JPH0337090Y2 - - Google Patents

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JPH0337090Y2
JPH0337090Y2 JP1984015201U JP1520184U JPH0337090Y2 JP H0337090 Y2 JPH0337090 Y2 JP H0337090Y2 JP 1984015201 U JP1984015201 U JP 1984015201U JP 1520184 U JP1520184 U JP 1520184U JP H0337090 Y2 JPH0337090 Y2 JP H0337090Y2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は硬貨自動入出金機に係り、特に入金硬
貨を出金硬貨として再使用するようにした循環式
硬貨入出金機に関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
近年、金融機関の窓口業務の合理化に対する要
請がさらに高まり、顧客によつて操作される自動
入出金機の採用が、紙幣のみならず硬貨に関して
も望まれている。
ところで、硬貨の自動入出金機として、例え
ば、特願昭57−118990号、特願昭57−119243号で
提案された「硬貨自動入出金機」がある。これら
の装置は、入金硬貨を出金硬貨として再利用する
ようにしたいわゆる循環式の入出金機であるか
ら、出金用硬貨の補充、および入金用硬貨の回収
などの作業が少なくてすむという特徴を有してい
るが、あくまで銀行員などに操作させることを前
提として設計された装置であるため、顧客に操作
させるには問題がある。
すなわち、顧客に操作させるための自動入出金
機は、銀行等の壁からその一部(例えば前面、上
面)のみを露出させた状態で設置されるものであ
るから、入金口、出金口、受入れ不能硬貨の返却
口、あるいは操作キーなどが機体の一部分に集中
して配置されることが望ましく、さらに、顧客の
操作性を考慮すると、入金口、出金口、および返
却口を共通にすることが必要とされている。
ところで、例えば、前記入金口、出金口、およ
び返却口を自動入出金機の上部に設けた場合に
は、硬貨を該自動入出金機の上部へ移送する必要
が生じてくる。
そして、前記顧客を底部から上部へ移送するよ
うにした機械として、コイン式遊戯機用コイン揚
送装置(実開昭52−120682号公報)が知られてい
る。このコイン式遊戯機用コイン揚送装置にあつ
ては始揚部から終揚部に亘つて略々垂直に上方へ
伸びた一対のコイン挟持揚送部材から成り、これ
等両挟持揚送部材の少なくとも一方は実駆動部材
に連結されて駆動され、この駆動力と、両挟持揚
送部材の互いに相臨む部分にコインを挟み込む際
に生ずる押挟力との相乗効果により、コインを上
記始揚部から上記終揚部にかけて連続的に揚送す
る挟持揚送手段を設けたものであり、該挟持揚送
手段の終揚部から上方に送出されたコインは、揚
送部のコインの通路に対し中心を外して設けられ
たローラの周面に突き当たつて倒され、さらに、
終揚部のアイドラ上を覆つた案内斜板上に乗り、
排出ローラによつてコイン樋へ送出されるように
したものである。
ところが、上記のコイン式遊戯用コイン揚送装
置にあつては、垂直方向に延びた挟持揚送手段に
よつて上昇したコインが、終揚部のコイン通路に
対して中心を外して設けられたローラの周面に突
き当たることによつてのみ、その方向が変換され
るものであるので、例えば、スペースの都合で、
前記挟持揚送手段を傾斜させた場合(例えば、コ
イン樋とは反対方向に傾斜させた場合)に、前記
ローラが、コインに対して方向変換させるための
回転力をうまく与えることができず、これによつ
てコインの方向変換が不確実なものとなるという
不具合があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点を解決するためのもので
あつて、 (一) 方向変換に際して、コインを支持し、か
つ回転中心となる支点を設けることによつて、
該コインの方向変換を確実に行うことができ
る、 (二) また、この方向変換を、前記挟持揚送手
段(ベルト)を傾斜させた状態でも確実に行わ
せることができる、すなわち、確実なコインの
方向変換を実現させつつ、前記挟持揚送手段を
コイン樋とは反対方向に傾斜させることがで
き、これによつて機内における硬貨搬送方向の
設定の自由度を高めることができる、 (三) 該コインを方向変換させるための構成を
簡易なものとすることができる循環式硬貨入出
金機の提供を目的とする。
本考案の循環式硬貨入出金機によれば、取引口
に投入された硬貨を判別して金種別に硬貨収納筒
に貯留する入金機能と該硬貨収納筒に貯留されて
いる硬貨を取引口に送り出す出金機能とを有する
循環式硬貨入出金機において、 前記取引口を硬貨収納筒より上方の位置に配設
し、前記硬貨収納筒から放出された硬貨を係止手
段によつて一枚ずつ分離させながら斜上方へ向け
て搬送するベルトを該ベルトの上端部でターンさ
せるベルトローラの近傍に、前記ベルトの上端部
から送り出された硬貨の先端に当接して該硬貨を
前記ベルトから離間させる移送方向変換機構を設
け、該移送方向変換機構の下方に、前記取引口へ
硬貨を搬送する出金搬送路の始端部を配設し、 前記移送方向変換機構を、ベルトローラのわず
か上方に配設されて該ベルトローラの回転方向と
同一方向に回転する蹴り落しローラと、前記ベル
トの上端部近傍に沿つてベルトの表面とわずかに
離間して設けられる案内板とから構成し、 該案内板の上端部が、前記蹴り落しローラの近
傍でありかつ該蹴り落しローラの僅かに下方位置
において湾曲して折り曲げられ、更に前記出金搬
送路の始端部側へ向かつて斜下方に延びるように
設けられていることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の循環式硬貨入出金機によれば、ベルト
によつて斜上方へ向かつて一枚ずつ搬送された硬
貨が、ベルトローラ近傍において該ベルトと案内
板との間を通過して案内板の上部から突出する
と、該硬貨の上部がベルトと同一方向に回転する
蹴り落しローラによつてベルトから離間する方向
に蹴られることとなるが、その際硬貨の下部が案
内板の上端を支点として回転するため確実に方向
転換が行われた後、該硬貨が湾曲した案内板上を
滑り落ちて直ちに出金搬送路の始端部に落ち着く
こととなる。
〔考案の実施例〕
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す
ものである。
この循環式硬貨入出金機は、第1図鎖線Aを介
して上下に分割可能な機枠1を有し、この機枠1
の上部フレーム1aの前部には、顧客との間で受
け渡される硬貨Cを貯留しておくための取引口2
が形成されている。上記取引口2には、硬貨を送
り出すための送出口3と、硬貨を受け入れるため
の受入口4とが設けられており、この受入口4
は、扉5を垂直旋回させることによつて開閉され
るようになつている。
前記送出口3の下方には、落下した硬貨Cを機
枠1の後部へ搬送する入金搬送路6が設けられて
おり、この入金搬送路6は、硬貨Cを載置させて
搬送する第1の搬送ベルト7と、該搬送ベルト7
から送り出された硬貨をスライダー8に押し付け
た状態で搬送する第2の搬送ベルト9と、該第2
の搬送ベルト9から送り出された硬貨を下方へ案
内するシユート板10とから構成されている。
そして、前記第1の搬送ベルト7の後部は、減
斜状態となつており、この傾斜した部分には、搬
送ベルト7の上面との間に硬貨1枚を通過させる
ための間隔をおいて、蹴り落しロール11が設け
られている。この蹴り落しロール11は第1の搬
送ベルト7が巻回されたロール12の一つに駆動
ベルト13を介して連結されて、硬貨移送方向と
反対の方向に駆動されるようになつている。な
お、第1図符号14で示すものは、この入金搬送
路6を通過した硬貨の個数を検出するセンサであ
る。
一方、前記受入口4の後方には、出金搬送路1
5が設けられており、この出金搬送路15は、硬
貨を斜上方に搬送する第3の搬送ベルト16と、
該第3の搬送ベルト16で運ばれた硬貨Cをスラ
イダー8′に押付けながら水平に搬送して受入口
4に送り込む第4の搬送ベルト17とから構成さ
れている。
次いで、前記機枠1を構成する下部フレーム1
b内に設けられる機構、すなわち、硬貨Cを判別
しつつ搬送する判別搬送路、硬貨貯留部、および
貯留部から放出された硬貨Cを搬送する払出搬送
路について説明する。
前記下部フレーム1bには、前記入金搬送路6
の終端部(シユート板10の下端)から落下した
硬貨Cを受入れて一枚ずつ送り出す第1の硬貨供
給機構18が設けられている。
すなわち、第1の硬貨供給機構18は、判別搬
送路の始端部をなす機構であつて、例えば本出願
人が先に出願した実願昭58−195104号の「硬貨供
給装置における変形硬貨等の排除機構」に適用さ
れたホツパ19、回転円板20等を有するもの
で、第2図および第3図に示すように、ホツパ1
9に硬貨Cを受入れ、第3図に示す如く傾斜状態
に設けた回転円盤20の周縁部に形成した段部2
0aと回転円盤20に突設されたピン20bとに
よつてホツパー19内の硬貨Cを一枚ずつ取り出
して上方へ持上げ、傾斜状態で設けられた判別通
路21へ送り込んでいる。
そして、判別通路21に送り込まれた硬貨Cは
該通路の中を転動しながら斜下方に案内されると
ともに、判別通路21の途中に設けられた判別機
構22によつて金種、真偽などの判別がなされ、
さらに計数機構23によつて計数される。そし
て、前記判別機構22によつて受入れ可能と判断
されたものは、判断通路21の終端部(下端部)
から、その下方の傾斜コンベア24の上へ落下さ
せられ、また、受入れ不能と判断されたものは、
ソレノイド25によつて判別通路21の側方に蹴
り出され、リジエクトシユート26の上に落下さ
せられるようになつている。
前記傾斜コンベア24は、前記判別通路21か
ら送り出された硬貨Cを第2の硬貨供給機構2
7、もしくは、後述する払出搬送路28に送り込
むもので、回転方向を択一的に切替えることによ
つて、硬貨Cの搬送方向を変更し得るようになつ
ている。
そして、前記リジエクトシユート26によつて
下方へ案内された硬貨C、および、傾斜コンベア
24によつて下方へ搬送された硬貨Cは払出搬送
路28の傾斜部28aに送り込まれるようになつ
ており、傾斜コンベア24の下端部には、該傾斜
コンベア24を上方へ作動させているとき、およ
び、停止させているときの硬貨Cの傾斜部28a
への落下を防止するゲート29が設けられてい
る。なお、第1図中符号30は、傾斜コンベア2
4から落下した硬貨Cを傾斜部28aへ案内する
シユートである。
前記第2の硬貨供給機構27は、第1の硬貨供
給機構21と同様の構造とされており、この第2
の供給機構21から一個ずつ送り出された硬貨C
は、前記傾斜コンベア24の上方のレベルに設け
られて水平に走行する移送チエイン31に設けら
れたピン(図示略)により、移送チエイン31に
沿つて設けられたレール(図示略)の上を水平に
搬送されるとともに、チエイン31の始端部に設
けた金種判別機構32によつて金種が判別され、
この金種判別機構32の検出信号によつて操作さ
れるゲート33A〜33Fを択一的に作動させる
ことにより、前記レール(図示略)から下方へ落
下させられて、硬貨収納筒34A〜34Fに金種
別に収納されるようになつている。
前記硬貨収納筒34A〜34Fは、移送チエイ
ン31と払出搬送路28の水平部28bとの間の
空間に設けられて硬貨Cを上下に積重ねた状態で
貯留するもので、その下部には、出金指令に応じ
て所要枚数の硬貨Cを放出するための放出ゲート
35が設けられている。
また、移送チエイン31の下方には、前記硬貨
収納筒34A〜34Fと並列にかつ機枠1に対し
て脱着可能に収納金庫36および補助金庫37が
設けられており、前記収納金庫36は、たとえば
硬貨収納筒34A〜34Fが満杯の場合に、入金
硬貨を受入れて貯留するとともに、その内部に設
けた放出コンベア36aを作動させて払出搬送路
28に硬貨Cを送り出して硬貨収納筒34A〜3
4Fに硬貨Cを補充する機能を有している。一
方、補助金庫37は、収納金庫36が満杯の場合
に入金硬貨を受入れて貯留する機能を有してい
る。なお、第1図中符号33Gはゲート、このゲ
ート33Gは、チエイン31で搬送されている硬
貨Cを収納金庫36へ落とす機能を有している。
また、補助金庫37の上方まで移送された硬貨C
は、レール(図示略)の終端部から全て下方に落
下させられて、補助金庫37に収納されるように
なつている。
前記払出搬送路28は、各硬貨収納筒34A〜
34Fの下方で硬貨Cを受取る水平部28bと、
硬貨Cを一枚ずつ分離させながら斜上方に搬送す
る傾斜部28bとを有し、傾斜部28aの上端に
は、移送方向変換機構38が設けられている。
この移送方向変換機構38は、第4図に示すよ
うに、払出搬送路28を構成する移送ベルト39
が巻回されてベルトローラ40の上方に、該ロー
ラ40との間に硬貨一枚の厚さより小さな間隔を
おいて設けられた蹴り落としローラ41と、傾斜
部28aの上端部近傍にベルト39との間に硬貨
一枚分の間隔をおいて設けられた案内板42とか
らなり、前記蹴り落しローラー41は、駆動ベル
ト43を介してベルトローラ40に連結されて、
該ベルトローラ40と同一の方向に回転するよう
になつている。また、前記案内板42の上端部4
2aは、斜下方に向けて折曲されて、硬貨Cを第
3の搬送ベルト16に案内するためのスライダー
となつている。
なお、第4図中符号44で示すものは突起で、
この突起44は、払出搬送路28のベルト39、
第3の搬送ベルト16など、斜上方へ向かう搬送
方向を有するベルトに設けられて硬貨Cを係止す
る係止手段となつている。
このように構成された移送方向変換機構38で
は、蹴り落しローラー41によつて、硬貨Cを移
送ベルト39から引き離すことができるから、前
記移送ベルト39から受渡された硬貨Cを搬送す
る第3の搬送ベルト16の搬送方向を移送ベルト
39と反対方向に設定することができ、したがつ
て、機枠1の前後方向(第1図左右方向)への寸
法を短縮することができるとともに、機枠1の前
部に設けた取引口2へ硬貨Cを搬送することがで
きる。
次いで、循環式硬貨入出金機の動作を説明す
る。
A 入金動作 取引口2に硬貨Cが投入されると、扉5が開放
されて入金搬送路6に硬貨Cが落下し、入金搬送
路6を搬送させながら一枚ずつ分離されるととも
に、センサ14によつて計数され、シユート板1
0を介して第1の硬貨供給機構18に送り込まれ
る。第1の硬貨供給機構18に送り込まれた硬貨
Cは、判別通路21に送り込まれて搬送されると
ともに、判別機構22によつて真偽、金種の判別
が行われ、さらに、計数機構23によつて計数さ
れた後、受入れ不能のものは、リジエクトシユー
ト26を介して払出搬送路28に送り込まれ、出
金搬送路15を経由して取引口2に返却される。
また、受入れ可能のものは、停止状態の傾斜コン
ベア24に一時貯留され、投入された硬貨の選別
が全て終了して顧客による金額の確認が行われた
後、その判断に応じて傾斜コンベア24により上
方へおくられて第2の硬貨供給機構27に投入さ
れるか、傾斜コンベア24により下方へ送られて
前記受入れ不能の硬貨Cと同様に取引口2へ返却
されるようになつている。
そして、第2の硬貨供給機構27に投入された
硬貨Cは、移送チエイン31によつて移送される
とともに、金種判別機構32により判別されて金
種別に硬貨収納筒34A〜34Fに送り込まれ
る。
また、硬貨収納筒34A〜34Fのいずれかが
満杯となつた場合、当該金種の硬貨Cは、ゲート
33Gを作動させることにより収納金庫36に送
り込まれるようになつている。
さらに、収納金庫36が満杯となつた場合に
は、収納金庫36の上を通過して補助金庫37に
送り込まれるようになつている。
なお、前記判別機構22には、硬貨Cの寸法、
重量などの他、磁気特性、光学特性などのデータ
に基づいて判別を行う判別機構が用いられ、一
方、金種判別機構32は、すでに受入れ可能と判
断された硬貨Cを選別するものであるから前記判
別機構22より簡単な判別機構、例えば、光学的
に硬貨Cの径を読取る判別機構により構成されて
いる。
また、計数機構23における計数データ(個数
データ)とセンサ14の計数データとを比較する
ことにより、第1の硬貨供給機構18のホツパ1
9内に変形硬貨、異物などが残留しているか否か
を判別することができ、このような異常が検出さ
れた場合にはホツパ19の底部を開放して前記異
物を除去する作業が行われる。
B 出金動作 払出搬送路28を作動させながら硬貨収納筒3
4A〜34Fのゲート35を適宜開閉して、出金
指令に応じた枚数の硬貨Cを払出搬送路28上に
落下させ、出金搬送路15介して取引口2に送り
出す。
C 硬貨補充動作 硬貨収納筒34A〜34F内の硬貨の枚数が規
定枚数以下になつた場合には、収納金庫36のコ
ンベア36aを作動させるとともに払出搬送路2
8を作動させて収納金庫36内の硬貨Cを払出搬
送路28、出金搬送路15を介して取引口2に送
り込み、さらに、扉5を開放状態として入金搬送
路6に送り込み、前記入金動作と同様の処理を施
して硬貨収納筒34A〜34F内に硬貨Cを補充
する。
なお、取引口の設置位置は前記一実施例に限定
されるものではなく、使用条件に応じて機体の前
面、後面、側面など任意の場所に設けることがで
きる。
[考案の効果] 以上説明した本考案は下記の効果を奏する。
ベルトによつて上方に搬送された硬貨が、ベ
ルトローラの近傍において、ベルトと案内板と
の間を通過して案内板の上部から突出すると、
硬貨の上部が蹴り落しローラによつてベルトか
ら離間する方向に蹴られるとともに、硬貨の下
部が、蹴り落しローラの近傍でありかつ該蹴り
落しローラの僅かに下方位置において湾曲して
折り曲げられた案内板の上端(湾曲部)を支点
として回転するため、該硬貨の方向転換が確実
に行われることとなる。さらに、硬貨は案内板
の上端部の湾曲部を支点として回転した後、該
案内板に沿つて直ぐに出金搬送路の始端部に落
下し、搬送ベルト上に落ち着くこととなる。
すなわち、本考案の循環式硬貨入出金機によ
れば、蹴り落しローラによつて、傾斜状態にあ
るベルトから硬貨を離間させ、更に該硬貨を案
内板の上端部の湾曲部を支点として回転させた
後、該案内板を通じて出金搬送路の始端部に落
下させることができるものであるので、出金搬
送路のコンベアを、前記ベルトの搬送方向と反
対の向きに傾斜した方向へ向けることが可能と
なり、したがつて、機内における硬貨の移送方
向の自由度が高まり、顧客に操作させるために
最適な位置に受取り口を配置して装置の操作性
を良好にすることができる。
また、前記方向変換は、蹴り落しローラと、
該蹴り落しローラの近傍でありかつ該蹴り落し
ローラの僅かに下方位置に、湾曲して折り曲げ
られた案内板の湾曲部を設けることにより、確
実に行われるものである。すなわち、簡易な構
成により確実な方向変換が実現できる効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は循環式硬貨入出金機の側面図、第2図
は硬貨供給機構の詳細説明図、第3図は第2図の
−線に沿う矢視図、第4図は第1図鎖線で
示す部分の拡大図である。 1……機枠、1a……上部フレーム、1b……
下部フレーム、2……取引口、6……入金搬送
路、14……センサ、15……出金搬送路、21
……判別通路、22……判別機構、23……計数
機構、24……傾斜コンベヤ、28……払出搬送
路、28a……傾斜部、28b……水平部、32
……金種判別機構、34A〜34F……硬貨収納
筒、36……収納金庫、38……移送方向変換機
構、39……ベルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取引口に投入された硬貨を判別して金種別に硬
    貨収納筒に貯留する入金機能と該硬貨収納筒に貯
    留されている硬貨を取引口に送り出す出金機能と
    を有する循環式硬貨入出金機において、 前記取引口を硬貨収納筒より上方の位置に配設
    し、前記硬貨収納筒から放出された硬貨を係止手
    段によつて一枚ずつ分離させながら斜上方へ向け
    て搬送するベルトを該ベルトの上端部でターンさ
    せるベルトローラの近傍に、前記ベルトの上端部
    から送り出された硬貨の先端に当接して該硬貨を
    前記ベルトから離間させる移送方向変換機構を設
    け、該移送方向変換機構の下方に、前記取引口へ
    硬貨を搬送する出金搬送路の始端部を配設し、 前記移送方向変換機構が、ベルトローラのわず
    か上方に配設されて該ベルトローラの回転方向と
    同一方向に回転する蹴り落しローラと、前記ベル
    トの上端部近傍に沿つてベルトの表面とわずかに
    離間して設けられる案内板とからなり、 該案内板の上端部が、前記蹴り落しローラの近
    傍でありかつ該蹴り落しローラの僅かに下方位置
    において湾曲して折り曲げられ、更に前記出金搬
    送路の始端部側へ向かつて斜下方に延びるように
    設けられている循環式硬貨入出金機。
JP1520184U 1984-02-06 1984-02-06 循環式硬貨入出金機 Granted JPS60126875U (ja)

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