JPH0714577Y2 - レバーハンドル錠 - Google Patents

レバーハンドル錠

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JPH0714577Y2
JPH0714577Y2 JP1991050899U JP5089991U JPH0714577Y2 JP H0714577 Y2 JPH0714577 Y2 JP H0714577Y2 JP 1991050899 U JP1991050899 U JP 1991050899U JP 5089991 U JP5089991 U JP 5089991U JP H0714577 Y2 JPH0714577 Y2 JP H0714577Y2
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JP
Japan
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lever handle
members
hole
handle
hub
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JP1991050899U
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English (en)
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JPH0517046U (ja
Inventor
健吾 伊永
Original Assignee
株式会社西製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、レバーハンドルのハ
ンドル軸をラッチハブのハブ穴とレバーハンドルのハン
ドル軸取付穴に嵌挿して、上記ハンドル軸の端部にレバ
ーハンドルを固定するレバーハンドル錠、更に詳しく
は、ハンドル軸とラッチ及びレバーハンドルの結合構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレバーハンドル錠は、実
公昭62−24687号公報に示されるように、第1部
材と第2部材とでハンドル軸を構成し、この両部材の対
面部に形成した間隙にレバーハンドル部分にねじ込んで
あるねじなどの楔体を押し込みながら、前記両部材をラ
ッチハブのハブ穴内壁面とレバーハンドルのハンドル取
付穴内壁面とに拡開押圧して圧着固定している。また、
実開昭57−68058号公報に示されるように、第1
部材と第2部材とで角軸を構成し、レバーハンドルの外
部よりねじ込んだネジの先端を介し第1部材と第2部材
の各端部の少なくとも一方の部材の端部をレバーハンド
ルの穴内壁面に拡開押圧して、角軸をレバーハンドルの
穴とラッチハブの角穴とに圧着固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ような圧着固定方法によると、第1部材と第2部材との
両端部のみを拡開するので、ハブ穴を貫通している中央
部分の拡開が十分に得られず上記ハブ穴内壁に対する両
部材の圧着力が極めて弱い。
【0004】このため、ハブ穴と角軸との嵌合部分にが
たつきが発生し、レバーハンドルの初期回動がスムース
にラッチハブに伝わらない問題があった。また、両部材
間に押し込むネジの先端が摩耗するので、強力な拡開力
を得ることができない問題があった。
【0005】さらに、ビスが少しでも緩むと角軸からレ
バーハンドルが抜け落ちる問題もあった。そこで、この
考案の課題は、レバーハンドルのハンドル取付穴内壁面
はもとよりラッチハブのハブ穴内壁面に、角軸を構成す
る第1部材と第2部材を圧着固定することができるよう
にし、またねじが少し緩んでも、レバーハンドルが抜け
落ちることのないようにしたレバーハンドル錠を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の考案は、レバーハンドルのハンドル軸
をラッチハブのハブ穴とレバーハンドルのハンドル軸取
付穴とに嵌挿して、上記ハンドル軸の端部に上記レバー
ハンドルを固定したレバーハンドル錠において、上記ハ
ンドル軸は、軸横断面四角形の第1部材と第2部材とか
ら成り、前記両部材の対向面で互いに相反する片側縁の
全長に角落ち部ともう片側縁の全長にV字状の突条とを
設け、第1部材と第2部材を角落ち部と突条とをすべり
移動するよう接触させて上記両部材の対向面間に間隙を
設け、前記第1部材と第2部材の片方に上記レバーハン
ドル外部からねじ込むネジの押圧力を作用させて、すべ
り移動する上記両部材をハブ穴と取付穴との内壁に圧着
固定するようにした構成を採用したものである。
【0007】同第2の考案は、レバーハンドルのハンド
ル軸をラッチハブのハブ穴とレバーハンドルのハンドル
軸取付穴とに嵌挿して、上記ハンドル軸の端部に上記レ
バーハンドルを固定したレバーハンドル錠において、上
記ハンドル軸は、軸横断面四角形の第1部材と第2部材
とから成り、前記両部材の対向面で互いに相反する片側
縁の全長に角落ち部ともう片側縁の全長にV字状の突条
とを設け、第1部材と第2部材を角落ち部と突条とをす
べり移動するよう接触させて上記両部材の対向面間に間
隙を設け、前記レバーハンドルの外部から上記片方の部
材に挿通したネジをもう片方の部材のネジ孔にねじ込
み、第1部材と第2部材を圧接させることにより、すべ
り移動する前記両部材を上記ハブ穴と取付穴との内壁面
に圧着固定するようにした構成を採用したものである。
【0008】
【作用】第1の考案 ラッチハブのハブ穴に、両側の角落ち部と突条とを重ね
合わせた第1部材と第2部材を貫通させ、また、両部材
の端部外側にレバーハンドルの取付穴を嵌挿する。
【0009】次いで、レバーハンドル外部からネジをね
じ込みながら、上記ネジの先端を介し一方の部材を重な
り合う方向に押圧すると、重なり合う角落ち部と突条と
を案内面として両部材が互いに相反する方向にすべり移
動し、その結果、ハブ穴内壁面と取付穴内壁面とに両部
材が圧着固定される。
【0010】第2の考案ラッチハブのハブ穴に、両側の
角落ち部と突条とを重ね合わせた第1部材と第2部材を
貫通させ、また両部材の端部外側にレバーハンドルの取
付穴を嵌挿する。
【0011】次いで、レバーハンドルの外部から片方の
部材に挿通したネジをもう片方の部材のネジ孔にねじ込
みながら、ネジ孔を有する部材を引き寄せると、重なり
合う角落ち部と突条とを案内面として両部材が互いに相
反する方向にすべり移動し、その結果、ハブ孔内壁面と
取付穴内壁面とに両部材が圧着固定される。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0013】図1乃至図4に示す第1の実施例におい
て、1は錠ケース、2はフロント板、3は室内側レバー
ハンドル、4は室外側レバーハンドルであって、この両
ハンドル3、4の基端側には、ハンドル軸5の両端側を
挿入する取付穴6が設けられている。7はラッチボルト
であって、このラッチボルト7は錠ケース1内のラッチ
ボルト軸8と連結すると共に、バネ9の弾発力によって
前記ラッチボルト7を常時突出方向に付勢している。1
0は前記ラッチボルト軸8の下方に位置させて錠ケース
1内に回転自在に組み込んだラッチハブで、このラッチ
ハブ10の外周一部から突出する二叉片11をラッチボ
ルト軸8に係合させると共に、ラッチハブ10のハブ穴
12に貫通させたハンドル軸5の回転操作を介し上記ラ
ッチハブ10を回動させ、この回動運動をラッチボルト
軸8の往復直線運動に変えてラッチボルト7を出没させ
る。
【0014】なお、上記両レバーハンドル3、4の取付
穴6及びハブ穴12は、同一径としてある。
【0015】上記ハンドル軸5は、軸横断面四角形の第
1部材14と第2部材15とで構成され、両部材14と
15には対向面で互いに相反する片側縁全長にテーパ面
の角落ち部31と、もう片側縁全長から突出するV字状
のテーパ面突条32とが設けられ、角落ち部31と突条
32を重ねると対向面間に間隙を形成するようになって
いる。
【0016】両レバーハンドル3、4の基部に設けてあ
るネジ孔16にねじ込まれているネジ17をねじ込みな
がら、上記ネジ17の先端を介し第1の部材15を重な
り方向に押圧すると、図4に矢印で示すように、重なり
合った角落ち部31と突条32を案内面として、両部材
14、15の全長が互いに相反する方向にすべり移動
(すべり移動にともない両部材14、15の対向間の間
隙は、徐々に減少する)し、ハブ穴12の内壁面と取付
穴6の内壁面とに上記両部材14、15が圧着固定され
る。即ちハンドル軸5に対し両レバーハンドル3、4及
びラッチハブ10をがたつきがないよう圧着固定する。
【0017】次に、図5に示す第2の実施例は、レバー
ハンドル3、4の基部にネジ22を挿通する第1の透孔
21を設けると共に、第2部材15の端部にネジ22を
貫通させる第2の透孔23を設け、第1部材14にネジ
22をねじ込む、ネジ孔24を設けた構造になってい
る。
【0018】なお、第1の透孔21の外端部は、ネジ2
2の頭部が嵌り込むように面取り加工が施してある。
【0019】上記のように構成すると、一致する第1の
透孔21から第2の透孔23にネジ22を挿通してネジ
孔24に上記ネジ22をねじ込み、そして第2の透孔2
3を有する第2部材15に他方の第1部材14を引き寄
せると、図5に矢印で示すように、重なり合った角落ち
部31と突条32を案内面として両部材14、15の全
長が互に相反する方向にすべり移動(すべり移動にとも
ない両部材14、15の対向間の間隙は、徐々に減少す
る)し、ハブ穴12の内壁面と取付穴6の内壁面とに両
部材14、15が圧着固定される。
【0020】
【効果】以上のように、この考案によると、ハンドル軸
を第1部材と第2部材の組合せによって形成し、ハンド
ルにねじ込むネジの押圧力や引き寄せ力を一方の部材に
作用させて両部材の全長を互に相反する方向にすべり移
動させ、ハブ穴及び取付穴内壁面に上記両部材を圧着固
定するようにしたので、ハンドル軸に対し両レバーハン
ドルは勿論、ラッチハブをがたつきがないよう取りつけ
ることができ、しかも、第1部材と第2部材は、両部材
の対向面両側縁に重ね合わす角落ち部と突条とを設けて
あるので、両部材に引き寄せ固着方式の透孔やネジ孔を
加工する場合、フラットな面から加工することができ、
このため、穿孔加工の軸芯の曲がりがなく、加工性がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るレバーハンドル錠の第1の実施
例を示す縦断正面図
【図2】同横断平面図
【図3】ハンドル軸の斜視図
【図4】同上のハンドル軸の押圧式圧着固定を示す縦断
拡大正面図
【図5】第2実施例であるハンドル軸の押圧式圧着固定
を示す縦断拡大正面図
【符号の説明】
1 錠ケース 2 フロント板 3、4 レバーハンドル 5 ハンドル軸 6 取付穴 7 ラッチボルト 8 ラッチボルト軸 9 バネ 10 ラッチハブ 11 二叉片 12 ハブ穴 14 第1部材 15 第2部材 16 ネジ孔 17 ネジ 21 第1透孔 22 ネジ 23 第2透孔 24 ネジ孔 31 角落ち部 32 突条

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レバーハンドルのハンドル軸をラッチハ
    ブのハブとレバーハンドルのハンドル軸取付穴とに嵌
    挿して、上記ハンドル軸の端部に上記レバーハンドルを
    固定したレバーハンドル錠において、上記ハンドル軸
    は、軸横断面四角形の第1部材と第2部材とから成り、
    前記両部材の対向面で互いに相反する片側縁の全長に角
    落ち部ともう片側縁の全長にV字状の突条とを設け、第
    1部材と第2部材を角落ち部と突条とをすべり移動する
    よう接触させて上記両部材の対向面間に間隙を設け、
    記第1部材と第2部材の片方に上記レバーハンドル外部
    からねじ込むネジの押圧力を作用させて、すべり移動す
    る上記両部材をハブと取付との内壁に圧着固定する
    ようにしたことを特徴とするレバーハンドル錠。
  2. 【請求項2】 レバーハンドルのハンドル軸をラッチハ
    ブのハブ穴とレバーハンドルのハンドル軸取付穴とに嵌
    挿して、上記ハンドル軸の端部に上記レバーハンドルを
    固定したレバーハンドル錠において、上記ハンドル軸
    は、軸横断面四角形の第1部材と第2部材とから成り、
    前記両部材の対向面で互いに相反する片側縁の全長に角
    落ち部ともう片側縁の全長にV字状の突条とを設け、第
    1部材と第2部材を角落ち部と突条とをすべり移動する
    よう接触させて上記両部材の対向面間に間隙を設け、前
    記レバーハンドルの外部から上記片方の部材に挿通した
    ネジをもう片方の部材のネジ孔にねじ込み、第1部材と
    第2部材を圧接させることにより、すべり移動する前記
    両部材を上記ハブ穴と取付穴との内壁面に圧着固定する
    ようにしたことを特徴とするレバーハンドル錠。
JP1991050899U 1991-06-13 1991-07-02 レバーハンドル錠 Expired - Lifetime JPH0714577Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991050899U JPH0714577Y2 (ja) 1991-06-13 1991-07-02 レバーハンドル錠

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-44400 1991-06-13
JP4440091 1991-06-13
JP1991050899U JPH0714577Y2 (ja) 1991-06-13 1991-07-02 レバーハンドル錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0517046U JPH0517046U (ja) 1993-03-05
JPH0714577Y2 true JPH0714577Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=26384300

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JP1991050899U Expired - Lifetime JPH0714577Y2 (ja) 1991-06-13 1991-07-02 レバーハンドル錠

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60143851U (ja) * 1984-03-01 1985-09-24 昭和ロツク株式会社 角芯軸の取付け装置

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Publication number Publication date
JPH0517046U (ja) 1993-03-05

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