JPH0541146Y2 - - Google Patents

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JPH0541146Y2
JPH0541146Y2 JP1729089U JP1729089U JPH0541146Y2 JP H0541146 Y2 JPH0541146 Y2 JP H0541146Y2 JP 1729089 U JP1729089 U JP 1729089U JP 1729089 U JP1729089 U JP 1729089U JP H0541146 Y2 JPH0541146 Y2 JP H0541146Y2
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tile
piece
concrete
holding hardware
hardware
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はタイルパネル等の製造に際してタイル
と裏打ちコンクリートまたはモルタル(以下、コ
ンクリートと総称する。)との結合強度を高める
ために用いられるタイル保持用金物に関する。本
考案は、特に一辺が例えば300×300mm以上の大型
タイルの保持に用いるのに好適なタイル保持用金
物に関する。
[従来の技術] 従来のこの種のタイル保持用金物の一例を第7
図に示す。第7図において、タイル保持用金物1
は主板部2と、該主板部2の両側辺から折曲され
て形成された側板部3,4と、側板部3,4の先
端辺から外方に折曲されて形成された爪部5,6
とを備えている。符号7はタイルであり、多数の
アリ溝8を備えており、各アリ溝8の間が断面逆
台形形状の凸条9となつている。
タイル保持用金物1は、側板部3,4をすぼ
め、アリ溝8に挿入されるようにタイル7に当て
がわれ、次いでこのすぼめる力を解放することに
より爪部5,6が凸条9の側面10,11に押し
込まれる如くして係止される。
このようにしてタイル保持用金物1が裏面に取
付けられたタイル7の裏面には、第8図の如くコ
ンクリート12が打設される。タイル保持用金物
1を用いると、コンクリート12が硬化した後は
該金物1がアンカーとして機能し、タイル7とコ
ンクリート12との結合力が高められる。尚、第
8図において符号13は接着剤を示す。
尚、図示はしないが、石材等にあつては、石材
の裏面に穴を穿設し、この穴にアンカ部材を差し
込むことも行なわれている。
[考案が解決しようとする課題] 第7,8図に示したタイル保持用金物にあつて
は、コンクリート12を打設した際に、第8図の
矢印Aの如くコンクリート12の圧力が側板部
3,4をすぼめる方向に作用する。即ち、コンク
リート12がタイル保持用金物1の内部側のスペ
ース14内に入り込みにくいため、未硬化のコン
クリートの圧力は側板部3,4をすぼめる方向に
作用し易い。従つて、コンクリートを打設した際
に側板部3,4がすぼまり、タイル保持用金物1
がタイル7から脱落しやすい。
この様な金物1の脱落を防止するために、接着
剤13を用いているが、必ずしも十分な対策とは
なつていない。又、この様な接着剤を用いること
は、それだけタイル保持用金物1をタイル7に取
付ける作業が煩雑になる。
さらに、上述の通り、タイル保持用金物1の内
部側のスペース14内にコンクリートが回り込み
にくいので、コンクリート12とタイル7との全
体的な接触面積が小さくなり、それだけタイル7
とコンクリート12との結合強度が小さなものと
なつていた。
なお、石材等に用いられるアンカ部材にあつて
は、石材等の裏面に穴を穿設する必要があり、施
工が煩雑なものとなる。
[課題を解決するための手段] 本考案のタイル保持用金物は、タイル裏面の断
面逆台形形状の凸条に係止されるものである。こ
のタイル保持用金物は、次の第1、第2、第3片
部を備えている。第1片部は、該凸条の一側辺に
沿つて配置されるものであり、該第1片部のタイ
ル当接側には、凸条の一側面に係止される第1爪
部が設けられている。第2片部及び第3片部は、
該第1片部からそれぞれ凸条を斜交する方向に延
在されている。この第2片部及び第3片部の該延
在方向先端側のタイル当接側には、それぞれ凸条
の他側面に係止される第2爪部及び第3爪部が設
けられている。
更に、本考案のタイル保持用金物は、第1,2
及び第3片部の少なくとも1つの片部のタイル当
接側と反対側に、片部の板面と交叉方向に延在す
るフランジ部が設けられている。
[作用] かかる本考案のタイル保持用金物にあつては、
第2片部及び第3片部をつまむようにしてこれを
すぼめ、次いで第1爪部と第2爪部との間及び、
第2爪部と第3爪部との間でそれぞれタイル裏面
の凸条を挟むように、該タイル保持用金物をタイ
ル裏面に当てがう。次いで、第2片部及び第3片
部をつまんでいた力を解放する。そうすると、第
2片部及び第3片部が拡開し、各爪部が凸条の側
面をしつかりと挟み込む。
このようにして、タイル保持用金物がタイル裏
面に取付けられた後、タイル裏面にコンクリート
を打設する場合には、コンクリートの圧力が該タ
イル保持用金物の各辺部の両面に均等に加えられ
る。従つて、コンクリート圧力は第2片部及び第
3片部に、これらをすぼませようとする力として
は全く掛らず、タイル保持用金物がしつかりと凸
条を挟持したままとなる。尚、凸条は第1爪部と
第2爪部との間で挟持され、更に第2爪部と第3
爪部との間でも挟持される。従つて、この爪部に
よる凸条の挟持力も極めて高い。
このタイル保持用金物にはフランジ部が設けら
れている。このフランジ部は、第1〜第3片部の
板面と交叉方向に伸びているから、コンクリート
が硬化した後には、該タイル保持用金物がコンク
リートに強固に埋設、保持された状態となる。従
つて、該タイル保持用金物を介してタイルとコン
クリートとが強固に結合される。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係るタイル保持用金
物の斜視図、第2図は平面図、第3図、第4図及
び第5図はそれぞれ第2図の−線、−線
及び−線に沿う矢視図である。また、第6図
は使用状態を示す斜視図である。
本実施例に係るタイル保持用金物20は、第1
片部21、第2片部22及び第3片部23を備え
ている。第1〜第3片部21〜23は板長であ
り、第2片部及び第3片部23は第1片部21か
ら90°よりも大きな角度(本実施例では約135°の
角度)で開き出している。
第1片部21の下辺部分には第1爪部24が設
けられ、第2片部22及び第3片部23の延在方
向先端側の下辺部分には、それぞれ第2爪部25
及び第3爪部26が設けられている。第1爪部2
4は、第5図に示す如く、第2、第3片部22,
23側に若干折曲されている。
第2片部22及び第3片部23の上辺側には、
フランジ部27,28が設けられている。このフ
ランジ部27,28は第2片部22、第3片部2
3と直交方向に延在している。尚、本実施例で
は、第1片部21に開口29が穿設されている。
この様に構成されたタイル保持用金物20をタ
イル7に取付けるには、第2片部22と第3片部
23とをつまみ、これを接近させるようにすぼま
せる。そして、第1爪部24と第2爪部25との
間及び、第1爪部24と第3爪部26との間にタ
イル7の凸条9が入り込むようにタイル保持用金
物20をタイル7の裏面に当てがう。次いで、こ
の第2、第3片部22,23をすぼませていた力
を解放する。そうすると、第2、第3片部22,
23が拡開し、凸条9が爪部24,25,26の
間にしつかりと挟持される。
この様にタイル保持用金物20をタイル7の裏
面に取付けた後は、タイル7の裏面にコンクリー
トを打設する。打設されたコンクリートは、第
1、第2及び第3片部21,22,23で囲まれ
る内部側にも速やかに入り込むので、コンクリー
トの圧力は各片部21,22及び23の両板面に
均等に作用する。従つて、コンクリート圧力は第
2片部22及び第3片部23をすぼませることは
全くない。このため、タイル保持用金物20はタ
イル7に極めて堅固に係止された状態を維持す
る。尚、コンクリートとタイル7との接触面積も
大きい。また、フランジ部27,28が片部2
2,23と直交方向に折曲されているから、タイ
ル保持用金物20はコンクリートに極めて強固に
埋設、保持された状態となる。
この様にして、本考案のタイル保持用金物を用
いると、タイル7をコンクリートときわめて強固
に結合させることができる。勿論、タイル保持用
金物20を取付けるに際しては接着剤は不要であ
り、取付け作業も極めて簡単である。更に、タイ
ルの裏面に穴を穿設する作業も全く不要である。
尚、本実施例に係るタイル保持用金物20にあ
つては、開口29に針金等を通すことにより、コ
ンクリートとタイル保持用金物との結合強度を更
に高いものとすることができる。又、本実施例に
係るタイル保持用金物20にあつては、ステンレ
ス等の板材を打ち抜き、次いで折曲するだけで製
造することができ、その製造原価も低廉である。
上記実施例は本考案の一例であつて、本考案は
図示以外の形状のタイル保持用金物も採用でき
る。例えば、本考案ではフランジ部27,28が
タイル保持用金物の外方を向くように折曲されて
いてもよい。又、フランジ部は図示以外の位置に
設けてもよく、フランジ部の個数も図示以外の個
数としてもよい。
[考案の効果] 以上の通り、本考案のタイル保持用金物はタイ
ルの裏面に極めて堅固に取付けることができる。
しかも、この取付け作業も極めて簡単である。本
考案のタイル保持用金物によると、従つて、タイ
ルをコンクリートに対し極めて強固に結合させる
ことができ、この結合の安定性も極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るタイル保持用金
物の斜視図、第2図は同平面図、第3図、第4図
及び第5図は側面図である。第6図は実施例のタ
イル保持用金物の使用状態を示す斜視図である。
第7図は従来例を示す斜視図、第8図は側面図で
ある。 20……タイル保持用金物、21……第1片
部、22……第2片部、23……第3片部、24
……第1爪部、25……第2爪部、26……第3
爪部、27,28……フランジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タイル裏面の断面逆台形形状の凸条に係止され
    るタイル保持用金物であつて、 該凸条の一側辺に沿つて配置される第1片部
    と、 該第1片部のタイル当接側に設けられた、凸条
    の一側面に係止される第1爪部と、 該第1片部からそれぞれ凸条を斜交する方向に
    延在された第2片部及び第3片部と、 第2片部及び第3片部の該延在方向先端側のタ
    イル当接側にそれぞれ設けられた、凸条の他側面
    に係止される第2爪部及び第3爪部と、 少なくとも1つの前記片部のタイル当接側と反
    対側に設けられた、片部の板面と交叉方向に延在
    するフランジ部と、 を備えてなるタイル保持用金物。
JP1729089U 1989-02-16 1989-02-16 Expired - Lifetime JPH0541146Y2 (ja)

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JPH02107651U JPH02107651U (ja) 1990-08-27
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JP2012082610A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Oribe Seito Kk タイル剥落防止具、pc板およびその製造方法
JP5801654B2 (ja) * 2011-08-31 2015-10-28 株式会社デイコム タイル剥落防止具

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