JPH0338354Y2 - - Google Patents

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JPH0338354Y2
JPH0338354Y2 JP13514784U JP13514784U JPH0338354Y2 JP H0338354 Y2 JPH0338354 Y2 JP H0338354Y2 JP 13514784 U JP13514784 U JP 13514784U JP 13514784 U JP13514784 U JP 13514784U JP H0338354 Y2 JPH0338354 Y2 JP H0338354Y2
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concrete
water stop
stop plate
formwork
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、コンクリートを打設する際にその
打継ぎ部(目地)の施工に適用される装置に関
し、更に詳しくは、壁体等の打継ぎ部に介装され
る止水板を設置するための補助装置に関する。
[従来技術] コンクリートの壁体を施工するとき、その打継
ぎ部に止水板を介装することは通常に行われてい
る。第3図は従来のコンクリートの打設時の状態
を示す。ここに、A,Bは構築される壁体の両側
に対向して配され壁厚を決める型枠、Cはコンク
リートの打継ぎ部に配される型枠、Dは打継ぎ部
に介装される止水板である。Eは先に打設される
コンクリート(すなわち先打ちコンクリート)で
あり、該先打ちコンクリートEが固化すれば型枠
Cを取り外し、F空間にコンクリート(すなわち
後打ちコンクリート)を打設して連続したコンク
リート壁体を構築する。
そして、該止水板は通常、塩化ビニル樹脂、ネ
オプレーン等の合成樹脂あるいは銅板等の比較的
硬質の素材のものが使用されるが、高さ方向に細
長く形成されるので全体的にたわみ易い性状とな
つている。このため、コンクリートの打設時、該
止水板を所定の位置に設置しても、打設中の流動
状態にあるコンクリート(以下、流動コンクリー
トという)の流動圧に押されて該止水板が変形・
屈曲し、該屈曲により止水板は所定の機能を奏す
ることができなくなる欠点を有する。この傾向は
スランプの高いコンクリート程顕著になる。
[本考案の技術的手段] そこで、本考案は止水板に対する流動コンクリ
ートの圧力を防護することができれば上記欠点を
解消しうるものであるとの知見に基づいてなされ
たものである。
本考案はこのため、止水板に対するコンクリー
トの流動圧を防護するための本体部を主要部と
し、この本体部に該本体部を型枠に対して一定位
置に保つ姿勢保持手段を具備することにより、コ
ンクリートの打込み作業に連動して操作すること
のできる止水板設置用補助装置を実現したもので
ある。
本考案の止水板設置用補助装置は、具体的には
次の構成(技術的手段)を採る。
横断面形状がU字状をなし、止水板の一側部を
所要の高さにわたつて実質的に囲む本体部を有
し、前記本体部の一方の外側面には壁厚を決める
一方の型枠の内側面までの距離を一定に保つ1又
は複数の固定間隔保持部材が高さ方向にわたつて
固設され、前記本体部の他方の外側面には他方の
型枠の内側面に弾圧的に衝接する1又は複数の弾
圧間隔保持部材が高さ方向にわたつて固設され、
かつ、本体部の両脚開放部にそれぞれ外方へ張り
出すフランジを設けてなる、ことを特徴とする止
水板設置用補助装置。
[本考案の作用] 上記構成よりなる本考案の止水板設置用補助装
置は次のようにして使用され、その構成部材は次
のように機能する。
すなわち、壁体の構築にあたりコンクリート打
継ぎ部には、壁体の厚さを決める型枠、目地部の
型枠及び該目地部に介装される止水板がそれぞれ
配されるが、本装置はまず、その本体部をコンク
リートを打設する側の止水板の一側部に嵌装させ
るとともにそのフランジ部を目地部の型枠に当接
させ、また、固定間隔保持部材の先端を壁体の厚
さを決める一方の型枠の内側面に衝接するように
調節する。弾圧間隔保持部材はその弾力により他
方の型枠に衝接するので、型枠の組立時に生じた
型枠内面の不陸に順応し、固定間隔保持部材と相
まつて本体部を正確に止水板に対して嵌装するこ
とができる。
型枠内のコンクリートを打設し、その流動圧が
影響するコンクリートの天端部分を本装置の本体
部で防護しつつ、天端の上昇とともに本装置を
徐々に引き上げてゆく。本体部の両脚開放部に設
けられたフランジは、打設コンクリートの流動圧
を受けて本体部がコンクリート内へ倒れ込まない
作用をなす。コンクリートの天端の上昇ひいては
本装置の引上げは間欠的に行われ、引上げの終了
ごとに該引上げにより生ずる空〓部を充填するよ
うにその周辺のコンクリートを再度軽く締め固め
てゆく。
[本考案の効果] 本考案は上記の構成を有し、かつ、上記の作用
を奏するものであるので、以下の特有の効果を有
する。
止水板は本装置の本体部及び該本体部の両脚
開放部に設けられたフランジにより、打設され
た流動コンクリートの流動圧から確実に防護さ
れ、止水板に変形・屈曲をひき起こすことはな
い。
本装置の引上げ移動に際し、固定及び弾圧間
隔保持部材が本体部を止水板に沿つて正確に移
動させ、本装置により止水板を不測に変形させ
ることがなく、円滑な作業を行うことができ
る。
コンクリートの打設の進行とともに本装置は
引き上げられ、コンクリートの打設の終了とと
もに該打設コンクリートより引き抜かれるもの
であるので、反復使用が可能である。
[実施例] 以下、本考案の止水板設置用補助装置の実施例
を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は壁体の打継ぎ部に適用され
るその一実施例の止水板設置用補助装置を示す。
ここに、Hは本考案の止水板設置用補助装置、I
は止水板、Jは壁体の厚さを決める型枠、Kは打
継ぎ部の型枠である。
本補助装置Hは、本体部1、フランジ部2、固
定間隔保持部材3、弾圧間隔保持部材4の主要部
材からなる。
本体部1はその横断面形状がU字状をなし、止
水板Iの一側部を跨ぐようにして嵌装される。該
本体部1は、その下部を打設される流動コンクリ
ートの天端部内に埋設され、その上部を流動コン
クリートの天端面より適宜長さ(例えば40〜50
cm)露出して使用される。1Aは本体部1の屈曲
部11の内面と止水板Iとの間に形成され、型枠
Kの厚さ(すなわち伸縮目地の厚さ)の1/2に相
当する空隙部であり、施工目地の施工においては
型枠Kの内面側(すなわちコンクリート打設側)
は本実施例の場合よりも若干後退して止水板Iの
中心に合致されるので該空隙部1Aは形成されな
い。
本体部1の両脚開放部12にはそれぞれフラン
ジ部2が外方に張設固定される。該フランジ部2
は打設コンクリートの流動圧を受けて型枠Kに当
接し、本装置Hが上昇するとき本装置Hがコンク
リート内に倒れ込まない作用を奏する。
該フランジ部2は本実施例では高さ方向に本体
部1と同じ長さにされているが、該長さは本装置
Hが倒れ込まないだけの打設コンクリートの流動
圧を受けるに足る最小限の長さを確保すれば足り
る。
固定間隔保持部材3は、本体部1の外側面に固
着されたナツト31及び該ナツト31に螺合する
スピンドル32からなる。スピンドル32はナツ
ト31に螺合することによりその突出長を適当に
調節することができ、球形加工されたその先端3
2aを型枠Jの内面に当接させる。32bはスピ
ンドル32を回転させるためのスパナ掛けであ
る。
該固定間隔保持部材3は本体部1の外側面に1
又は複数個配される。
弾圧間隔保持部材4は、円筒部41、弾性部材
42、スピンドル43、パツキング44、座金4
5よりなる。
円筒部41はその内部に弾性部材42とスピン
ドル43とを抱持するもので、本実施例では外筒
41A、内筒41B及びユニオン管部41Cの三
部材よりなり、分解整備できるように螺合により
組立て可能となつている。
弾性部材42は本実施例では複数個の球状の生
ゴムを示すが、該生ゴムは立方体でもよく、更に
は生ゴムに替えてその他の弾性部材(例えばコイ
ルばね)を使用することが可能である。弾性部材
42に複数個の生ゴムを使用すれば、その個数を
加除することにより容易に所望の弾発力を得るこ
とができる。
スピンドル43は弾性部材42により押圧さ
れ、球形加工されたその先端43aを型枠Jの内
面に弾圧衝接する。
パツキング44は打設されたコンクリートのモ
ルタルの侵入を防止する。
該弾圧間隔保持部材4は固定間隔保持部材3と
同様、本体部1の他方の外側面に1又は複数個配
される。
5は本体部1の上縁の両側に突設された取付け
部であり、該取付け部5に本装置の吊設部材(例
えばチエーン)6がシヤツクル(図示せず)によ
り連結固定される。
吊設部材6の引上げによりコンクリートの打設
に追随して本装置Hを引き上げてゆく。また、本
装置Hの型枠内への設置は、止水板Iに沿つて本
装置Hを別途用意したY形の棒で押し下げて行
う。
なお、本考案では、少くとも、本体部の一側面
に固定間隔保持部材を、他側面に弾圧間隔保持部
材を設けたが、弾圧間隔保持部材を両側面に配す
る態様を採ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の止水板設置用補助
装置を型枠内に設置した状態を示す水平横断面
図、第2図は本装置の斜視図、第3図は従来の壁
体の目地部での止水板の施工状態を示す水平横断
面図である。 H……止水板設置用補助装置、1……本体部、
2……フランジ部、3……固定間隔保持部材、4
……弾圧間隔保持部材、I……止水板、J,K…
…型枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横断面形状がU字状をなし、止水板の一側部を
    所要の高さにわたつて実質的に囲む本体部を有
    し、 前記本体部の一方の外側面には壁厚を決める一
    方の型枠の内側面までの距離を一定に保つ1又は
    複数の固定間隔保持部材が高さ方向にわたつて固
    設され、 前記本体部の他方の外側面には他方の型枠の内
    側面に弾圧的に衝接する1又は複数の弾圧間隔保
    持部材が高さ方向にわたつて固設され、 かつ、本体部の両脚開放部にそれぞれ外方へ張
    り出すフランジを設けてなる、 ことを特徴とする止水板設置用補助装置。
JP13514784U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPH0338354Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13514784U JPH0338354Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JP13514784U JPH0338354Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JPS6152037U JPS6152037U (ja) 1986-04-08
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JP13514784U Expired JPH0338354Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JPS6152037U (ja) 1986-04-08

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