JP3465714B2 - 振動エネルギー吸収装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
パ、精密計測器や工作機械用のダンパ或いはその他の各
種の振動発生機器類、又は住設関連機器その他の防振・
制振対象物の台座、脚等に取り付けて防振・制振或いは
衝撃緩和を行うパッシブタイプの振動エネルギー吸収装
置に関するものである。
器等は、据え付けの際に振動エネルギー吸収装置を設け
て防振・制振対策を施すようにしている。この種の防振
・制振装置として代表的なのが、振動伝達経路の1次側
から2次側にかけて合成ゴムを介在させ、この圧縮変形
により振動エネルギーを吸収するような減衰機構を備え
る装置が広く知られている。またこの他にパッシブタイ
プとしては、バネを利用して1次側からの振動の伝達を
絶縁することで振動エネルギーを2次側に伝達させない
ようにし、油圧或いは空気圧又は粘性がある流体等を封
入したダンパー装置を別途に設けた制振機構を備える装
置が知られている。
て振動伝達経路に合成ゴムのみを介在させて振動を減衰
させる方法によると、一般的に低いバネ定数の防振ゴム
ほど優れている場合が多いが、被支持体の重量変動又は
一時的な大荷重入力、衝撃力等によって被支持体の共振
振幅が過大であると、周辺の機器、設置物等との干渉問
題が起きる。したがって、バネ定数には自ずと下限値が
規制されてしまう。また、ゴム材料は一般的に大振幅、
低振動数で柔らかく、小振幅、高振動数で剛いという望
ましくない特性をもっている。本来ならば共振周波数を
低く抑えることができ、且つ防振・制振対象物の共振振
幅を少なくすることができるような合成ゴムが好ましい
が、以上のような事情から振動伝達方向で合成ゴムを利
用して振動エネルギーを吸収するには、特に低周波の振
動に対しては依然改良の余地が残されており、パッシブ
タイプの振動エネルギー吸収装置によりこの点を実現し
た装置は本発明者の知る限り皆無である。
では、その設計理論に基づき非常に正確なバネ特性を容
易に得ることができるコイルスプリングを振動伝達経路
に介在させる方法が効果的である。しかし、この場合、
振動を絶縁することはできるものの、コイルスプリング
の自由振動が止まらないため減衰力がない、という問題
がある。
路に介在させて振動エネルギーを吸収するには、油圧或
いは空気圧又は粘性がある液体等を封入したダンパー装
置又はゴムとのヒステリシスを利用したダンパー装置を
別途併設する必要がある。このため装置の構造が必然的
に複雑なものとなり、しかもコスト的にも不利になって
しまう、という難点がある。
自由振動を抑えるダンパ機構を同一機器内で一体的に収
める装置の研究がされているが、本発明者の知り得る範
囲ではこのような振動エネルギー吸収装置は皆無であ
る。
って、本発明は、共振周波数を低く抑えること及び振動
による防振・制振対象物の共振振幅を小さくすることを
ダンパ機構を同一機器内で一体的に備えた簡易な構造で
可能とし、特に低周波領域における振動減衰効果を得る
ことのできるパッシブタイプの振動エネルギー吸収装置
とその製造方法を提供することを目的としている。
エネルギー吸収装置は、振動伝達経路の1次側と2次側
の間に介在されるものであり、前記1次側又は2次側の
何れか一方に筒状周壁を有する第1カバー体を、前記何
れか他方に筒状周壁を有する第2カバー体を、双方の筒
状周壁を内外で重ね合わせた状態で対向配置し、且つ、
該筒状周壁が外側で重なり合っている第1カバー体又は
第2カバー体の何れか一方が、少なくともその筒状周壁
の部分を複数に分割したカバー片として構成してある。
そして、第1、第2カバー体の筒状周壁どうしを自身の
粘着力にて接合すると共に第1又は第2カバー体より伝
達される振動エネルギーを振動伝達方向に沿う流体抵抗
によるせん断変形にて吸収するテープ状の粘弾性体を設
けてなる第1振動吸収部と、第1又は第2カバー体内に
設けられ、両カバー体を相互に離反する方向へ弾性的に
付勢し、第1又は第2カバー体より伝達される振動エネ
ルギーを振動伝達方向に沿う圧縮変形にて吸収するコイ
ルスプリングを含んでなる第2振動吸収部と、を並列的
に備えており、前記粘弾性体は前記コイルスプリングの
圧縮変形による自由振動を前記せん断変形にて減衰し、
前記コイルスプリングは前記何れかのカバー体から伝達
される振動を他方のカバー体に対して前記圧縮変形によ
り絶縁するようになっていることを特徴としている。
より振動の吸収を行うコイルスプリングを備える圧縮型
振動吸収部、即ち第2振動吸収部と、せん断変形による
振動の吸収を行うテープ状の粘弾性体を備えるせん断型
振動吸収部、即ち第1振動吸収部とを並列に備えるよう
にしたので、第2振動吸収部のコイルスプリングで共振
周波数を低く抑えつつ振動を絶縁することができるのと
同時に、第1振動吸収部の粘弾性体で防振・制振対象物
の共振振幅を大幅に軽減すること、即ちコイルスプリン
グの自由振動を効果的に抑えることができる。そして、
前記筒状周壁が外側で重なり合っている第1カバー体又
は第2カバー体の何れか一方は、少なくともその筒状周
壁の部分が複数に分割されたカバー片として構成してあ
り、しかも第1カバー体と第2カバー体とを、前記及び
後述のような働きによりダンパ機能を発揮する粘弾性体
の粘着力を利用して接合する組み立て作業を行えば、本
発明の振動エネルギー吸収装置が形成される。したがっ
て、第1振動吸収部と第2振動吸収部とを同一機器内で
一体的に組み込むようにした極めて簡易な構造でありな
がらも、低周波領域の減衰効果を得ることのできるパッ
シブタイプの振動エネルギー吸収装置とすることができ
る。
の共振振幅を小さくできるという意味で、第2振動吸収
部のコイルスプリングに対するダンパ機能を持つもので
ある。つまり、粘弾性体の流体抵抗によるせん断変形
は、第2振動吸収部のコイルスプリングの自由振動を効
果的に抑えることを可能とするものである。この結果、
バネ定数を低く設定した場合に問題とされる第2振動吸
収部のコイルスプリングの減衰力を補うことができ、特
に低周波領域においては損失係数が大きく共振振幅の小
さな特性を得ることにより大きな減衰効果を得ることが
可能となる。また、前記粘弾性体は、第2振動吸収部の
コイルスプリングに対して偏荷重が加わったような場合
に、サージング防止或いはバックリング防止という点で
も、より効果的に作用することになる。
収部としてコイルスプリングを備えている。つまり、コ
イルスプリングはその設計理論に基づき非常に正確なバ
ネ特性を得ることができ且つ製作が容易であるため、バ
ネ定数を自在に特定することができ、共振周波数を意図
的に設定することが可能である。また、コイルスプリン
グを用いれば、支持力に乏しいという粘弾性体の短所を
カバーすることが可能である。
対象物により粘弾性体にかかる積載負荷を相殺する予備
負荷を、第2振動吸収部に対して予めかけた状態として
構成するのが好ましい。つまり、防振・制振対象物によ
る積載負荷よりも小さめの予備負荷を第2振動吸収部に
対して予めかけた状態としているので、防振・制振対象
物を取り付けた際に粘弾性体にかかる積載負荷を、ほぼ
無負荷とすることができる。したがって、せん断変形に
よる減衰効果が高いという粘弾性体の特性を十分に発揮
できることになる。
バー体と第2カバー体との間に筒状周壁を有する補助カ
バー体を少なくとも1つ以上組み合わせ、且つ、第1カ
バー体と補助カバー体の筒状周壁どうしと、第2カバー
体と補助カバー体の筒状周壁どうしとを、各々粘弾性体
で接合して第1振動吸収部を構成したものとしている。
の筒状周壁と粘弾性体により接合する一方で、第2カバ
ー体の筒状周壁に対しても粘弾性体により接合すること
で、それぞれ振動伝達方向で直列に粘弾性体を設けるこ
とになり、粘弾性体のダンパ効果を顕著に引き出すこと
が可能である。もちろん前記補助カバー体は、一つだけ
設けるようにするのではなく、第1カバー体と第2カバ
ー体との間で複数個粘弾性体を介在させて設けるように
してもよい。このように第1振動吸収部が粘弾性体を直
列的に複数設ける構造とされることで、より大きな粘弾
性体の変位量を得ることができることになる。したがっ
て、低周波領域においての減衰効果をより効果的に得る
ことが可能であり、防振・制振対象物の共振振幅を大幅
に軽減することができることになる。
吸収部の粘弾性体は、テープ状の複数の粘弾性体を積層
させて形成したものとして構成できる。つまり、粘弾性
体の使用面積等のみならず厚みを増減することにより、
意図的にバネ定数、変位量の調整が可能であり低周波領
域においての減衰力を増幅することが可能となる。ま
た、粘弾性体の積層を多層として厚みを大きくすること
で、第2振動吸収部のコイルスプリングに偏荷重が加わ
った場合であっても、積層構造とした粘弾性体の圧縮変
形により振動エネルギーを吸収することも可能となる。
収部は、第1カバー体又は第2カバー体の外側に補助カ
バー体を更に配置し、且つ、この補助カバー体を前記カ
バー体の何れかに対して粘弾性体によって更に接合した
ものとして構成することができる。つまり、粘弾性体の
厚みを増すことにより低周波領域における減衰力を増幅
させることが可能である。
制振対象物を取り付けるための支持体が第1カバー体と
第2カバー体を貫通するようにして設けられ、その貫通
突出部に抜け防止の止め具が配され、また第1カバー体
と第2カバー体に支持体の傾斜を規制する規制部を配
し、支持体が振動による傾斜状態となった場合に前記貫
通突出部が過度に傾斜するのを規制部にて規制するもの
として構成できる。
った場合、防振・制振対象物を支持する支持体の傾きが
大きくなると、第2カバー体に穿設した規制孔の周側面
と接触すること又は前記止め具が該規制孔の周辺部と接
触することで、例えば支持体の過度の傾きを規制するこ
とができる。従って、防振・制振対象物に過度の傾きが
生じたりしても・防振・制振対象物の横倒し事故を回避
することができる。
他の具体的手段として本発明は、振動伝達経路の1次側
又は2次側の何れか一方側に配置され筒状周壁を有する
内側カバー体に、振動伝達経路の1次側より伝達される
振動エネルギーを振動伝達方向に沿う圧縮変形にて吸収
するコイルスプリングを防振・制振対象物の荷重に相応
する予備負荷を予め加えた圧縮状態で内設した後、該内
側カバー体の筒状周壁の外側から、前記何れか他方側に
配置され複数分割したカバー片として構成した筒状周壁
を有する外側カバー体を、振動伝達経路の1次側より伝
達される振動エネルギーを振動伝達方向に沿う流体抵抗
によるせん断変形にて吸収するテープ状の粘弾性体の粘
着力にて接合した振動エネルギー吸収装置の製造方法を
提供するものである。
参照して説明する。なお、各実施形態に共通して用いら
れる部材については、共通の符号を用いることとし、ま
た他の実施形態と重複する説明については省略する。
を図1、図2及び図3を参照しつつ説明する。第1実施
形態による振動エネルギー吸収装置1は、図1で矢示し
た振動伝達経路の1次側又は2次側の何れか一方に第1
カバー体2を、他方に第2カバー体3を粘弾性体4で接
合して設けてなる「第1振動吸収部」5と、第1カバー
体2又は第2カバー体3を通じて振動伝達方向で伝達さ
れる振動エネルギーを圧縮変形により吸収可能とする
「第2振動吸収部」6,9,10,17とを備えてなるものであ
る。
の外周面が円筒状であり第1カバー体2を縦割り分割し
てなる複数のカバー片7,8で構成され、それらの内周面
と第2カバー体3の筒状周壁の外周面とは粘弾性体4で
接合されている。この第1カバー体2は、図1に示すよ
うに第2振動吸収部6の制振金属板9の上面に対して粘
弾性体10により弾性的に支持されるようにして取り付け
られている。なお、図3に示すように、カバー片7,8を
弾性台座11に直接固定するようにして、第1カバー体2
と荷重受板12との間に制振金属板9と積層した粘弾性体
10とを取り付けるようにしてもよい。カバー片7,8の上
面には、荷重受板12が取り付けられており、支持すべき
物体、例えば建造物や精密測定機器或いは家具その他の
住設関連機器といった振動を嫌う物体や、逆にモータ、
洗濯機又は鍛圧機器類その他の各種工作機械等のように
運転の際に振動を自ら発生する物体が固定され、その荷
重を受けるようになっている。この支持すべき物体を固
定するため、荷重受板12には「支持体」としてのボルト
13が設けられている。
0,17を設けており、矢示振動伝達経路における1次側又
は2次側となる床面或いは基板その他に対してボルトそ
の他の接続手段(図示略)により固定されている。
筒状周壁としての円筒内周面と第2カバー体3の筒状周
壁としての円筒外周面との接合層として両者を接合し、
第1カバー体2及び/又は第2カバー体3からの振動エ
ネルギーを、その流体抵抗によるせん断変形により吸収
するように作用する。また、粘弾性体4は、第2振動吸
収部6のバネ定数を低く設定した場合に、防振・制振対
象物の共振振幅を小さくするダンパとしても機能する。
即ち、粘弾性体4は、第2振動吸収部6の自由振動を抑
えるように機能する。本実施形態では、粘弾性体4は、
せん断変形による大きな変位量を得るため、テープ状の
粘弾性体を積層した接合層4としている。この粘弾性体
4としては、例えばアクリル系樹脂からなる粘弾性体を
利用すればよい。この粘弾性体4は、経年変化が生じ難
く、常時初期の粘弾性が維持される材料が選択されてい
る。
ほぼ中間部付近に2枚の仕切り板15,16を取付けてなり
仕切り板15,16間を中空としたハウジング17が、第2カ
バー体3の内部に設けられている。このハウジング17の
一方側の仕切り板15と他方側の仕切り板16のそれぞれに
は、仕切り板15,16よりも若干小さい径とした例えば天
然ゴムやネオプレン或いはブチル系の合成ゴムからなる
円柱状又は円筒状の弾性台座6,6が、それぞれ粘弾性体1
0を介して接着固定されている。このように2枚の仕切
り板15,16を有するハウジング17と第2カバー体3との
構造により、重量物の荷重に対しても横倒れも防止でき
る上部で安定した振動エネルギー吸収装置1とすること
ができる。
抑えるためにバネ定数を低く設定したものを用いるよう
にするとより好適である。この弾性台座6の上面は、例
えばリング状或いは円板状の制振金属板9と接着固定さ
れ、次いで粘弾性体10を介して第1カバー体2と接着固
定されて、矢示振動伝達経路を形成している。制振金属
板10は、振動減衰をより効果的に行うために、例えば鋼
板又は他の金属板に非鉄金属や合成樹脂等を接着したも
のを利用する。
能である。例えば、弾性台座6,6の代わりに、例えばコ
イルスプリング等のバネを含む各種の弾性体を使用する
ことが可能である。さらにハウジング17は、この実施形
態の形状に限定されることはなく、またハウジング17を
使用せずに弾性台座6,6を直接に第2カバー体3と制振
金属板9に接着するようにしたり、輪切り状とした複数
個の弾性台座のそれぞれの間に制振金属板を挿入した積
層構造としてもよい。
おいて、荷重受板12に例えばモータ、洗濯機、鍛圧機器
類或いは各種工作機械等の振動を発生する物体を取り付
けると、その物体からの振動が荷重受板12から制振金属
板9を経由して、弾性台座6、ハウジング17、弾性台座
6に順次に伝達され床面に至る。この伝達過程におい
て、振動成分の多くは弾性台座6,6、積層された粘弾性
体4、制振金属板9により減衰するが、これらの振動吸
収材料による振動の減衰には若干の時間を要し、特に短
時間に連続して加わる振動の場合には微小振動が残存す
ることになる。そこで、より振動吸収を確実なものとす
べく、第1カバー体7,8と第2カバー体3とを粘弾性体
4による接合層で接合し、粘弾性体4にも荷重が伝達す
るようにし、粘弾性体4のせん断変形により振動が短時
間に吸収されるので、共振周波数が低くなり振動は急激
に減衰し、短時間に連続して発生する振動に対しても極
めて優れた防振効果を発揮することができる。
について図4を参照しつつ説明する。振動エネルギー吸
収装置1は、第2カバー体3を円柱状台部19にフランジ
20を有する形状とした点、ハウジング17が設けられてお
らず第2振動吸収部として合成ゴム6のみを用いる点、
及び第1振動吸収部に補助カバー体21及び粘弾性体22と
を更に設けている点が、図3に示す第1実施形態の振動
エネルギー吸収装置1と異なっている。つまり、「第2
カバー体」としての基台3は、図4において、その一部
が円柱状に立ち上げられた台部19とされており、矢示振
動伝達経路の1次側或いは2次側に対して前記円柱状の
台部19に設けたフランジ20が粘弾性体10を介して取り付
けられている。この円柱状の台部19には、「第2振動吸
収部」としての弾性台座6が設けられており、この弾性
台座6に対して前記2分割されたカバー片7,8が接着さ
れて、弾性的に支持されるようになっている。
には、所定の間隔をおいて円筒体をほぼ2つ割りした補
助カバー体21の筒状周壁と第1カバー体2の筒状周壁と
を接合し、振動エネルギーをせん断変形により吸収する
粘弾性体22が設けられている。この粘弾性体22は、粘弾
性体4と同様に、テープ状の粘弾性体の積層構造として
いる。こうした構造をもつ第1振動吸収部5は、勿論、
この実施形態に示したように1つだけ設けるのではな
く、補助カバー体21の外側に更に粘弾性体を取付けさら
に別のカバー体を設けるようにしてもよい。
用量を削減した簡素な構造で、第1実施形態の同様の振
動減衰効果を奏する振動エネルギー吸収装置1を形成す
ることができる。また、矢示振動伝達方向でのせん断力
に対して、積層構造とした粘弾性体4,22を並列に設けて
いるので、低周波領域の減衰効果をより効果的に得るこ
とが可能である。
照しつつ説明する。図5に示す実施形態による振動エネ
ルギー吸収装置1は、荷重受板12を介して第1カバー体
2が取り付けられた支持体13の振動エネルギーによる過
度の傾きを規制する「規制部」としての有底筒状の台部
19を設けている。なお、図5の振動エネルギー吸収装置
1は、台部19がフランジ20とは別体のものとして形成さ
れている点を除いて、図4の振動エネルギー吸収装置1
と同様に構成されている。
けられ、またこの積載荷重を受ける荷重受板12と制振金
属板9とが取り付けられており、第1カバー体2と第2
カバー体3の底部を貫通するようにして設けられてい
る。そしてその貫通突出部に抜け防止の止め具、つまり
スプリングワッシャ26とナット27が配されており、この
止め具26,27と前記制振金属板9との間の支持体13の外
周面を被覆するようにカラー25が設けられている。ま
た、支持体13の過度の傾斜を規制する規制孔24が形成さ
れた「規制部」としての台部19が設けられている。そし
て支持体13に過度の傾きが生じた場合には、カラー25が
規制孔24の周側面と接触することにより、また前記止め
具26,27が該規制孔24の周辺部と接触することにより、
支持体13の過度の傾きが規制されることになる。
が複数の弾性台座6とそれらの間に設けられている制振
金属板9とからなる構成とされている。この振動エネル
ギー吸収装置1にも図5と同様に規制部としての台部19
が設けられ支持体13の過度の傾斜が規制されるようにな
っている。
いて図7を参照しつつ説明する。第4実施形態による振
動エネルギー吸収装置1は、第1カバー体2の筒状周壁
と第2カバー体3の筒状周壁とを粘弾性体4により接合
した第1振動吸収部5と、「第2振動吸収部」としてコ
イルスプリング28を用い、これに第3実施形態で示した
規制部24の他の実施形態を組み合わせた実施形態であ
る。
ネルギーの2次側への伝達を絶縁するように、その一方
を第2カバー体3の内部に設置され、且つ負荷を受けた
状態でその他方が第1カバー体2を支持するように支持
板29を介して固定されている。
28の自由振動を小さくして、防振・制振対象物の共振振
幅を小さくする機能を有するものである。特にコイルス
プリング28に偏荷重が加わった場合には、バックリング
及びサージング現象防止のためにも効果的に機能する。
プリング28の圧縮変形により振動絶縁を行う一方で、こ
れと並列に設けた粘弾性体4の積層構造によるせん断変
形により振動の減衰を行うことで、コイルスプリング28
と粘弾性体4とを相補的に作用させることにより、低周
波領域においても減衰効果をもつパッシブタイプの振動
エネルギー吸収装置1となっている。
いて図7を参照しつつ説明する。
る。次いで荷重受板12と支持板29とが固定され且つその
一端に防振・制振対象物(図示略)を固定するための支
持体13を、第2カバー体3の台部30に貫通形成した規制
孔31を挿通させるようにして設けるようにする。このと
きコイルスプリング28には、防振・制振対象物により後
述の粘弾性体4にかかる積載負荷をほぼ相殺できるよう
に該積載負荷よりも小さめの予備負荷を掛けるようにす
る。なお、予備負荷の具体的数値は、防振・制振対象物
の重量や防振・制振対象物に対する振動エネルギー吸収
装置1の設置個数及び配置等により決定されるものであ
る。そして、支持体13の傾きを台部30との接触により規
制する規制部材32を、前記台部30の規制孔31との間で所
定の間隙を与えた状態で設置し、止め具33を支持体13に
凹形成してある周溝に嵌合させて固定する。
着させた後、第1カバー体2のカバー片7,8を図中側方
より対向させて粘弾性体4に貼り合わせ、そしてネジ37
によりカバー片7,8と支持板29とを固着する。最後にコ
イルスプリング28に対する予備負荷を開放すれば本実施
形態による振動エネルギー吸収装置1が形成されること
になる。なお、予備負荷を開放すると、規制部材32と第
2カバー体3の台部30は接触状態となるが、支持体13に
防振・制振対象物を取り付けると、その積載負荷がコイ
ルスプリング28に加ることになるため、規制部材32と第
2カバー体3との間に所定のクリアランスが形成され
(図6参照)、規制部材32と第2カバー体3の台部30と
は非接触状態、つまり絶縁状態となる。このとき、第1
カバー体2の筒状周壁と第2カバー体3の筒状周壁とを
接合する粘弾性体4にかかる積載負荷は、ほぼ無負荷の
状態となり、最適な状態で粘弾性体4の特性を発揮しう
る状態とされる。
図8を参照しつつ説明する。この実施形態による振動エ
ネルギー吸収装置1は、第1振動吸収部5に補助カバー
体34を一つ備えている点、また「第2振動吸収部」とし
ての複数のコイルスプリング35,36を振動伝達経路に直
列的に設けるようにしている点が、第4実施形態による
振動エネルギー吸収装置1と異なっている。この実施形
態による2つのコイルスプリング35,36は、それぞれバ
ネ定数を同一に又は異なるものとして任意のバネ定数を
設定することが可能である。また積層した粘弾性体4,4
を直列的に設けたことで、第1振動吸収部5のせん断変
形による変位量を大きくすることができ、低周波領域の
減衰効果を得ることが可能である。
ていないが、同様の接続形式により勿論任意数の補助カ
バー体34を直列的に連ねて接続することが可能である。
この場合には、加えられるコイルスプリングの数は、直
列的に連ねた補助カバー体の数と同じだけ加えられるこ
とになる。
振動特性の実験例と計算式を図9を参照して説明する。
図9に示す振動エネルギー吸収装置1は、図7に示す装
置の等価モデルとして表している。本実験では、防振・
制振対象物として質量Mの物体40を積載し、加振機41に
より防振器系の基礎を強制変位振動Vで加振させ、装置
の振動特性を測定した。なお、ここでは振動エネルギー
吸収装置1の粘弾性体4は、周波数、振幅及び温度に依
存することが知られているが、ここではこれらの影響に
ついては考えないものとして扱う。
系の運動方程式は次式となる。
ネ定数である。)
成ゴムを利用した振動エネルギー吸収装置の場合、共振
倍率は3.0前後であるのに対して、第4実施形態による
振動エネルギー吸収装置1の場合、共振倍率は1.5前後
と、前者のほぼ半分になることが上記実験によりわかっ
た。そして損失係数についても、本発明者の知り得る範
囲では、例えばブチル系合成ゴムの場合は最もよくて0.
5前後であるのに対して、本実施形態による振動エネル
ギー吸収装置1の場合には、0.8前後以上という極めて
高い減衰効果を示す測定値を安定的に得ることができ
た。
シブタイプの振動エネルギー吸収装置1の構成、つまり
第1振動吸収部5と第2振動吸収部28とを振動伝達方向
で並列にして設けた構成、第2振動吸収部28としてバネ
定数を低く設定したコイルスプリング28を用いて振動絶
縁を行うようにした構成、及び第1振動吸収部5の粘弾
性体4のせん断変形により振動を吸収するようにした構
成が、振動エネルギーを大幅に吸収でき且つ低周波領域
でも振動減衰効果を得ることが可能であることを確認す
ることができた。
数を低く抑えること及び振動による防振・制振対象物の
共振振幅を小さくすることをダンパ機構を同一機器内で
一体的に備えた簡易な構造で可能とし、特に低周波領域
における優れた振動減衰効果を発揮するパッシブタイプ
の振動エネルギー吸収装置が得られる。 [図面の簡単な説明]
の断面構造図。
造図。
の断面構造図。
ネルギー吸収装置の断面構造図。
ネルギー吸収装置の断面構造図。
ネルギー吸収装置の断面構造図。
ネルギー吸収装置の断面構造図。
エネルギー吸収装置の等価モデルを示す説明図。
Claims (7)
- 【請求項1】振動伝達経路の1次側と2次側の間に介在
させる振動エネルギー吸収装置において、 前記1次側又は2次側の何れか一方に筒状周壁を有する
第1カバー体を、前記何れか他方に筒状周壁を有する第
2カバー体を、双方の筒状周壁を内外で重ね合わせた状
態で対向配置し、且つ、該筒状周壁が外側で重なり合っ
ている第1カバー体又は第2カバー体の何れか一方が、
少なくともその筒状周壁の部分を複数に分割したカバー
片として構成してあり、 第1、第2カバー体の筒状周壁どうしを自身の粘着力に
て接合すると共に第1又は第2カバー体より伝達される
振動エネルギーを振動伝達方向に沿う流体抵抗によるせ
ん断変形にて吸収するテープ状の粘弾性体を設けてなる
第1振動吸収部と、 第1又は第2カバー体内に設けられ、両カバー体を相互
に離反する方向へ弾性的に付勢し、第1又は第2カバー
体より伝達される振動エネルギーを振動伝達方向に沿う
圧縮変形にて吸収するコイルスプリングを含んでなる第
2振動吸収部と、を並列的に備えており、 前記粘弾性体は前記コイルスプリングの圧縮変形による
自由振動を前記せん断変形にて減衰し、前記コイルスプ
リングは前記何れかのカバー体から伝達される振動を他
方のカバー体に対して前記圧縮変形により絶縁するよう
になっていることを特徴とする振動エネルギー吸収装
置。 - 【請求項2】振動伝達経路の1次側と2次側の間に介在
させる振動エネルギー吸収装置において、 前記1次側又は2次側の何れか一方に、複数分割したカ
バー片にて構成される筒状周壁を有する第1カバー体
を、前記何れか他方に、複数分割したカバー片にて構成
される筒状周壁を有する第2カバー体を配置するととも
に、第1カバー体と第2カバー体との間に、筒状周壁を
有する補助カバー体を、第1カバー体及び第2カバー体
の筒状周壁の内側に重ね合わせた状態で対向配置してあ
り、 第1カバー体及び第2カバー体と補助カバー体との筒状
周壁どうしを、自身の粘着力にて接合すると共に第1カ
バー体又は第2カバー体より伝達される振動エネルギー
を振動伝達方向に沿う流体抵抗によるせん断変形にて吸
収するテープ状の粘弾性体を設けてなる第1振動吸収部
と、 第1カバー体、第2カバー体及び補助カバー体の内部に
設けられ、第1カバー体と第2カバー体を相互に離反す
る方向へ弾性的に付勢し、第1カバー体又は第2カバー
体より伝達される振動エネルギーを振動伝達方向に沿う
圧縮変形にて吸収するコイルスプリングを含んでなる第
2振動吸収部と、を並列的に備えており、 前記粘弾性体は前記コイルスプリングの圧縮変形による
自由振動を前記せん断変形にて減衰し、前記コイルスプ
リングは前記何れかのカバー体から伝達される振動を他
方のカバー体に対して前記圧縮変形により絶縁するよう
になっていることを特徴とする振動エネルギー吸収装
置。 - 【請求項3】防振・制振対象物により粘弾性体にかかる
積載負荷を相殺する予備負荷を、第2振動吸収部に対し
て予めかけた状態としてある請求項1又は請求項2記載
の振動エネルギー吸収装置。 - 【請求項4】第1振動吸収部の粘弾性体は、テープ状の
複数の粘弾性体を積層させて形成したものである請求項
1又は請求項2記載の振動エネルギー吸収装置。 - 【請求項5】第1振動吸収部は、第1カバー体又は第2
カバー体の外側に補助カバー体を更に配置し、且つ、こ
の補助カバー体を前記カバー体の何れかに対して粘弾性
体によって更に接合したものとして構成してある請求項
1又は請求項2記載の振動エネルギー吸収装置。 - 【請求項6】防振・制振対象物を取り付けるための支持
体が第1カバー体と第2カバー体を貫通するようにして
設けられ、その貫通突出部に抜け防止の留め具が配さ
れ、また第1カバー体と第2カバー体に支持体の傾斜を
規制する規制部を配し、支持体が振動による傾斜状態と
なった場合に前記貫通突出部が過度に傾斜するのを規制
部にて規制する請求項1又は請求項2記載の振動エネル
ギー吸収装置。 - 【請求項7】振動伝達経路の1次側又は2次側の何れか
一方側に配置され筒状周壁を有する内側カバー体に、振
動伝達経路の1次側より伝達される振動エネルギーを振
動伝達方向に沿う圧縮変形にて吸収するコイルスプリン
グを防振・制振対象物による荷重に相応する予備負荷を
予め加えた圧縮状態で内設した後、該内側カバー体の筒
状周壁の外側から、前記何れか他方側に配置され複数分
割したカバー片として構成した筒状周壁を有する外側カ
バー体を、振動伝達経路の1次側より伝達される振動エ
ネルギーを振動伝達方向に沿う流体抵抗によるせん断変
形にて吸収するテープ状の粘弾性体の粘着力にて接合し
た振動エネルギー吸収装置の製造方法。
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- 1996-08-12 WO PCT/JP1996/002284 patent/WO1997021046A1/ja active Application Filing
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