JPH0338423B2 - - Google Patents
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- JPH0338423B2 JPH0338423B2 JP57127692A JP12769282A JPH0338423B2 JP H0338423 B2 JPH0338423 B2 JP H0338423B2 JP 57127692 A JP57127692 A JP 57127692A JP 12769282 A JP12769282 A JP 12769282A JP H0338423 B2 JPH0338423 B2 JP H0338423B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- intake passage
- passage
- throttle valve
- intake
- Prior art date
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 100
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 9
- 241000234435 Lilium Species 0.000 claims description 6
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 claims description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000003350 kerosene Substances 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M3/00—Idling devices for carburettors
- F02M3/08—Other details of idling devices
- F02M3/12—Passageway systems
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M7/00—Carburettors with means for influencing, e.g. enriching or keeping constant, fuel/air ratio of charge under varying conditions
- F02M7/06—Means for enriching charge on sudden air throttle opening, i.e. at acceleration, e.g. storage means in passage way system
- F02M7/08—Means for enriching charge on sudden air throttle opening, i.e. at acceleration, e.g. storage means in passage way system using pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は気化器に係り、特にスロー系統を改良
した気化器に関する。
した気化器に関する。
[従来の技術]
気化器は、無負荷アイドリング時、または低負
荷時等の低速運転時にスロー系統から供給燃料を
増量して濃混合気を供給し、低速回転の安定化を
図る必要がある。
荷時等の低速運転時にスロー系統から供給燃料を
増量して濃混合気を供給し、低速回転の安定化を
図る必要がある。
本出願人は、低速運転時に合理的に燃料を増量
可能とする気化器として、昭和57年7月13日付特
許願に添付した明細書および図面によつて、「フ
ロート室に絞り路を介して連通し、燃料を貯溜可
能とする燃料溜り室と、燃料溜り室から延設さ
れ、吸気通路のスロツトルバルブ全閉位置とべン
チユリ部との間に開口する燃料配管とを備える気
化器」を既に提案している。
可能とする気化器として、昭和57年7月13日付特
許願に添付した明細書および図面によつて、「フ
ロート室に絞り路を介して連通し、燃料を貯溜可
能とする燃料溜り室と、燃料溜り室から延設さ
れ、吸気通路のスロツトルバルブ全閉位置とべン
チユリ部との間に開口する燃料配管とを備える気
化器」を既に提案している。
上記既に提案している気化器によれば、低速加
速域において、燃料溜り室内に貯溜されている分
量の燃料のみを吸気通路に供給することが可能と
なり、燃料溜り室から吸気通路への燃料の増量を
低速加速域においてのみ行なうことが可能とな
る。したがつて、低速加速域において合理的に燃
料を増量し、定常運転域において必要以上の燃料
を供給する必要がない。
速域において、燃料溜り室内に貯溜されている分
量の燃料のみを吸気通路に供給することが可能と
なり、燃料溜り室から吸気通路への燃料の増量を
低速加速域においてのみ行なうことが可能とな
る。したがつて、低速加速域において合理的に燃
料を増量し、定常運転域において必要以上の燃料
を供給する必要がない。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記気化器にあつては、スロツ
トルバルブが全開位置にある状態下でフロート室
と燃料溜り室との油面差によつて絞り路を経て燃
料溜り室に流入する燃料が、燃料溜り室の上部空
間に透孔を介して作用する大気圧と燃料配管の吸
気通路側開口に作用する吸気負圧との差圧の存在
によつて、たえず燃料配管の吸気通路側開口から
少量ずつ漏出し、燃料溜り室に貯溜されることが
ない。したがつて、上記気化器にあつては、スロ
ツトルバルブが全開側から全閉側に向けて回動さ
れる低速減速域において、燃料配管の吸気通路側
開口からの燃料の増量を期待することができな
い。
トルバルブが全開位置にある状態下でフロート室
と燃料溜り室との油面差によつて絞り路を経て燃
料溜り室に流入する燃料が、燃料溜り室の上部空
間に透孔を介して作用する大気圧と燃料配管の吸
気通路側開口に作用する吸気負圧との差圧の存在
によつて、たえず燃料配管の吸気通路側開口から
少量ずつ漏出し、燃料溜り室に貯溜されることが
ない。したがつて、上記気化器にあつては、スロ
ツトルバルブが全開側から全閉側に向けて回動さ
れる低速減速域において、燃料配管の吸気通路側
開口からの燃料の増量を期待することができな
い。
本発明は、加速後の定常運転域での燃料供給を
節約し、かつ低速域からの加速時でのエンジンの
もたつきと、低速域への減速時でのエンジンスト
ールを防止することを目的とする。
節約し、かつ低速域からの加速時でのエンジンの
もたつきと、低速域への減速時でのエンジンスト
ールを防止することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は、フロート室に連通し、吸気通路のス
ロツトルバルブ全閉位置近くに開口するスロー通
路と、フロート室に絞り路を介して連通し、燃料
を貯溜可能とする燃料溜り室と、フロート室油面
高さより下方において燃料溜り室内に配置される
吸込み口と、該吸込み口から延設され、吸気通路
のスロツトルバルブ全閉位置とベンチユリ部との
間で、スロツトルバルブの低速域側の回動範囲に
臨む位置に開口する燃料配管とを備える気化器に
おいて、フロート室の上部空間を吸気通路のスロ
ツトルバルブ配設部位より吸気上流側部位に連通
するとともに、上記燃料配管の吸気通路に設けた
開口の吸気上流側部位と、燃料溜り室の上部空間
とを連通するようにしたものである。
ロツトルバルブ全閉位置近くに開口するスロー通
路と、フロート室に絞り路を介して連通し、燃料
を貯溜可能とする燃料溜り室と、フロート室油面
高さより下方において燃料溜り室内に配置される
吸込み口と、該吸込み口から延設され、吸気通路
のスロツトルバルブ全閉位置とベンチユリ部との
間で、スロツトルバルブの低速域側の回動範囲に
臨む位置に開口する燃料配管とを備える気化器に
おいて、フロート室の上部空間を吸気通路のスロ
ツトルバルブ配設部位より吸気上流側部位に連通
するとともに、上記燃料配管の吸気通路に設けた
開口の吸気上流側部位と、燃料溜り室の上部空間
とを連通するようにしたものである。
[作用]
本発明によれば、下記〜の作用がある。
低速域においては、フロート室内の燃料がス
ロー通路を介して吸気通路へ供給される。ま
た、スロツトルバルブが低速域を経て全負荷域
側に移行するに従い、フロート室の上部空間に
作用する吸気通路の圧力と、フロート室に連通
しているスロー通路に作用する吸気通路の圧力
との差が小さくなり、スロー通路を経て吸気通
路側に吸い出される燃料の量が少なくなる。
ロー通路を介して吸気通路へ供給される。ま
た、スロツトルバルブが低速域を経て全負荷域
側に移行するに従い、フロート室の上部空間に
作用する吸気通路の圧力と、フロート室に連通
しているスロー通路に作用する吸気通路の圧力
との差が小さくなり、スロー通路を経て吸気通
路側に吸い出される燃料の量が少なくなる。
低速域からの加速時においては、燃料溜り室
に貯溜されている分量の燃料のみが吸気通路側
に供給される。また、全負荷域においては、燃
料溜り室の上部空間に作用する圧力と、燃料溜
り室から延設されている燃料配管の吸気通路側
開口に作用する圧力との差が小となり、フロー
ト室と燃料溜り室の油面差によつて燃料溜り室
に補給される燃料が吸気通路側に吸い出される
ことなく貯溜されることから、低速域への減速
時においても、燃料溜り室に貯溜される分量の
燃料のみが吸気通路側に供給される。
に貯溜されている分量の燃料のみが吸気通路側
に供給される。また、全負荷域においては、燃
料溜り室の上部空間に作用する圧力と、燃料溜
り室から延設されている燃料配管の吸気通路側
開口に作用する圧力との差が小となり、フロー
ト室と燃料溜り室の油面差によつて燃料溜り室
に補給される燃料が吸気通路側に吸い出される
ことなく貯溜されることから、低速域への減速
時においても、燃料溜り室に貯溜される分量の
燃料のみが吸気通路側に供給される。
なお、上記の低速域からの加速時と低速域
への減速時において、燃料配管の吸気通路側開
口に負圧が作用する場合には、燃料溜り室内の
油面が低下し、該燃料溜り室内の燃料は吸込口
まで一気に吸われ、一定量分の燃料を増量的に
供給する。
への減速時において、燃料配管の吸気通路側開
口に負圧が作用する場合には、燃料溜り室内の
油面が低下し、該燃料溜り室内の燃料は吸込口
まで一気に吸われ、一定量分の燃料を増量的に
供給する。
そして、その増量燃料の供給後は、最大で
も、フロート室油面と吸込口との圧力差、及び
絞り路で決まる分量以上の燃料は供給されな
い。
も、フロート室油面と吸込口との圧力差、及び
絞り路で決まる分量以上の燃料は供給されな
い。
すなわち、上記〜により、加速後の定常運
転域での燃料供給を節約し、かつ低速域からの加
速時でのエンジンのもたつきと、低速域への減速
時でのエンジンストールを防止することができ
る。
転域での燃料供給を節約し、かつ低速域からの加
速時でのエンジンのもたつきと、低速域への減速
時でのエンジンストールを防止することができ
る。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は船外機用エンジンに適用される本発明
の一実施例を一部破断して示す正面図、第2図は
同気化器のスロー系統を示すモデル図である。
の一実施例を一部破断して示す正面図、第2図は
同気化器のスロー系統を示すモデル図である。
気化器11は、中央の主ボデー11Aと側方の
副ボデー11Bとからなり、灯油(ケロシン)を
主燃料とし、ガソリンを副燃料として使い分ける
多種燃料使用形式とされている。そこで、主ボデ
ー11Aの下部には主燃料としての灯油を収容す
る主フロート室12Aが設けられている。また、
副ボデー11Bの下部には副燃料としてのガソリ
ンを収容する副フロート室12Bが設けられてい
る。
副ボデー11Bとからなり、灯油(ケロシン)を
主燃料とし、ガソリンを副燃料として使い分ける
多種燃料使用形式とされている。そこで、主ボデ
ー11Aの下部には主燃料としての灯油を収容す
る主フロート室12Aが設けられている。また、
副ボデー11Bの下部には副燃料としてのガソリ
ンを収容する副フロート室12Bが設けられてい
る。
また、気化器11は、船外機用エンジンの各気
筒にそれぞれ別個の吸気胴(ボア)によつて混合
気を供給可能とする2ボア形式とされ、各吸気胴
にそれぞれ吸気通路13を形成している。各吸気
通路13は、単一のスロツトルバルブ軸14にそ
れぞれ固定されている各スロツトルバルブ15に
よつて開閉可能とされている。すなわち、スロツ
トルバルブ軸14にはスロツトルレバー16を介
してスロツトル操作機構が連結され、スロツトル
操作機構の作動によつて、スロツトルバルブ15
は全閉位置と全開位置との範囲内で開閉可能とさ
れている。また、各吸気通路13のスロツトルバ
ルブ15上流側にはベンチユリ部17が形成され
ている。ベンチユリ部17には、主フロート室1
2Aに連通する主ノズル18の先端開口部が開口
し、メイン系統を構成している。すなわち、スロ
ツトルバルブ15の開度がある角度を越える部分
負荷以上の定常運転時には、吸気通路13内を流
れる空気量が多くなることから、主ノズル18か
ら灯油が供給され、エンジンを中速回転ないし高
速回転可能としている。
筒にそれぞれ別個の吸気胴(ボア)によつて混合
気を供給可能とする2ボア形式とされ、各吸気胴
にそれぞれ吸気通路13を形成している。各吸気
通路13は、単一のスロツトルバルブ軸14にそ
れぞれ固定されている各スロツトルバルブ15に
よつて開閉可能とされている。すなわち、スロツ
トルバルブ軸14にはスロツトルレバー16を介
してスロツトル操作機構が連結され、スロツトル
操作機構の作動によつて、スロツトルバルブ15
は全閉位置と全開位置との範囲内で開閉可能とさ
れている。また、各吸気通路13のスロツトルバ
ルブ15上流側にはベンチユリ部17が形成され
ている。ベンチユリ部17には、主フロート室1
2Aに連通する主ノズル18の先端開口部が開口
し、メイン系統を構成している。すなわち、スロ
ツトルバルブ15の開度がある角度を越える部分
負荷以上の定常運転時には、吸気通路13内を流
れる空気量が多くなることから、主ノズル18か
ら灯油が供給され、エンジンを中速回転ないし高
速回転可能としている。
また、気化器11は第2図に略示されるような
スロー系統を有している。すなわち、吸気通路1
3におけるスロツトルバルブ15の全閉位置より
も吸気下流側にはアイドルポート19が開口され
ている。また、吸気通路13におけるスロツトル
バルブ15の全閉位置近くの吸気上流側にはバイ
パスポート20,21が開口されている。上記ア
イドルポート19、バイパスポート20,21
は、スロー通路22を介して、副フロート室12
Bに連通している。なお、第2図において23は
スローエアブリードを示している。
スロー系統を有している。すなわち、吸気通路1
3におけるスロツトルバルブ15の全閉位置より
も吸気下流側にはアイドルポート19が開口され
ている。また、吸気通路13におけるスロツトル
バルブ15の全閉位置近くの吸気上流側にはバイ
パスポート20,21が開口されている。上記ア
イドルポート19、バイパスポート20,21
は、スロー通路22を介して、副フロート室12
Bに連通している。なお、第2図において23は
スローエアブリードを示している。
さらに、気化器11は、上記アイドルポート1
9、バイパスポート20,21からなる通常のス
ロー系統に加えて以下のスロー系統を有してい
る。すなわち、副ボデー11Bの副フロート室1
2Bに隣接する部位には燃料溜り室24が形成さ
れている。燃料溜り室24は、燃料通路25、絞
り路26を介して副フロート室12Bと連通し、
副フロート室12B内のガソリンを貯溜可能とし
ている。また、燃料溜り室24には吸込ノズル2
7がその底部を臨む下方位置にまで垂下され、吸
込ノズル27は主ボデー11Aおよび副ボデー1
1Bに穿設されている燃料通路28を介して、吸
気通路13におけるスロツトルバルブ15全閉位
置近くの吸気上流側に開口されている副バイパス
ポート29に連通されている。なお、吸込ノズル
27の燃料溜り室24に位置する最下端部にはジ
エツト30が設けられている。また、吸込ノズル
27の上記下端側側部には燃料吸込用もしくはエ
アブリードとして機能する透孔31が設けられ、
燃料溜り室24の上部空間に位置する吸込ノズル
27の上端側側部にはエアブリードとして機能す
る透孔32が設けられている。
9、バイパスポート20,21からなる通常のス
ロー系統に加えて以下のスロー系統を有してい
る。すなわち、副ボデー11Bの副フロート室1
2Bに隣接する部位には燃料溜り室24が形成さ
れている。燃料溜り室24は、燃料通路25、絞
り路26を介して副フロート室12Bと連通し、
副フロート室12B内のガソリンを貯溜可能とし
ている。また、燃料溜り室24には吸込ノズル2
7がその底部を臨む下方位置にまで垂下され、吸
込ノズル27は主ボデー11Aおよび副ボデー1
1Bに穿設されている燃料通路28を介して、吸
気通路13におけるスロツトルバルブ15全閉位
置近くの吸気上流側に開口されている副バイパス
ポート29に連通されている。なお、吸込ノズル
27の燃料溜り室24に位置する最下端部にはジ
エツト30が設けられている。また、吸込ノズル
27の上記下端側側部には燃料吸込用もしくはエ
アブリードとして機能する透孔31が設けられ、
燃料溜り室24の上部空間に位置する吸込ノズル
27の上端側側部にはエアブリードとして機能す
る透孔32が設けられている。
更に、上記気化器11にあつては、連通路33
によつて、副フロート室12Bの上部空間を吸気
通路13のスロツトルバルブ15配設部位より吸
気上流側部位に連通するとともに、連通路34に
よつて、副フロート室12Bの上部空間と、燃料
溜り室24の上部空間とを連通している。
によつて、副フロート室12Bの上部空間を吸気
通路13のスロツトルバルブ15配設部位より吸
気上流側部位に連通するとともに、連通路34に
よつて、副フロート室12Bの上部空間と、燃料
溜り室24の上部空間とを連通している。
次に、上記実施例に係る気化器におけるスロー
系統の作動について説明する。
系統の作動について説明する。
スロツトルバルブ15が全閉に近い位置にある
場合には、アイドルポート19が負圧領域下に位
置することから、副フロート室12B内のガソリ
ンが、スロー通路22を介して、アイドルポート
19から吸気通路13へ供給される。その後、ス
ロツトル操作機構の操作により、スロツトルバル
ブ15が開作動されると、バイパスポート20,
21が負圧領域下に位置することとなり、副フロ
ート室12B内のガソリンが、スロー通路22を
介して、バイパスポート20,21からも吸気通
路13へ供給される。
場合には、アイドルポート19が負圧領域下に位
置することから、副フロート室12B内のガソリ
ンが、スロー通路22を介して、アイドルポート
19から吸気通路13へ供給される。その後、ス
ロツトル操作機構の操作により、スロツトルバル
ブ15が開作動されると、バイパスポート20,
21が負圧領域下に位置することとなり、副フロ
ート室12B内のガソリンが、スロー通路22を
介して、バイパスポート20,21からも吸気通
路13へ供給される。
なお、上記スロツトルバルブ15が上記低速域
を経て全負荷域側へ移行するに従い、連通路33
の存在により、該連通路33を介してフロート室
12Bの上部空間に作用する吸気通路13内の圧
力と、フロート室12Bに連通しているアイドル
ポート19、バイパスポート20,21に作用す
る吸気通路13内の圧力との差が小さくなり、ス
ロー通路22を経てアイドルポート19、バイパ
スポート20,21から吸気通路13側に吸い出
される燃料の量が少なくなる。これにより、アイ
ドルポート19およびバイパスポート20,21
からなるスロー系統における設定供給量を必要量
に抑え、燃料の消費量を低減することが可能とな
る。
を経て全負荷域側へ移行するに従い、連通路33
の存在により、該連通路33を介してフロート室
12Bの上部空間に作用する吸気通路13内の圧
力と、フロート室12Bに連通しているアイドル
ポート19、バイパスポート20,21に作用す
る吸気通路13内の圧力との差が小さくなり、ス
ロー通路22を経てアイドルポート19、バイパ
スポート20,21から吸気通路13側に吸い出
される燃料の量が少なくなる。これにより、アイ
ドルポート19およびバイパスポート20,21
からなるスロー系統における設定供給量を必要量
に抑え、燃料の消費量を低減することが可能とな
る。
然して、上記実施例においては、上記スロツト
ルバルブ15が全閉位置にある状態下で、副フロ
ート室12B内のガソリンが、燃料通路25、絞
り路26を介して、燃料溜り室24に貯溜され
る。そこで、スロツトルバルブ15が全閉位置か
ら回動して副バイパスポート29を臨む位置を超
える低速加速域において、燃料溜り室24内のガ
ソリンは、ジエツト30および透孔31から吸込
ノズル27内に吸込まれ、透孔32からの空気を
混合された状態で、副バイパスポート29から吸
気通路13に供給され、スロー系統の供給燃料を
増量する。燃料溜り室24内のガソリンが上記の
ようにして吸気通路13へ供給されるに従い、燃
料溜り室24内の貯溜レベルが透孔31より下方
にまで低下すると、燃料溜り室24内の残留ガソ
リンは、ジエツト30から吸込ノズル27内に吸
込まれ、透孔31および透孔32からの空気を混
合された状態、すなわち混合気濃度が徐々に薄く
なる状態で、副バイパスポート29から吸気通路
13へ供給される。
ルバルブ15が全閉位置にある状態下で、副フロ
ート室12B内のガソリンが、燃料通路25、絞
り路26を介して、燃料溜り室24に貯溜され
る。そこで、スロツトルバルブ15が全閉位置か
ら回動して副バイパスポート29を臨む位置を超
える低速加速域において、燃料溜り室24内のガ
ソリンは、ジエツト30および透孔31から吸込
ノズル27内に吸込まれ、透孔32からの空気を
混合された状態で、副バイパスポート29から吸
気通路13に供給され、スロー系統の供給燃料を
増量する。燃料溜り室24内のガソリンが上記の
ようにして吸気通路13へ供給されるに従い、燃
料溜り室24内の貯溜レベルが透孔31より下方
にまで低下すると、燃料溜り室24内の残留ガソ
リンは、ジエツト30から吸込ノズル27内に吸
込まれ、透孔31および透孔32からの空気を混
合された状態、すなわち混合気濃度が徐々に薄く
なる状態で、副バイパスポート29から吸気通路
13へ供給される。
上記スロツトルバルブ15が上記低速加速域を
経て全負荷域に達すると、連通路33、副フロー
ト室12B、連通路34を介して燃料溜り室24
の上部空間に作用する吸気通路13内の圧力と、
燃料溜り室24に連通されている副バイパスポー
ト29に作用する吸気通路13内の圧力との差が
小となり、副フロート室12Bと燃料溜り室24
の油面差によつて燃料溜り室24に補給されるガ
ソリンが吸気通路13側に吸い出されることなく
貯溜される。
経て全負荷域に達すると、連通路33、副フロー
ト室12B、連通路34を介して燃料溜り室24
の上部空間に作用する吸気通路13内の圧力と、
燃料溜り室24に連通されている副バイパスポー
ト29に作用する吸気通路13内の圧力との差が
小となり、副フロート室12Bと燃料溜り室24
の油面差によつて燃料溜り室24に補給されるガ
ソリンが吸気通路13側に吸い出されることなく
貯溜される。
そこで、上記スロツトルバルブ15が全負荷域
から回動して副バイパスポート29に近づく低速
減速域においては、上記のようにして再び貯溜さ
れた燃料溜り室24内のガソリンが、前記低速加
速域におけると同様にして、副バイパスポート2
9から吸気通路13に供給され、スロー系統の供
給燃料を増量する。
から回動して副バイパスポート29に近づく低速
減速域においては、上記のようにして再び貯溜さ
れた燃料溜り室24内のガソリンが、前記低速加
速域におけると同様にして、副バイパスポート2
9から吸気通路13に供給され、スロー系統の供
給燃料を増量する。
したがつて、上記実施例によれば、副バイパス
ポート29は、低速加速域および低速減速域の両
域において、燃料溜り室24に貯溜された分量の
ガソリンのみを吸気通路13に供給することとな
り、定常運転域において必要以上の増量が行なわ
れることがない。すなわち、吸気通路13への燃
料の増量は、常にエンジンの円滑な低速加速運転
もしくは低速減速運転に必要な略一定の分量のみ
となり、通常のアイドルポート19およびバイパ
スポート20,21からなるスロー系統における
設定供給量を必要量に押え、燃料の消費量を低減
することが可能となる。なお、第3図の実線は上
記副バイパスポート29を設けない場合における
エンジン回転数Nに対する供給燃料Qを示し、破
線は副バイパスポート29による燃料の増量分を
示すものである。
ポート29は、低速加速域および低速減速域の両
域において、燃料溜り室24に貯溜された分量の
ガソリンのみを吸気通路13に供給することとな
り、定常運転域において必要以上の増量が行なわ
れることがない。すなわち、吸気通路13への燃
料の増量は、常にエンジンの円滑な低速加速運転
もしくは低速減速運転に必要な略一定の分量のみ
となり、通常のアイドルポート19およびバイパ
スポート20,21からなるスロー系統における
設定供給量を必要量に押え、燃料の消費量を低減
することが可能となる。なお、第3図の実線は上
記副バイパスポート29を設けない場合における
エンジン回転数Nに対する供給燃料Qを示し、破
線は副バイパスポート29による燃料の増量分を
示すものである。
なお、上記実施例におけるバイパスポート2
0,21を撤去し、アイドルポート19および副
バイパスポート29のみによつてスロー系統を構
成するものとしてもよい。また、上記実施例は本
発明を多種燃料使用形式の気化器に適用する場合
について説明したが、本発明は単一燃料を使用す
る気化器においても適用可能である。
0,21を撤去し、アイドルポート19および副
バイパスポート29のみによつてスロー系統を構
成するものとしてもよい。また、上記実施例は本
発明を多種燃料使用形式の気化器に適用する場合
について説明したが、本発明は単一燃料を使用す
る気化器においても適用可能である。
なお、本発明の実施において、燃料配管の吸気
通路に設けた開口の吸気上流側部位と、燃料溜り
室の上部空間とは、上記実施例における如くのフ
ロート室を介することなく、直接的に連通するも
のであつても良い。
通路に設けた開口の吸気上流側部位と、燃料溜り
室の上部空間とは、上記実施例における如くのフ
ロート室を介することなく、直接的に連通するも
のであつても良い。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、加速後の定常運
転域での燃料供給を節約し、かつ低速域からの加
速時でのエンジンのもたつきと、低速減速域での
エンジンストールを防止することができる。
転域での燃料供給を節約し、かつ低速域からの加
速時でのエンジンのもたつきと、低速減速域での
エンジンストールを防止することができる。
第1図は本発明の一実施例を一部破断して示す
正面図、第2図は同気化器のスロー系統を示すモ
デル図、第3図は同気化器の燃料供給状態を示す
線図である。 11……気化器、12B……副フロート室、1
3……吸気通路、15……スロツトルバルブ、1
7……ベンチユリ部、24……燃料溜り室、26
……絞り路、27……吸込ノズル、29……副バ
イパスポート、33,34……連通路、30……
Z、31……透孔。
正面図、第2図は同気化器のスロー系統を示すモ
デル図、第3図は同気化器の燃料供給状態を示す
線図である。 11……気化器、12B……副フロート室、1
3……吸気通路、15……スロツトルバルブ、1
7……ベンチユリ部、24……燃料溜り室、26
……絞り路、27……吸込ノズル、29……副バ
イパスポート、33,34……連通路、30……
Z、31……透孔。
Claims (1)
- 1 フロート室に連通し、吸気通路のスロツトル
バルブ全閉位置近くに開口するスロー通路と、フ
ロート室に絞り路を介して連通し、燃料を貯溜可
能とする燃料溜り室と、フロート室油面高さより
下方において燃料溜り室内に配置される吸込み口
と、該吸込み口から延設され、吸気通路のスロツ
トルバルブ全閉位置とベンチユリ部との間で、ス
ロツトルバルブの低速域側の回動範囲に臨む位置
に開口する燃料配管とを備える気化器において、
フロート室の上部空間を吸気通路のスロツトルバ
ルブ配設部位より吸気上流側部位に連通するとと
もに、上記燃料配管の吸気通路に設けた開口の吸
気上流側部位と、燃料溜り室の上部空間とを連通
することを特徴とする気化器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57127692A JPS5918257A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 気化器 |
US06/507,509 US4539163A (en) | 1982-07-13 | 1983-06-24 | Carburetor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57127692A JPS5918257A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 気化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5918257A JPS5918257A (ja) | 1984-01-30 |
JPH0338423B2 true JPH0338423B2 (ja) | 1991-06-10 |
Family
ID=14966339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57127692A Granted JPS5918257A (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-23 | 気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918257A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4523214Y1 (ja) * | 1966-09-14 | 1970-09-12 | ||
JPS5639847B2 (ja) * | 1977-12-14 | 1981-09-16 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54167232U (ja) * | 1978-05-17 | 1979-11-24 | ||
JPS6133244Y2 (ja) * | 1979-09-03 | 1986-09-29 |
-
1982
- 1982-07-23 JP JP57127692A patent/JPS5918257A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4523214Y1 (ja) * | 1966-09-14 | 1970-09-12 | ||
JPS5639847B2 (ja) * | 1977-12-14 | 1981-09-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5918257A (ja) | 1984-01-30 |
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