JPH0218303Y2 - - Google Patents
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- JPH0218303Y2 JPH0218303Y2 JP9469284U JP9469284U JPH0218303Y2 JP H0218303 Y2 JPH0218303 Y2 JP H0218303Y2 JP 9469284 U JP9469284 U JP 9469284U JP 9469284 U JP9469284 U JP 9469284U JP H0218303 Y2 JPH0218303 Y2 JP H0218303Y2
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- Japan
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- fuel
- air
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 118
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 claims 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 241000234435 Lilium Species 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
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- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、気化器に関し、特にスロー燃料通路
に燃料カツト弁を設けた気化器の改良に関するも
のである。
に燃料カツト弁を設けた気化器の改良に関するも
のである。
(従来技術)
従来より、気化器において、エンジンの減速時
等には燃料の供給をカツトして、燃費性能もしく
はエミツシヨン性能などの改善を図るようにした
ものが公知である。上記燃料をカツトする場合
に、例えば、実開昭54−145725号に見られるよう
に、フロート室からメインジエツトを介したメイ
ン燃料通路から分岐したスロー燃料通路に燃料カ
ツト弁を設け、減速時等にはこの燃料カツト弁を
作動してスローポートおよびアイドルポートから
の燃料供給がされないようにした構造が知られて
いる。
等には燃料の供給をカツトして、燃費性能もしく
はエミツシヨン性能などの改善を図るようにした
ものが公知である。上記燃料をカツトする場合
に、例えば、実開昭54−145725号に見られるよう
に、フロート室からメインジエツトを介したメイ
ン燃料通路から分岐したスロー燃料通路に燃料カ
ツト弁を設け、減速時等にはこの燃料カツト弁を
作動してスローポートおよびアイドルポートから
の燃料供給がされないようにした構造が知られて
いる。
また、上記気化器のスロー燃料通路には、この
スロー燃料通路を通る燃料にエアを混合するため
に、実開昭54−152818号に開示されているよう
に、エアブリード装置が介設されている。上記エ
アブリード装置は、スロー燃料通路の通路壁と所
定の空間を有してエアブリード管が配設され、こ
のエアブリード管には端部にスロー燃料ジエツト
が設けられるとともに、エア流入用のエアブリー
ド口が開口している。そして、エアブリード管外
周部の空間に、一端にエアジエツトを有するスロ
ーエアブリード通路の他端が開口している。よつ
て、通常の運転状態においては、このエアジエツ
トで供給エアが計量され、スロー燃料ジエツトで
供給燃料の計量が行なわれ、所定の空燃比の燃料
が供給されるように設定されているものである。
このエアブリード装置に対して、上記燃料カツト
弁はエアブリード装置より下流のスロー燃料通路
に設けられて、その応答性の向上が図られてい
る。
スロー燃料通路を通る燃料にエアを混合するため
に、実開昭54−152818号に開示されているよう
に、エアブリード装置が介設されている。上記エ
アブリード装置は、スロー燃料通路の通路壁と所
定の空間を有してエアブリード管が配設され、こ
のエアブリード管には端部にスロー燃料ジエツト
が設けられるとともに、エア流入用のエアブリー
ド口が開口している。そして、エアブリード管外
周部の空間に、一端にエアジエツトを有するスロ
ーエアブリード通路の他端が開口している。よつ
て、通常の運転状態においては、このエアジエツ
トで供給エアが計量され、スロー燃料ジエツトで
供給燃料の計量が行なわれ、所定の空燃比の燃料
が供給されるように設定されているものである。
このエアブリード装置に対して、上記燃料カツト
弁はエアブリード装置より下流のスロー燃料通路
に設けられて、その応答性の向上が図られてい
る。
しかるに、上記燃料カツト弁の作動によつて燃
料供給が停止されている状態においては、フロー
ト室の燃料レベルの高さまで、スロー燃料通路の
エアブリード管内およびその外周部の空間にスロ
ー燃料ジエツトを越えて燃料が充満するものであ
つて、この燃料カツトの状態から運転状態の変更
に伴つて燃料カツト弁が開作動してスロー燃料通
路が開かれると、このスロー燃料通路に充満して
いる燃料が一時に供給されて、供給空燃比がオー
バーリツチとなつてエンジンが失火して運転が停
止したり、エミツシヨン性が低下するなどのリカ
バリーシヨツクの問題がある。すなわち、上記エ
アブリード管のエアブリード口の開口位置は、フ
ロート室の燃料レベルより下方であり、燃料カツ
ト時にはこのエアブリード口の周辺にも燃料が充
満しており、燃料供給開始時には、このエアブリ
ード口からも燃料が供給され、エアブリード管外
周の空間の燃料がなくなつて始めてスローエアブ
リード通路からのエアがエアブリード口によつて
供給され、供給空燃比が適正な値に低下すること
になる。
料供給が停止されている状態においては、フロー
ト室の燃料レベルの高さまで、スロー燃料通路の
エアブリード管内およびその外周部の空間にスロ
ー燃料ジエツトを越えて燃料が充満するものであ
つて、この燃料カツトの状態から運転状態の変更
に伴つて燃料カツト弁が開作動してスロー燃料通
路が開かれると、このスロー燃料通路に充満して
いる燃料が一時に供給されて、供給空燃比がオー
バーリツチとなつてエンジンが失火して運転が停
止したり、エミツシヨン性が低下するなどのリカ
バリーシヨツクの問題がある。すなわち、上記エ
アブリード管のエアブリード口の開口位置は、フ
ロート室の燃料レベルより下方であり、燃料カツ
ト時にはこのエアブリード口の周辺にも燃料が充
満しており、燃料供給開始時には、このエアブリ
ード口からも燃料が供給され、エアブリード管外
周の空間の燃料がなくなつて始めてスローエアブ
リード通路からのエアがエアブリード口によつて
供給され、供給空燃比が適正な値に低下すること
になる。
(考案の目的)
本考案は上記事情に鑑み、燃料カツト弁が閉じ
た状態から開いた燃料復帰時のオーバーリツチ現
象を改善し、供給開始時においても適正な空燃比
の燃料が供給可能な気化器を提供することを目的
とするものである。
た状態から開いた燃料復帰時のオーバーリツチ現
象を改善し、供給開始時においても適正な空燃比
の燃料が供給可能な気化器を提供することを目的
とするものである。
(考案の構成)
本考案の気化器は、スローエアブリード通路の
他端を、フロート室の燃料レベルよりも上方のエ
アブリード管外周の空間に開口する一方、このエ
アブリード管の上記燃料レベルよりも上方にエア
ブリード口を形成したことを特徴とするものであ
る。
他端を、フロート室の燃料レベルよりも上方のエ
アブリード管外周の空間に開口する一方、このエ
アブリード管の上記燃料レベルよりも上方にエア
ブリード口を形成したことを特徴とするものであ
る。
(考案の効果)
本考案によれば、エアブリード管に燃料レベル
より上方にエアブリード口を開口したことによ
り、燃料復帰時には、この燃料レベルより上方の
エアブリード口からエアが供給されるので、適性
な空燃比の燃料供給が行えて、供給空燃比のオー
バーリツチ化が防止でき、エンジン停止もしくは
エミツシヨン性の低下等のリカバリーシヨツクが
未然に回避できるものである。
より上方にエアブリード口を開口したことによ
り、燃料復帰時には、この燃料レベルより上方の
エアブリード口からエアが供給されるので、適性
な空燃比の燃料供給が行えて、供給空燃比のオー
バーリツチ化が防止でき、エンジン停止もしくは
エミツシヨン性の低下等のリカバリーシヨツクが
未然に回避できるものである。
(実施例)
以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図は気化器の要部の概略構造を示す構成図、
第2図はエアブリード装置部分の拡大断面図であ
る。
第1図は気化器の要部の概略構造を示す構成図、
第2図はエアブリード装置部分の拡大断面図であ
る。
気化器1において、メイン燃料通路2はフロー
ト室3からメイン燃料ジエツト4を介して、吸気
通路5の主ベンチユリ6の上流に設けられた副ベ
ンチユリ7のメインノズル8に開口している。一
方、スロー燃料通路9は、上記メイン燃料通路2
から分岐しスロー燃料ジエツト10を介して、吸
気通路5のスロツトルバルブ11近傍のスローポ
ート12およびアイドルポート13に開口してい
る。
ト室3からメイン燃料ジエツト4を介して、吸気
通路5の主ベンチユリ6の上流に設けられた副ベ
ンチユリ7のメインノズル8に開口している。一
方、スロー燃料通路9は、上記メイン燃料通路2
から分岐しスロー燃料ジエツト10を介して、吸
気通路5のスロツトルバルブ11近傍のスローポ
ート12およびアイドルポート13に開口してい
る。
上記スロー燃料通路9の途中には、エアブリー
ド装置15が介設され、このエアブリード装置1
5より下流のスロー燃料通路9には、エンジンの
減速時等の特定運転時にこのスロー燃料通路9を
閉じる燃料カツト弁16が設けられている。
ド装置15が介設され、このエアブリード装置1
5より下流のスロー燃料通路9には、エンジンの
減速時等の特定運転時にこのスロー燃料通路9を
閉じる燃料カツト弁16が設けられている。
上記エアブリード装置15は第2図に示すよう
に、スロー燃料通路9の通路壁9aと所定の空間
Sを有して配設されたエアブリード管17を備
え、このエアブリード管17には、その下端部に
スロー燃料通路9に連通して前記スロー燃料ジエ
ツト10が設けられるとともに、外周の空間Sに
連通して下部に第1エアブリード口18が、上部
に第2エアブリード口19がそれぞれ開口されて
いる。
に、スロー燃料通路9の通路壁9aと所定の空間
Sを有して配設されたエアブリード管17を備
え、このエアブリード管17には、その下端部に
スロー燃料通路9に連通して前記スロー燃料ジエ
ツト10が設けられるとともに、外周の空間Sに
連通して下部に第1エアブリード口18が、上部
に第2エアブリード口19がそれぞれ開口されて
いる。
この第1エアブリード口18はフロート室3の
フロート3aの作用による燃料レベルL(最大)
より下方の低い位置に開口し、第2エアブリード
口19は上記燃料レベルLより上方の高い位置に
開口するように形成されている。
フロート3aの作用による燃料レベルL(最大)
より下方の低い位置に開口し、第2エアブリード
口19は上記燃料レベルLより上方の高い位置に
開口するように形成されている。
さらに、上記エアブリード管17の外周に形成
された空間Sに対して、一端に第1のエアジエツ
ト20を有するスローエアブリード通路22の他
端開口部22aが接続され、その開口部22aの
位置はフロート室3の燃料レベルLより上方で、
前記第2エアブリード口19の開口位置と同様の
位置である。また、エアブリード管17の上方に
は第2のエアジエツト21が設けられ、上記第1
のエアジエツト20および第2のエアジエツト2
1は共に大気に開放して、スロー燃料通路9に計
量したエアを供給して燃料と混合するものであ
る。そして、この第2のエアジエツト21より下
流のスロー燃料通路9に、前記燃料カツト弁16
が介設されている。
された空間Sに対して、一端に第1のエアジエツ
ト20を有するスローエアブリード通路22の他
端開口部22aが接続され、その開口部22aの
位置はフロート室3の燃料レベルLより上方で、
前記第2エアブリード口19の開口位置と同様の
位置である。また、エアブリード管17の上方に
は第2のエアジエツト21が設けられ、上記第1
のエアジエツト20および第2のエアジエツト2
1は共に大気に開放して、スロー燃料通路9に計
量したエアを供給して燃料と混合するものであ
る。そして、この第2のエアジエツト21より下
流のスロー燃料通路9に、前記燃料カツト弁16
が介設されている。
上記構成において、第1のエアジエツト20の
開口面積をa、第1エアブリード口18の開口面
積をb、第2エアブリード口19の開口面積をc
とした時に、これらの大小関係は、下記条件を満
たすように設定するのが好ましい。
開口面積をa、第1エアブリード口18の開口面
積をb、第2エアブリード口19の開口面積をc
とした時に、これらの大小関係は、下記条件を満
たすように設定するのが好ましい。
a<c , b<c
すなわち、第2エアブリード口19の開口面積
cが、第1エアブリード口18の開口面積bおよ
び第1のエアジエツト20の開口面積aより大き
く設定されているものである。
cが、第1エアブリード口18の開口面積bおよ
び第1のエアジエツト20の開口面積aより大き
く設定されているものである。
上記開口面積の設定根拠を示せば、まず、燃料
カツト弁16が開いて通常に燃料が供給されてい
る状態では、スロー燃料通路9の燃料はスロー燃
料ジエツト10を通つて供給され、エアは第1エ
アブリード口18および第2エアブリード口19
を通つて供給される。そして、この時の燃料とエ
アの供給比率は、スロー燃料ジエツト10の開口
面積fに対する第1のエアジエツト20の開口面
積aの比で規制され、一定の比率に設定されてい
る。すなわち、エアブリード管17の第1および
第2エアブリード口18,19の両方からエアが
流入するが、両者の開口面積b+cは第1のエア
ジエツト20の開口面積aより大きく、かつスロ
ー燃料通路9内が負圧となつていることから、エ
ア量は第1のエアジエツト20の開口面積aで規
制される。
カツト弁16が開いて通常に燃料が供給されてい
る状態では、スロー燃料通路9の燃料はスロー燃
料ジエツト10を通つて供給され、エアは第1エ
アブリード口18および第2エアブリード口19
を通つて供給される。そして、この時の燃料とエ
アの供給比率は、スロー燃料ジエツト10の開口
面積fに対する第1のエアジエツト20の開口面
積aの比で規制され、一定の比率に設定されてい
る。すなわち、エアブリード管17の第1および
第2エアブリード口18,19の両方からエアが
流入するが、両者の開口面積b+cは第1のエア
ジエツト20の開口面積aより大きく、かつスロ
ー燃料通路9内が負圧となつていることから、エ
ア量は第1のエアジエツト20の開口面積aで規
制される。
一方、燃料カツト弁16が閉じて燃料カツトが
行なわれ、エアブリード管17外周の空間Sにフ
ロート室3の燃料レベルLの高さまで燃料が充満
した状態から、燃料カツト弁16が開かれて燃料
復帰が行なわれた場合には、スロー燃料通路9の
燃料はスロー燃料ジエツト10および第1エアブ
リード口18を通つて供給され、エアは第2エア
ブリード口19を通つて供給される。そして、こ
の時の燃料とエアの供給比率は、スロー燃料ジエ
ツト10と第1エアブリード口18との開口面積
f+bに対する第2エアブリード口19の開口面
積cの比で規制されている。すなわち、エアはエ
アブリード管17の第2エアブリード口19のみ
から流入するが、スローエアブリード通路22内
が大気圧に上昇していることから、当初のエア量
は第2エアブリード口19の開口面積cで規制さ
れることになる。
行なわれ、エアブリード管17外周の空間Sにフ
ロート室3の燃料レベルLの高さまで燃料が充満
した状態から、燃料カツト弁16が開かれて燃料
復帰が行なわれた場合には、スロー燃料通路9の
燃料はスロー燃料ジエツト10および第1エアブ
リード口18を通つて供給され、エアは第2エア
ブリード口19を通つて供給される。そして、こ
の時の燃料とエアの供給比率は、スロー燃料ジエ
ツト10と第1エアブリード口18との開口面積
f+bに対する第2エアブリード口19の開口面
積cの比で規制されている。すなわち、エアはエ
アブリード管17の第2エアブリード口19のみ
から流入するが、スローエアブリード通路22内
が大気圧に上昇していることから、当初のエア量
は第2エアブリード口19の開口面積cで規制さ
れることになる。
これらの各状態におけるエア量および燃料量を
規制する開口面積の関係を、下記表にまとめて示
す。
規制する開口面積の関係を、下記表にまとめて示
す。
エア量 燃料量
通常時 a f
復帰時 c f+b
ここで、通常時におけるエアと燃料の供給量が
所定の比率となるように、上記比率を規制する開
口面積はa>fの関係に設定されている。そし
て、復帰時には、上記通常時と同様のエアと燃料
の供給比率を得るためには、開口面積も同様の比
率に設定する必要がある。すなわち、上記a>f
に相当する関係として、c>f+bの関係が必要
であり、これからc>bとなり、第2エアブリー
ド口19の開口面積cは第1エアブリード口18
の開口面積bより大きくなければならない。
所定の比率となるように、上記比率を規制する開
口面積はa>fの関係に設定されている。そし
て、復帰時には、上記通常時と同様のエアと燃料
の供給比率を得るためには、開口面積も同様の比
率に設定する必要がある。すなわち、上記a>f
に相当する関係として、c>f+bの関係が必要
であり、これからc>bとなり、第2エアブリー
ド口19の開口面積cは第1エアブリード口18
の開口面積bより大きくなければならない。
さらに、燃料量の規制開口面積は、通常時のf
に対して、復帰時にはf+bに増大することか
ら、これに対応するエア量の規制開口面積も増大
させる必要がある。すなわち、通常時のエア量の
面積aより、復帰時のエア量の面積cを大きくす
る必要があり、これからc>aとなり、第2エア
ブリード口19の開口面積cは第1のエアジエツ
ト20の開口面積aより大きくなければならな
い。
に対して、復帰時にはf+bに増大することか
ら、これに対応するエア量の規制開口面積も増大
させる必要がある。すなわち、通常時のエア量の
面積aより、復帰時のエア量の面積cを大きくす
る必要があり、これからc>aとなり、第2エア
ブリード口19の開口面積cは第1のエアジエツ
ト20の開口面積aより大きくなければならな
い。
よつて上記実施例によれば、通常の運転時に所
定の比率で燃料に対してエアブリード装置15に
よつてエアを混合する一方、燃料カツト弁16の
作動に伴う燃料復帰時においても、エアブリード
管17近傍にフロート室3の燃料レベル位置にま
で充満した燃料があつても、第2エアブリード口
19の形成とその開口面積の設定により、通常時
と同等の比率で燃料に対してエアが供給されて混
合されるものであり、オーバーリツチ化が防止さ
れる。
定の比率で燃料に対してエアブリード装置15に
よつてエアを混合する一方、燃料カツト弁16の
作動に伴う燃料復帰時においても、エアブリード
管17近傍にフロート室3の燃料レベル位置にま
で充満した燃料があつても、第2エアブリード口
19の形成とその開口面積の設定により、通常時
と同等の比率で燃料に対してエアが供給されて混
合されるものであり、オーバーリツチ化が防止さ
れる。
なお、上記第2エアブリード口19の形成に代
えて、第2のエアジエツト21を大きくすること
によつても、上記復帰時のオーバーリツチ化が改
善できるが、この場合にはエンジン回転数が高く
なつた際の燃料供給量の低下をもたらすことにな
る。すなわち、通常時には第1のエアジエツト2
0と第2のエアジエツト21との開口面積によつ
てブリードエア量が規制されているが、復帰時に
はエアブリード管のエアブリード口が閉塞されて
いることから、燃料の吸引抵抗が増大し、これに
ともなつてスロー燃料通路9内の負圧が上昇し、
第2のエアジエツト21からのエア供給量が増大
してオーバーリツチ化が改善されるものである
が、第3図にエンジン回転数と燃料流量との関係
を示すように、第2のエアジエツト21を大きく
した場合は、2点鎖線のように回転の上昇とと
もに、供給燃料量が不足するものである。
えて、第2のエアジエツト21を大きくすること
によつても、上記復帰時のオーバーリツチ化が改
善できるが、この場合にはエンジン回転数が高く
なつた際の燃料供給量の低下をもたらすことにな
る。すなわち、通常時には第1のエアジエツト2
0と第2のエアジエツト21との開口面積によつ
てブリードエア量が規制されているが、復帰時に
はエアブリード管のエアブリード口が閉塞されて
いることから、燃料の吸引抵抗が増大し、これに
ともなつてスロー燃料通路9内の負圧が上昇し、
第2のエアジエツト21からのエア供給量が増大
してオーバーリツチ化が改善されるものである
が、第3図にエンジン回転数と燃料流量との関係
を示すように、第2のエアジエツト21を大きく
した場合は、2点鎖線のように回転の上昇とと
もに、供給燃料量が不足するものである。
つまり、エンジン回転数の上昇に対して、エン
ジンの要求燃料流量は実線のように直線的に増
大するが、スロー燃料通路9の流通抵抗により実
際には1点鎖線のように燃料流量が低下するも
のであり、これに対して、上記第2エアブリード
口19を設けた本実施例によれば破線のよう
に、エンジン回転数の上昇に伴う負圧増大によ
り、第1および第2のエアジエツト20,21に
よるエア供給比率が増大してその分燃料流量が低
下するもので、特に、第2のエアジエツト21を
大きくしたものでは、エア供給比率の増大が大き
く、燃料流量の低下を招くことになり好ましくな
い。
ジンの要求燃料流量は実線のように直線的に増
大するが、スロー燃料通路9の流通抵抗により実
際には1点鎖線のように燃料流量が低下するも
のであり、これに対して、上記第2エアブリード
口19を設けた本実施例によれば破線のよう
に、エンジン回転数の上昇に伴う負圧増大によ
り、第1および第2のエアジエツト20,21に
よるエア供給比率が増大してその分燃料流量が低
下するもので、特に、第2のエアジエツト21を
大きくしたものでは、エア供給比率の増大が大き
く、燃料流量の低下を招くことになり好ましくな
い。
第1図は本考案の一実施例における気化器の要
部の概略構造を示す構成図、第2図はエアブリー
ド装置部分の拡大断面図、第3図はエンジン回転
数と燃料流量との関係を示す特性図である。 1……気化器、3……フロート室、9……スロ
ー燃料通路、9a……通路壁、10……スロー燃
料ジエツト、15……エアブリード装置、16…
…燃料カツト弁、17……エアブリード管、18
……第1エアブリード口、19……第2エアブリ
ード口、20……エアジエツト、22……スロー
エアブリード通路。
部の概略構造を示す構成図、第2図はエアブリー
ド装置部分の拡大断面図、第3図はエンジン回転
数と燃料流量との関係を示す特性図である。 1……気化器、3……フロート室、9……スロ
ー燃料通路、9a……通路壁、10……スロー燃
料ジエツト、15……エアブリード装置、16…
…燃料カツト弁、17……エアブリード管、18
……第1エアブリード口、19……第2エアブリ
ード口、20……エアジエツト、22……スロー
エアブリード通路。
Claims (1)
- スロー燃料通路のエアブリード装置より下流に
エンジンの特定運転時に該スロー燃料通路を閉じ
る燃料カツト弁を設けた気化器において、上記ス
ロー燃料通路の通路壁と所定の空間を有して上記
エアブリード装置のエアブリード管を設け、一端
にエアジエツトを有する上記エアブリード装置の
スローエアブリード通路の他端を上記燃料レベル
よりも上方の上記空間に開口する一方、上記エア
ブリード管の上記燃料レベルよりも上方にエアブ
リード口を形成したことを特徴とする気化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9469284U JPS6110956U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9469284U JPS6110956U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 気化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110956U JPS6110956U (ja) | 1986-01-22 |
JPH0218303Y2 true JPH0218303Y2 (ja) | 1990-05-22 |
Family
ID=30653394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9469284U Granted JPS6110956U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110956U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0569391A (ja) * | 1991-09-10 | 1993-03-23 | Takahashi Masahiro | 合成樹脂材プレートの裁断加工方法及びその装置 |
-
1984
- 1984-06-25 JP JP9469284U patent/JPS6110956U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6110956U (ja) | 1986-01-22 |
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