JPH08326795A - 鉄道車両用ディスクブレーキ - Google Patents

鉄道車両用ディスクブレーキ

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JPH08326795A
JPH08326795A JP13685895A JP13685895A JPH08326795A JP H08326795 A JPH08326795 A JP H08326795A JP 13685895 A JP13685895 A JP 13685895A JP 13685895 A JP13685895 A JP 13685895A JP H08326795 A JPH08326795 A JP H08326795A
Authority
JP
Japan
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anchor block
caliper
disc
pad
brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP13685895A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Takenaga
敦 武長
Akira Honma
昭 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦パッドの交換作業を支障無く行えるよう
にした鉄道車両用ディスクブレーキを提供することであ
る。 【構成】 蝶番8でキャリパ1に回動可能に取付けた地
の側のアンカーブロック6は、パッド交換時に下に垂
れ、作業の支障となるので、このアンカーブロックに爪
12を、キャリパ1に係止片13を設け、アンカーブロ
ック6を自重による垂下点を通り越して大きく開かせた
位置で上記爪12を係止片13に係止させて仮固定す
る。これにより、ブレーキの下方の作業スペースが広が
り、パッド3の交換を作業性良く実施することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩耗した摩擦パッドの
交換を作業性良く行えるようにした鉄道車両用ディスク
ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両用ディスクブレーキの一
例を図3に示す。図のように車両台車枠Aのブレーキ取
付け用ブラケットBにキャリパ1が取付けられる。この
キャリパ1は、車輪に取付けたディスクD(このディス
クは車軸に単独に取付けることもある)を跨ぐ腕部を有
するヘッド部1aと前記ブラケットBへの取付け部1b
とから成る。ヘッド部1aには、摩擦パッド3(以下パ
ッドと云う)がディスク軸方向スライド可能に取付けら
れ、ヘッド部のシリンダ4に内装されたピストン2によ
る押圧でそのパッド3をディスクに摺接させて制動を行
う。この際にパッド3に加わる制動トルクは、パッドの
スライドガイドを兼ねるトルク受けピン5又はトルク受
け面で受ける。
【0003】そのトルク受けピン5やトルク受け面は、
一方が天の側、他方が地の側におかれるキャリパのディ
スク接線方向両端部にアンカーブロック6をボルト7で
締結して設け、そのアンカーブロック6に設けている。
また、トルク受けピン5やそれに代わるトルク受け面
は、パッド裏板に対応して設けた凹部や凸部に対し、デ
ィスク接線方向に離脱が可能な状態に係合させている。
【0004】これは、乗用車用ディスクブレーキに比べ
て非常に大きく、重い鉄道車両用ディスクブレーキの場
合、摩耗したパッドの交換をブレーキとディスクを分離
して行うのは実際的でなく、従って、地の側(下側)の
アンカーブロック6を外すことにより摩耗したパッドを
唯一のオープンスペースである下方に引き抜き、逆の操
作で新品パッドを組付けられるようにするためである。
【0005】このような方法でのパッド交換は、重いパ
ッドを下から支えるためにブレーキの下方に作業者が体
の一部を入れ込んで行うことが多い。従って、作業スペ
ースをできるだけ広く確保して作業をし易くすることが
重要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
クブレーキは、図3(a)に示すように、蝶番8でキャ
リパ1に取付けたアンカーブロック6がボルト7を外す
と自重で下に垂れ、この状態でパッドの入れ替えを行う
必要があるので、アンカーブロック6が邪魔になって作
業がし辛いと云う問題があった。
【0007】本発明は、この不具合を無くすことを課題
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、地の側のアンカーブロックをキ
ャリパにヒンジ結合し、そのヒンジ点を支点にアンカー
ブロックを開いてパッドを下側から出し入れする形式の
ディスクブレーキにおいて、前記アンカーブロックを自
重による垂下点を通り越して回動した位置に係り止めし
てキャリパに仮固定する係止具を設けたのである。
【0009】
【作用】前述の係止具があると、自重で下に垂れる位置
まで戻ろうとするアンカーブロックを垂下点を通り越し
て大きく開いた位置に仮固定でき、これにより、ブレー
キ下方の作業スペースが広がってパッドの交換作業がし
易くなる。
【0010】
【実施例】図1に、本発明のディスクブレーキの一例を
示す。この図は、本発明の要部のみを表わしたもので、
後述する改良点を除く部分は図3のブレーキと同じであ
る。
【0011】図1(a)に示すように、地の側のアンカ
ーブロック6は、ディスク軸と直角方向の一端が蝶番8
を介してキャリパ1に連結されており、このアンカーブ
ロック6に設けたトルク受けピン5がパッド3の裏板に
設けた凹部9に緩く嵌まっている。
【0012】蝶番8は、アンカーブロック6の開き角を
大きくするため、図1(b)に示すように、支軸8aを
取付面から浮かせたものを用いたが、このような特殊品
に限定されない。この蝶番8の支軸8aは、ディスク軸
方向を向いており、ボルト7を外すとアンカーブロック
6は、蝶番の軸を支点にして回動可能となる。
【0013】アンカーブロック6のディスク軸直角方向
他端には、アンカープレート10がねじ止めする等して
取付けられている。このアンカープレート10は、キャ
リパ1のアンカープレート接触面に植設したピン11を
プレートに設けた縦長の長孔(図示せず)に抜き差し自
在に通し、このピン11でプレートを垂下止することに
よりアンカーブロック6を仮止めする目的で設けてあ
る。このアンカープレート10は、板ばねで作られてお
り、上端に設けられた一体のタブを引いて弾性変形さ
せ、ピン11から外すことができる。
【0014】ここでは、このアンカープレート10の下
端に弾性変形可能な爪12を設け、この爪12をアンカ
ーブロック6がほぼ最大限に回転した位置で図1(a)
に示すように、キャリパ1に設けた係止片13に係止さ
せ、アンカーブロック6の重量をキャリパで支えてその
アンカーブロック6を図の鎖線位置に引き留めるようし
ている。この状態であればアンカーブロック6がパッド
の交換作業位置から大きく退避しているので作業に支障
が出ない。
【0015】なお、係止片13の形を変え、その係止片
13をアンカーブロック6を開いた位置でアンカーブロ
ック6に設けられているボルト7挿入用の穴に通し、穴
の出口縁に係止させる構造でもアンカーブロックを回動
終点付近に仮固定することができる。この場合、爪12
は不要である。
【0016】また、蝶番8の種類や着け方によっては、
図2のように、アンカーブロック6の回転がほぼ180
°或いはそれ以下に制限されることがあるが、このとき
には、図のように爪12や係止片13を長くして係止さ
せればよい。このほか、爪12と係止片13は共に剛性
のあるものが好ましい。紐で吊るしたフック等でも係り
止めを行えるが、これは車両走行中に振れて思わぬとこ
ろに絡んだりするので好ましくない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、キャ
リパ又はキャリパと地の側のアンカーブロックの両者に
係止具を設け、その係止具でヒンジ点を支点にして開か
せたアンカーブロックを自重による垂下点よりも大きく
開いた位置に仮固定するようにしたので、ブレーキ下方
の作業スペースが広がり、パッド交換がし易くなると云
う利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a):実施例のブレーキの要部を示す側面図 (b):同上の蝶番取付け部の拡大図
【図2】他の実施例の要部の側面図
【図3】(a):改善対象の従来ブレーキの側面図 (b):同上のブレーキの平面図
【符号の説明】
1 キャリパ 2 ピストン 3 摩擦パッド 4 シリンダ 5 トルク受けピン 6 アンカーブロック 7 ボルト 8 蝶番 9 凹部 10 アンカープレート 11 ピン 12 爪 13 係止片 D ディスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が天の側、他方が地の側におかれる
    キャリパのディスク接線方向両端部にアンカーブロック
    をボルトで締結して設け、このアンカーブロックに設け
    たトルク受け部材をパッド裏板に上下方向離脱可能に凹
    凸嵌合させて摩擦パッドをディスク軸方向スライド可能
    に支持し、さらに、地の側のアンカーブロックのディス
    ク軸直角方向の一端を、キャリパに対しディスク軸方向
    の支軸を中心にして他端側が回動可能な状態にヒンジ結
    合してある鉄道車両用ディスクブレーキにおいて、前記
    アンカーブロックを自重による垂下点を通り越して回動
    した位置に係り止めしてキャリパに仮固定する係止具を
    設けたことを特徴とする鉄道車両用ディスクブレーキ。
JP13685895A 1995-06-02 1995-06-02 鉄道車両用ディスクブレーキ Pending JPH08326795A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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