JP3423950B2 - 錠における錠片作動用角軸の結合装置 - Google Patents
錠における錠片作動用角軸の結合装置Info
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Description
用角軸の結合装置に関する。 【0002】 【従来の技術】角軸の両端にそれぞれ操作部材(ハンド
ル又はノブ)を軸孔をもって取り付け、角軸の中間部に
錠片作動用の回転作用片を角孔をもって挿通させてなる
錠においては、従来、一方の操作部材と角軸との間は単
に止めねじで固定され、また、カムその他の回転作用片
には単に角軸を差し込んだだけのものが極く一般的であ
ったため、一方の操作部材並びに回転作用片と角軸との
間にがたつきを生じることがあった。 【0003】この出願の発明者によって以前に提案さ
れ、実公昭58−32516号で開示された角軸の固定
装置においては、一方の操作部材並びに回転作用片と角
軸との間に可撓性を有する板状片を介在させて、その板
状片の薄肉中間部を止めねじで押圧し、角軸の溝から板
状片の一部をなす2つの固定爪を突出させることによ
り、一応は上記した角軸のがたつきを防止している。 【0004】しかしながら、同装置によれば、止めねじ
による板状片の撓みに対応した比較的弱い力で各固定爪
が一方の操作部材の軸孔内面又は回転作用片の角孔内面
に角軸の中心軸線の回りの1個所の角度位置で当接して
いるため、その固定力は必ずしも大きくない。したがっ
て、この装置においても、長期の使用においては、なお
がたつきを生ずる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この発明の錠における
錠片作動用角軸の結合装置は、構造が簡単であるにかか
わらず、大きな角軸の固定力が得られ、長期に亘りがた
つきを生じないようにすることを目的として開発された
ものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、角軸の両端にそれぞれ操作部材を軸孔
をもって取り付け、角軸の中間部に錠片作動用の回転作
用片を角孔をもって挿通させて成る錠において、角軸の
1つの稜部を挟み隣り合う2つの面に接合するようにし
てそれぞれ細長い係止板を設け、各係止板の長さを少な
くとも一方の操作部材の軸孔内面及び回転作用片の角孔
内面を跨ぐことができるように設定すると共に、相互に
突き当たる各係止板の一方の長辺部と対向する他方の長
辺部に、一方の操作部材の軸孔内面と係合する第1突部
及び回転作用片の角孔内面と係合する第2突部をそれぞ
れ形成し、一方、角軸の長さ方向において第1及び第2
突部の間における一方の操作部材に、一対の係止板の接
合部に向けて止めねじをねじ込み、他方、止めねじの先
端が向う角軸の稜部に凹部を設けて止めねじのねじ込み
時角係止板が幅方向において弾性変形できるようにした
ことを特徴とする。 【0007】 【作用】図1及び図2に示すように、角軸の長さ方向の
1つの稜部を挟み隣り合う2つの面に、横断面が山形状
をなすようにして対をなす細長い係止板を配したら、2
つの係止板が直角に対向する部分に向け一方の操作部材
に止めねじをねじ込む。 【0008】各係止板の一方の長辺部は前記の止めねじ
の先端で押され、その止めねじの先端は角軸の稜部に設
けた凹部の深さ方向に逃がされるので、各係止板の他の
長辺部に設けた第1突部及び第2突部は、係止板の幅方
向にわずかに変位すると共に、一方の操作部材の軸孔内
面及び回転作用片の角孔内面とそれぞれ係合し、一方の
操作部材並びに回転作用片と角軸との間は回転方向及び
軸線方向にがたつきが生じない状態で確実に結合され
る。 【0009】殊に、横断面が山形状に配される対をなす
2枚の係止板は、裾部の2個所の第1突部で操作部材に
係合し、また、同様に裾部の2個所の第2突部で回転作
用片に係合しているので、連結状態が極めて安定してい
る。 【0010】 【実施例】以下図面に示す実施例に基いてこの発明を説
明する。この発明の各部材は、通常、ステンレススチー
ル、鋼鉄、真ちゅう、アルミニウム等の金属材料で作る
のが普通であるが、強靭な合成樹脂材料で作ることもで
きる。 【0011】図1〜図4で示す第1実施例において、符
号1は角柱状をなす錠片作動用の角軸、2、3は角軸1
の両端にそれぞれ軸孔21、31をもって取り付けた操
作部材、すなわち、ハンドル又はノブ、4は角軸1の中
間部に角孔41をもって挿通させた錠片作動用のカムそ
の他の回転作用片、5は図示しない扉又は引戸に固定さ
れた錠箱をそれぞれ示す。 【0012】この発明の結合装置は、角軸1の一端側に
横断面4辺形の軸孔21をもって取り付ける一方の操作
部材2側の結合構成を主要部とする。従って、角軸1の
他端側と他方の操作部材3との結合手段としては、小ね
じ32や鋲など従来公知の任意の結合手段を用いること
ができる。通常、他方の操作部材3は角軸1に対し一方
の操作部材2を固定する前に強固に取り付けられる。 【0013】この発明においては、角軸1の長さ方向の
1つの稜部を挟み、かつ隣り合う2つの面11、12に
それぞれ細長い係止板6を接合させるようにして沿わせ
る。 【0014】各係止板6は、第1実施例のように角軸1
の全長に亘って設けてもよいし、角軸1の長さ方向に対
し部分的に設けてもよい。但し、各係止板6は角軸1の
表面と一方の操作部材2の軸孔21内面並びに回転作用
片4の角孔41内面との間に装着されるものであって、
所要の長さを要する。 【0015】2枚で対をなす係止板6、6は第1実施例
(図1〜図4)及び第3実施例(図6)のように、互い
に一体に形成してもよいし、第2実施例(図5)のよう
に各別に形成してもよい。 【0016】一対の係止板6.6が一体型のものは(図
3及び図6参照)、1枚の板材を直角に折り曲げて作っ
てあり、長さ方向の両端部分で一体に結合された形をな
す。 【0017】一方の操作部材2が角軸1に嵌め込まれる
前においては、一対の係止板6、6は、角軸1と他方の
操作部材3との間で挟持され、及び/又は小ねじ32等
で固定されることにより、角軸1に固定的に取り付けて
置くことが望ましい。 【0018】また、一方の操作部材2には、対をなす係
止板6、6が直角に対向する部分に向け、予め形成した
雌ねじ部23においてドライバ等の工具で止めねじ22
をねじ込む。 【0019】前記止めねじ22の先端が向かう角軸1の
稜部には適当深さの凹部13が形成してある。角軸1の
操作部材2に対する嵌め込み深さは、角軸1の凹部13
の長さの範囲で調整し得る。 【0020】更に、止めねじ22の先端が当接する各係
止板6の一方の長辺部と対向する他方の長辺部には、一
方の操作部材2の軸孔21内面と係合する第1突部61
及び回転作用片4の角孔41内面と係合する第2突部6
2を設ける。 【0021】第1〜第3実施例における各係止板6の第
1及び第2突部61、62は他の長辺部に任意数(図で
は2つ)の切欠き63をを設けることによって形成して
ある。 【0022】図6の第3実施例において、符号64は一
体に形成された対をなす係止板6、6の長さ方向の両端
部において一体に折り曲げて形成した止め片を示す。こ
の止め片64は、係止板6、6が角軸1に装着された
際、その端面に当接し、角軸1に対する係止板の6、6
の長さ方向の変位を阻止する為のものである。 【0023】 【発明の効果】以上に説明したこの発明の錠における錠
片作動用角軸の結合装置によれば、1つの止めねじを一
方の操作部材にねじ込むだけで、角軸の隣り合う2面に
沿って装着された一対の係止板がわずかに変位し、角軸
の中心軸線の回りにほぼ180度の角度位置を隔てた2
個所で、第1突部が一方の操作部材の軸孔内面に、ま
た、第2突部が回転作用片の角孔内面に、それぞれ係合
するので、構造が簡単であるに関わらず、大きな角軸の
固定力が得られ、長期に亘り角軸のがたつきを防止でき
る効果を奏する。
置の第1実施例を示す部分縦断平面図。 【図2】図1のII−II線による拡大横断面図。 【図3】図1の装置から取り外した対をなす係止板の正
面図。 【図4】図1の装置から取り外した角軸の正面図。 【図5】この発明の第2実施例における一対の係止板の
一方を示す平面図。 【図6】この発明の第3実施例における対をなす係止板
の正面図。 【符号の説明】 1 角軸 11 面 12 面 13 凹部 2 一方の操作部材 21 軸孔 22 止めねじ 3 他方の操作部材 4 回転作用片 41 角孔 6 係止板 61 第1突部 62 第2突部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 角軸の両端にそれぞれ操作部材を軸孔を
もって取り付け、角軸の中間部に錠片作動用の回転作用
片を角孔をもって挿通させて成る錠において、角軸の1
つの稜部を挟み隣り合う2つの面に接合するようにして
それぞれ細長い係止板を設け、各係止板の長さを少なく
とも一方の操作部材の軸孔内面及び回転作用片の角孔内
面を跨ぐことができるように設定すると共に、相互に突
き当たる各係止板の一方の長辺部と対向する他方の長辺
部に、一方の操作部材の軸孔内面と係合する第1突部及
び回転作用片の角孔内面と係合する第2突部をそれぞれ
形成し、一方、角軸の長さ方向において第1及び第2突
部の間における一方の操作部材に、一対の係止板の接合
部に向けて止めねじをねじ込み、他方、止めねじの先端
が向う角軸の稜部に凹部を設けて止めねじのねじ込み時
角係止板が幅方向において弾性変形できるようにしたこ
とを特徴とする錠における錠片作動用角軸の結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02729394A JP3423950B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 錠における錠片作動用角軸の結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02729394A JP3423950B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 錠における錠片作動用角軸の結合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217267A JPH07217267A (ja) | 1995-08-15 |
JP3423950B2 true JP3423950B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=12217047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02729394A Expired - Fee Related JP3423950B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 錠における錠片作動用角軸の結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3423950B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5075700B2 (ja) * | 2008-03-24 | 2012-11-21 | アイシン機工株式会社 | 回転ハンドル連結構造 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP02729394A patent/JP3423950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07217267A (ja) | 1995-08-15 |
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