JPH0337153Y2 - - Google Patents

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JPH0337153Y2
JPH0337153Y2 JP1983167048U JP16704883U JPH0337153Y2 JP H0337153 Y2 JPH0337153 Y2 JP H0337153Y2 JP 1983167048 U JP1983167048 U JP 1983167048U JP 16704883 U JP16704883 U JP 16704883U JP H0337153 Y2 JPH0337153 Y2 JP H0337153Y2
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JP
Japan
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pinch roller
slide plate
spur gear
gear
guide pin
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JP1983167048U
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JPS6077045U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の属する分野) 本考案は、ピンチローラ切換え装置に係り、と
くに、オートリバース方式のテープレコーダに装
備されている二組のピンチローラを切換え使用す
るためのピンチローラ切換え装置に関する。
(従来技術とその問題点) オートリバース方式のテープレコーダは、一方
向のテープ走行が完了すると当該テープの走行を
自動的に逆転せしめて記録又は再生を継続し得る
ように構成されたものであり、そのために必要と
する機構、たとえば二組のピンチローラおよびそ
の切換え装置を装備している。第3図にその従来
例を示す。
この従来例によると、一方のピンチローラ機構
1と他方のピンチローラ機構2との間に、ピンチ
ローラ切換え装置3が装備されている。この従来
例におけるピンチローラ切換え装置3は、スライ
ド板4と、このスライド板4に移動力を付勢する
動力伝達用の駆動カム5と、この駆動カム5と一
体的に回転する平歯車6と、この平歯車6を必要
に応じて係止するギヤー係止機構7と、前記平歯
車6に初期回転力を付勢する初動バネ機構8とに
より構成されている。
今、第3図の通常状態からオートリバースへ移
行する場合の動作について説明すると、まず図示
しない切換え制御部からギヤー係止機構7に動作
信号が伝達されて電磁石7Bが係止アーム7Cを
解放すると復帰ばね7Aが直ちに作用して前記平
歯車6の係止を解く。この場合、該平歯車6には
180゜間隔で二箇所に切除部6A,6Bが形成さ
れ、駆動ギヤ9がこの切除部6A又は6Bで空廻
りするようになつている。一方、前記駆動ギヤ9
の空廻り状態において、前術したギヤ係止機構7
により前記平歯車6が係止されるようになつてお
り、同時に、かかる状態において針金ばね8Aお
よび菱形カム8Bからなる前記初動バネ機構8
が、前記平歯車6に対して第3図のB方向への初
動回転を常時付勢している。このため、前述した
如くギヤー係止機構7が平歯車6の係止を解く
と、初動バネ機構8が直ちに作動して平歯車6を
B方向へ回動せしめ、その結果、平歯車6が前記
駆動ギヤ9に噛合されB方向へ略180゜回転させら
れる。そして、この間に、駆動カム5によりスラ
イド板4がA方向へ所定距離だけスライド移動さ
せられる。具体的には、駆動カム5が、自らは回
転しながらスライド板4に垂下植設されているピ
ン4Aを押し出すようにして、該スライド板4を
第3図のA方向へスライドせしめる。このスライ
ド板4には、前述したピンチローラ機構1,2の
ガイドピン1A,2Aが各々係合し得るように配
設されている。そして、スライド板4が第3図の
A方向へ移動すると、一方のピンチローラ機構1
に併設されている復帰ばね10とピンチローラ機
構1のガイドピン1Aおよび該ガイドピン1Aを
案内する前記スライド板4に形成されたガイド部
4Cとによつて、前記一方のピンチローラ機構1
が図のE方向へ回動され、ピンチローラ1Eが走
行テープ(図示せず)を挾んでキヤプスタン11
に当接するようになつている。同時に、他方のピ
ンチローラ機構2においては、復帰ばね12とガ
イドピン2Aと該ガイドピン2Aを案内する前記
スライド板4に形成されたガイド部4Dとによつ
て前記他方のピンチローラ機構2が図のF方向へ
回動され、ピンチローラ2Fが走行テープ(図示
せず)及びキヤプスタン13から離れるようにな
つている。
しかしながな、かかる従来例においては、駆動
ギヤ9に平歯車6を噛合せしめるために初動ばね
機構8を必要とし、しかも該初動ばね機構8を菱
形カム8Bと針金ばね8Aとで形成していること
から、これを装備するために比較的広い場所を要
し、これがためテープレコーダの小型化に支障を
きたすばかりでなく、その調整に多くの時間と労
力を要するという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記従来技術の有する不都合を改善
し、調整が容易で装置全体の小型化を可能とした
オートリバース用のピンチローラ切換え装置を提
供することにある。
(考案の概要) 各ピンチローラ機構に装備されている復帰ばね
の復帰力を利用して、ピンチローラ切換え用のス
ライド板が初期移動するに必要な初期移動力を、
該スライド板に形成した傾斜ガイド部とこれに当
接するピンチローラ機構のガイドピンとにより発
生せしめる構成とし、さらに、かかる状態を維持
して当該スライド板の移動を係止し得る係止手段
を設ける。このため、通常のテープ走行が完了し
てオートリバースに切り換わる場合(又はその
逆)において前記係止手段がスライド板の係止を
解くと、該スライド板は、正規の駆動手段へのつ
なぎとして直ちに初期移動される。
(考案の実施例) 以下本考案の一実施例を第1図ないし第2図に
基づいて説明する。ここで、前述した従来例と同
一の構成部材については同一の付号を用いること
とする。
第1図は通常のテープ走行状態を示すもので、
1,2は各々ピンチローラ機構を示し、20はピ
ンチローラ切換え装置を示す。そして、前記ピン
チローラ切換え装置20は、スライド板21と、
このスライド板21に移動力を付勢する動力伝達
用の駆動カム5と、この駆動カム5と共に一体的
に回転する平歯車6と、この平歯車6の回転を必
要に応じて係止するギヤー係止機構7と、前記ス
ライド板21の一部に形成され前記ピンチローラ
機構1,2の切換えを直接なし得る傾斜ガイド部
22,23とにより構成されている。
前記平歯車6には、180゜間隔で二箇所に切除部
6A,6Bが形成され、当該平歯車6を駆動する
駆動ギヤ9が、この切除部6A,6Bで空廻りす
るようになつている。更に、この平歯車6には、
その下面側に係止用突起部6C,6Dが設けら
れ、前記駆動ギヤ9が空廻りする位置にて当該係
止用突起部6C又は6Dが前記ギヤー係止機構7
に係止されるようになつている。
ギヤー係止機構7は、前述した従来例と同様に
電磁石7Bと係止アーム7Cと復帰ばね7Aとに
よつて構成されている。そして通常のテープ走行
状態が完了してオートリバースに切換わるとき
(又はその逆の切換え時)に、外部制御されて係
止アーム7Cが平歯車6の係止を解くようになつ
ている。
前記平歯車6には、更に前記駆動カム5が一体
的に装備されている。そして、この駆動カム5の
回転押圧力に付勢されてスライド板21を第1図
の左右方向へスライドせしめるためのピン21
A,21Bが、前記スライド板21に垂下植設さ
れている。
また、スライド板21に形成された傾斜ガイド
部22,23に案内されて前記ガイドローラ機構
1,2を所定の方向に回動せしめるガイドピン1
A,2Aが、前記各ガイドローラ機構1,2のハ
ウジング部1B,1Bに各々固着されている。ま
た、これら各ガイドローラ機構1、2には復帰ば
ね10,12が各々装備されている。そして、前
述したピンチローラ機構1又は2の復帰ばね10
又は12と、ガイドピン1A又は2Aと、このガ
イドピン1A又は2Aに当接される傾斜ガイド部
22又は23とによつて、前記スライド板21を
第1図の左(又は右)方向へ初期移動させること
ができるようになつている。具体的には、第1図
の状態では、一方のピンチローラ機構1は復帰ば
ね10によつて常時E方向の回動力が付されてい
るが、この回動力により、前記傾斜ガイド部22
にはガイドピン1Aを図の左方へ押圧する押圧力
Fが発生しており、そして、かかる状態のまま前
記ギヤー係止機構7が平歯車6を係止し、従つて
スライド板21が停止された状態となつている。
この場合、他方のガイドピン2Aと傾斜ガイド2
3との間にはDなる間隔が設定されており、この
距離Dに対応した所定量だけ平歯車6が初動する
と、該平歯車6が駆動ギヤ9に噛合することがで
きるようになつている。その他の構成は前述した
従来例と同一となつている。
次に、この第1図の通常の状態から第2図の逆
転して記録・再生状態へ移行する場合の全体的動
作を説明する。
まず、前述した従来例と同様に、図示しない切
り換え制御部からギヤー係止機構7に動作信号が
伝達されると電磁石7Bが作動して係止アーム7
Cを解放する。次の瞬間、復帰ばね7Aが直ちに
作用して前記平歯車6の係止を解く、この場合、
一方のピンチローラ機構1の復帰ばね10の作用
により、第1図の左方へ向う力Fとなる押圧力が
ガイドピン1Aに常時印加されていることから、
前記スライド板21は第1図の矢印A方向へ所定
ストローク移動する。この結果、当該スライド板
21に垂下植設されている他方のピン21Bを介
して駆動カム5が僅かにB方向へ回転させられ、
同時に平歯車6も一体となつてB方向へ僅かに回
転する。これにより、前述した如く当該平歯車6
は駆動ギヤ9に噛合されて図のB方向に略180゜回
転させられる。この間、駆動カム5がスライド板
21の一方のピン4Aを図の左方へ押しやるよう
に回転し、これによつてスライド板21は第2図
の状態に設定され、再びギヤー係止機構7により
平歯車6が係止されてオートリバース状態へ移行
し、テープは記録又は再生状態を継続して逆走す
ることとなる。
そして、第2図の状態においては、前述した第
1図における一方のピンチローラ機構1で生じて
いたのと同様の押圧力Fが、他方のピンチローラ
機構2部分でも生じるようになつている。この結
果、オートリバースがかけられた第2図の状態か
ら第1図の状態に移行する場合は、前述した動作
順序と同一の手順によりスライド板21が図のC
方向へ移送されて通常のテープ走行状態に設定さ
れるようになつている。
(考案の効果) 以上のように本考案によると、各ピンチローラ
機構に装備されている復帰ばねの復帰力を利用し
て、ピンチローラ切換え用のスライド板が初期移
動するに必要な初期移動力も、当該スライド板に
形成した傾斜ガイド部とこれに当接するピンチロ
ーラ機構のガイドピンとにより発生せしめる構成
とし、さらに、かかる状態を維持して当該スライ
ド板の移動を係止し得る係止手段を設けるように
したので、通常のテープ走行が完了してオートリ
バースに切り換わる場合(又はその逆)に前記係
止手段がスライド板の係止を解くと、該スライド
板は直ちに所定距離だけ初期移動され、これがた
め、従来より必要としていた第3図における菱形
カム8Bと針金ばね8Aとが全く不要となり、従
つて全体的に装置の小型化が可能となり、この従
来技術における初動バネ機構8の調整が全く不要
となることから生産性を著しく向上させることが
でき、部品点数の削減と相伴つて原価低減を図る
ことができるという従来にない実用性あるピンチ
ローラ切換え装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図はその動作説明図、第3図は従来例を示す平面
図である。 1,2……ピンチローラ機構、1A,2A……
ガイドピン、1B,2B……ハウジング部、7…
…係止手段の要部をなすギヤー係止機構、10,
12……復帰ばね、21……スライド板、22,
23……傾斜ガイド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 復帰ばねを各別に装備した一方と他方の各ピン
    チローラ機構に対し、これを必要に応じて切り換
    て使用するための切り換え用のスライド板を備え
    たオートリバース用のピンチローラ切り換え装置
    において、前記各ピンチローラ機構が備えている
    ハウジング部にガイドピンを装備せしめ、このガ
    イドピンを案内して前記一方のピンチローラ機構
    を走行テープ側へ回動せしめる時は前記他方のピ
    ンチローラ機構を走行テープ側から離れる方向に
    回動せしめる傾斜ガイド部を、前記スライド板の
    一部に各々形成し、前記復帰ばねが前記ガイドピ
    ンを介して前記スライド板に初期移動力を付勢す
    る位置に当該スライド板を係止する係止手段を設
    けたことを特徴とするピンチローラ切換え装置。
JP16704883U 1983-10-28 1983-10-28 ピンチロ−ラ切換え装置 Granted JPS6077045U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16704883U JPS6077045U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ピンチロ−ラ切換え装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16704883U JPS6077045U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ピンチロ−ラ切換え装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6077045U JPS6077045U (ja) 1985-05-29
JPH0337153Y2 true JPH0337153Y2 (ja) 1991-08-06

Family

ID=30365566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16704883U Granted JPS6077045U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ピンチロ−ラ切換え装置

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Country Link
JP (1) JPS6077045U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5877045U (ja) * 1981-11-16 1983-05-24 リコーエレメックス株式会社 半導体封止用織布含浸レジンの位置決構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6077045U (ja) 1985-05-29

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