JPS5834281Y2 - 異種燃料切換使用機関の燃料供給装置 - Google Patents

異種燃料切換使用機関の燃料供給装置

Info

Publication number
JPS5834281Y2
JPS5834281Y2 JP18146079U JP18146079U JPS5834281Y2 JP S5834281 Y2 JPS5834281 Y2 JP S5834281Y2 JP 18146079 U JP18146079 U JP 18146079U JP 18146079 U JP18146079 U JP 18146079U JP S5834281 Y2 JPS5834281 Y2 JP S5834281Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
gasoline
switching
fuel supply
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18146079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5699052U (ja
Inventor
知治 井上
康夫 深江
護 西沢
巍 中山
朋房 堀内
Original Assignee
日産自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
Priority to JP18146079U priority Critical patent/JPS5834281Y2/ja
Publication of JPS5699052U publication Critical patent/JPS5699052U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5834281Y2 publication Critical patent/JPS5834281Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばガソリン燃料と液化天然ガス(以下LP
Gで代表する)燃料等、異種燃料を選択的に切り換え使
用するようにした異種燃料切換使用機関の燃料供給装置
に関する。
乗用車等では、−例えばガソリン燃料とLPG燃料とを
運転条件に応じて選択的に切り換え使用できるようにし
た機関を搭載したものがある(昭和37年11月日産自
動車株式会社発行Nl5SANサービス周報第77号ダ
ソトサンブルーバード1200用り、P、G、燃料装置
の紹介及び特公昭44−6672号公報参照)。
例えば大出力を要求される走行時にはガソリン燃料を使
用し、燃費経済性を重視した走行時にはLPG燃料を使
用する如くである。
しかしかかる従来の異種燃料切換使用機関にあっては異
種燃料への切換作動が良好でなく、一方の燃料への切換
後もこれまで使用してきた他方の燃料供給系のデッドス
ペース内の燃料が所定時間供給され続け、もって混合気
の過濃状態を招いて機関性能が劣悪となる他、排気特性
、燃料経済性が極めて悪化した。
また、燃料フロート室の液面圧を制御するため、にエア
ベント通路を、大気開放口と異種燃料夫々のベンチュリ
間の吸気通路負圧導入口と、に開口しているものにあっ
ては、大気開放口から負圧導入口へ至る空気の流れが一
方のベンチュリをバイパスしてなされ、このため当該ベ
ンチュリを使用する燃料供給或いは混合比の制御が困難
になるという不都合があった。
本考案は上記実情に鑑みなされたもので、フロート室経
由の燃料の使用を絶って異種燃料を切換使用するにあた
り、フロート室に連通ずるエアベント通路の大気開放口
を遮断して、デッドスペースとなるフロート室から燃料
が機関に供給されないようにし或いはエアベント通路を
介して計量されない空気が機関に供給されないようにし
た燃料供給装置を提供するものである。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、ガソリン燃料タンク1内の
ガソリンはフィルタ2、燃料ポンプ3、電磁開閉弁4を
介しガソリン通路5を通じてフロート室6に導入され、
更にガソリン供給通路7、ノズル8を介して気化器9の
吸気通路10内ベンチュリ12部に吸入される。
そしてここでエアクリーナ11を通過して来た吸入空気
との混合気を形成して機関13内に供給される。
一方LPGタンク15内のLPG燃料はフィルタ16、
電磁開閉弁17、ベーパライザ18を介し、LPG通路
24を通じて前記ベンチュリ12よシ上流側に配したベ
ンチュリ19部にノズル20から供給される。
これら異種燃料の切換使用は、前記電磁開閉弁4.17
とバッテリ23とを切換スイッチ21及びイグニッショ
ンスイッチ22を介して接続し。
切換スイッチ21をガソリン側端子G又はLPG側端子
りに選択切換することによって行う。
尚電磁開閉弁40代りに燃料ポンプ3に燃料供給カット
の機能を持たせることもできる。
ここで上記装置の燃料供給系を第2図についてみてみる
と、ガソリン燃料系のフロート室6上部空間はLPG用
ベンチュリ19上流側のエアクリーナクリーンサイドに
開口する大気開放口25の他、前記2つのベンチュ’l
19 、12間の吸気通路10に開口する負圧導入口
26にもエアベント通路21を連通させ、もってノズル
8とフロート室6の液面との差圧を調整している。
これを詳述すると、ガソリン用ベンチュリ12がLPG
用ベンチュリ19の下流位置にあるため、LPG用ベン
チュリ19の絞ジ効果によって両ベンチュ’l 12
、19間の吸気通路10にも負圧が発生し、該負圧が吸
入空気量の増大に応じて増大化する傾向にある。
このため、もし負圧導入口26がないとすれば該負圧の
影響でガソリン用ベンチュリ12部の負圧が機関高速回
転になるに従って過剰に増大し、ノズル8とフロート室
液面圧力との差圧によりフロート室内ガソリンが過剰に
供給されて混合気の過濃状態を導くおそれがあるわけで
あるが、即ちガソリン供給量を機関低速回転領域にマツ
チングさせれば高速回転領域で混合気過濃となり、排気
特性、出力、燃費特性に悪影響を与えることになるわけ
であるが、負圧導入口26を設けることにより両ベンチ
ュリ12,19間に生じる負圧を大気開放口25より導
いた大気圧と合成し、ベンチュリ12に生じる負圧増大
に対してフロート室6の液面圧力にも負圧の影響を与え
両者間の差圧を防止するのである。
このときエアベント通路2γは結果的に大気開放口25
と負圧導入口26とを連結し、計量しない吸入空気がL
PG用ノズル20をバイパスする形となり、吸入空気量
管理が難しいので適当なオリフィスを設けて空気流を防
止しようとしているがそれは完全に遮断する1でにいた
らなかった。
ところでせっかくエアベントによる圧力調整配慮を行っ
ても、LPG燃料切換使用時にも、ガソリン用ベンチュ
リ12に吸入空気流がありベンチュリ負圧を発生するも
のであるから、フロート室6内のガソリンは空になる1
で機関に供給され続ける。
このためLPG燃料切換使用後所定期間は2種の燃料が
同時に供給されて混合気が過濃となるおそれが生じ、排
気、機関性能、燃料経済性から不利である。
そこで本考案ではLPG燃料切換使用と同時にエアベン
ト通路2Tの大気開放口25を閉じる開閉弁31を設け
る。
即ち前記切換スイッチ21のガソリン燃料用G接点に電
磁開閉弁31を直列接続し、G接点閉成によりガソリン
燃料用電磁開閉弁4が開成すると同時にエアベント用電
磁開閉弁31が大気開放口25を開くようにする。
つまり前記電磁開閉弁31ばLPG燃料切換使用時にエ
アベント通路27の大気開放口25を閉じるように槽底
するわけである。
従ってLPG燃料の選択使用時には大気開放口25から
フロート室6内に大気圧が導入されないため、フロート
室内液面圧は負圧導入口26からの負圧が作用し、ベン
チュリ12部との差圧が小さくなる。
このためフロート室内液面レベルとノズル8とのヘッド
差が所定レベルになった後はフロート室6内からノズル
8を介してガソリン燃料が機関に供給されるのを防止す
る。
上記実施例においてエアベント通路27は必ずしも負圧
導入口26に開口しなくともよい。
この場合はエアベント通路2γが電磁開閉弁31によっ
て全面的に遮断されることとなりフロート室内燃料吸い
出しの防止という本考案の趣旨は何ら損われない。
第3図には本考案の他の実施例を示す。
このものはLPG燃料遮断用の電磁開閉弁17をノズル
20近傍のLPG通路24に介装すると共に、ガソリン
用の電磁開閉弁4を気化器フロート室6とノズル8との
間のガソリン供給通路γに介装したものである。
これによると電磁開閉弁4,17とノズル8,20との
間の燃料空間(デッドスペース)を可及的に小さくでき
るから燃料遮断時の開閉弁4,17の下流側燃料の無駄
な供給量を抑制できる利点がある。
この場合もLPG燃料選択使用時にエアベント通路27
の大気開放口25を閉じることはLPG用ベンチュリ1
9をバイパスして該大気開放口25から負圧導入口26
へ抜ける空気流を遮断するからLPG燃料用の吸入空気
はすべてベンチュリ19で計量されることになり、その
管理が完全となる。
尚上記夫々の実施例のガソリン燃料供給系においては2
バレル式の気化器を採用し、そのうちプライマリ側のみ
について構造、作用を説明したが、セカンダリ側も全く
同様にして本考案を構成できることは勿論である。
又、異種燃料とはLPGガソリンに限らずアルコール、
水素燃料、改質ガス燃料等様々の燃料を含むものである
以上述べたように本考案によると、フロート室経由の燃
料の使用を絶って異種燃料を切換使用するにあたり、フ
ロート室に連通ずるエアベント通路の大気開放口を遮断
するように構成したので、フロート室燃料が他の燃料と
共に供給され続けることがなく、従って混合気過濃によ
る機関不調、バンクファイヤ等を招くことがなく、排気
性能、燃費も大巾に向上する。
また、エアベント通路が大気開放口と、上下流2つのベ
ンチュリ間の負圧導入口と、双方に開口したものにあっ
ては一方のベンチュリによって計量されない空気流がこ
れらの2つの開口を通じてバイパス流を形成するおそれ
がなく、このため前記一方のベンチュリを使用する燃料
の供給及び混合比管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す系統図、第2図は同上
要部の詳細拡大図、第3図は本考案の他の実施例を示す
要部断面図である。 3・・・燃料ポンプ、4・・・電磁開閉弁、5・・・ガ
ソリン通路、6・・・フロート室、8・・・ガソリン用
ノズル、12・・・ガソリン用ベンチュリ、13・・・
機関、11・・・電磁開閉弁、19・・・LPG用ベン
チュリ、20・・・LPG用ノズル、21・・・切換ス
イッチ、24・・・LPG通路、25・・・大気開放口
、26・・・負圧導入口、27・・・エアベント通路、
31・・・電磁開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気通路内の吸気上流側及び下流側に夫々ベンチュリを
    備え、フロート室から導かれた第1の燃料を前記下流側
    ベンチュリ部に供給する第1の燃料供給系と、前記上流
    側ベンチュリ部に第2の燃料を供給する第2の燃料供給
    系と、前記第1及び第2の燃料供給系を選択的に切換作
    動させる切換装置と、を備えた異種燃料切換使用機関に
    おいて、前記フロート室上部空間を少くとも大気開放口
    に連通ずるエアベント通路の該大気開放口を第2の燃料
    選択使用と同期して閉じる開閉弁を設けたことを特徴と
    する異種燃料切換使用機関の燃料供給装置。
JP18146079U 1979-12-28 1979-12-28 異種燃料切換使用機関の燃料供給装置 Expired JPS5834281Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18146079U JPS5834281Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28 異種燃料切換使用機関の燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18146079U JPS5834281Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28 異種燃料切換使用機関の燃料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5699052U JPS5699052U (ja) 1981-08-05
JPS5834281Y2 true JPS5834281Y2 (ja) 1983-08-01

Family

ID=29691845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18146079U Expired JPS5834281Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28 異種燃料切換使用機関の燃料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5834281Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5699052U (ja) 1981-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5335638A (en) Evaporated fuel controller
US4499887A (en) Dual fuel supply system
US4129620A (en) Fuel changeover system for multi-fuel engines
US4483292A (en) Internal combustion engine
JPS5834281Y2 (ja) 異種燃料切換使用機関の燃料供給装置
US4010723A (en) Exhaust gas cleaning apparatus for an internal combustion engine for a vehicle
JPH0341657B2 (ja)
JPS6117240Y2 (ja)
JPH02201068A (ja) 酸素供給エンジン
JPS6117241Y2 (ja)
JPS5836842Y2 (ja) 異種燃料切換使用機関の燃料供給制御装置
JPH1182082A (ja) エンジンの燃料供給装置
JPS5834279Y2 (ja) 異種燃料切換使用機関の燃料供給制御装置
JPH04259653A (ja) Egrバルブ防錆装置
JPH06229331A (ja) 内燃機関の燃料通路制御装置
JPS6124682Y2 (ja)
JPS603971Y2 (ja) 異種燃料切換使用機関の燃料供給装置
JPS61283734A (ja) ガソリン・lpg併用エンジン
JPS6118206Y2 (ja)
US1177624A (en) Carbureter.
JPS6039473Y2 (ja) ガソリンとlpgを併用する気化器の空燃比補正装置
JPS6243065B2 (ja)
JPS6235875Y2 (ja)
JPS6111479Y2 (ja)
JP2909862B2 (ja) ガソリンエンジンの空燃比制御方法