JPH033732Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH033732Y2
JPH033732Y2 JP8216483U JP8216483U JPH033732Y2 JP H033732 Y2 JPH033732 Y2 JP H033732Y2 JP 8216483 U JP8216483 U JP 8216483U JP 8216483 U JP8216483 U JP 8216483U JP H033732 Y2 JPH033732 Y2 JP H033732Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
square
square hole
spring
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8216483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59194461U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8216483U priority Critical patent/JPS59194461U/ja
Publication of JPS59194461U publication Critical patent/JPS59194461U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH033732Y2 publication Critical patent/JPH033732Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転によりラツチボルトを没入でき
るハブを有すると共に、このハブの角孔に挿通さ
れる角軸には両端部にレバーもしくはノブ等のハ
ンドルを取着せしめるように構成したドア錠にお
いて、上記ハブと角軸間にがたつきが生ずる事に
より、上記ハンドルの回転角度が必要以上に大き
くなつて操作がしにくくなつたり、あるいは予め
水平に取着すべく設計及びデザインされているこ
の種のレバーが、上記がたつきにより数度傾いて
取着される事で外観が大変見苦しくなつてしまう
等の不利が生じないように、これらハブと角軸間
にバネ片を介在し両者が一体回転するように構成
すると共に、当該バネ片の両端は、ハブの両側面
に固定される一対の側板によつて上記角孔の内面
にたわみを有して圧着されるように構成する事に
より、従来における硬質のバネ材に特殊な折曲加
工をする事の加工上の不利、及び当該折曲部から
バネ材が折損し不測の故障が生ずる等の、各種の
不利や欠点をすべて改善せしめるようにした、上
記ドア錠におけるハブと角軸間のがたつき防止装
置に関するものである。
従来におけるこの種のがたつき防止装置は、例
えば線状又は帯状のバネ材を直角又はそれ以上の
角度に数ケ所折曲加工し、特殊な形状に形成した
バネ片をハブの有する角孔の内面、もしくは角軸
の外表面等に嵌着する事により、該ハブと角軸と
を弾圧し両者間のがたつきを防止する種のもので
あつた。
ところが、このように大きな折曲部を数ケ所に
形成した従来のバネ片では要求通りの寸法精度に
加工しにくい上に、これらの折曲部には内部応力
が集中し大変脆くなつてしまうので、これらのバ
ネ片は成形後に調質熱処理を行なうか、又は生材
を成形した場合においては事後に焼入れする等、
いずれにしても何らかの熱処理が必要となり、加
工に多くの手数を要する不利が生ずると共に、こ
の際もし上記熱処理が適切でなかつたりすると、
バネの弾発力が不足し充分ながたつき防止効果が
得られなかつたり、あるいは逆に過度に硬くなつ
たりすると、上記折曲部が折損し製品の歩止まり
を悪くする上に、製品の信頼性を著しく損なうと
いう多大な不利が生ずるものであつた。
本考案は、従来品の有する如上の欠点を改善す
る為、ハブと角軸間に介在させるバネ片には、予
め焼入れされた帯鋼を切断して用い、これをハブ
の両側部における角孔周縁に対設した軸方向の傾
斜凹欠部の双方に相係るように該角孔内に挿通し
て載架せしめ、更にこのバネ片の両端部は該ハブ
の両側面に固設される一対の側板に設けられた切
欠部の端縁により圧着する事で該角孔の内面部に
湾曲状に上記バネ片を取着せしめた事により、こ
の角孔に挿通される角軸を絶えず弾圧してこれら
ハブと角軸間のがたつきを防止すると共に、この
バネ片には折曲加工部を不要ならしめた結果、そ
の生産性と歩止まりを向上させ、更に折曲部にお
ける折損のおそれ等も全く皆無ならしめ得た、上
記ドア錠における新規ながたつき防止装置を提供
しようとするものである。
次に本考案の一実施例を第1図乃至第4図の図
面に基いて説明する。
ドア錠は、錠機構Mを内装した錠ケース1、及
びこの錠ケース1を埋設したドアーの表裏面に相
対して固設する座板2,2′、及びこれらドアー、
錠ケース1、座板2,2′とをそれぞれ挿通して
設けられる角軸3、及び該角軸3の両端部に水平
状態に取着され、該角軸3と一体回転するように
上記座板2,2′上に枢着されるレバー4,4′と
をそれぞれ組立して構成されている。
上記錠ケース1に内装されるハブ6には、両側
に軸部6a,6′aが対設され、これらは該錠ケ
ース1に穿設された軸受孔1a,1′aにそれぞ
れ回動自在に嵌合されている。またこれら軸部6
a,6′aの中心部分には上記角軸3、及び、該
角軸3の相隣り合う二面に接して設けられるバネ
片7,7とがそれぞれ同時に挿通され得る角孔
6bを設けると共に、該軸部6a,6′aの各側
面には、側板8,8′を嵌着せしめる側面凹部6
c,6′cが各形設され、かつ上記角孔6bの有
する内周面のうち、相隣り合う二つの内周面と上
記側面凹部6c,6′cが設けられた、上記ハブ
6の両側面とが相交わる部分の角縁部には、それ
ぞれこの角孔6bの中央部に向つて傾斜する傾斜
凹欠部6d,6′d及び6d,6′dがそれぞ
れこの角孔6bの両側に相対向するように形成せ
しめてある。更にまた上記両側に対向する傾斜凹
欠部間、すなわち6d,6′d及び6d,6′
d間には、その双方に載架せしめる上記バネ片
7,7を、それぞれその端末部7a,7′a及
び7a,7′aが外にはみ出るようにしてこ
の角孔6b内に挿通させて配設せしめてあり、更
に上記各側板8,8′には、その中央部に上記角
軸3の挿通孔8a,8′aを、またその外周部の
所定位置には上記バネ片7,7の各端末部7
a,7′a及び7a,7′aを各露出せしめる
切欠部8b,8b′を及び8b′,8′bを各形設せ
しめると共に、上記各切欠部における各端縁8
c,8c′及び8′c,8′c′は、該側板8,8′が
上記ハブ6の各側面凹部6c,6′cに嵌着され
る事により、上記各端末部7a,7′a及び7
a,7′aを上記各傾斜凹欠部6d,6′d,6
d,6′dの各端縁等に圧着せしめるるよう
に構成せしめてある。
上記ハブ6は、上述の構成の他、その外周部の
所定位置に係合面6eを有する起立片6fを突設
せしめると共に、その一部の外周部には巻バネ5
を巻装せしめ、上記角軸3の両端部に水平状態に
取着されている上記レバー4,4′がその自重に
より垂れ下がる方向に回転しようとするのを阻止
する向きの弾発力を該ハブ6に作用するようにし
てあり、かつ上記錠ケース1には回り止めピン9
を立設し、上記巻バネ5の弾発力によつて上記レ
バー4,4′が所定の角度以上に回動しないよう
上記起立片6fにおける係合面6eの反対側面と
当接せしめてある。
一方、錠ケース1の側面に出没自在に設けられ
るラツチボルト10の後方には、後端部にツバ部
11aを有する連結杆11を一体に連設せしめ、
かつこのツバ部11aの前面には、該連結杆11
を水平方向に移動案内する案内板12を介して上
記ハブ6の有する起立片6fの係合面6eと係合
せしめると共に、該ツバ部の後面にはコイルバネ
13を配設し、上記レバー4,4′が水平状態に
ある時、上記ラツチボルト10が上記側面より外
に突出されるようにその弾発力を作用せしめてあ
る。
なお、上記におけるバネ片7,7には予め焼
入れされた帯鋼が用いられたが、第2図に示され
たこれらのバネ片7,7の湾曲は、コイルされ
た素材を用いた事によるものであり、図示のよう
な湾曲形状にこれらのバネ片を予め形成しておく
という事は本考案においては必ずしも必要不可欠
のものではない。また上記において、側板8,
8′はハブ6の側面凹部6c,6′cに各嵌着によ
り固設せしめたが、これを上記によらず単に螺
着・鋲着、又はカシメ止めにより固定してもよ
い。
本考案は以上のように構成されているが、次に
第1図乃至第4図の実施例につきその作用を説明
すると、まず角孔6bの内周面において両側に対
向する傾斜凹欠部6d,6′d間及び6d,
6′d間の双方にそれぞれ載架せしめるバネ片
7,7は、それぞれの端末部7a,7′a及び
7a,7′aがこの角孔6bの外側にはみ出
されているので、これらを側板8,8′の有する
切欠部8b,8b′及び8′b,8′b′から外に露出
させるようにしながら、この側板8,8′を上記
側面凹部6c,6′cに嵌合させ、外方から内方
に向つてそれぞれ圧入してゆくと上記バネ片7,
7の各端末部は上記各切欠部の有する各端縁8
c,8c′及び8′c,8′c′と圧接されているの
で、その摩擦力によりこれらのバネ片は次第にそ
れぞれの中央側へ押圧される。従つて、これらの
側板8,8′が上記側面凹部におけるハブ6の両
側面に当接されてその嵌着が終了した時には、こ
れらのバネ片7,7は角孔の中心側に凸とな
る、ゆるやかな湾曲状のたわみを生じたままそれ
らの各端末部がハブの傾斜凹欠部に圧着されるの
で、その中央部のたわみ部分には強い弾発力が生
ずるのである。
本考案においては上述の如く、角孔の内周面に
強い弾発力が生ずるようにしたハブ6を、その錠
機構Mの一部分として上記錠ケース1に内装する
と共に、これをドアーの所定位置に埋設して組立
てする。従つて、このハブの角孔6b内に角軸3
を挿通せしめると、この角孔の相隣り合う内周面
に湾曲状のたわみを有して取着されている上記バ
ネ片7,7は、この挿通された角軸3をそれぞ
れの対面部に強く弾圧せしめる為、これら角軸と
角孔間には両者が自由に移動できる空隙部は全く
無くなり、よつて両者間のがたつきは防止され
る。この為上記の状態にある角軸に例えばノブを
取着せしめてこれを回転した場合には、その回転
は直ちにハブに伝達され、不要な回転(空転)が
全く無くなるので、ドアー開閉時のハンドル操作
はとても楽になる。またこの角軸にレバー4,
4′を水平状態に取着せしめた場合にも、そのレ
バーの自重により角孔内の角軸ががたつき分だけ
角孔内で傾こうとしても、勿論上記バネ片にはこ
れに抗するに充分な弾発力が付与されているので
微動さえせず、その上ハブ自体にも上記レバーの
自重による回転を阻止する為の巻バネ5が設けら
れてあるので、よつて本考案によれば、予め水平
状態に取着されるように設計及びデザインされて
いるにもかかわらずこれらのレバーが垂れ下つた
状態に数度傾いて取着され、ドアーの外観を大変
見苦しくするという、従来における不利が全く無
くなる。
本考案においては上記の他、主要とするバネ片
には一切の折曲加工を必要としないので、従来の
ように数ケ所に折曲部を有する事により必要な精
度が出せず歩止まりを悪くしたり、その上その折
曲加工後の熱処理に多くの手数を要したり、更に
その熱処理の結果弾発力が不充分となつてしまつ
たり、逆に硬くなり過ぎこれらの折曲部が折損し
たりする事で二重に歩止まりを悪くすると共に、
故障の発生により製品に対する信頼性を著しく損
なうという、従来における多くの欠点をすべて解
消する事のできたものであり、実用上極めて有益
な考案となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、その錠機構
を表わした正面図。第2図は同じく本考案の一実
施例の要部を表わした分解斜視図。第3図は第1
図におけるA−A′線の拡大断面図。第4図は第
3図におけるB部の拡大図。図中Mは錠機構、1
は錠ケース、2,2′は座板、3は角軸、4,
4′はレバー、5は巻バネ、6はハブ、6bは角
孔、6d,6′d,6d,6′dは傾斜凹欠
部、7,7はバネ片、8,8′は側板、8b,
8b′,8′b,8′b′は切欠部、10はラツチボル
トである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転によりラツチボルトを没入させるようにし
    たハブの角孔に角軸を挿通し、この角軸の両端部
    にはレバーもしくはノブ等のハンドルをそれぞれ
    取着せしめるように構成したドア錠において、上
    記ハブの有する角孔の内周面のうち少なくともそ
    の相隣り合う任意の二面がこのハブの両側面と交
    わる部分の各角縁部には、それぞれこの角孔の中
    央に向つて傾斜する傾斜凹欠部をこの角孔の両側
    に対向して形成せしめると共に、これら対向する
    傾斜凹欠部にはその双方に載架されるバネ片をこ
    の角孔に挿通させて配設せしめ、かつ上記ハブの
    両側面部には上記角軸の挿通孔を穿設した側板を
    それぞれ固設せしめ、更にこれらの側板の各外周
    部には、上記バネ片の各端末部を露出せしめる切
    欠部を形成せしめると共に、これら切欠部の有す
    る各端縁はそれぞれ上記バネ片の各端末部を、上
    記傾斜凹欠部に対し圧着せしめるように構成した
    事を特徴とする、ドア錠におけるハブと角軸間の
    がたつき防止装置。
JP8216483U 1983-05-31 1983-05-31 ドア錠におけるハブと角軸間のがたつき防止装置 Granted JPS59194461U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8216483U JPS59194461U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ドア錠におけるハブと角軸間のがたつき防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8216483U JPS59194461U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ドア錠におけるハブと角軸間のがたつき防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59194461U JPS59194461U (ja) 1984-12-24
JPH033732Y2 true JPH033732Y2 (ja) 1991-01-30

Family

ID=30212116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8216483U Granted JPS59194461U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ドア錠におけるハブと角軸間のがたつき防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59194461U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0629386Y2 (ja) * 1986-07-15 1994-08-10 株式会社川口技研 ドア錠
JP5133825B2 (ja) * 2008-09-10 2013-01-30 美和ロック株式会社 錠装置の消音機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59194461U (ja) 1984-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI381086B (zh) 回復彈簧總成
TWI292452B (en) Lever handle return spring assembly
JPH0618571U (ja) 扉用取手装置
JPH033732Y2 (ja)
JPH0626247A (ja) 取っ手及び取っ手装着装置
JPH0122874Y2 (ja)
JPH0425181Y2 (ja)
JPS6339448Y2 (ja)
JP3135217B2 (ja) ドアロック装置
JP3928919B2 (ja) キーシリンダ
JPH0715986Y2 (ja) 樹脂製バネ蝶番および樹脂製バネ蝶番を用いたケース
JP3020664U (ja) 扉施錠装置
JP2604694Y2 (ja) 扉用錠装置
JPS5834636B2 (ja) 窓框のコ−ナ金具
JPH027151Y2 (ja)
JP4195736B2 (ja) スライド錠
JPH0239003Y2 (ja)
JP3076864B2 (ja) ドアガード
JPH0893297A (ja) 打掛金物の受金具
JPH1181753A (ja) 扉 錠
JPH0341570Y2 (ja)
JPH0623662Y2 (ja) 簡易錠
JPH1037985A (ja) 両方向クラッチ
JPH0316374Y2 (ja)
JP3423950B2 (ja) 錠における錠片作動用角軸の結合装置