JPH0337432A - デイスクブレーキの制輪子取付構造 - Google Patents

デイスクブレーキの制輪子取付構造

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JPH0337432A
JPH0337432A JP17197789A JP17197789A JPH0337432A JP H0337432 A JPH0337432 A JP H0337432A JP 17197789 A JP17197789 A JP 17197789A JP 17197789 A JP17197789 A JP 17197789A JP H0337432 A JPH0337432 A JP H0337432A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、主として鉄道車両に使用されるディスクブ
レーキの制輪子取付構造に関する。
〔従来の技術〕
鉄道車両用のディスクブレーキとして、ライニングを固
着した裏板を有する一対の制輪子を、制輪子ヘッドに装
着し、台車枠から懸垂状態として、ブレーキシリンダ及
びブレーキでこの作用により、制輪子をブレーキディス
クの両面に摺接させて制動力を得るもの、或いは、一対
の制輪子を、台車枠に支持されたキャリパの前・後腕に
それぞれ装着して、これをブレーキディスクの両面に摺
接させて制動力を得るもの等がある。
前者の例として、特開昭61−147133号に開示さ
れるものがある。この制輪子の制輪子ヘットへの取付構
造について説明する。
第6,7図において、11は制輪子ヘッド、11aはあ
り溝又はあり、各11bは解放端、各110は円孤形凹
所、各lidはねし穴である。また、21は制輪子、2
2は分割して裏板23に固着されたライニング、23a
はあり又はあす溝、23bは円孤形凹所である。各31
は固定具であり、各31aは、それぞれ長孔31bが形
成され、固定具31と一体をなして両側に突設された支
持腕、31cは固定具31の中心部に圧入固定されたア
ンカーピン、各316はアンカーピン31Cの両側に設
けたボルト用孔、各32は各支持腕の長孔31bにそれ
ぞれ挿入係合されて、制輪子ヘッド11の両側に螺着さ
れた支持ピンであり、各33は制輪子ヘッドのねし穴l
idに螺合さセて固定具31を制輪子ヘット11に固定
するボルトである。
そして、制輪子ヘッドのあり溝又はありllaに制輪子
のあり又はあり溝23aを挿入し、各ボルト33を各ね
し穴11dに螺合させて、アンカーピン31cを制輪子
の円孤形凹所23bに係止させて、制輪子21を制輪子
ヘッド11に固定している。また、制輪子21を取外す
際には、下方の両ボルト33を両ねじ穴lidから螺出
させて抜き取り、円孤形凹所23bに係合するアンカー
ピン31cにて制輪子21を一旦受けた状態から取外し
ていた。
(発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、この種の従来のディスクブレーキの制輪
子取付構造にあっては、制輪子21を取外ず際に、下方
の両ボルト33を両ねし穴lidから螺出させて抜き取
ると、制輪子21の自重を受けたアンカーピン31cが
固定具31と共に支持ピン32を支点として回動し、制
輪子21のアンカーピン31cとの保合が離脱し、制輪
子21が不意に落下するため、危険性を有するものとな
っていた。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなさ
れたものであり、その構成は、ライニングが固着された
裏板を有する制輪子を、制輪子ヘラ1又はキャリパの腕
に摺動可能に嵌合させ、該制輪子を支持するアンカーブ
ロックを、制輪子ヘット又はキャリパの腕に着脱自在な
固着手段によって固着したディスクブレーキの制輪子取
付構造において、該アンカーブロックの両側部に、該制
輪子の摺動方向に延びる長孔を有するばね材製の吊り金
具をそれぞれ設け、該制輪子ヘッド又はキャリパの腕に
突設した支持ピンを各長孔に挿入係合させると共に、該
吊り金具の中間部に、該吊り金具が該支持ピンに掛止し
た状態で、前記制輪子ヘッド又はキャリパの腕の下縁に
て回動抵抗が与えられるように弾性的に保合する段部を
形成したディスクブレーキの制輪子取付構造である。
〔作用〕
しかして、制輪子を、制輪子ヘッド又はキャリパの腕か
ら抜取る際には、先ず、着脱自在な固着手段を取除く。
アンカーブロックに支持された制輪子は、アンカーブロ
ックと共に降下し、吊り金具の長孔の上端が支持ピンに
係止して降下が停止する。これにより、吊り金具の段部
が制輪子ヘッド又はキャリパの腕の下縁に弾性的に係合
し、吊り金具ひいては制輪子の自重を受けたアンカーブ
ロックの、制輪子ヘッド又はキャリパの腕に対する回動
が抑止されるので、制輪子はアンカーブロックに支持さ
れたままでその落下が防止される。
次いで、ばね材製の吊り金具を支持ピンを中心として回
動させ、制輪子ヘッド又はキャリパの腕の下縁への弾性
的係合を解除し、制輪子をアンカーブロックによる支持
を解放して取外す。制輪子を制輪子ヘッドに取付ける作
業は、上記と逆の手順にてなされ得る。制輪子の取付は
作業時にも、吊り金具の段部が制輪子ヘッド又はキャリ
パの腕の下縁に弾性的に係合し、吊り金具の相対回動が
抑止されるので、固着手段の取付は作業が容易である。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1〜5図は、この発明の1実施例の要部を示し、第2
,4図は、それぞれ左右対称であるディスクブレーキの
制輪子取付構造の半部を示す。
11は、あり溝又はありllaを形成した制輪子ヘッド
又はキャリパの前腕若しくは後腕(以下、単に制輪子ヘ
ッドと称する。)を示す。第4図に示すものとほぼ同様
の構造(円孤形凹所23bば形成されていない。)を有
する制輪子21を用い、その裏板23に形成したあり又
はあり溝23aを、制輪子ヘッド11のあり溝又はあり
llaに摺動可能に嵌合させて、制輪子21が組付けら
れる。なお、裏板23を、あり又はあり溝を形成した嵌
合部材に固定し、この嵌合部材を制輪子ヘッド11に摺
動可能に嵌合させる場合もある。
3はアンカーブロックであり、その一端部は、制輪子2
1の裏板23の一端面を支持する支持部3bを形成して
いる。4はばね材製の吊り金具であり、制輪子21の摺
動方向に延びる長孔4aが形成されている。6は、制輪
子ヘッド11の両側に圧入固着された支持ピンであり、
吊り金具4の長孔4aに挿入係合されている。
このような吊り金具4の一端部は、アンカーブロック3
の段面3aに係合させて回転を抑止した状態にて、アン
カーブロック3の両側に圧入固着させた各1本の固定ピ
ン5にて、それぞれアンカーブロック3に固定されてい
る。そして、この吊り金具4には、制輪子21の摺動方
向の中間部位置に、段部4bを形成しである。この段部
4bは、吊り金具4が支持ピン6に掛止した状態、つま
り長孔4aの上端に支持ピン6が掛止した状態で、制輪
子ヘッド11の下縁によって吊り金具4に回動抵抗が与
えられるように弾性的に係合する機能を有し、制輪子2
1の摺動方向と直交する方向に延在している。なお、吊
り金具4の他端上縁に形成した折曲縁4cは、把持する
ためのものである。
そして、制輪子21の一端面をアンカーブロック3の支
持部3bにて支持した状態で、アンカーブロック3は、
アンカーブロック3の両側に設けた通孔3cに挿通する
着脱自在な固着手段である一対のポルト8を制輪子ヘッ
ド11のねし孔11dに螺合させて、制輪子ヘッド11
に螺着される。但し、ポルト8の制輪子ヘッド11への
螺合長さは、支持ピン6が長孔4aの上端部に位置して
吊り金具4を掛止した際、離脱しない長さに設定されて
いる。
次に、作用について説明する。
制輪子21を、制輪子ヘッド11から抜取る際には、先
ず、下端部の一対のボルト8を抜取る。
これにより、アンカーブロック3の支持部3bに支持さ
れた制輪子21は、アンカーブロック3と共に降下する
。そして、第3.4図に示すように、吊り金具4の長孔
4aの上端部に支持ピン6が掛止し、はぼ同時に段部4
bが制輪子ヘッド11の下縁に係止する。これにより、
制輪子21の自重を支持部3bに受けるアンカーブロッ
ク3は、ばね材製の吊り金具4の弾発力によって制、軸
子ヘッド11の下縁に弾性的に係止した状態となり、支
持ピン6を支点とする回動(第3図に矢印Aにて示す方
向)が抑制される。その結果、制輪子21は、落下する
ことなく、アンカーブロック3に支持された状態を維持
できる。次いで、アンカーブロック3に第5図上にて右
方向(矢印B方向)つまり制輪子21から遠ざかる方向
の回動力を与え、吊り金具4の段部4bの制輪子ヘッド
11の下縁への弾性的な係止状態を解除させつつ、アン
カーブロック3を支持ピン6を支点として回動させ、制
輪子21のアンカーブロック3による支持を解放して制
輪子21を降下させて取外す。
制輪子21を制輪子ヘッド11に取付ける作業は、上記
と逆の手順にてなされ得る。その際にも、支持ピン6が
長孔4aの上端部に位置して吊り金具4を支持した状態
で、段部4bが制輪子ヘッド11の下縁に弾性的に係止
し、アンカーブロック3の支持ピン6を支点とする回動
を抑制すると共に、第4図に示す矢印C,D方向つまり
アンカーブロック3の横方向の移動を防止するので、ボ
ルト8の締付は作業が容易になる。
アンカーブロック3を制輪子ヘッド11から取外す作業
は、制輪子21を取外した後、吊り金具4の折曲縁4c
を把持して両側に弾性的に拡開させ、吊り金具4の長孔
4aと支持ピン6との保合を解いて、容易になされる。
〔発明の効果〕
以」二の説明によって理解されるように、この発明によ
れば、制輪子ヘッド又はキャリパの腕からの制輪子の取
外し作業に際し、制輪子の不測の落下が防止されるので
、安全であり、また制輪子の取付は作業に際し、アンカ
ーブロックの傾動が抑制されるので、取付は作業が容易
である。加えて、制輪子の取付は取外しは、吊り金具を
弾性変形させて、アンカーブロックを支持ピンを中心と
して回動させて容易に行うことができ、−大作業で摩耗
後の制輪子の取替えが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の1実施例を示し、第1図は要部
を示す側面図、第2図は同しく半部を一部切開して示す
正面図、第3〜5図はそれぞれ作用説明図、第6図は従
来例を示す正面図、第7図は従来の制輪子を示す図であ
る。 3:アンカーブロック、3b:支持部、4二吊り金具、
4a:長孔、4b:段部、4c:折曲縁5:固定ピン、
6:支持ピン、8:ボルト(固着手段)、11:制輪子
ヘッド又はキャリパの腕11a:あり又はあり溝、21
:制輪子、22ニライニング、23:裏板。 1 第3図 7110 特開平3 37432 (5) 第5図 第4図 1マ\しA「”0 第6図 3 311b \    ) 特開平3 37432 (6) 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、ライニングが固着された裏板を有する制輪子を
    、制輪子ヘッド又はキャリパの腕に摺動可能に嵌合させ
    、該制輪子を支持するアンカーブロックを、制輪子ヘッ
    ド又はキャリパの腕に着脱自在な固着手段によつて固着
    したディスクブレーキの制輪子取付構造において、該ア
    ンカーブロックの両側部に、該制輪子の摺動方向に延び
    る長孔を有するばね材製の吊り金具をそれぞれ設け、該
    制輪子ヘッド又はキャリパの腕に突設した支持ピンを各
    長孔に挿入係合させると共に、該吊り金具の中間部に、
    該吊り金具が該支持ピンに掛止した状態で、前記制輪子
    ヘッド又はキャリパの腕の下縁にて回動抵抗が与えられ
    るように弾性的に係合する段部を形成したことを特徴と
    するディスクブレーキの制輪子取付構造。
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