JPS61283734A

JPS61283734A - ガソリン・ｌｐｇ併用エンジン

Info

Publication number: JPS61283734A
Application number: JP12472585A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Nakafushi; 仲伏　敏明; Shigeki Yamashita; 繁樹山下
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1985-06-07
Filing date: 1985-06-07
Publication date: 1986-12-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、燃料としてガソリンまたはＬＰＧを選択的に
使用するようにしたガソリン・ＬＰＧ併用エンジンに関
する。

（従来の技術）従来、ガソリン・ＬＰＧ併用エンジンとして、エンジン
にガソリンまたはＬＰＧを選択的に供給し得るようにし
て、エンジンの出力を要するときにはガソリンを供給し
てエンジンをガソリンエンジンとして運転する一方、経
済性を要するときにはＬＰＧを供給してエンジンをＬＰ
Ｇエンジンとして運転するようにしたものは知られてい
る（例えば特開昭５７−１０２５４７号公報参照）。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、上記従来のガソリン・ＬＰＧ併用エンジンに
おいて、フロート室を備えた気化器によってガソリンを
供給するようにした場合、ガンリンエンジン運転とＬＰ
Ｇエンジン運転との切換えは、フロート室へのガソリン
の供給とエンジンへのＬＰＧの供給とを選択的に行うこ
とによりなされる。

しかし、この場合、ガソリンエンジン運転の状態からＬ
ＰＧエンジン運転に切換えるべ（フロート室へのガソリ
ンの供給を中断しても、フロート室にはまだ所定量のガ
ソリンが残留しているので、この残留ガソリンが吸気通
路へ吸出されてＬＰＧと混合□する結果、混合気の空燃
比がオーバリッチになる。しかも、この残留ガソリンの
吸出しによってフロート室のガソリンのレベルが低下す
るので、逆にＬＰＧエンジン運転状態からガソリンエン
ジン運転に切換えるべくフロート室へのガソリンの供給
を開始しても、ガソリンのレベルが所定値に回復するま
での間、フロート室から吸気通路へのガソリンの吸出し
が遅れる結果、混合気の空燃比がオーバリーンになる。

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、上述のようにフロート空位気化器を
備えたガソリン・ＬＰＧ併用エンジンにおいて、ＬＰＧ
エンジン運転時にフロート室から吸気通路へのガソリン
の吸出しを阻止することにより、ＬＰＧエンジン運転へ
の切換時の混合気のオーバリッチ化およびガソリンエン
ジン運転への切換時のオーバリーン化を生じることなく
エンジン運転中におけるガソリンエンジン運転とＬＰＧ
エンジン運転との切換えを可能とすることにある。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、フロー
ト室を備えエンジンの吸気通路に配設された気化器と、
該気化器と直列に吸気通路に配設されたＬＰＧミキサー
と、上記気化器にガソリンを供給するガソリン供給手段
と、上記ＬＰＧミキサーにＬＰＧを供給するＬＰＧ供給
手段と、上記ガソリン供給手段およびＬＰＧ供給手段を
選択的に作動させる切換手段とを備えることを前提とす
る。

さらに、上記フロート室から吸気通路へのガソリンの吸
出しを許容又は阻止する制ｔｉｌｌ弁を備えかつ該制御
弁は上記切換手段によるＬＰＧ供給手段の作動の選択時
にガソリンの吸出しを阻止するよう作動するように構成
したものである。

（作用）上記の構成により、本発明においては、エンジン運転時
、切換手段によりＬＰＧ供給手段の作動が選択されたＬ
ＰＧエンジン運転切換時には、制御弁によってフロート
室から吸気通路へのガソリンの吸出しが阻止されるので
、フロート室に残留するガソリンが吸気通路に吸出され
ることがなくなって、混合気のオーバリッチ化が防止さ
れる一方、ガソリンエンジン運転への切換時には上記所
定レベルの残留ガソリンが速かに吸気通路に吸出されて
、混合気のオーバリーン化が防止されることになる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の第１実施例を示す。同図においてＥは
既存の気化器仕様のエンジン、■は該エンジンＥに接続
された吸気通路であって、該吸気通路ｒには２バレルタ
イプの気化器１が配設されている。該気化器１の１次側
吸気通路１１および２次側吸気通路■２にはそれぞれベ
ンチュリ部２ａ、２ｂが形成されているとともに該ベン
チュリ部２ａ、２ｂ下流側にはスロットル弁３ａ、３ｂ
が配設されている。また、１次側吸気通路■１のベンチ
ュリ部２ａ上流側にはエンジン冷機時に該１次側吸気通
路■１を絞るチョーク弁４が配設されている。さらに、
５はガソリンを貯溜するフロート室であって、該フロー
ト室５は小径の燃料流出通路６を介して上記気化器１の
ベンチュリ部２ａ、２ｂに連通されており、エンジンＥ
の運転時にフロート室５のガソリンを該ベンチュリ部２
ａ。

２ｂに吸出して霧化供給するようにしている。

そして、上記吸気通路Ｉの気化器１上部には、ＬＰＧを
気化して吸気通路■に供給するＬＰＧミキサー７が載置
されている。

上記フロート室５はガソリン供給通路８により、ポンプ
９およびフィルター１０を介してガソリンタンク１１に
連通されており、以上により該ガソリンタンク１１内の
ガソリンをフロート室５を介して上記気化器１に供給す
るようにしたガソリン供給手段１２が構成されている。

また、上記ＬＰＧミキサー７はＬＰＧ供給通路１３によ
り、ＬＰＧを気化するベーパーライザー１４およびフィ
ルター１５を介してＬＰＧ供給手段としてのＬＰＧボン
ベ１６に連通されている。

また、上記フロート室５とポンプ９との間のガソリン供
給通路８には後述のカット信号を受けて該ガソリン供給
通路８を閉じるガソリンカットパルプ１７が介設されて
いる。一方、上記ベーパーライザー１４とフィルター１
５との間のＬＰＧ供給通路１３にはカット信号（後述）
を受けて該ＬＰＧ供給通路１３を閉じるＬＰＧカットバ
ルブ１８が介設されている。上記両カットパルプ１７゜
１８は２極の燃料切換スイッチ１つのガソリン側接点１
９ａおよびＬＰＧ側接点１９ｂにそれぞれ接続され′Ｔ
：おり、該燃料切換スイッチ１９の共通接点１９Ｇはイ
グニッションスイッチ２ｏを介してバッテリ２１に接続
されていて、イグニッションスイッチ２０のＯＮ作動時
、エンジンＥをガソリンエンジンとして運転するときに
は燃料切換スイッチ１９をガソリン側接点１９ａに切換
えてカット信号をＬＰＧカットバルブ１８に入力するこ
とにより、ＬＰＧミキサー７へのＬＰＧの供給を阻止す
ると共にガソリン供給手段１２を作動させてガソリンを
気化器１に供給する一方、エンジンＥをＬＰＧエンジン
として運転するときには燃料切換スイッチ１９をＬＰＧ
側接点１９ｂに切換えて、ガソリンカットバルブ１７に
カット信号を入力することにより、気化器１へのガソリ
ン供給を阻止すると共にＬＰＧ供給手段（ＬＰＧボンベ
）１６を作動させてＬＰＧをＬＰＧミキサー１０に供給
するように切換える切換手段２２が構成されている。

そして、上記燃料流出通路６には該燃料流出通路６を開
閉する制御弁２３が介設されているａ該制即弁２３は、
上記燃料切換スイッチ１９のガソリン接点１９ａに接続
されていて、燃料切換スイッチ１９のガソリン接点１９
ａ側切換時つまりガソリン供給手段１２の作動の選択時
にはカット信号を受けてＯＮ作動して燃料流出通路６を
開くことにより、フロート室５からベンチュリ部２ａ。

２ｂへのガソリンの吸出しを許容する一方、燃料切換ス
イッチ１つのＬＰＧ接点１９ｂ側切換時つまりＬＰＧボ
ンベ１６の作動の選択時にはカット信号の非受信により
ＯＦＦ作動して燃料流出通路６を閉じることにより、フ
ロート室５からベンチュリ部２ａ、２ｂへのガソリンの
吸出しを阻止するように構成されている。

尚、２４はＬＰＧミキサー７上部に載置されたエアクリ
ーナである。

したがって、上記＊施例においては、エンジン運転中、
ＬＰＧエンジン運転への切換時には制御弁２３のＯＦＦ
作動により燃料供給通路６が閉じられてフロート室５に
残留するガソリンがベンチュリ部２ａ、２ｂに吸出され
ないので、ガソリン吸出しに起因する混合気のオーバリ
ッチ化を防止できるとともに、フロート室５のガソリン
のレベルを所定値に緒持することができる。また、エン
ジン運転中、ガソリンエンジン運転への切換時には、燃
料切換スイッチ１９のガソリン側接点１９ａからのカッ
ト信号により制御弁２３がＯＮ作動して、燃料供給通路
６が聞かれ、このことによりフロート室５に所定値にレ
ベルで残留するガソリンがベンチュリ部２ａ、２ｂに速
やかに吸出されるので、混合気のオーバリーン化を防止
できる。

よって、ＬＰＧエンジン運転への切換時の混合気のオー
バリッチ化およびガソリンエンジン運転への切換時のオ
ーバリーン化を防止して良好な燃焼状態を確保しながら
、エンジン運転中にガソリンエンジン運転とＬＰＧエン
ジン運転とを適宜切換えることができる。

また、既存の気化器仕様のエンジンＥにおける吸気通路
ｒの気化器１上部にＬＰＧミキサー７を載置することだ
けであるので、ガソリン・ＬＰＧ併用エンジンを新規に
設計するよりも簡易に捏供することができるとともにそ
のコストを低減することができる。

さらに、第２図は本発明の第２実施例を示し、上流側が
１次側吸気通路１１の上流側に開口し下流側が燃料流出
通路６に連通ずるエアブリード通路２５に、カット信号
を受けて該エアブリード通路２５を開く制御弁２３′を
介設するとともに、該制御弁２３′を燃料切換スイッチ
１９のガソリン接点１９ａに接続して、燃料切換スイッ
チ１つのガソリン接点１９ａ側切換時にはカット信号の
出力により制御弁２３′をＯＮ作動させてエアブリード
通路２５を開くことにより燃料流出通路６にエアを供給
してフロート室５からベンチュリ部２ａ、２ｂへのガソ
リンの吸出しを許容する一方、燃料切換スイッチ１９の
ＬＰＧ接点１９ｂ側切換時にはカット信号の出力の停止
により制御弁２３′をＯＦＦ作動させてエアブリード通
路２５を閉じることにより燃料流出通路６へのエアの供
給を阻止してフロート室５からベンチュリ部２ａ、２ｂ
へのガソリンの吸出しを阻止するように構成したもので
あり、上記第１実施例と同様の作用、効果を奏する。

（発明の効果）以上説明したように、本発明のガソリン・ＬＰＧ併用エ
ンジンによれば、ＬＰＧエンジンとしての運転時におい
て気化器のフロート室から吸気通路へのガソリンの吸出
しを阻止するようにしたので、エンジン運転状態からＬ
ＰＧエンジン運転への切換時におけるフロート室に残留
するガソリンの吸気通路への吸出しに起因する混合気の
オーバリッチ化を防止できるとともに、ガソリンエンジ
ン運転への切換時には上記所定量の残留ガソリンの吸気
通路への吸出しにより混合気のオーバリーン化を防止す
ることができ、よって良好な燃焼状態を確保しながら、
エンジン運転状態時にガソリンエンジン運転とＬＰＧエ
ンジン運転とを適宜切換えることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の実施例を示し、第１図は
第１実施例を示す全体概略構成図、第２図は第２実施例
を示す第１図相当図である。Ｅ・・・エンジン、ｒ・・・吸気通路、１・・・気化器
、５・・・フロート室、６・・・燃料流出通路、７・・
・ＬＰＧミキサー、１２・・・ガソリン供給手段、１６
・・・ＬＰＧボンベ、１９・・・燃料切換スイッチ、２
２・・・切換手段、２３．２３’・・・制御弁。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）フロート室を備えエンジンの吸気通路に配設され
た気化器と、該気化器と直列に吸気通路に配設されたＬ
ＰＧミキサーと、上記気化器にガソリンを供給するガソ
リン供給手段と、上記ＬＰＧミキサーにＬＰＧを供給す
るＬＰＧ供給手段と、上記ガソリン供給手段およびＬＰ
Ｇ供給手段を選択的に作動させる切換手段とを備えると
ともに、上記フロート室から吸気通路へのガソリンの吸
出しを許容又は阻止する制御弁を備え、かつ該制御弁は
上記切換手段によるＬＰＧ供給手段の作動の選択時にガ
ソリンの吸出しを阻止するよう作動するように構成され
ていることを特徴とするガソリン・ＬＰＧ併用エンジン
。