JPH0338075Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0338075Y2 JPH0338075Y2 JP1984189697U JP18969784U JPH0338075Y2 JP H0338075 Y2 JPH0338075 Y2 JP H0338075Y2 JP 1984189697 U JP1984189697 U JP 1984189697U JP 18969784 U JP18969784 U JP 18969784U JP H0338075 Y2 JPH0338075 Y2 JP H0338075Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joist
- living room
- vibration
- attached
- ship
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 11
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims description 6
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 5
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 7
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 7
- 108010066057 cabin-1 Proteins 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、船舶において船内居室を船内区画内
に防振支持するための構造に関する。
に防振支持するための構造に関する。
一般に、船舶において、その船内居室は、居住
環境の問題上、船内の機械振動や騒音等が船体構
成材を伝わつて居室に伝播するのを防止するため
に、船体構成材で仕切られた船内区画内に弾性的
に支持されている。
環境の問題上、船内の機械振動や騒音等が船体構
成材を伝わつて居室に伝播するのを防止するため
に、船体構成材で仕切られた船内区画内に弾性的
に支持されている。
すなわち、第2図に示すように、内装板材2に
よつて形成された船内居室1が、その内装板材2
の外面に装着された複数の根太3と、この根太3
に一端を取付けられるとともに他端を鋼壁および
デツキ等の船体構成材4に取付けられた多数の根
太取付け金物6とを介して、船体構成材4で仕切
られた船内区画5の内部に支持されている。
よつて形成された船内居室1が、その内装板材2
の外面に装着された複数の根太3と、この根太3
に一端を取付けられるとともに他端を鋼壁および
デツキ等の船体構成材4に取付けられた多数の根
太取付け金物6とを介して、船体構成材4で仕切
られた船内区画5の内部に支持されている。
そして、従来、根太取付け金物6は振動を吸収
するための防振ゴム6aが介装されて構成されて
おり、居室1は船体構成材4に弾性支持される。
するための防振ゴム6aが介装されて構成されて
おり、居室1は船体構成材4に弾性支持される。
このような構成により、船内から居室1に伝わ
る振動や騒音は、根太取付け金物6の防振ゴム6
aに吸収されて低減されるようになつている。
る振動や騒音は、根太取付け金物6の防振ゴム6
aに吸収されて低減されるようになつている。
しかしながら、上述のような従来の防振支持型
船内居室構造では、船内居室1を船内区画5内に
支持するための根太取付け金物6を多数取付けな
ければならないので、各根太取付け金物6に介装
される防振ゴム6aの数量も多数必要となり、製
作コストが高くなるとともに、防振ゴム6aを根
太取付け金物6において介装しなければならず、
その取付け作業に多大な労力を要するという問題
点がある。
船内居室構造では、船内居室1を船内区画5内に
支持するための根太取付け金物6を多数取付けな
ければならないので、各根太取付け金物6に介装
される防振ゴム6aの数量も多数必要となり、製
作コストが高くなるとともに、防振ゴム6aを根
太取付け金物6において介装しなければならず、
その取付け作業に多大な労力を要するという問題
点がある。
また、防振ゴム6aはメーカーの規格に合わせ
て選定しなければならず、防振ゴム6aのバネ定
数を自由に決定して、船内居室1の弾性支持状態
を任意に設定することができないという問題点も
ある。
て選定しなければならず、防振ゴム6aのバネ定
数を自由に決定して、船内居室1の弾性支持状態
を任意に設定することができないという問題点も
ある。
本考案は、これらの問題点の解決をはかろうと
するもので、防振ゴムを用いずに、船内居室を船
内区画内に適切に弾性支持できるようにして、居
室の取付け作業に要する労力およびコストの低減
をはかり、かつ上記船内居室の支持を船舶の複雑
な振動にも対応させうるようにした、防振支持型
船内居室構造を提供することを目的とする。
するもので、防振ゴムを用いずに、船内居室を船
内区画内に適切に弾性支持できるようにして、居
室の取付け作業に要する労力およびコストの低減
をはかり、かつ上記船内居室の支持を船舶の複雑
な振動にも対応させうるようにした、防振支持型
船内居室構造を提供することを目的とする。
このため、本考案の防振支持型船内居室構造
は、船体構成材で仕切られた船内区画の内部に、
内装板材で形成された居室をそなえ、同居室が、
上記内装板材の外面に装着された複数の根太と、
同根太に一端を取付けられるとともに他端を上記
船体構成材に取付けられる多数の根太取付け金物
とで上記船内区画の内部に支持されて、上記根太
取付け金物が撓みおよび捩り弾性変形の可能な屈
曲部を有する防振材として形成されたことを特徴
としている。
は、船体構成材で仕切られた船内区画の内部に、
内装板材で形成された居室をそなえ、同居室が、
上記内装板材の外面に装着された複数の根太と、
同根太に一端を取付けられるとともに他端を上記
船体構成材に取付けられる多数の根太取付け金物
とで上記船内区画の内部に支持されて、上記根太
取付け金物が撓みおよび捩り弾性変形の可能な屈
曲部を有する防振材として形成されたことを特徴
としている。
上述の本考案の防振支持型船内居室構造では、
根太取付け金物が撓みおよび捩りの弾性変形の可
能な屈曲部を有して形成されるので、この根太取
付け金物自体が、撓み弾性あるいは捩り弾性を持
つことになり、船内の複雑な振動や騒音に対する
防振材として船内居室を船内区画内に適切に弾性
支持するようになる。
根太取付け金物が撓みおよび捩りの弾性変形の可
能な屈曲部を有して形成されるので、この根太取
付け金物自体が、撓み弾性あるいは捩り弾性を持
つことになり、船内の複雑な振動や騒音に対する
防振材として船内居室を船内区画内に適切に弾性
支持するようになる。
以下、図面により本考案の一実施例としての防
振支持型船内居室構造について説明すると、第1
図はその要部を示す断面図であり、内装板材2に
よつて形成された船内居室1の外面には複数の根
太3が取付けられている。
振支持型船内居室構造について説明すると、第1
図はその要部を示す断面図であり、内装板材2に
よつて形成された船内居室1の外面には複数の根
太3が取付けられている。
そして、この船内居室1は、上記根太3と、同
根太3に一端を取付けられるとともに他端を鋼壁
およびデツキ等の船体構成材4に付けられた多数
のU形根太取付け金物7a,Z形根太取付け金物
7bとを介して、船体構成材4で仕切られた船内
区画5の内部に支持されている。
根太3に一端を取付けられるとともに他端を鋼壁
およびデツキ等の船体構成材4に付けられた多数
のU形根太取付け金物7a,Z形根太取付け金物
7bとを介して、船体構成材4で仕切られた船内
区画5の内部に支持されている。
根太取付け金物7a,7bは、それぞれ弾性変
形の可能なU形,Z形の屈曲部を有する防振材と
して形成されていて、この屈曲部において撓みお
よび捩りの弾性変形が生じるものであり、例えば
丸棒をU形やZ形に屈曲させたものであつて、こ
れにより船内居室1は船体構成材4から弾性支持
される。
形の可能なU形,Z形の屈曲部を有する防振材と
して形成されていて、この屈曲部において撓みお
よび捩りの弾性変形が生じるものであり、例えば
丸棒をU形やZ形に屈曲させたものであつて、こ
れにより船内居室1は船体構成材4から弾性支持
される。
本考案の防振支持型船内居室構造は上述のごと
く構成されているので、船内から居室1に伝達さ
れようとする複雑な振動や騒音は、根太取付け金
物7a,7bのU形やZ形の屈曲部における撓み
および捩りの弾性変形により効率よく吸収され
て、確実に低減されるのである。
く構成されているので、船内から居室1に伝達さ
れようとする複雑な振動や騒音は、根太取付け金
物7a,7bのU形やZ形の屈曲部における撓み
および捩りの弾性変形により効率よく吸収され
て、確実に低減されるのである。
すなわち、船内から居室1に伝達されようとす
る振動や騒音は、船体構成材4が外方あるいは内
方へ変形する歪、あるいは船体構成材4が紙面に
垂直方向に変位する歪によつて発生する。
る振動や騒音は、船体構成材4が外方あるいは内
方へ変形する歪、あるいは船体構成材4が紙面に
垂直方向に変位する歪によつて発生する。
船体構成材4に前者の歪が発生すると、船体構
成材4と根太3との間隔に変動が生じるが、この
ときには根太取付け金物7a,7bはその屈曲部
で矢印x方向へ弾性変形して、つまり屈曲部の矢
印x方向への撓みの弾性変形によつて上記変動を
吸収する作用が奏される。
成材4と根太3との間隔に変動が生じるが、この
ときには根太取付け金物7a,7bはその屈曲部
で矢印x方向へ弾性変形して、つまり屈曲部の矢
印x方向への撓みの弾性変形によつて上記変動を
吸収する作用が奏される。
また、船体構成材4に後者の歪の発生時には、
船体構成材4が根太3に対して紙面に垂直方向へ
相対的に変位することになるが、このときには根
太取付け金物7a,7bがその屈曲部で矢印yで
示す方向へ捩られて、つまり屈曲部の矢印y方向
の捩りの弾性変形によつて、上記の相対的な変位
を吸収する作用が奏される。
船体構成材4が根太3に対して紙面に垂直方向へ
相対的に変位することになるが、このときには根
太取付け金物7a,7bがその屈曲部で矢印yで
示す方向へ捩られて、つまり屈曲部の矢印y方向
の捩りの弾性変形によつて、上記の相対的な変位
を吸収する作用が奏される。
また、根太取付け金物7a,7bにおける撓み
および捩りの弾性変形の可能な屈曲部の長さを変
化させて形成することにより、これらの根太取付
け金物7a,7bのバネ定数を自由に設定するこ
とができるので、種々の船内居室1に対応して、
より確実に振動や騒音を低減できるようになる。
および捩りの弾性変形の可能な屈曲部の長さを変
化させて形成することにより、これらの根太取付
け金物7a,7bのバネ定数を自由に設定するこ
とができるので、種々の船内居室1に対応して、
より確実に振動や騒音を低減できるようになる。
以上、詳述したように、本考案の防振支持型船
内居室構造によれば、船体構成材で仕切られた船
内区画の内部に、内装板材で形成された居室をそ
なえ、同居室が、上記内装板材の外面に装着され
た複数の根太と、同根太に一端を取付けられると
ともに他端を上記船体構成材に取付けられた多数
の根太取付け金物とで上記船内区画の内部に支持
されて、上記根太取付け金物が撓みおよび捩りの
弾性変形の可能な屈曲部を有する防振材として形
成されるという極めて簡素な構成で、防振ゴムを
用いることなく、船内居室を船内区画内に弾性支
持できるようになつて、居室の取付け作業に要す
る労力およびコストが大幅に低減されるほか、船
体から船内居室へ伝達されようとする複雑な振動
や騒音が、上記の撓みおよび捩りの弾性変形をな
しうる根太取付け金物により効率よく吸収され
て、確実に低減される効果がある。
内居室構造によれば、船体構成材で仕切られた船
内区画の内部に、内装板材で形成された居室をそ
なえ、同居室が、上記内装板材の外面に装着され
た複数の根太と、同根太に一端を取付けられると
ともに他端を上記船体構成材に取付けられた多数
の根太取付け金物とで上記船内区画の内部に支持
されて、上記根太取付け金物が撓みおよび捩りの
弾性変形の可能な屈曲部を有する防振材として形
成されるという極めて簡素な構成で、防振ゴムを
用いることなく、船内居室を船内区画内に弾性支
持できるようになつて、居室の取付け作業に要す
る労力およびコストが大幅に低減されるほか、船
体から船内居室へ伝達されようとする複雑な振動
や騒音が、上記の撓みおよび捩りの弾性変形をな
しうる根太取付け金物により効率よく吸収され
て、確実に低減される効果がある。
また、根太取付け金物における撓みおよび捩り
の弾性変形の可能な屈曲部の長さを適当に変化さ
せて形成することにより、そのバネ定数を任意に
且つ容易に設定できるようになつて、種々の船内
居室に応じ適切に騒音防止をはかれる利点もあ
る。
の弾性変形の可能な屈曲部の長さを適当に変化さ
せて形成することにより、そのバネ定数を任意に
且つ容易に設定できるようになつて、種々の船内
居室に応じ適切に騒音防止をはかれる利点もあ
る。
第1図は本考案の一実施例としての防振支持型
船内居室構造の要部を示す断面図であり、第2図
は従来の防振支持型船内居室構造の要部を示す断
面図である。 1……船内居室、2……内装板材、3……根
太、4……船体構成材、5……船内区画、7a…
…U形根太取付け金物、7b……Z形根太取付け
金物。
船内居室構造の要部を示す断面図であり、第2図
は従来の防振支持型船内居室構造の要部を示す断
面図である。 1……船内居室、2……内装板材、3……根
太、4……船体構成材、5……船内区画、7a…
…U形根太取付け金物、7b……Z形根太取付け
金物。
Claims (1)
- 船体構成材で仕切られた船内区画の内部に、内
装板材で形成された居室をそなえ、同居室が、上
記内装板材の外面に装着された複数の根太と、同
根太に一端を取付けられるとともに他端を上記船
体構成材に取付けられた多数の根太取付け金物と
で上記船内区画の内部に支持されて、上記根太取
付け金物が撓みおよび捩りの弾性変形の可能な屈
曲部を有する防振材として形成されたことを特徴
とする、防振支持型船内居室構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984189697U JPH0338075Y2 (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984189697U JPH0338075Y2 (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61103289U JPS61103289U (ja) | 1986-07-01 |
JPH0338075Y2 true JPH0338075Y2 (ja) | 1991-08-12 |
Family
ID=30747147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984189697U Expired JPH0338075Y2 (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0338075Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0649696Y2 (ja) * | 1988-01-28 | 1994-12-14 | エス・バイ・エル株式会社 | 天井吊り具 |
JP7128658B2 (ja) * | 2018-05-24 | 2022-08-31 | 三洋工業株式会社 | 天井下地材の支持構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5228294A (en) * | 1975-08-27 | 1977-03-03 | Philips Nv | Passive picture indicator and method of producing electrode thereof |
JPS5231488A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Living room of ship |
-
1984
- 1984-12-12 JP JP1984189697U patent/JPH0338075Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5228294A (en) * | 1975-08-27 | 1977-03-03 | Philips Nv | Passive picture indicator and method of producing electrode thereof |
JPS5231488A (en) * | 1975-09-01 | 1977-03-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Living room of ship |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61103289U (ja) | 1986-07-01 |
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