JPH0329790Y2 - - Google Patents
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- JPH0329790Y2 JPH0329790Y2 JP8497983U JP8497983U JPH0329790Y2 JP H0329790 Y2 JPH0329790 Y2 JP H0329790Y2 JP 8497983 U JP8497983 U JP 8497983U JP 8497983 U JP8497983 U JP 8497983U JP H0329790 Y2 JPH0329790 Y2 JP H0329790Y2
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- Japan
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- head
- tape
- spur gear
- base plate
- slide rack
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Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 50
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 241001391944 Commicarpus scandens Species 0.000 description 1
- 238000010420 art technique Methods 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000009429 electrical wiring Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、テープレコーダのヘツド位置規制装
置に係り、とくにテープのキユー、レビユー時機
能するテープレコーダのヘツド位置規制装置に関
する。
置に係り、とくにテープのキユー、レビユー時機
能するテープレコーダのヘツド位置規制装置に関
する。
一般に、テープヘツドを接触させて信号を取り
出しながら高速でテープを送り或いは戻す必要が
ある場合(キユー、レビユー)には、ヘツドの磨
耗およびテープの損傷等を防止するため、ヘツド
をその録音・再生の設定位置より僅かに後退させ
るという手法が採用されている。この場合、従来
技術の多くは、ソレノイド機構等を用いてヘツド
部を直接駆動し後退させるという手法のものが多
い。
出しながら高速でテープを送り或いは戻す必要が
ある場合(キユー、レビユー)には、ヘツドの磨
耗およびテープの損傷等を防止するため、ヘツド
をその録音・再生の設定位置より僅かに後退させ
るという手法が採用されている。この場合、従来
技術の多くは、ソレノイド機構等を用いてヘツド
部を直接駆動し後退させるという手法のものが多
い。
しかしながら、かかる従来技術においては、常
に専用のソレノイドを必要とすることから、装置
全体が大型化し同時に電気配線が複雑化して故障
し易いという不都合があり、更にはソレノイドの
磁気漏れ等によるテープの雑音混入などの不都合
が生じていた。
に専用のソレノイドを必要とすることから、装置
全体が大型化し同時に電気配線が複雑化して故障
し易いという不都合があり、更にはソレノイドの
磁気漏れ等によるテープの雑音混入などの不都合
が生じていた。
本考案は目的は、かかる従来技術の有する不都
合を改善し、装置全体の小型化およびテープへの
雑音混入等の防止を図つたテープレコーダのヘツ
ド位置規制装置を提供することにある。
合を改善し、装置全体の小型化およびテープへの
雑音混入等の防止を図つたテープレコーダのヘツ
ド位置規制装置を提供することにある。
そこで、本考案では、録音および再生時に設定
されるヘツド位置からヘツド部を僅かに後退せし
めると共に、前記ヘツド部をテープにゆるやかに
当接せしためた状態にて当該テープを早送り早戻
しするように構成されたテープレコーダのヘツド
位置規制装置において、前記ヘツド部は通常は録
音・再生の所定位置にて保持すると共に必要に応
じて前記ヘツド部を前記所定位置に至る直前の僅
かに隔てた位置にて保持するように構成されたス
ライドラツクを設け、このスライドラツクに噛合
する第1の平歯車を備えたリール駆動機構を装備
し、このリール駆動機構を、前記第1の平歯車と
同軸に回転自在に装備された回転力伝達用の第2
の平歯車と、この第1および第2の平歯車を一端
部で軸支すると共に他端部を支点として回動する
アーム機構とにより構成し、前記第1および第2
の平歯車相互間にフエルト等からなる摩擦機構を
介装し、これによつて前記目的を達成しようとす
るものである。
されるヘツド位置からヘツド部を僅かに後退せし
めると共に、前記ヘツド部をテープにゆるやかに
当接せしためた状態にて当該テープを早送り早戻
しするように構成されたテープレコーダのヘツド
位置規制装置において、前記ヘツド部は通常は録
音・再生の所定位置にて保持すると共に必要に応
じて前記ヘツド部を前記所定位置に至る直前の僅
かに隔てた位置にて保持するように構成されたス
ライドラツクを設け、このスライドラツクに噛合
する第1の平歯車を備えたリール駆動機構を装備
し、このリール駆動機構を、前記第1の平歯車と
同軸に回転自在に装備された回転力伝達用の第2
の平歯車と、この第1および第2の平歯車を一端
部で軸支すると共に他端部を支点として回動する
アーム機構とにより構成し、前記第1および第2
の平歯車相互間にフエルト等からなる摩擦機構を
介装し、これによつて前記目的を達成しようとす
るものである。
以下、本考案をオートリバースのものに実施し
た場合の一実施例を第1図ないし第6図に基づい
て説明する。
た場合の一実施例を第1図ないし第6図に基づい
て説明する。
第1図において、1はシヤーシを示し、2は磁
気テープを収納したカセツトパツクを示す。前記
シヤーシ1内には、キヤプスタン駆動用のモータ
3と、リール駆動用のモータ4と、メカニズム駆
動用のモータ5とが各々図の如く配設装備されて
いる。これらのモータは図示しないモータ制御部
によつて回転制御されるようになつている。この
第1図における下端部中央には、ヘツド部6が配
設されている。このヘツド部6は、ヘツドベース
板7上に固着装備され、該ヘツドベース板7と共
に図の上下方向に往復移動可能に構成されてい
る。60,61はヘツドベース板7用のガイド部
を示す。また、8は固定台を示し、8Aは前記固
定台8部分におけるヘツドベース板7用のガイド
部である。また、55,56は、キヤプスタン1
1,12に各々に装備されたはずみ車を示す。
気テープを収納したカセツトパツクを示す。前記
シヤーシ1内には、キヤプスタン駆動用のモータ
3と、リール駆動用のモータ4と、メカニズム駆
動用のモータ5とが各々図の如く配設装備されて
いる。これらのモータは図示しないモータ制御部
によつて回転制御されるようになつている。この
第1図における下端部中央には、ヘツド部6が配
設されている。このヘツド部6は、ヘツドベース
板7上に固着装備され、該ヘツドベース板7と共
に図の上下方向に往復移動可能に構成されてい
る。60,61はヘツドベース板7用のガイド部
を示す。また、8は固定台を示し、8Aは前記固
定台8部分におけるヘツドベース板7用のガイド
部である。また、55,56は、キヤプスタン1
1,12に各々に装備されたはずみ車を示す。
前記ヘツドベース板7の下面側には、該ヘツド
ベース7に平行にアシストベース板9,10が各
各装備されている。このアシストベース板9,1
0は、前記シヤーシ1上に設けられたキヤプスタ
ン11,12の間にて左右対称に配設され、後述
する動力伝達部に付勢された図示しないガイドに
案内されて図の矢印A,B方向に個別的に往復移
動することができるようになつている。この両ア
シストベース板9,10と前記ヘツドベース板7
とは、ばね機構13,14によつて各々個別的に
係合されている。この内、一方のばね機構13
は、前記アシストベース板9に形成されたばね支
点としての突起部9Aと、この突起部9Aに装着
された針金状のばね15とにより構成されてい
る。そして、該ばね15の一端部が延設されてヘ
ツドベース板7に係合され、他端部がその反対側
(第1図の右方)に延設されて前記シヤーシ1上
に植設された固定支柱16に摺動自在に係止され
た状態となつている(他方のばね機構14も全く
同様に構成されている。)このため、当該一方の
ばね機構13に係るアシストベース板9の動作時
には、該アシストベース板9と共にヘツドベース
板7が第1図の上方へ移動することができるよう
になつており、これにより、ヘツド部6の磁気ヘ
ツドがテープに当設されるようになつている。な
お、オートリバースが機能して前記他方のばね機
構14に係るアシストベース板10が動作すると
きには、前記一方のばね機構13の一端部が前記
ヘツドベース板7から解放されるように、該ヘツ
ドベース板7のばね係止部にはその往復移動距離
に対応した長穴7Aが形成されている。また、同
様の理由から、前記他方のばね機構14の一端部
であるヘツドベース板7のばね係止部にも長穴7
Bが形成されている。
ベース7に平行にアシストベース板9,10が各
各装備されている。このアシストベース板9,1
0は、前記シヤーシ1上に設けられたキヤプスタ
ン11,12の間にて左右対称に配設され、後述
する動力伝達部に付勢された図示しないガイドに
案内されて図の矢印A,B方向に個別的に往復移
動することができるようになつている。この両ア
シストベース板9,10と前記ヘツドベース板7
とは、ばね機構13,14によつて各々個別的に
係合されている。この内、一方のばね機構13
は、前記アシストベース板9に形成されたばね支
点としての突起部9Aと、この突起部9Aに装着
された針金状のばね15とにより構成されてい
る。そして、該ばね15の一端部が延設されてヘ
ツドベース板7に係合され、他端部がその反対側
(第1図の右方)に延設されて前記シヤーシ1上
に植設された固定支柱16に摺動自在に係止され
た状態となつている(他方のばね機構14も全く
同様に構成されている。)このため、当該一方の
ばね機構13に係るアシストベース板9の動作時
には、該アシストベース板9と共にヘツドベース
板7が第1図の上方へ移動することができるよう
になつており、これにより、ヘツド部6の磁気ヘ
ツドがテープに当設されるようになつている。な
お、オートリバースが機能して前記他方のばね機
構14に係るアシストベース板10が動作すると
きには、前記一方のばね機構13の一端部が前記
ヘツドベース板7から解放されるように、該ヘツ
ドベース板7のばね係止部にはその往復移動距離
に対応した長穴7Aが形成されている。また、同
様の理由から、前記他方のばね機構14の一端部
であるヘツドベース板7のばね係止部にも長穴7
Bが形成されている。
また、第1図において、18,19は各々ピン
チローラ機構を示す。これらの各ピンチローラ機
構18,19は、前述した各アシストベース板
9,10の動きに対応して矢印C,Dの如く各々
回動し得るように構成されている。さらに、同図
において、20はオートリバース用のリール選択
駆動機構を示す。このリール選択駆動機構20
は、リール駆動モータ4の回転方向の変化に応じ
ていづれか一方のリールギアー22又は23を選
択し駆動する構成となつている。
チローラ機構を示す。これらの各ピンチローラ機
構18,19は、前述した各アシストベース板
9,10の動きに対応して矢印C,Dの如く各々
回動し得るように構成されている。さらに、同図
において、20はオートリバース用のリール選択
駆動機構を示す。このリール選択駆動機構20
は、リール駆動モータ4の回転方向の変化に応じ
ていづれか一方のリールギアー22又は23を選
択し駆動する構成となつている。
これを更に詳述すると、リール選択駆動機構2
0は、駆動モータ4と該モータ4に直結された駆
動ギアー4Aとを動力部とし、後述するスライド
ラツク24に噛合する第1の平歯車20Bと該第
1の平歯車20Bと同軸にかつ回転自在に装着さ
れた第2の平歯車20Cと、この第1および第2
の平歯車20B,20Cを一端部で軸支すると共
に他端部を支点として回動するアーム部20A
と、前記第1および第2の各平歯車20B,20
C相互間に介装されたフエルト等からなる摩擦機
構70とにより構成されている。そして、前記ス
ライドラツク24は、前記第1の平歯車20Bに
付勢され前記固定台8に植設されたガイド部8
B,8Bに案内されて同図の矢印Eで示す如く左
右に往復移動することができるようになつてい
る。また、前記第2の平歯車20Cには、その第
4図における下面側に板ばね70Aが装備されて
いる。これにより第2平歯車20Cが前記第1平
歯車20B側に常時押圧されることとなり、前述
した摩擦機構70が効果的に機能し得るようにな
つている。
0は、駆動モータ4と該モータ4に直結された駆
動ギアー4Aとを動力部とし、後述するスライド
ラツク24に噛合する第1の平歯車20Bと該第
1の平歯車20Bと同軸にかつ回転自在に装着さ
れた第2の平歯車20Cと、この第1および第2
の平歯車20B,20Cを一端部で軸支すると共
に他端部を支点として回動するアーム部20A
と、前記第1および第2の各平歯車20B,20
C相互間に介装されたフエルト等からなる摩擦機
構70とにより構成されている。そして、前記ス
ライドラツク24は、前記第1の平歯車20Bに
付勢され前記固定台8に植設されたガイド部8
B,8Bに案内されて同図の矢印Eで示す如く左
右に往復移動することができるようになつてい
る。また、前記第2の平歯車20Cには、その第
4図における下面側に板ばね70Aが装備されて
いる。これにより第2平歯車20Cが前記第1平
歯車20B側に常時押圧されることとなり、前述
した摩擦機構70が効果的に機能し得るようにな
つている。
その他の構成は従来のものと同様になつてい
る。
る。
次に、上記実施例の全体的動作について説明す
る。
る。
まず第1図はストツプ状態を示す。この状態に
あつてはばね機構13,14の復帰作用によりア
シストベース板9,10は第1図の如く後述した
状態にて停止されている。
あつてはばね機構13,14の復帰作用によりア
シストベース板9,10は第1図の如く後述した
状態にて停止されている。
次に第5図は動作状態を示す。この動作状態へ
移行するに際しては、各構成部材が次の如く動作
する。まず、メカニズム駆動用モータ5が起動
し、動力伝達機構の最終出力段に位置するアーム
歯車39が回転してその係止用突起部39Aがア
シストベース板9の曲折部9Aを係止し、同時に
ばね機構15に抗してアシストベース板9を第5
図の矢印A1の如く移行せしめる。このアシスト
ベース板9の移行は、前記ばね機構15を介して
ヘツドベース板7を同時に移行せしめることとな
り、これによつてヘツド部6が磁気テープに当接
しかつ録音・再生に最適な所定位置まで移動し、
同時に前記ヘツドベース板7に形成された凹部7
C,7Dに前述したスライドラツク24に形成さ
れた凸部24C,24Dが係合し、これによつて
当該スライドラツク24の左右への動き(E方
向)がまず抑制されるようになつている。一方、
かかる動作に対応して前記一方のピンチローラ機
構18が復起ばね(図示せず)により第1図のC
方向に回動し、第5図の如くキヤプスタン11と
共にテープを挟持するように設定される。更に、
かかる動作と同時に、前記アーム歯車39に付勢
されて図示しないヘツド部回転力伝達機構(第2
図の45はその出力段のスライド板を示す)が作
動状態に設定される。尚、44はスライド板45
によつて回動されるギヤ43を介して回動される
回転ヘツド用ギヤである。
移行するに際しては、各構成部材が次の如く動作
する。まず、メカニズム駆動用モータ5が起動
し、動力伝達機構の最終出力段に位置するアーム
歯車39が回転してその係止用突起部39Aがア
シストベース板9の曲折部9Aを係止し、同時に
ばね機構15に抗してアシストベース板9を第5
図の矢印A1の如く移行せしめる。このアシスト
ベース板9の移行は、前記ばね機構15を介して
ヘツドベース板7を同時に移行せしめることとな
り、これによつてヘツド部6が磁気テープに当接
しかつ録音・再生に最適な所定位置まで移動し、
同時に前記ヘツドベース板7に形成された凹部7
C,7Dに前述したスライドラツク24に形成さ
れた凸部24C,24Dが係合し、これによつて
当該スライドラツク24の左右への動き(E方
向)がまず抑制されるようになつている。一方、
かかる動作に対応して前記一方のピンチローラ機
構18が復起ばね(図示せず)により第1図のC
方向に回動し、第5図の如くキヤプスタン11と
共にテープを挟持するように設定される。更に、
かかる動作と同時に、前記アーム歯車39に付勢
されて図示しないヘツド部回転力伝達機構(第2
図の45はその出力段のスライド板を示す)が作
動状態に設定される。尚、44はスライド板45
によつて回動されるギヤ43を介して回動される
回転ヘツド用ギヤである。
そして、以上の如く各部が動作したのち前述し
たリール駆動用モータ4が起動し、リール選択駆
動機構20が作動してアーム部20Aを矢印K方
向へ回動せしめ、これによつてリールギヤー22
が選択される。これを更に詳述すると、前述した
ヘツドベース板7が第5図に示す位置まで前進す
ると、リール駆動用モータ4が起動し、駆動ギヤ
4Aとこれに噛合された第2の平歯車(アイドル
ギヤー)20Cとが回転する。そして、この第2
の平歯車20Cが回転すると摩擦機構70を介し
てその摩擦力により第1の平歯車20Bが回転す
る。一方、この第1の平歯車20Bに噛合してい
る前記スライドラツク24はヘツドベース7によ
り係止された状態となつているため、その反力に
よつて第1の平歯車20Bがスライドラツク24
の噛合部分を回転移動することとなり、これがた
め、アーム部20Aが本実施例ではまずK方向に
回動し、前述した如くリールギヤ22を選択噛合
し、これを回転せしめる。なお、このリールギヤ
22を駆動中においては、前記第1の平歯車20
Bは前述した摩擦機構70を介して停止されてい
る。
たリール駆動用モータ4が起動し、リール選択駆
動機構20が作動してアーム部20Aを矢印K方
向へ回動せしめ、これによつてリールギヤー22
が選択される。これを更に詳述すると、前述した
ヘツドベース板7が第5図に示す位置まで前進す
ると、リール駆動用モータ4が起動し、駆動ギヤ
4Aとこれに噛合された第2の平歯車(アイドル
ギヤー)20Cとが回転する。そして、この第2
の平歯車20Cが回転すると摩擦機構70を介し
てその摩擦力により第1の平歯車20Bが回転す
る。一方、この第1の平歯車20Bに噛合してい
る前記スライドラツク24はヘツドベース7によ
り係止された状態となつているため、その反力に
よつて第1の平歯車20Bがスライドラツク24
の噛合部分を回転移動することとなり、これがた
め、アーム部20Aが本実施例ではまずK方向に
回動し、前述した如くリールギヤ22を選択噛合
し、これを回転せしめる。なお、このリールギヤ
22を駆動中においては、前記第1の平歯車20
Bは前述した摩擦機構70を介して停止されてい
る。
次にテープの早送りもしくは早戻し状態に設定
するには、まず、前述したメカニズム駆動用モー
タ5を僅かに逆転させるか或いは同等の外部操作
を行つて前述したヘツド部6すなわちヘツドベー
ス板7を第6図の矢印A2の方向へスライドさせ
る。この場合のスライド量は当該ヘツドベース板
7が前述したスライドラツク24の係合を解く程
度のものであれば良い。このヘツドベース板7
が、かかる状態に設定されスライドラツク24の
係止を解くと、当該スライドラツク24は前述し
た摩擦機構70の作用によつて直ちに第6図の
E1方向へ移動する。そして、このスライドラツ
ク24のE1方向へ距離lだけ移動しその動作が
完了すると、その情報は直ちに図示しないモータ
制御部へ送られ、このモータ制御部に起動制御さ
れて、まずメカニズム駆動用モータ5が前述した
ヘツドベース板7すなわちヘツド部6をテープ側
へ移行させ、同時に前述したリール駆動用モータ
4を高速回転に切り換えるよう制御する。このた
めテープは直ちに高速走行の状態を移行する。一
方、前記ヘツド部6の及びピンチローラ機構18
のテープ側への移行もしくは回動は、第6図に示
す如くヘツドベース板7がスライドラツク24の
突出部24C,24Dに当接することからこの突
出部24C,24Dの突出分だけ後述した状態で
停止することとなり、これがためヘツド部6が僅
かにテープに当接する程度に留められ、また、ピ
ンチローラ機構18がテープをはさみ込むという
不都合が解消されている。このため、テープの損
傷が防止されヘツド部の耐久性も著しく増大され
る。オートリバースがかかつた場合には、前述し
たリール選択駆動機構20がおよびスライドラツ
ク24が第6図とは逆方向に回動してリールギヤ
ー23を選択駆動し、他方、アシストベース1
0、ピンチローラ機構19が動作することとな
る。そしてこれら各機構の具体的動作は、前述し
たオートリバース前の状態と同一に機能し作動す
るようになつている。その他の作用効果は従来と
同様になつている。
するには、まず、前述したメカニズム駆動用モー
タ5を僅かに逆転させるか或いは同等の外部操作
を行つて前述したヘツド部6すなわちヘツドベー
ス板7を第6図の矢印A2の方向へスライドさせ
る。この場合のスライド量は当該ヘツドベース板
7が前述したスライドラツク24の係合を解く程
度のものであれば良い。このヘツドベース板7
が、かかる状態に設定されスライドラツク24の
係止を解くと、当該スライドラツク24は前述し
た摩擦機構70の作用によつて直ちに第6図の
E1方向へ移動する。そして、このスライドラツ
ク24のE1方向へ距離lだけ移動しその動作が
完了すると、その情報は直ちに図示しないモータ
制御部へ送られ、このモータ制御部に起動制御さ
れて、まずメカニズム駆動用モータ5が前述した
ヘツドベース板7すなわちヘツド部6をテープ側
へ移行させ、同時に前述したリール駆動用モータ
4を高速回転に切り換えるよう制御する。このた
めテープは直ちに高速走行の状態を移行する。一
方、前記ヘツド部6の及びピンチローラ機構18
のテープ側への移行もしくは回動は、第6図に示
す如くヘツドベース板7がスライドラツク24の
突出部24C,24Dに当接することからこの突
出部24C,24Dの突出分だけ後述した状態で
停止することとなり、これがためヘツド部6が僅
かにテープに当接する程度に留められ、また、ピ
ンチローラ機構18がテープをはさみ込むという
不都合が解消されている。このため、テープの損
傷が防止されヘツド部の耐久性も著しく増大され
る。オートリバースがかかつた場合には、前述し
たリール選択駆動機構20がおよびスライドラツ
ク24が第6図とは逆方向に回動してリールギヤ
ー23を選択駆動し、他方、アシストベース1
0、ピンチローラ機構19が動作することとな
る。そしてこれら各機構の具体的動作は、前述し
たオートリバース前の状態と同一に機能し作動す
るようになつている。その他の作用効果は従来と
同様になつている。
ここで、上記実施例はオートリバース方式のも
のについて説明したが、本考案は特にオートリバ
ース方式のものに限定するものではない。
のについて説明したが、本考案は特にオートリバ
ース方式のものに限定するものではない。
以上のように、本考案によると、録音および再
生時に設定されるヘツド位置からヘツド部を僅か
に後退せしめると共に、前記ヘツド部をテープに
ゆるやかに当接せしめた状態にて当該テープを早
送り早戻しするように構成されたテープレコーダ
のヘツド位置規制装置において、前記ヘツド部を
通常は録音・再生の所定位置にて保持すると共に
必要に応じて前記ヘツド部を前記所定位置に至る
直前の僅かに隔てた位置にて保持するように構成
されたスライドラツクを設け、このスライドラツ
クに噛合する第1の平歯車を備えたリール駆動機
構を装備し、このリール駆動機構を、前記第1の
平歯車と同軸に回転自在に装備された回転力伝達
用の第2の平歯車と、この第1および第2の平歯
車を一端部で軸支すると共に他端部を支点として
回動するアーム機構とにより構成し、前記第1お
よび第2の平歯車相互間にフエルト等からなる摩
擦機構を介装するという構成を採用したので、特
にソレノイドを使用することなく、キユー、レビ
ユー動作時ヘツド位置の規制をなし得ることが可
能となり、従つて全体的に装置の小型化を図るこ
とができ、テープの損傷を防止しヘツド部の耐久
性増大を図り得るという実用性あるテープレコー
ダのヘツド位置規制装置を提供することができ
る。
生時に設定されるヘツド位置からヘツド部を僅か
に後退せしめると共に、前記ヘツド部をテープに
ゆるやかに当接せしめた状態にて当該テープを早
送り早戻しするように構成されたテープレコーダ
のヘツド位置規制装置において、前記ヘツド部を
通常は録音・再生の所定位置にて保持すると共に
必要に応じて前記ヘツド部を前記所定位置に至る
直前の僅かに隔てた位置にて保持するように構成
されたスライドラツクを設け、このスライドラツ
クに噛合する第1の平歯車を備えたリール駆動機
構を装備し、このリール駆動機構を、前記第1の
平歯車と同軸に回転自在に装備された回転力伝達
用の第2の平歯車と、この第1および第2の平歯
車を一端部で軸支すると共に他端部を支点として
回動するアーム機構とにより構成し、前記第1お
よび第2の平歯車相互間にフエルト等からなる摩
擦機構を介装するという構成を採用したので、特
にソレノイドを使用することなく、キユー、レビ
ユー動作時ヘツド位置の規制をなし得ることが可
能となり、従つて全体的に装置の小型化を図るこ
とができ、テープの損傷を防止しヘツド部の耐久
性増大を図り得るという実用性あるテープレコー
ダのヘツド位置規制装置を提供することができ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は第1図の一部省略した正面図、第3図は第2
図の右側面図、第4図は第1図内のリール選択駆
動機構を示す断面図、第5図および第6図は各々
第1図の実施例に示す本考案の動作説明図であ
る。 6……ヘツド部、20A……アーム機構、20
……リール駆動機構としてのリール駆動選択機
構、20A……アーム機構、20B……第1の平
歯車、20C……第2の平歯車、70……フリク
シヨン機構。
図は第1図の一部省略した正面図、第3図は第2
図の右側面図、第4図は第1図内のリール選択駆
動機構を示す断面図、第5図および第6図は各々
第1図の実施例に示す本考案の動作説明図であ
る。 6……ヘツド部、20A……アーム機構、20
……リール駆動機構としてのリール駆動選択機
構、20A……アーム機構、20B……第1の平
歯車、20C……第2の平歯車、70……フリク
シヨン機構。
Claims (1)
- 録音および再生時に設定されるヘツド位置から
ヘツド部を僅かに後退せしめると共に、前記ヘツ
ド部をテープにゆるやかに当接せしめた状態にて
当該テープを早送り早戻しするように構成された
テープレコーダのヘツド位置規制装置において、
前記ヘツド部を通常は録音・再生の所定位置にて
保持すると共に必要に応じて前記ヘツド部を前記
所定位置に至る直前の僅かに隔てた位置にて保持
するように構成されたスライドラツクを設け、こ
のスライドラツクに噛合する第1の平歯車を備え
たリール駆動機構を装備し、このリール駆動機構
を、前記第1の平歯車と同軸に回転自在に装備さ
れた回転力伝達用の第2の平歯車と、この第1お
よび第2の平歯車を一端部で軸支すると共に他端
部を支点として回動するアーム機構とにより構成
し、前記第1および第2の平歯車相互間にフエル
ト等からなる摩擦機構を介装したことを特徴とす
るテープレコーダのヘツド位置規制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8497983U JPS59189745U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | テ−プレコ−ダのヘツド位置規制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8497983U JPS59189745U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | テ−プレコ−ダのヘツド位置規制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59189745U JPS59189745U (ja) | 1984-12-15 |
JPH0329790Y2 true JPH0329790Y2 (ja) | 1991-06-25 |
Family
ID=30214945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8497983U Granted JPS59189745U (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | テ−プレコ−ダのヘツド位置規制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59189745U (ja) |
-
1983
- 1983-06-03 JP JP8497983U patent/JPS59189745U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59189745U (ja) | 1984-12-15 |
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