡み付いたり、受網に目詰りが発生
して脱穀作業に支障が生じた際、上部脱穀ケース
の上昇揺動による開放操作を行うだけで、扱胴及
びフイードチエーン用挟持レーも共に上昇揺動し
て扱室が開放され、扱室内を容易に清掃したり整
備することが可能になつたものである。
この種脱穀装置において、従来、上部脱穀ケー
スの上昇開放を人為操作力のみで行わねばならな
かつた。また、上部脱穀ケースを閉じ位置にロツ
クボルトで固定しており、ボルト・ナツトの操作
によつてロツク解除状態からロツク状態に切換え
るようになつていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来、扱室開閉をするに際し、扱胴重量のため
に重くなつている上部脱穀ケースを人為操作力の
みで上昇させたり下降させる必要があり、かつ、
上部脱穀ケースを下降閉じ位置にする閉じ操作の
他に、閉じロツク状態にするロツク操作をする手
間が掛かつていた。また、上部脱穀ケースが大重
量のために落下揺動する危険を招くことがあつ
た。
本考案の目的は、扱室開閉が安全で、かつ、労
力面でも手間面でも簡単にできるように改造する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による脱穀装置は、目的達成のために、
冒頭に記したものにおいて、前記上部脱穀ケース
を閉じ位置に固定するロツク装置を、前記上部脱
穀ケースの閉じ揺動によつて自動的にロツク作動
する自動ロツク装置に形成し、 前記上部脱穀ケースの開閉揺動に伴い伸縮し
て、前記上部脱穀ケースの開閉揺動を許容すると
共に前記上部脱穀ケースを開き状態に保持する付
勢力を発揮する保持具を設けてある。そして、そ
の作用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕
保持具が発揮する付勢力の設定により、保持具
に抗しての上部脱穀ケースの下降閉じを楽にでき
るようにしながら、上部脱穀ケースを持ち上げ開
放したり、落下しないように支持する操作力の一
部に保持具の付勢力を利用して、上部脱穀ケース
を楽に持ち上げたり、急下降しないように静かに
閉じることが可能になる。
上部脱穀ケースの閉じ操作をすると、ロツク装
置が自動的にロツク作動し、上部脱穀ケースが閉
じ固定状態になる。
〔考案の効果〕
扱室やフイードチエーン部分の、詰まり解除及
び、清掃や整備をするに当たり、扱室を安全にか
つ楽に開閉できると共に閉じ固定状態に特別なロ
ツク手間を掛けずにできて、扱室開閉の面から作
業を安全にかつ能率よくすることを可能にでき
た。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を例示図に基づいて詳述す
る。
第1図及び第3図に示すように、フイードチエ
ーン1により狹持搬送される穀稈に対して回転下
扱脱穀作用する扱胴2を内装した扱室3、及び2
番選別物を再処理する処理胴4を内装した処理室
5を機体巾方向に並設し、脱穀部6を形成すると
共に、両室3,5から受網7を通して落下供給さ
れる脱穀処理物を受け止め後方搬送しながら比重
選別並びに濾過選別する第1揺動選別板8、及
び、両室3,5の搬送方向終端部に形成した排ワ
ラ出口9からのワラ屑の多い脱穀処理物を受け止
め後方搬送しながら選別する第2揺動選別板10
を備え、かつ、それら両揺動選別板8,10によ
る選別に伴い風選別するための風を供給する唐箕
11を装備した選別部12を脱穀部6の下方に設
けてある。そして、選別部12の底部に、第1揺
動選別板8により選別処理された一番選別物、及
び、第2揺動選別板10により選別処理された二
番選別物を各別に回収する回収部13,14を設
け、回収された二番選別物を処理室5に還元揚送
するスロワー15を装備すると共に、前記排ワラ
出口9からの処理済排ワラを細断処理する装備1
6、及び、第2揺動選別板10の搬送終端部から
のワラ屑を機外に放出するフアン17を脱穀部6
及び選別部12の後方に装備し、もつて、脱穀装
置を構成してある。
尚、図中18は、排ワラ出口9からの排ワラを
フイードチエーン1の搬送終端部から受け取り細
断装置16に供給搬送する排ワラ装置であり、
又、13a,14aは、各回収部13,14に装
備された回収物横送り搬送用スクリユー軸であ
る。
前記扱室3を形成するに、第2図及び第3図に
示すように、扱室形成壁のうち、前壁に形成した
処理穀稈供給用ワニ口19、それに連続した状態
でフイードチエーン側横壁に形成した前後に延び
る形状の扱口20、及び、さらにそれに連続する
ワニ口状の前記排ワラ出口9の各々よりも上方の
上部脱穀ケース3aを、扱胴2と処理胴4との間
の上下位置で前面視において扱胴回転軸芯に対し
て扱口20とは反対側となる位置に両胴回転軸芯
と平行状となるように配置した軸芯Q1周りで、
その上部脱穀ケース3aに支持した扱胴2及びフ
イードチエーン用狭持レール1aと一体的に上下
揺動開閉操作自在に形成するとともに、機体前壁
部において機体下部から突設した出力プーリー2
1、処理胴回転軸4aにギアー式逆転装置22を
介して連動した処理胴駆動プーリー23、及び、
扱胴回転軸2aに直結した扱胴駆動プーリー24
の3個のプーリーに亘つて巻回する伝動ベルト2
5の巻回経路を、前記開閉揺動軸芯Q1と同芯状
に配置した中継プーリー26aとそれに近接配置
した中継プーリー26bとにより、扱胴駆動ブー
リー24に対する巻回部分の経路長さが上部脱穀
ケース3aの上下揺動にかかわらず略一定長さに
維持されるように配置し、もつて、扱室3内の点
検・清掃を上部脱穀ケース3aを開き保持した状
態でスペース広く容易に行えるように、かつその
開き操作を伝動ベルト25の取り外し無く簡便に
行えるように構成してある。
扱室3の前後壁部分において、上部脱穀ケース
3aとその他の固定側脱穀ケース3bとに亘つて
空気圧シリンダ式緩衝保持具28を架設してあ
る。この保持具28は上部脱穀ケース3aの開閉
揺動に伴つて伸縮することによつて上部脱穀ケー
ス3aの開閉を許容し、かつ、伸長付勢力を発揮
することによつて上部脱穀ケース3aの開き状態
を上部脱穀ケース3a及び扱胴2の重量に抗して
保持するように構成してある。
前記上部脱穀ケース3aの開閉操作構造を構成
するに、扱室形成壁のうち前後壁夫々における開
閉分割境界線とワニ口19及び排ワラ出口9との
交差部分において、固定側脱穀ケース3bに固定
した係止ピン29に対する係合アーム30を、そ
れに付設したスプリング31により係合状態側に
常時付勢した状態で上部脱穀ケース3a側に揺動
解除操作自在に取付け、上部脱穀ケース3aを閉
じ位置に固定する自動ロツク装置32を構成して
ある。すなわち、係止ピン29と、ロツク用係合
具としての係合アーム30との係合によつて上部
脱穀ケース3aを閉じ固定するように、かつ、ス
プリング31によるロツク付勢によつてロツク状
態を維持するようにしてある。そして、上部脱穀
ケース3aの前後長のほぼ全長に亘る杆状部材2
7aとその前後部に取付けた一対のアーム部材2
7bとから成る開閉揺動操作用把手27を、上部
脱穀ケース3aのフイードチエーン側横壁に、前
後向軸芯Q2周りで上下揺動自在に、かつ、アー
ム部材27bの上部脱穀ケース3aに対する枢支
連結側端面と上部脱穀ケース3a横壁との接当作
用により把手27の上下揺動範囲を一定範囲に規
制した状態で取付けると共に、前後のアーム部材
27bに夫々長穴33融通連結したロツド34を
前記ロツク装置32の前後の係合アーム30に、
把手27の前記軸芯Q2周りでの上昇揺動に伴い
スプリング31に抗して両係合アーム30を係合
解除側に作動操作するように連動連結し、もつ
て、把手27の上昇操作初期段階における把手2
7の上昇揺動によりロツク装置32を開き揺動操
作するように構成し、ロツク装置3aの解除操作
と上部脱穀ケース3aの開き揺動操作とを、把手
27に対する一連の操作だけで簡便に行なえるよ
うに構成してある。すなわち、把手がロツク装置
32の解除操作具になるのである。
又、前記保持具28の伸長付勢力に抗する状態
での上部脱穀ケース3aの閉じ操作時において
は、下降揺動規制状態での把手27の下降操作に
よる上部脱穀ケース3a閉じ揺動終了段階で、係
合姿勢にある係合アーム30の外周面と係止ピン
29との接当カム作用、及び、前記長穴33の融
通作用により、上部脱穀ケース3aの下降揺動に
伴い係合アーム30をスプリング31に抗して一
時的に逃げ揺動させる状態で、係合アーム30を
係止ピン29に自動係合させ、自動ロツク装置3
2の固定操作を自動的に行なえるように構成して
ある。尚、把手27の具体的形状構造は種々の改
良が可能であり、また、ロツク装置32を連動操
作するための開閉部分3aに対する上下動構造
も、揺動型式に代えて上下平行移動式に構成する
等、種々の改良が可能である。
更に、把手27の上部脱穀ケース3aに対する
上昇により固定解除操作されるロツク装置3の具
体的ロツク構造は、係止ピン29とそれに対する
係合揺動アーム30とにより構成するに代えて、
係止孔とそれに対する出退操作自在な係止ピンと
により構成する等、種々の改良が可能であり、ま
た、それらロツク装置32と把手27との具体的
連動構造も各種のリンク機構や連動ワイヤーを用
いる等、種々の改良が可能である。
本考案は、自走型や定置型等の各種型式の脱穀
装置を対象とするものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀装置の実施例を示し、
第1図は側面視全体縦断面図、第2図は全体正面
図、第3図は一部破断拡大正面図である。 1a……挟持レール、2……扱胴、3……扱
室、3a……上部脱穀ケース、3b……固定側脱
穀ケース、20……扱口、28……保持具、32
……ロツク装置、Q1……軸芯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 扱胴2及びフイードチエーン用挟持レール1a
    を支持する上部脱穀ケース3aを、扱胴回転軸芯
    に対して扱口20とは反対側に位置する軸芯Q1
    周りで上下に揺動開閉自在に固定側脱穀ケース3
    bに取付けて、前記上部脱穀ケース3aを前記扱
    胴2及びフイードチエーン用挟持レール1aと一
    体的に上下揺動開閉操作自在に構成した脱穀装置
    であつて、 前記上部脱穀ケース3aを閉じ位置に固定する
    ロツク装置32を、前記上部脱穀ケース3aの閉
    じ揺動によつて自動的にロツク作動する自動ロツ
    ク装置に形成し、 前記上部脱穀ケース3aの開閉揺動に伴い伸縮
    して、前記上部脱穀ケース3aの開閉揺動を許容
    すると共に前記上部脱穀ケース3aを開き状態に
    保持する付勢力を発揮する保持具28を設けてあ
    る脱穀装置。
JP4594783U 1983-03-29 1983-03-29 脱穀装置 Granted JPS59150231U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4594783U JPS59150231U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 脱穀装置

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JP4594783U JPS59150231U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 脱穀装置

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Publication Number Publication Date
JPS59150231U JPS59150231U (ja) 1984-10-08
JPH0339009Y2 true JPH0339009Y2 (ja) 1991-08-16

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JP4594783U Granted JPS59150231U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 脱穀装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2672103B2 (ja) * 1988-01-18 1997-11-05 株式会社クボタ 脱穀装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5756442B2 (ja) * 1973-10-05 1982-11-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028194Y2 (ja) * 1980-09-20 1985-08-26 ヤンマー農機株式会社 脱穀機における扱胴天井カバ−のロツク装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5756442B2 (ja) * 1973-10-05 1982-11-30

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JPS59150231U (ja) 1984-10-08

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