JPH06229331A - 内燃機関の燃料通路制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料通路制御装置

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Publication number
JPH06229331A
JPH06229331A JP3455193A JP3455193A JPH06229331A JP H06229331 A JPH06229331 A JP H06229331A JP 3455193 A JP3455193 A JP 3455193A JP 3455193 A JP3455193 A JP 3455193A JP H06229331 A JPH06229331 A JP H06229331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
fuel
valve
fuel tank
outlet pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP3455193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
博 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP3455193A priority Critical patent/JPH06229331A/ja
Publication of JPH06229331A publication Critical patent/JPH06229331A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン始動時や停止時においてオーバーフ
ローした燃料を、外部に漏らさないようにする。 【構成】 ボールベントバルブ9のキャニスタ20に連絡
するアウトレットパイプ2の中間部に、アウトレットパ
イプ2をキャニスタ20またはフューエルタンク18のいず
れか一方に連通するための切換バルブ17を設けると共
に、フューエルタンク18と切換バルブ17とを連絡するリ
ターンパイプ19を設け、切換バルブ17をエンジンの始動
時または停止時にフューエルタンク側に連絡するように
制御する。エンジンの始動時およびエンジン回転数が設
定値より低い場合は、マニホールド負圧が小さくボール
ベントバルブ9は変化せず、切換バルブ17が作動する。
これにより、アウトレットパイプ2は、リターンパイプ
19と連絡してオーバーフローした燃料や燃料蒸気をフュ
ーエルタンク18に戻すことになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャブレータを用いた
自動車において、燃料の蒸気が大気中に放出されるのを
防止するようにした、内燃機関の燃料通路制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンにおける燃料供給に
は、キャブレータによって混合気を送り込むものが多
い。図2に示すキャブレータのフロート系統はフューエ
ルポンプによってインレットパイプ1とアウトレットパ
イプ2とで燃料を循環させ、フロート3およびニードル
バルブ4によって油面を一定にしている。メイン系統で
はメインジェット5とメインエアジェット6により混合
気を作りメインノズル7からスロットルバルブ8に向け
噴射させている。
【0003】スロットルバルブ8を設置した通路にはボ
ールベントバルブ(BVV) 9に連絡する通路10が設けられ
ている。このBVV 9はエンジンを始動したときのマニホ
ールド負圧により作動するもので、ダイヤフラム11とス
プリング12とを有するソレノイド13が付設されている。
ソレノイド13は、走行中(スロットル開度大のとき)、
マニホールド負圧が下がっても閉じないように保持する
ようになっている。また、マニホールド負圧が発生して
いないときは、バルブ14によりエアベント15が閉じら
れ、キャニスタへの通路を開放している。なお、ボール
ベントバルブに類するものは特開昭60-113053 号公報に
開示されている。
【0004】そして、ボールベントバルブ(BVV) 9のエ
アベント15は、エンジン停止時と始動時はマニホールド
負圧が発生していないので閉じられたままであり、キャ
ブレータのオーバーフロー時のエンジン保護と再始動性
を向上している。すなわち、エンジン停止中はフロート
チャンバ16の燃料の蒸発ガスは、アウトレットパイプ2
を通りキャニスタへ入り吸着される。エンジン始動後
は、マニホールド負圧によりBVV 9が作動してバルブ14
によりエアベント15を開放すると共に、キャニスタは通
路10と連絡し燃料蒸発ガスがインテークマニホールドに
吸い込まれ燃焼するようになっている。また、スタータ
ー信号オン以外での、設定エンジン回転数以下は、エン
ジン停止と判断し、フューエルポンプをオフ(電気式)
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンを
始動させるスターターモータのオン時には、バルブ14が
アウタ側であると同時にフューエルポンプが作動するた
め、キャブレータがオーバーフローした時、燃料蒸気は
BVV 9からキャニスタ内部に入ってしまうことになる。
また、スターターモータのオンを続けると、オーバーフ
ローした燃料はキャニスタの空気取入口より外へ流れ出
てしまうため、大気汚染上、問題があった。
【0006】本発明は、エンジン始動時や停止時におい
てオーバーフローした燃料を、外部に漏れないようにし
た内燃機関の燃料通路制御装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、キャブレータが有するボールベントバルブ
のキャニスタに連絡するアウトレットパイプの中間部
に、該アウトレットパイプをキャニスタまたはフューエ
ルタンクのいずれか一方に連通するための切換バルブを
設けると共に、前記フューエルタンクと前記切換バルブ
とを連絡するリターンパイプを設け、前記切換バルブを
エンジンの始動時または停止時に前記フューエルタンク
側に連絡するように制御したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成したものであるの
で、エンジンの始動時に切換バルブが作動して、ボール
ベントバルブに接続されたアウトレットパイプは切換バ
ルブおよびリターンパイプを通じてフューエルタンクに
連絡する。したがって、キャブレタのオーバフローした
燃料はフューエルタンクへ戻る。エンジンが通常回転に
なったときには、ボールベントバルブが作動してフロー
トチャンバ内の圧力は大気圧になり、切換バルブは反転
してボールベントバルブの通路がキャニスタに連絡す
る。また、エンジン回転数が設定値より低くなることで
マニホールド負圧が小さくなってボールベントバルブが
戻り、このとき、切換バルブは再び反転することにな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1に示すように、ボールベントバルブ(BV
V) 9に接続されたアウトレットパイプ2の中間部には
切換バルブ17が設けられている。切換バルブ17にはフュ
ーエルタンク18に連通するリターンパイプ19が取付けら
れており、また、切換バルブ17から延びた別のアウトレ
ットパイプ2はキャニスタ20に接続されている。このほ
か、フューエルタンク18にはセパレータ21を介して、キ
ャニスタ20に取付けた2ウェイバルブ22に接続されるパ
イプ23が設けられている。
【0010】上記の構成によって、エンジンの始動時は
切換バルブ17が作動しアウトレットパイプ2とリターン
パイプ19を連通させると共に、フューエルタンク18内の
圧力を大気にしている。フューエルタンク内には、キャ
ニスタ20の2ウェイバルブ22により、大気圧以上がかか
っている場合が多いため、切換バルブ17が作動するとき
にフューエルタンク内を大気にし、フロートチャンバ16
に大気圧より高い圧力をかけないようにする。
【0011】エンジン停止時と始動時は、通路10からの
マニホールド負圧が掛からないのでフロートチャンバ16
とアウトレットパイプ2は連通している。したがって、
キャブレータがオーバーフローした時にフューエルポン
プが作動し続けると(スターターモータはオンを持続す
る)、燃料はアウトレットパイプ2へ流出し、切換バル
ブ17を通り、リターンパイプ19によってフューエルタン
ク18へ戻される。
【0012】エンジンが始動すると、BVV 9はマニホー
ルド負圧とソレノイド13によりエアベント15がインナ側
になる。このとき、キャブレータがオーバーフローして
いる場合は、エンジン側にオーバーフローした燃料が流
出するため、オーバーリッチでエンジンは停止する。エ
ンジンが停止すると同時に、フューエルポンプ、BVV
9、ソレノイド13も非通電となり、フューエルポンプは
停止し、通路10はBVV 9を介してアウトレットパイプ2
と連通する。したがって、キャブレータがオーバーフロ
ーしても燃料がエンジン外部に流出することを防止して
いる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、キャブレータの異常が発生した時は、オーバ
ーフローした燃料がフューエルタンクに戻るので、大気
汚染対策を向上させるものであり、また、その構成は従
来のボウルベントバルブ(BVV)に切換バルブ、リターン
パイプを付設するものであるので低コストで製作するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の内燃機関の燃料通路制御
装置の側断面図である。
【図2】従来の内燃機関のキャブレータの側断面図であ
る。
【符号の説明】
2 アウトレットパイプ 9 ボールベントバルブ 17 切換バルブ 18 フューエルタンク 19 リターンパイプ 20 キャニスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブレータが有するボールベントバル
    ブのキャニスタに連絡するアウトレットパイプの中間部
    に、該アウトレットパイプをキャニスタまたはフューエ
    ルタンクのいずれか一方に連通するための切換バルブを
    設けると共に、前記フューエルタンクと前記切換バルブ
    とを連絡するリターンパイプを設け、前記切換バルブを
    エンジンの始動時または停止時に前記フューエルタンク
    側に連絡するように制御したことを特徴とする内燃機関
    の燃料通路制御装置。
JP3455193A 1993-01-30 1993-01-30 内燃機関の燃料通路制御装置 Pending JPH06229331A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3455193A JPH06229331A (ja) 1993-01-30 1993-01-30 内燃機関の燃料通路制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3455193A JPH06229331A (ja) 1993-01-30 1993-01-30 内燃機関の燃料通路制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06229331A true JPH06229331A (ja) 1994-08-16

Family

ID=12417449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3455193A Pending JPH06229331A (ja) 1993-01-30 1993-01-30 内燃機関の燃料通路制御装置

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JP (1) JPH06229331A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7581280B2 (en) 2002-12-19 2009-09-01 Robert Bosch Gmbh Wiping device for windows of motor vehicles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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