JPS642157Y2 - - Google Patents

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JPS642157Y2
JPS642157Y2 JP1985193400U JP19340085U JPS642157Y2 JP S642157 Y2 JPS642157 Y2 JP S642157Y2 JP 1985193400 U JP1985193400 U JP 1985193400U JP 19340085 U JP19340085 U JP 19340085U JP S642157 Y2 JPS642157 Y2 JP S642157Y2
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JP
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locking
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edge
locking edge
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JP1985193400U
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JPS62100497U (ja
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロツクウールやセラミツクフアイバ
等の断熱材を炉などに取り付ける断熱材取付金具
に関する。
〔従来の技術〕
断熱材の取付金具として、実公昭56−28395号
公報に記載のものが知られている。この断熱材取
付金具は、首部に連設された頭部に係止縁を形成
した帯状部材と、この帯状部材の係止縁(頭部)
の幅よりも大きい大径部と係止縁(頭部)の幅よ
りも小さくかつ首部の幅とほぼ等しい(実際には
わずかながら大きい)小径部とを有する四角形等
の係止穴が穿設された止め部材とから成り、帯状
部材の頭部を係止穴の大径部に貫挿してから、止
め部材を帯状部材に対して回動させて小径部の周
縁部を係止縁に係止させるとともに、最終的に首
部の外縁に小径部の内縁を触れさせて断熱材を固
定する構造となつている。
また、上記のほかに、外周面に環状溝を形成し
た断面円形のピンと、大小二つの孔を肩部を形成
して同軸状に上下に重ねた第1の孔と第2の孔と
を共通交線でダルマ状に接して形成したワツシヤ
とからなり、ピンを第2の孔からワツシヤに挿入
して第1の孔に移動させ、ピンの段部をワツシヤ
の上記肩部に係止することができるように構成し
たものも提案されている(特公昭58−4271号公
報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記従来の前者の断熱材取付金具
は、首部の外縁に係止穴の小径部の内縁を接触さ
せることによつて、止め部材の回止めをはかつて
はいるが、その効果は極めて小さく、作業員が体
の一部や衣服等を止め部材に触れさせたり、或い
は振動が止め部材に加えられたりすると、止め部
材が比較的簡単に回動して帯状部材から外れると
いう不満があり、特に天井部など下向面へ使用す
るには問題があつた。
理論的には、帯状部材の厚さを厚くして係止穴
の内縁との接触長さを大きくし、また帯状部材の
首部と止め部材の係止穴の加工精度を上げれば、
一応目的を達成することができるが、コストの点
で引き合わず、実際上、上記のような手段を講じ
ることはできない。
なお、止め部材が帯状部材に最良の状態で止め
られているか否かを簡単に確認する手段を持た
ず、また首部や係止穴にバリ等が生じていると、
これが災いして帯状部材に対する止め部材の正常
な止着を逆に阻害することが上記の欠点を一層大
きくしている。
また、後者のものは、ピンの断面形状を円形、
若しくはこれに近いものにする必要があるととも
に、ワツシヤの孔加工が繁雑で製造しにくい面が
あり、コストがかかり過ぎるという問題点があ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、幅の小さい首部と幅の大きい頭部と
を交互に連設し、頭部の後部を係止縁として断面
矩形状の帯状部材と、ほぼ四角形の板材の互いに
対向する2辺を同一方向に折り曲げて起立縁と
し、該起立縁の長さ方向に長いほぼ長形状の係止
穴を中央部に形成するとともに、その係止穴に対
して十字状にほぼ直交させて凹みを、また該凹み
の裏側にリブをそれぞれ形成した止め部材とを具
備し、上記止め部材の係止穴の大径部の幅は、帯
状部材の頭部の係止縁の幅よりも大きく、また、
係止穴の小径部の幅は、頭部の係止縁の幅よりも
小さく、かつ首部の幅よりも大きく設定するとと
もに、凹みの長さは係止縁の幅と等しいか若しく
はこれより大きく設定した構成とすることによつ
て、上記従来の問題点を解決するとともに、止め
部材の強度を高め、また帯状部材と止め部材の製
造、及び取付金具による断熱材の取付け作業を容
易にしたものである。
〔作用〕
帯状部材に断熱材を刺着してから、止め部材の
係止穴の大径部を帯状部材の頭部に一致させ、そ
の止め部材を断熱材に押し付けるようにして帯状
部材の頭部を係止穴の大径部に貫挿する。これが
済むと同時に、止め部材を帯状部材に対して回動
させて係止縁に向つて小径部を動かし、係止縁を
小径部の周縁部に設けられた凹みに嵌入させる。
この際、止め部材が帯状部材の長さ方向に、断熱
材の弾性によつて僅かながら動くので、凹みへの
係止縁の嵌入を確認することができる。
上記の状態においては、帯状部材の頭部の係止
縁が止め部材の凹みに入つているため、止め部材
に人や物が触れたり、振動が加わつた程度では、
止め部材が勝手に回動して帯状部材から外れるよ
うなことはない。
止め部材に形成された起立縁とリブは、断熱材
を圧縮する際における止め部材の変形を防止す
る。したがつて、止め部材を回動させて凹みに係
止縁を円滑かつ容易に嵌入させることができる。
〔実施例〕
図面は本考案の一実施例を示すもので、本考案
の断熱材取付金具は、帯状部材1と止め部材2と
から成る。帯状部材1は、幅W1の小さい首部1
aと幅W2の大きい頭部1bとを交互に連設し、
頭部1bの後部を係止縁1cとしたもので、通
常、耐熱鋼板等の金属板で製造される。また、止
め部材2は、耐熱鋼板等のほぼ四角形の金属板
の、互いに対向する2辺を同一方向に折り曲げて
起立縁2a,2aとし、起立縁2aの長さ方向に
長い長形状の係止穴2bを中央部に形成するとと
もに、その係止穴2bの小径部の起立縁2a側の
周縁部に凹み2c,2cを、また裏側にリブ2
d,2dをそれぞれ形成して製造されている。
上記において、止め部材2の係止穴2bの大径
部の幅D2は、帯状部材1の頭部1b(係止縁1
c)の幅W2よりも大きく、また、係止穴2bの
小径部の幅D1は、頭部1b(係止縁1c)の幅
W2より小さく、かつ首部1aの幅W1よりも大き
く設定されるとともに、凹み2c,2cの長さL
は係止縁1cの幅W2と等しいか若しくはこれよ
りも大きくされている。
次に上記のように構成された本考案の断熱材取
付金具の使用方法を説明する。
まず、断熱材3を従来同様に帯状部材1に刺着
し、起立縁2a,2aをつまんで止め部材2の係
止穴2bの大径部を、上記帯状部材1の頭部1b
の位置に合わせ、そのまま止め部材2を押し動か
して係止穴2bに帯状部材1の頭部1bを挿入す
る。止め部材2を適当に押圧して断熱材3を圧縮
し、一つの頭部1bが係止穴2bを貫通したら、
止め部材2を90度回動させ、係止縁1c,1cの
位置に凹み2c,2cを移動させて止め部材2の
押圧を弱め、係止縁1c,1cを凹み2c,2c
に嵌め入れて断熱材3の取付けを終了する。
断熱材3の上記取付状態においては、断熱材3
がその弾力により止め部材2を帯状部材1の係止
縁1cに押し付けて凹み2c,2cへの係止縁1
c,1cの嵌入を維持させ、また凹み2cの形成
によつて止め部材2の裏側に生じたリブ2dが断
熱材3に食い込んでいるため、止め部材2が小さ
い外力で勝手に回動して帯状部材1から外れるこ
とはない。また、起立縁2aとリブ2dとは縦と
横方向の強度を高めているため、止め部材2が折
れ曲がるようなこともない。このため、止め部材
を回動させて凹みに係止縁を円滑かつ容易に嵌入
させることができる。
なお、本考案においては、止め部材2の係止穴
2bは長形状に限られるものではなく、長円形な
ど他の形状であつてもよく、また起立縁2aは断
熱材側に折り曲げてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の断熱材取付金具
は、幅の小さい首部と幅の大きい頭部とを交互に
連設し、頭部の後部を係止縁とした断面矩形状の
帯状部材と、ほぼ四角形の板材の互いに対向する
2辺を同一方向に折り曲げて起立縁とし、該起立
縁の長さ方向に長いほぼ長形状の係止穴を中央部
に形成するとともに、その係止穴に対して十字状
にほぼ直交させて凹みを、また該凹みの裏側にリ
ブをそれぞれ形成した止め部材とからなり、上記
止め部材の係止穴の大径部の幅は、帯状部材の頭
部の係止縁の幅よりも大きく、また、係止穴の小
径部の幅は、頭部の係止縁の幅よりも小さく、か
つ首部の幅よりも大きく設定されるとともに、凹
みの長さは係止縁の幅と等しいか若しくはこれよ
り大きく設定された構成となつているので、止め
部材が小さい外力で回動して帯状部材から簡単に
外れるようなことがない。またプレス等によりリ
ブと凹みと起立縁を同時に形成することができ、
それらのリブと凹みと起立縁の形成によつて止め
部材の強度が高められるとともに、帯状部材の厚
さや両部材の加工精度が止め部材の回止めに全く
影響しないので、両部材を薄い金属板により通常
の精度で容易かつ安価に製造することができる。
さらにまた、凹みに係止縁が正しく嵌入したこと
を、係止縁の凹みへの嵌入時に生ずる微細な振動
や音によつて感知し、必要に応じて目で確認する
こともできるので、断熱材の取付作業を迅速かつ
的確になすことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は帯状部材の外観図、第2図は止め部材の外観
図、第3図は止め部材の正面図、第4図は断熱材
の取付状態を示す断面図である。 1……帯状部材、1a……首部、1b……頭
部、1c……係止縁、2……止め部材、2b……
係止穴、2c……凹み、3……断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幅W1の小さい首部1aと幅W2の大きい頭部1
    bとを交互に連設し、頭部1bの後部を係止縁1
    cとした断面矩形状の帯状部材1と、ほぼ四角形
    の板材の互いに対向する2辺を同一方向に折り曲
    げて起立縁2a,2aとし、該起立縁2aの長さ
    方向に長いほぼ長形状の係止穴2bを中央部に形
    成するとともに、その係止穴2bに対して十字状
    にほぼ直交させて凹み2c,2cを、また該凹み
    2c,2cの裏側にリブ2d,2dをそれぞれ形
    成した止め部材2とからなり、上記止め部材2の
    係止穴2bの大径部の幅D2は、帯状部材1の頭
    部1bの係止縁1cの幅W2よりも大きく、また、
    係止穴2bの小径部の幅D1は、頭部1bの係止
    縁1cの幅W2よりも小さく、かつ首部1aの幅
    W1よりも大きく設定されるとともに、凹み2c,
    2cの長さLは係止縁1cの幅W2と等しいか若
    しくはこれより大きく設定されたことを特徴とす
    る断熱材取付金具。
JP1985193400U 1985-12-16 1985-12-16 Expired JPS642157Y2 (ja)

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JP1985193400U JPS642157Y2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16

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JPS62100497U JPS62100497U (ja) 1987-06-26
JPS642157Y2 true JPS642157Y2 (ja) 1989-01-18

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR102238861B1 (ko) * 2017-05-11 2021-04-09 미츠비시 파워 가부시키가이샤 터빈 케이싱용 보온 장치, 터빈 케이싱용 보온 블록의 고정 기구, 및 터빈 케이싱용 보온 블록의 고정 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584271A (ja) * 1981-06-29 1983-01-11 Hitachi Maxell Ltd 酸化第二銀電池

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JPS584271A (ja) * 1981-06-29 1983-01-11 Hitachi Maxell Ltd 酸化第二銀電池

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