JP3669676B2 - 脱穀装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバイン等に設けられる脱穀装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の脱穀装置において、扱胴を揺動開放することにより、扱室内の清掃や整備の容易化を図るようにした技術は、例えば、実開昭59−150231号公報などによって公知である。
【0003】
また、特開平3−65120号公報には、扱胴と排藁搬送チェンとを揺動開放可能に構成した脱穀装置が記載されている。
また、実願平1−117524号(実開平3−56331号)のマイクロフィルムには、扱胴と排藁搬送チェンとを揺動開放可能に構成し、扱胴軸に対してフィ−ドチェン側に偏倚して設けたロック装置によって前記扱胴を脱穀作業位置に保持可能に構成した脱穀装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の実開昭59−150231号公報に記載されたような公知技術においては、扱胴を揺動開放しても、この後側の排藁搬送部は閉塞されたままで容易にメンテナンスを行うことができず、扱室から排藁搬送部に至る脱穀装置全体のメンテナンスを充分に行うことができないという問題があった。
【0005】
また、上述の特開平3−65120号公報や実願平1−117524号(実開平3−56331号)のマイクロフィルムに記載された技術においては、扱胴の揺動開放に加え排藁搬送チェンをも揺動開放できるものの、この揺動開放状態において該排藁搬送チェンとこれに対向する排藁挾持杆とがどのような相対姿勢で離間するものか不明であり、例えば排藁搬送チェンと排藁挾持杆とが互いに平行姿勢を保った状態で離間するものと仮定した場合、排藁搬送チェンと排藁挾持杆との始端部での間隔が大きく離間しにくく、フィ−ドチェンの終端部から排藁搬送チェンの始端部への引継ぎ部に詰っていた排藁を容易に除去することができず、作業能率が低下する欠点がある。
【0006】
更に上記の公知技術にあっては、扱胴に併設する排塵胴のメンテナンスについて配慮がないものとなっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述の如き課題を解決するために、以下のような技術的手段を講じる。
【0008】
すなわち、排藁搬送チェン40を扱胴カバ−12と一体的に開閉可能に構成すると共に、扱胴を架設する扱室を前側板と後側板と側枠とによって枠組構成して該扱室を非作業位置に揺動開放可能に構成する一方、該扱室の後側板には排塵胴22の前部を扱胴の後部に接近させられるような凹部を形成すると共に、扱室の固定側後側板5Aには前記後側板の凹部に対向する凸部を形成して、前記後側板と固定側後側板5Aとの間にロック装置38を備えて該ロック装置38によって前記扱室(3)の後側板(5)に形成した凹部を固定側後側板(5A)に形成した凸部に嵌め合わせた状態で該扱室を脱穀作業位置に保持できるように構成する一方、前記ロック装置38のロックを解除して扱室)の後側板(5)に形成した凹部を固定側後側板(5A)に形成した凸部から離脱させるように扱室(3)揺動開放させることによって該扱室(3)に架設する扱胴(2)の後部を排塵胴(22)の前部から離間させて排塵室内の清掃や点検を行うことができるように構成したことを特徴とする脱穀装置の構成としたものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の効果】
の発明によれば、扱室3を揺動開放させることによって該扱室3に架設する扱胴2の後部を排塵胴22の前部から離間させて排塵室内の清掃や点検を行うことができる。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】
図例において、扱室3は、前側板4、後側板5、側枠6等によって枠組構成してあり、そして、この扱室3内には機体前後向き軸1芯周りに回転する扱胴2を架設し、該扱室の少なくとも下半周部に沿っては受網7を張設すると共に、スライド着脱自在に構成している。扱室一側にはフィ−ドチェン8を張設すると共に、この上側に対設する挾持レ−ル9とによって穀稈を挾持搬送するように構成している。
【0014】
そして、かかるフィ−ドチェン8は、チェンレ−ル10と共に、この始端側に設けた上下方向の支軸11周りに揺動開閉可能に構成している。10Aはチェン支持フレ−ム、11Aは機台から突設する支柱であって、扱室の固定側前側板4Aから突設する支持ステ−11Bによって強固に保持してあり、そして、前記チェン支持フレ−ム10Aを前記支軸11周りに回動自在に装着している。
【0015】
また、扱室3の上部を覆う扱胴カバ−12には前記フィ−ドチェン8の挾持レ−ル9を装着してあり、そして、該カバ−12は前後方向の横軸13を支点として上下方向に揺動開閉可能に構成している。
【0016】
前記フィ−ドチェン8への駆動部は、駆動装置14から回転駆動される伸縮スライド自在にスプライン嵌合されたフィ−ドチェン駆動軸14a,14bとフィ−ドチェン8への駆動スプロケット15とをユニバ−サルジョイント16を介して動力伝達可能に連動連結した構成としている。
【0017】
フィ−ドチェン8を脱穀部前方を揺動支点として開放する場合、刈取搬送チェンや入口漏斗との干渉防止のため、揺動支点をフィ−ドチェンの始端近くに配設する必要があるが、この場合、フィ−ドチェン駆動部と前記揺動支点とがズレることが多く、ギヤ噛合わせ、爪クラッチによる動力伝達が提案されているが、組立上の誤差あるいは撓み等により噛合い不良を発生することが多い。このような不具合は上記ユニバ−サルジョイント16を介しての動力伝達により解消することができる。
【0018】
処理室17は、扱室3のフィ−ドチェン8側とは反対側の側部に並設されていて、この扱室3から送り出される処理物を受け入れてこの軸方向後方に移送しながら処理する処理胴18を内装軸架している。
【0019】
また、この処理室17には処理胴受網19を張設して脱粒処理された穀粒を下方の選別部に漏下させるように構成している。処理胴受網19は扱室3側に向けて引き抜くことができるように構成してあり、普段は扱室3の側枠6によって係止保持している。
【0020】
排塵室21は、前記処理室17の終端に至った送塵口20からの処理物を受け入れて後方へ移送しながら排塵処理するもので、排塵胴22を内装軸架し、外周適所には排塵胴受網23を張設している。そして、この排塵室の終端側には排塵口24を設けている。
【0021】
扱室3内に供給される穀稈は、扱胴2によって脱穀処理される。扱室3内で発生したワラ屑や未処理粒等の処理物は途中部から処理室17内へ送られ、処理胴18によって後方に移送されながら脱粒処理されると共に、更に、これより排塵室21内へ送られる。そして、排塵室21内では排塵胴22によって後方に移送されながら脱粒処理される。各室17,21内で脱粒処理された穀粒は各受網19,23から下方の選別室に漏下し、ワラ屑などの排塵処理物は排塵口24から機外に排出される。
【0022】
そして、前記扱室3は、下方の選別室及び前記処理室17に対し、扱胴2及び受網7が一体で外開き可能に構成するが、つまり、扱室3の前端側でかつ処理室17側に位置する機体側フレ−ム25に設けた縦軸26を回動支点として左右横方向に揺動開閉するよう構成している。処理室17と排塵室21との連通口部付近で扱室を分割構成することにより、該扱室を揺動開放させたとき、作業者は排塵胴部まで体ごと入れることができ排塵室内の残留籾の除去や清掃、点検が容易となる。
【0023】
前記フィ−ドチェン8の揺動開閉支点11を前記扱室3の揺動開閉支点26よりも前方に設定することにより、フィ−ドチェンの開放角度が小さくても扱室の開放角度は大きく取れるため、処理室及び揺動選別棚の掃除、点検が容易である。
【0024】
扱室3後方の左右側板27,28は、横断流ファン29のケ−シング30によって連結保持している。
特に、左側板27は、これと扱室3の固定側後側板5A間にわたって連結する補強フレ−ム31を介して強固に保持している。
【0025】
なお、前記扱室の揺動開閉支点は、これを揺動開放するとき、この可動側前側板4の下面が固定側前側板4Aの上面4aに常時接した状態で移動すべく関係位置に設定している。
【0026】
扱室下方の選別室32には揺動選別棚33が配置されている。34は1番揚穀筒で、グレンタンク35に連通している。36は2番揚穀筒で、この2番揚穀筒36は選別部からの2番物を前記処理室17の前端側に還元してこの処理室内で再処理するように連通してあり、そして、この処理室内で処理されたものは開口部37から下方の揺動選別棚33上に戻すように構成している。
【0027】
38は扱室の係止ロック機構(ロック装置)、39は排藁挾持杆、40は排藁搬送チェンで、これは前記扱胴カバ−12と一体的となって上下に揺動開閉するよう構成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 脱穀機の要部の側面図である。
【図2】 脱穀機の要部の正面図である。
【図3】 脱穀機要部の一部破断せる正面図である。
【図4】 脱穀機要部の扱室揺動開放状態を示す平面図である。
【図5】 脱穀機要部の扱室揺動開放状態を示す側面図である。
【図6】 脱穀機の要部の側断面図である。
【図7】 脱穀機要部の内部の斜視図である。
【図8】 脱穀機の扱室要部の斜視図である。
【図9】 図6のS1−S1断面図である。
【図10】 図6のS2−S2断面図である。
【図11】 図6のS3−S3断面図である。
【符号の説明】
1 扱胴軸 2 扱胴
3 扱室 4 前側板
5 後側板 6 側枠
7 受網 8 フィ−ドチェン
9 挾持レ−ル 10 チェンレ−ル
11 支軸 12 扱胴カバ−
13 横軸 14 駆動装置
15 駆動スプロケット 16 ユニバ−サルジョイント
17 処理室 18 処理胴
19 処理胴受網 20 送塵口
21 排塵室 22 排塵胴
23 排塵胴受網 24 排塵口
25 機体側フレ−ム 26 縦軸
27 左側板 28 右側板
29 横断流ファン 30 ケ−シング
31 補強フレ−ム 32 選別室
33 揺動選別棚 34 1番揚穀筒
35 グレンタンク 36 2番揚穀筒
37 開口部 38 係止ロック機構(ロック装置)
39 排藁挾持杆 40 排藁搬送チェン

Claims (1)

  1. 排藁搬送チェン40を扱胴カバ−12と一体的に開閉可能に構成すると共に、扱胴を架設する扱室を前側板と後側板と側枠とによって枠組構成して該扱室を非作業位置に揺動開放可能に構成する一方、該扱室の後側板には排塵胴22の前部を扱胴の後部に接近させられるような凹部を形成すると共に、扱室の固定側後側板5Aには前記後側板の凹部に対向する凸部を形成して、前記後側板と固定側後側板5Aとの間にロック装置38を備えて該ロック装置38によって前記扱室(3)の後側板(5)に形成した凹部を固定側後側板(5A)に形成した凸部に嵌め合わせた状態で該扱室を脱穀作業位置に保持できるように構成する一方、前記ロック装置38のロックを解除して扱室)の後側板(5)に形成した凹部を固定側後側板(5A)に形成した凸部から離脱させるように扱室(3)揺動開放させることによって該扱室(3)に架設する扱胴(2)の後部を排塵胴(22)の前部から離間させて排塵室内の清掃や点検を行うことができるように構成したことを特徴とする脱穀装置。
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