JP2673372B2 - ディスクブレーキの制輪子取付構造 - Google Patents

ディスクブレーキの制輪子取付構造

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JP2673372B2 JP14921289A JP14921289A JP2673372B2 JP 2673372 B2 JP2673372 B2 JP 2673372B2 JP 14921289 A JP14921289 A JP 14921289A JP 14921289 A JP14921289 A JP 14921289A JP 2673372 B2 JP2673372 B2 JP 2673372B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、主として鉄道車両に使用されるデイスク
ブレーキの制輪子取付構造に関する。
〔従来の技術〕
鉄道車両用のデイスクブレーキとして、ライニングを
固着した裏板を有する一対の制輪子を、制輪子ヘツドに
装着し、台車枠から懸垂状態として、ブレーキシリンダ
及びブレーキてこの作用にて、制輪子をブレーキデイス
クの両面に摺接させて制動力を得るもの、或いは、一対
の制輪子を、台車枠に支持されたキヤリパの前・後腕に
それぞれ装着して、これをブレーキデイスクの両面に摺
接させて制動力を得るもの等がある。
前者の例として、特開昭62−147133号に開示されるも
のがある。この制輪子の制輪子ヘツドへの取付構造につ
いて説明する。
第3,4図において、11は制輪子ヘツド、11aはあり溝又
はあり、各11bは解放端、各11cは円弧形凹所、各11dは
ねじ穴である。また、21は制輪子、22は分割して裏板23
に固着されたライニング、23aはあり又はあり溝、23bは
円弧形凹所である。各31は固定具であり、各31aは、そ
れぞれ長孔31bが形成され、固定具31と一体をなして両
端部に突設された支持腕、31cは固定具31の中心部に圧
入固定されたアンカーピン、各31dはアンカーピン31cの
両側に設けたボルト用孔、各32は各支持腕の長孔31bに
それぞれ挿入係合させて、制輪子ヘツド11の両側に螺着
された支持ピンであり、各33は制輪子ヘツドのねじ穴11
dにそれぞれ螺合させて、固定具31を制輪子ヘツド11に
固定するボルトである。
そして、制輪子ヘツドのあり溝又はあり11aに制輪子
のあり又はあり溝23aを挿入し、各ボルト33を各ねじ穴1
1dに螺合させて、アンカーピン31cを制輪子の円弧形凹
所23bに係止させて、制輪子21を制輪子ヘツド11に固定
している。また、制輪子21を取外す際には、下方の両ボ
ルト33を両ねじ穴11dから螺出させて抜き取り、円弧形
凹所23bに係合するアンカーピ31cにて制輪子21を一旦受
けた状態から取外していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種の従来のデイスクブレーキの制
輪子取付構造にあつては、アンカーピン31cは、制動時
に発生する制動トルクを制輪子21から受け、制動作動の
繰返しによつて、アンカーピン31cや、固定具31とアン
カーピン31cとの間に介在させたブツシユに偏摩耗等の
劣化を生じるため、これらの取替えが定期的に必要にな
る。この取替え作業に際し、両支持腕31aは、それぞれ
長孔31bを有して固定具31に一体に形成されているた
め、固定具31は、各支持ピン32を制輪子ヘツド11から抜
取つて取外さねばならず、手間を要するのみならず、台
車枠の下にもぐつての作業となるため、困難な作業とな
つていた。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてな
されたものであり、その構成は、ライニングが固着され
た裏板を有する制輪子を、制輪子ヘツド又はキヤリパの
腕に摺動可能に嵌合させ、該制輪子を支持するアンカー
ピンが圧入固着されたアンカーブロツクを、制輪子ヘツ
ド又はキヤリパの腕に着脱自在な固着手段によつて固着
したデイスクブレーキの制輪子取付構造において、該ア
ンカーブロツクの両端部に、該制輪子の摺動方向に延び
る長孔を有する吊り金具をそれぞれ設け、該制輪子ヘツ
ド又はキヤリパの腕に固定した支持ピンを該長孔に挿入
係合させると共に、該支持ピンの該長孔との係合を離脱
させる離脱手段をそれぞれ備えさせたデイスクブレーキ
の制輪子取付構造である。
そいて、離脱手段は、吊り金具に形成され、長孔のア
ンカーブロツク側端部に接続する切欠きにて構成し、或
いは吊り金具をばね材にて形成して構成することができ
る。
〔作用〕
しかして、制輪子を、制輪子ヘツド又はキヤリパの腕
から抜取る際には、先ず、着脱自在に固着手段を取除
く。これにより、アンカーピンに支持された制輪子は、
アンカーブロツクと共に降下する。その際、吊り金具
は、支持ピンに案内されて降下し、支持ピンが長孔の上
端に係止して降下が停止する。次いで、アンカーブロツ
クを支持ピンを支点として回動させ、アンカーピンによ
る支持を解放して制輪子を取外す。制輪子を制輪子ヘツ
ドに取付ける作業は、上記と逆の手順にてなされる。
また、アンカーピン等が偏摩耗し、取替えを要する際
には、制輪子を抜取つた後、離脱手段を作用させて支持
ピンの長孔との係合を離脱させ、アンカーブロツクを取
り除く。その後、アンカーピン等の取替え作業を行う。
離脱手段が、吊り金具に形成され、長孔のアンカーブロ
ツク側端部に接続する切欠きにて構成されている場合に
は、この切欠きから支持ピンを取外す。また、離脱手段
が、吊り金具をばね材にて形成して構成されている場合
には、両吊り金具を弾性的に拡大させ、長孔と支持ピン
との係合を離脱させる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明
する。
第1図(イ),(ロ)は、この発明の第1実施例を示
す。11′は、あり溝又はあり11′aを形成した制輪子ヘ
ツド又はキヤリパの前腕若しくは後腕(以下、単に制輪
子ヘツドと称する。)を示す。第4図に示す制輪子21の
裏板23に形成したあり又はあり溝23aを、制輪子ヘツド1
1′のあり溝又はあり11′aに摺動可能に嵌合させて、
制輪子21が組付けられる。なお、裏板23を、あり又はあ
り溝を形成した嵌合部材に固定し、この嵌合部材を制輪
子ヘツド11′に摺動可能に嵌合させる場合もある。
3はアンカーブロツクであり、その中央部に形成した
通孔には、ブツシユ3bを介してアンカーピン3aを圧入固
着してある。各4は吊り金具であり、制輪子21の摺動方
向に延びる長孔4a、及び長孔4aのアンカーブロツク3側
端部に接続し、長孔4aの片側にほぼ直交して延びる切欠
き4bが形成されている。しかして、長孔4a及び切欠き4b
は、L字状をなし、切欠き4bの一端は解放されている。
この切欠き4bが、後記する支持ピン6の長孔4aとの係合
を離脱させる離脱手段34を構成している。この吊り金具
4の一端部は、アンカーブロツク3の各段面3cにそれぞ
れ係合させて回転を抑止した状態にて、アンカーブロツ
ク3の両端に圧入固着させた各1本の固定ピン5によつ
て、それぞれアンカーブロツク3に固着されている。各
6は、制輪子ヘツド11′の両側に圧入固着された吊り金
具4の支持ピンである。
そして、制輪子ヘツド11′に摺動可能に嵌合させた制
輪子の円弧形凹所23b(第4図参照)をアンカーピン3a
にて支持し、アンカーブロツク3は、アンカーピン3aの
両側に設けた通孔に挿通する着脱自在な固着手段である
一対のボルト33にて制輪子ヘツド11′に螺着してある。
但し、ボルト33の制輪子ヘツド11′への螺合長さは、長
孔4aの長手方向長さよりも長くなつており、長孔4aの上
端部に各支持ピン6が係止した状態で、各ボルト33は、
制輪子ヘツド11′に若干螺合している。
次に、作用について説明する。
制輪子を、制輪子ヘツド11′から抜取る際には、先
ず、下端部の両ボルト33を抜取る。これにより、アンカ
ーピン3aに支持された図外の制輪子は、アンカーブロツ
ク3と共に降下する。その際、吊り金具4は、支持ピン
6に案内されて降下し、支持ピン6が長孔4aの上端に係
止して降下が停止する。次いで、アンカーブロツク3を
支持ピン6を支点として回動させ、アンカーピン3aによ
る支持を解放して制輪子を取外す。制輪子を制輪子ヘツ
ド11′に取付ける作業は、上記と上述の手順にてなされ
る。
また、アンカーピン3a又はブツシユ3bが偏摩耗し、取
替えを要する際には、制輪子を抜取つた後、アンカーブ
ロツク3を持上げ、支持ピン6を吊り金具4の切欠き4b
に合致させ、アンカーブロツク3を第1図(ロ)に示す
矢印方向に移動させて支持ピン6と切欠き4bとの係合を
離脱させる。その後、アンカーピン3a又はブツシユ3bの
取替え作業を行う。
第2図(イ),(ロ)に基づいて、第2実施例を説明
する。第1図(イ),(ロ)と同符号は、同一部分を示
し、それらの説明は省略する。
4′は、ばね材からなる吊り金具であり、制輪子の摺
動方向に延びる長孔4′aのアンカーブロツク3側端部
に、支持ピン6の頭部6aよりも大径の通孔4′bを形成
してある。このように、吊り金具4′をばね材にて形成
し、かつ長孔4′aの下端に通孔4′bを設けて、支持
ピン6の長孔4′aとの係合を離脱させる離脱手段34を
構成している。
図外の制輪子を制輪子ヘツド11′より抜取り又は取付
ける作業は、支持ピン6を長孔4′aの上端に位置させ
てアンカーブロツク3を回動させてなされ、第1実施例
と実質的に同様であるので、詳細な説明は省略する。
次に、アンカーブロツク3を取外す際には、アンカー
ブロツク3を持上げて、支持ピン6を吊り金具4′の通
孔4′bに位置させて、ばね材からなる両吊り金具4′
の自由端を外方、すなわち第2図(イ)において左右に
弾性的に拡大させて、支持ピン6の頭部6aを、通孔4′
bから離脱させて行う。
なお、支持ピン6に頭部6aを形成しない場合には、吊
り金具4′には長孔4′aのみを形成すればよく、通孔
4′bを形成する必要はない。
〔発明の効果〕
以上の説明によつて理解されるように、この発明によ
れば、制輪子は、支持ピンを支点として回動させて容易
に取付け取外しでき、一人作業で摩耗後の制輪子の取替
えが可能であるのみならず、アンカーブロツクの取付け
取外し作業が、離脱手段の存在によつて容易になり、作
業の困難な台車の下でも容易になされるようになるた
め、この作業の能率が著しく向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)はこの発明の第1実施例を示す正面図、第
1図(ロ)は同じく側面図、第2図(イ)はこの発明の
第2実施例を示す正面図、第2図(ロ)は同じく側面
図、第3図は従来例を示す図、第4図は従来の制輪子を
示す図である。 3:アンカーブロツク,3a:アンカーピン,3b:ブツシユ,4:
吊り金具,4a:長孔,4b:切欠き,4′:吊り金具(ばね材
製),4′a:長孔,4′b:通孔,5:固定ピン,6:支持ピン,1
1′:制輪子ヘツド又はキヤリパの腕,11′a:あり又はあ
り溝,21:制輪子,22:ライニング,23:裏板,33:ボルト(固
着手段),34:離脱手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライニングが固着された裏板を有する制輪
    子を、制輪子ヘツド又はキヤリパの腕に摺動可能に嵌合
    させ、該制輪子を支持するアンカーピンが圧入固着され
    たアンカーブロツクを、制輪子ヘツド又はキヤリパの腕
    に着脱自在な固着手段によつて固着したデイスクブレー
    キの制輪子取付構造において、該アンカーブロツクの両
    端部に、該制輪子の摺動方向に延びる長孔を有する吊り
    金具をそれぞれ設け、該制輪子ヘツド又はキヤリパの腕
    に固定した支持ピンを該長孔に挿入係合させると共に、
    該支持ピンの該長孔との係合を離脱させる離脱手段をそ
    れぞれ備えさせたことを特徴とするデイスクブレーキの
    制輪子取付構造。
  2. 【請求項2】離脱手段が、吊り金具に形成され、長孔の
    アンカーブロツク側端部に接続する切欠きからなる請求
    項(1)記載のデイスクブレーキの制輪子取付構造。
  3. 【請求項3】離脱手段が、吊り金具をばね材にて形成し
    て構成される請求項(1)記載のデイスクブレーキの制
    輪子取付構造。
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