JPH0338474Y2 - - Google Patents
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- JPH0338474Y2 JPH0338474Y2 JP1985116496U JP11649685U JPH0338474Y2 JP H0338474 Y2 JPH0338474 Y2 JP H0338474Y2 JP 1985116496 U JP1985116496 U JP 1985116496U JP 11649685 U JP11649685 U JP 11649685U JP H0338474 Y2 JPH0338474 Y2 JP H0338474Y2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/356—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/06—Silencing
- F04C29/068—Silencing the silencing means being arranged inside the pump housing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/12—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
- F04C29/124—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps
- F04C29/126—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps of the non-return type
- F04C29/128—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps of the non-return type of the elastic type, e.g. reed valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2250/00—Geometry
- F04C2250/10—Geometry of the inlet or outlet
- F04C2250/102—Geometry of the inlet or outlet of the outlet
Description
【考案の詳細な説明】
［考案の技術分野］
本考案はロータリ圧縮機に係り、特に圧縮要素
の吐出ポートを改良したロータリ圧縮機に関す
る。
の吐出ポートを改良したロータリ圧縮機に関す
る。
［考案の技術的背景とその問題点］
一般に、ロータリ圧縮機においては、圧縮要素
内で圧縮された冷媒が所定圧力に達したときにこ
れを圧縮要素外に吐出させるために、圧縮空間を
区画形成する主軸受と副軸受との双方に吐出ポー
トと吐出弁装置とを設けた２ポート構造のものが
知られている。
内で圧縮された冷媒が所定圧力に達したときにこ
れを圧縮要素外に吐出させるために、圧縮空間を
区画形成する主軸受と副軸受との双方に吐出ポー
トと吐出弁装置とを設けた２ポート構造のものが
知られている。
ところで、従来の２ポート構造のロータリ圧縮
機は、その主軸受と副軸受とに形成する吐出ポー
トの開口面積を全く同一になしていた。このた
め、主軸受側の吐出弁と副軸受側の吐出弁とが互
いに干渉し合い共振現象を起こし易かつた。その
結果、騒音レベルの増大及び吐出弁の疲労破壊、
圧縮機の性能低下等を生じる虞れがあつた。
機は、その主軸受と副軸受とに形成する吐出ポー
トの開口面積を全く同一になしていた。このた
め、主軸受側の吐出弁と副軸受側の吐出弁とが互
いに干渉し合い共振現象を起こし易かつた。その
結果、騒音レベルの増大及び吐出弁の疲労破壊、
圧縮機の性能低下等を生じる虞れがあつた。
［考案の目的］
本考案は上記事情を考慮して創案されたもので
あり、その目的は、主軸受側の吐出弁と副軸受側
の吐出弁とが共振し難く、騒音レベルが低い２ポ
ート構造のロータリ圧縮機を提供することにあ
る。
あり、その目的は、主軸受側の吐出弁と副軸受側
の吐出弁とが共振し難く、騒音レベルが低い２ポ
ート構造のロータリ圧縮機を提供することにあ
る。
［考案の概要］
上記目的を達成するために本考案は、密閉ケー
ス内の下部に、回転軸を支承し且つシリンダを挟
んで圧縮空間を形成する主軸受と副軸受とを設
け、これら主軸受と副軸受とに、それぞれ吐出ポ
ートを形成すると共に吐出弁を設け、さらにこれ
らポートおよび弁をそれぞれマフラカバーで覆つ
たロータリ圧縮機において、上記副軸受側の吐出
ポートの断面積を主軸受側の吐出ポートの断面積
より充分大きく形成し、副軸受側マフラカバーを
上記密閉ケース内底部に貯溜された潤滑油中に浸
漬させ、その副軸受側マフラカバー内の吐出ガス
を上記副軸受、シリンダおよび主軸受をそれぞれ
貫通する冷媒通路を介して吐出するようにしたこ
とを特徴としている。
ス内の下部に、回転軸を支承し且つシリンダを挟
んで圧縮空間を形成する主軸受と副軸受とを設
け、これら主軸受と副軸受とに、それぞれ吐出ポ
ートを形成すると共に吐出弁を設け、さらにこれ
らポートおよび弁をそれぞれマフラカバーで覆つ
たロータリ圧縮機において、上記副軸受側の吐出
ポートの断面積を主軸受側の吐出ポートの断面積
より充分大きく形成し、副軸受側マフラカバーを
上記密閉ケース内底部に貯溜された潤滑油中に浸
漬させ、その副軸受側マフラカバー内の吐出ガス
を上記副軸受、シリンダおよび主軸受をそれぞれ
貫通する冷媒通路を介して吐出するようにしたこ
とを特徴としている。
上記構成によれば、副軸受側の吐出ポートの断
面積が主軸受側の吐出ポートの断面積より充分大
きいことから、圧縮空間で圧縮された流体（冷
媒）は副軸受側の吐出ポートから多量に、主軸受
側の吐出ポートから少量流出し、各吐出ポートを
覆つて設けられたマフラカバー内に流入する。
面積が主軸受側の吐出ポートの断面積より充分大
きいことから、圧縮空間で圧縮された流体（冷
媒）は副軸受側の吐出ポートから多量に、主軸受
側の吐出ポートから少量流出し、各吐出ポートを
覆つて設けられたマフラカバー内に流入する。
このとき、多量の冷媒が流入する副軸受側マフ
ラカバーが密閉ケース内底部に貯溜された潤滑油
（冷凍機油）中に浸漬されていることから、冷媒
の吐出脈動等によるマフラカバーの振動が上記冷
凍機油によつて減衰され、マフラカバーの振動に
起因する騒音が消音される。また、上記冷凍機油
はマフラカバー内にて生じた騒音の遮音材として
も機能し、消音効果を高めている。
ラカバーが密閉ケース内底部に貯溜された潤滑油
（冷凍機油）中に浸漬されていることから、冷媒
の吐出脈動等によるマフラカバーの振動が上記冷
凍機油によつて減衰され、マフラカバーの振動に
起因する騒音が消音される。また、上記冷凍機油
はマフラカバー内にて生じた騒音の遮音材として
も機能し、消音効果を高めている。
この副軸受側マフラカバー内の冷媒は、副軸
受、シリンダおよび主軸受をそれぞれ貫通して形
成された長い冷媒通路を通つて吐出される。この
とき、その長い冷媒通路内を冷媒が通過する際に
冷媒の騒音が減衰されて消音効果が更に高まる。
受、シリンダおよび主軸受をそれぞれ貫通して形
成された長い冷媒通路を通つて吐出される。この
とき、その長い冷媒通路内を冷媒が通過する際に
冷媒の騒音が減衰されて消音効果が更に高まる。
このように、本願考案は、副軸受側の吐出ポー
トを主軸受側の吐出ポートより充分大きくするこ
とにより、冷凍機油および長い冷媒通路により高
い消音効果を発揮する副軸受側マフラカバー内へ
の吐出量を増量させ、圧縮機構部の吐出騒音を低
減している。
トを主軸受側の吐出ポートより充分大きくするこ
とにより、冷凍機油および長い冷媒通路により高
い消音効果を発揮する副軸受側マフラカバー内へ
の吐出量を増量させ、圧縮機構部の吐出騒音を低
減している。
また、上記副軸受側の吐出ポートの断面積と主
軸受側の吐出ポートの断面積とが異ならされてい
ることから、各吐出ポートに設けられる吐出弁の
共振が抑えられ、吐出弁の共振に起因する騒音が
低減する。
軸受側の吐出ポートの断面積とが異ならされてい
ることから、各吐出ポートに設けられる吐出弁の
共振が抑えられ、吐出弁の共振に起因する騒音が
低減する。
［考案の実施例］
以下に、本考案の好適一実施例を添付図面に基
づき詳述する。
づき詳述する。
第１図に示すように、ロータリ圧縮機１は、密
閉ケース２内の下部に圧縮要素３が、上部に電動
要素４が配設されて構成される。電動要素４と圧
縮要素３とは回転軸５で連結されており、その回
転軸５は圧縮要素３の主軸受６と副軸受７とによ
つて軸支されている。
閉ケース２内の下部に圧縮要素３が、上部に電動
要素４が配設されて構成される。電動要素４と圧
縮要素３とは回転軸５で連結されており、その回
転軸５は圧縮要素３の主軸受６と副軸受７とによ
つて軸支されている。
圧縮要素３は上記主軸受６と副軸受７、回転軸
５及びその偏心軸部５ａ、ローラ８、シリンダ
９、ブレード１０等から主に構成されている。シ
リンダ９は環状に形成されて密閉ケース２に固定
されており、その上部と下部とに主軸受６と副軸
受７とが設けられて、それらの内部に圧縮空間１
１が形成されている。圧縮空間１１内には回転軸
５の偏心軸部５ａに嵌合されてローラ８が設けら
れており、このローラ８は回転軸５の回転によつ
てシリンダ９の内壁面を転動するようになつてい
る。またブレード１０はシリンダ９に形成された
ブレード溝１２内を摺動自在に設けられており、
スプリング１３に付勢されてその先端部が上記ロ
ーラ８に当接して、圧縮空間１１を高圧室側と低
圧室側とに仕切つている。
５及びその偏心軸部５ａ、ローラ８、シリンダ
９、ブレード１０等から主に構成されている。シ
リンダ９は環状に形成されて密閉ケース２に固定
されており、その上部と下部とに主軸受６と副軸
受７とが設けられて、それらの内部に圧縮空間１
１が形成されている。圧縮空間１１内には回転軸
５の偏心軸部５ａに嵌合されてローラ８が設けら
れており、このローラ８は回転軸５の回転によつ
てシリンダ９の内壁面を転動するようになつてい
る。またブレード１０はシリンダ９に形成された
ブレード溝１２内を摺動自在に設けられており、
スプリング１３に付勢されてその先端部が上記ロ
ーラ８に当接して、圧縮空間１１を高圧室側と低
圧室側とに仕切つている。
主軸受６と副軸受７とには、圧縮要素３内の圧
縮空間１１で圧縮された流体（冷媒）が所定圧以
上となつたときに、これを圧縮要素３外に吐出す
る吐出弁装置１４が設けられ、かつこの吐出弁装
置１４を覆つて主軸受６の上方と副軸受７の下方
とには、マフラカバー１５ａ，１５ｂが設けられ
てバルブカバー室１６ａ，１６ｂが形成されてい
る。下方のバルブカバー室１６ｂは密封構造とな
つており、副軸受７とシリンダ９及び主軸受６と
を貫通して形成した冷媒通路１７によつて密閉ケ
ース２内の上部空間１８に連通されている。また
上部のバルブカバー室１６ａはバルブカバー１５
ａに形成された孔１９ｂで密閉ケース２の上部空
間１８と連通されており、密閉ケース２の下部に
は冷凍機油Ｏが貯留されて、圧縮要素３下部の副
軸受７側はその冷凍機油Ｏ中に浸漬されている。
縮空間１１で圧縮された流体（冷媒）が所定圧以
上となつたときに、これを圧縮要素３外に吐出す
る吐出弁装置１４が設けられ、かつこの吐出弁装
置１４を覆つて主軸受６の上方と副軸受７の下方
とには、マフラカバー１５ａ，１５ｂが設けられ
てバルブカバー室１６ａ，１６ｂが形成されてい
る。下方のバルブカバー室１６ｂは密封構造とな
つており、副軸受７とシリンダ９及び主軸受６と
を貫通して形成した冷媒通路１７によつて密閉ケ
ース２内の上部空間１８に連通されている。また
上部のバルブカバー室１６ａはバルブカバー１５
ａに形成された孔１９ｂで密閉ケース２の上部空
間１８と連通されており、密閉ケース２の下部に
は冷凍機油Ｏが貯留されて、圧縮要素３下部の副
軸受７側はその冷凍機油Ｏ中に浸漬されている。
ところで、上記の吐出弁装置１４は例えばリー
ド弁装置等でなり、主軸受６と副軸受７とのフラ
ンジ部６ａ，７ａに形成された溝部６ｂ，７ｂに
設けられている。溝部６ｂ，７ｂにはフランジ部
６ａ，７ａを貫通して高圧室側の圧縮空間１１に
連通する吐出ポート１９，２０が設けられてお
り、本考案ではその主軸受６側の吐出ポート１９
の断面積（口径）Ａ１９と副軸受７側の吐出ポー
ト２０の断面積Ａ２０とが相違されて、副軸受７
側の断面積Ａ２０が主軸受６側の断面積Ａ１９の
約1.5倍以上となつている。また吐出ポート１９，
２０の上方と下方とには、それぞれリード弁等の
弁体２１ａ，２１ｂが設けられており、この弁体
２１ａ，２１ｂが吐出ポート１９，２０の弁座１
９ａ，２０ａ上に着座してその吐出ポート１９，
２０を開閉するようになつている。
ド弁装置等でなり、主軸受６と副軸受７とのフラ
ンジ部６ａ，７ａに形成された溝部６ｂ，７ｂに
設けられている。溝部６ｂ，７ｂにはフランジ部
６ａ，７ａを貫通して高圧室側の圧縮空間１１に
連通する吐出ポート１９，２０が設けられてお
り、本考案ではその主軸受６側の吐出ポート１９
の断面積（口径）Ａ１９と副軸受７側の吐出ポー
ト２０の断面積Ａ２０とが相違されて、副軸受７
側の断面積Ａ２０が主軸受６側の断面積Ａ１９の
約1.5倍以上となつている。また吐出ポート１９，
２０の上方と下方とには、それぞれリード弁等の
弁体２１ａ，２１ｂが設けられており、この弁体
２１ａ，２１ｂが吐出ポート１９，２０の弁座１
９ａ，２０ａ上に着座してその吐出ポート１９，
２０を開閉するようになつている。
次に、本考案の作用について説明する。
圧縮空間１１で圧縮された流体（冷媒）は、そ
の圧力が所定値以上となると、吐出ポート１９，
２０の弁体２１ａ，２１ｂを押し上げ（又は押し
下げ）て、その各吐出ポート１９，２０からバル
ブカバー室１６ａ，１６ｂ内に吐出される。主軸
受６側の吐出ポート１９から吐出される圧縮され
た流体は、主軸受６側のバルブカバー室１６ａ内
で消音されてそのマフラカバー１５ａに形成され
た孔１９ｂから密閉ケース２内の上部空間１８に
吐出される。
の圧力が所定値以上となると、吐出ポート１９，
２０の弁体２１ａ，２１ｂを押し上げ（又は押し
下げ）て、その各吐出ポート１９，２０からバル
ブカバー室１６ａ，１６ｂ内に吐出される。主軸
受６側の吐出ポート１９から吐出される圧縮され
た流体は、主軸受６側のバルブカバー室１６ａ内
で消音されてそのマフラカバー１５ａに形成され
た孔１９ｂから密閉ケース２内の上部空間１８に
吐出される。
他方、副軸受７側の吐出ポート２０から吐出さ
れる流体は、副軸受７側のバルブカバー室１６ｂ
内に吐出され、ここで消音されて冷媒通路１７を
通じて密閉ケース２内の上部空間１８に吐出され
る。このとき、副軸受７側のマフラカバー１５ｂ
は密閉構造となつて冷凍機油Ｏ中に浸漬されてお
り、かつ冷媒通路１７は副軸受７とシリンダ９及
び主軸受６とを貫通してその径路が長く形成され
ているため、その消音効果は極めて高くなつてい
る。
れる流体は、副軸受７側のバルブカバー室１６ｂ
内に吐出され、ここで消音されて冷媒通路１７を
通じて密閉ケース２内の上部空間１８に吐出され
る。このとき、副軸受７側のマフラカバー１５ｂ
は密閉構造となつて冷凍機油Ｏ中に浸漬されてお
り、かつ冷媒通路１７は副軸受７とシリンダ９及
び主軸受６とを貫通してその径路が長く形成され
ているため、その消音効果は極めて高くなつてい
る。
そして、本考案では、特にその副軸受７側の吐
出ポート２０の断面積Ａ２０を主軸受６側の吐出
ポート１９の断面積Ａ１９の約1.5倍以上となし
て、圧縮空間１１から吐出される流体の約2/3以
上を消音効果の高い副軸受７側のバルブカバー室
１６ｂ内に吐出させるようにしている。このため
圧縮機１の運転騒音は可及的に低減されるように
なつている。また、吐出ポート１９，２０の断面
積Ａ１９，Ａ２０を相違させることにより、各吐
出弁装置１４の弁体２１ａ，２１ｂは相互干渉に
よる共振が起き難くなつて、この弁体２１ａ，２
１ｂが発する騒音自体も低減され、かつ弁体２１
ａ，２１ｂの疲労等による損傷も生じ難くなつて
圧縮機１の性能と信頼性とが可及的に向上される
ようになる。
出ポート２０の断面積Ａ２０を主軸受６側の吐出
ポート１９の断面積Ａ１９の約1.5倍以上となし
て、圧縮空間１１から吐出される流体の約2/3以
上を消音効果の高い副軸受７側のバルブカバー室
１６ｂ内に吐出させるようにしている。このため
圧縮機１の運転騒音は可及的に低減されるように
なつている。また、吐出ポート１９，２０の断面
積Ａ１９，Ａ２０を相違させることにより、各吐
出弁装置１４の弁体２１ａ，２１ｂは相互干渉に
よる共振が起き難くなつて、この弁体２１ａ，２
１ｂが発する騒音自体も低減され、かつ弁体２１
ａ，２１ｂの疲労等による損傷も生じ難くなつて
圧縮機１の性能と信頼性とが可及的に向上される
ようになる。
第２図は副軸受７側の吐出ポート２０の断面積
Ａ２０と主軸受６側の吐出ポート１９の断面積Ａ
１９との比（ｋ＝Ａ２０／Ａ１９）による騒音レ
ベルの違いを表わすグラフ図であり、縦軸が騒音
レベルを、横軸が周波数帯域を示している。この
グラフからも明らかなように、吐出ポート１９，
２０の断面積比がｋ＝1.5以上になると、その騒
音レベルが周波数帯域の全域に渡つて著しく低下
されていることが判る。
Ａ２０と主軸受６側の吐出ポート１９の断面積Ａ
１９との比（ｋ＝Ａ２０／Ａ１９）による騒音レ
ベルの違いを表わすグラフ図であり、縦軸が騒音
レベルを、横軸が周波数帯域を示している。この
グラフからも明らかなように、吐出ポート１９，
２０の断面積比がｋ＝1.5以上になると、その騒
音レベルが周波数帯域の全域に渡つて著しく低下
されていることが判る。
［考案の効果］
以上要するに、本考案によれば次のごとき優れ
た効果を発揮する。
た効果を発揮する。
(1) 主軸受側の吐出ポートと副軸受側の吐出ポー
トとの断面積を相違させたので、その各吐出ポ
ートに設けられる吐出弁の相互干渉による共振
が起こり難くなり、もつて吐出弁からの騒音が
低下され、かつ吐出弁の疲労による損傷も生じ
難くなつて圧縮機の性能と信頼性とを向上でき
る。
トとの断面積を相違させたので、その各吐出ポ
ートに設けられる吐出弁の相互干渉による共振
が起こり難くなり、もつて吐出弁からの騒音が
低下され、かつ吐出弁の疲労による損傷も生じ
難くなつて圧縮機の性能と信頼性とを向上でき
る。
(2) 副軸受側の吐出ポートの断面積を主軸受側の
吐出ポートの断面積より充分大きく形成して、
冷凍機油中に浸漬されて消音効果の高い副軸受
側のバルブカバー室内に多量の被圧縮流体を吐
出させるようにしたので、圧縮機運転時の吐出
騒音を可及的に低減できる。
吐出ポートの断面積より充分大きく形成して、
冷凍機油中に浸漬されて消音効果の高い副軸受
側のバルブカバー室内に多量の被圧縮流体を吐
出させるようにしたので、圧縮機運転時の吐出
騒音を可及的に低減できる。
(3) 副軸受側マフラカバー内の冷媒が、副軸受、
シリンダおよび主軸受をそれぞれ貫通して形成
された長い冷媒通路を通つて吐出されるので、
その長い冷媒通路内を冷媒が通過する際に冷媒
の騒音が減衰され、消音効果が更に高まる。
シリンダおよび主軸受をそれぞれ貫通して形成
された長い冷媒通路を通つて吐出されるので、
その長い冷媒通路内を冷媒が通過する際に冷媒
の騒音が減衰され、消音効果が更に高まる。
第１図は、本考案に係るロータリ圧縮機の好適
一実施例を示す側断面図、第２図は、副軸受側の
吐出ポート断面積と主軸受側の吐出ポート断面積
との比による騒音レベルの違いを表わすグラフで
ある。 図中、１はロータリ圧縮機、３は圧縮要素、５
は回転軸、６は主軸受、７は副軸受、１１は圧縮
空間、１５ａは主軸受側マフラカバー、１５ｂは
副軸受側マフラカバー、１７は冷媒通路、１９は
主軸受側吐出ポート、２０は副軸受側吐出ポー
ト、２１ａは主軸受側吐出弁、２１ｂは副軸受側
吐出弁、Ｏは潤滑油としての冷凍機油である。
一実施例を示す側断面図、第２図は、副軸受側の
吐出ポート断面積と主軸受側の吐出ポート断面積
との比による騒音レベルの違いを表わすグラフで
ある。 図中、１はロータリ圧縮機、３は圧縮要素、５
は回転軸、６は主軸受、７は副軸受、１１は圧縮
空間、１５ａは主軸受側マフラカバー、１５ｂは
副軸受側マフラカバー、１７は冷媒通路、１９は
主軸受側吐出ポート、２０は副軸受側吐出ポー
ト、２１ａは主軸受側吐出弁、２１ｂは副軸受側
吐出弁、Ｏは潤滑油としての冷凍機油である。
Claims (1)
- 密閉ケース内の下部に、回転軸を支承し且つシ
リンダを挟んで圧縮空間を形成する主軸受と副軸
受とを設け、これら主軸受と副軸受とに、それぞ
れ吐出ポートを形成すると共に吐出弁を設け、さ
らにこれらポートおよび弁をそれぞれマフラカバ
ーで覆つたロータリ圧縮機において、上記副軸受
側の吐出ポートの断面積を主軸受側の吐出ポート
の断面積より充分大きく形成し、副軸受側マフラ
カバーを上記密閉ケース内底部に貯溜された潤滑
油中に浸漬させ、その副軸受側マフラカバー内の
吐出ガスを上記副軸受、シリンダおよび主軸受を
それぞれ貫通する冷媒通路を介して吐出するよう
にしたことを特徴とするロータリ圧縮機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985116496U JPH0338474Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | |
| US06/890,336 US4730996A (en) | 1985-07-29 | 1986-07-29 | Rotary compressor with two discharge valves having different frequencies |
| KR2019860011304U KR890007203Y1 (ko) | 1985-07-31 | 1986-07-29 | 로우터리 압축기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985116496U JPH0338474Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6226595U JPS6226595U (ja) | 1987-02-18 |
| JPH0338474Y2 true JPH0338474Y2 (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=31001141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985116496U Expired JPH0338474Y2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-31 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0338474Y2 (ja) |
| KR (1) | KR890007203Y1 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4716845U (ja) * | 1971-03-29 | 1972-10-27 | ||
| JPS601389A (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-07 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 低吐出脈動圧縮機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6069382U (ja) * | 1983-10-18 | 1985-05-16 | 三菱重工業株式会社 | ロ−タリ圧縮機 |
-
1985
- 1985-07-31 JP JP1985116496U patent/JPH0338474Y2/ja not_active Expired
-
1986
- 1986-07-29 KR KR2019860011304U patent/KR890007203Y1/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4716845U (ja) * | 1971-03-29 | 1972-10-27 | ||
| JPS601389A (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-07 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 低吐出脈動圧縮機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR870002427U (ko) | 1987-03-17 |
| KR890007203Y1 (ko) | 1989-10-20 |
| JPS6226595U (ja) | 1987-02-18 |
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