JPH0336781A - 電子部品用基板の製造方法 - Google Patents

電子部品用基板の製造方法

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JPH0336781A
JPH0336781A JP17157889A JP17157889A JPH0336781A JP H0336781 A JPH0336781 A JP H0336781A JP 17157889 A JP17157889 A JP 17157889A JP 17157889 A JP17157889 A JP 17157889A JP H0336781 A JPH0336781 A JP H0336781A
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crystallized glass
glass
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magnetic material
polished
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Hiroki Yamazaki
博樹 山崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野コ 本発明は電子部品用基板の製造方法に関するものである
[従来技術1 磁気センサー等の電子部品として、表面に磁性材料を備
えた基板が用いられる。このような電子部品用基板を製
作する場合、大きく分けて2通りの方法が採られている
その一つはガラス板やセラミック板からなる非磁性材料
の基板上に磁性材料を接着剤で貼り付ける方法であり、
もう一つは磁性材料の表面にガラス粉末をペースト化し
、スクリーン印刷して焼成することによって非磁性層を
形成する方法である5゜[発明が解決しようとする問題
点] しかしながら前者の基板上に接着剤により磁性材料を貼
り付ける方法は、手数のがかる貼り付は作業と共に特別
な接着剤を必要とするばかりでなく、電子部品としての
性能を発揮するように精密な寸法精度で貼り付けること
が困難である。
また後者のガラス粉末を用いる方法の場合、得られたガ
ラス層の表面は凹凸状を呈しているため研磨することに
よって表面を平滑にする必要があるが、ガラス層には泡
が存在しており、研磨すると表面にピンホールと呼ばれ
る小さな穴が発生して欠陥部品になるという問題が生じ
る。さらに磁気センサー等では非磁性層は所定の厚みを
有することが要求され、具体的には100〜300μm
の厚みを有することが要求されるが、この方法によって
形成されるガラス層の厚みは精々10〜30μmに限定
される。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、接着剤やガラ
ス粉末を用いずに作業性良く精密な寸法精度で所定の厚
みを有する非磁性層を備えた電子部品用基板を製造する
方法を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の電子部品用基板の製造方法は、所定の形状を有
し、熱圧着が可能な結晶化ガラスの一面に磁性材料を熱
圧着する工程、該結晶化ガラスの他面を研磨して所定の
肉厚にする工程からなることを特徴とする。
本発明において用いる結晶化ガラスは重量百分率テSi
O260〜85%、Li2O6〜15%、Kzo 1〜
7χ、Na2O0,1〜7%、 K20+Na2O2〜
14%、p2o50.1〜5%、 Al2O31〜10
%。
Pb00〜15X、Zr020−10%からなり、ガラ
スマトリックス相が全容量の20〜60%を占め、残り
が結晶相であることを特徴とする。この結晶化ガラスは
、磁性材料を接触関係に置いた後、加圧しながら軟化点
以下の温度で熱処理することにより1表面部のガラスマ
トリックス相に接着作用を付与せしめることが可能なも
のである。
また本発明において用いる磁性材料としては酸化物磁性
材料あるいは金属磁性材料があり、酸化物磁性材料とし
てはフェライト、金属磁性材料としては磁鉄鋼がある。
[作用] 先記した成分及び含有量からなる結晶化ガラスは、主結
晶相としてLi2O・2Si02を析出するため形状変
化を起こしに<<、一方力ラスマトリックス相は、Si
O2が少なく、且つに20 、 Na2O等のアルカリ
成分が多いため熱を受けるとガラスマトリックス相が溶
けて接着性を示す特性を有している。この結晶化ガラス
と磁性材料とをその表面同志が接触関係になるように配
置した後加圧しながら結晶化ガラスの軟化点以下の温度
で熱処理する、いわゆる熱圧着すると、結晶化ガラスの
表面部のガラスマトリックス相が薄膜状に溶けて磁性材
料との接触界面を被い、これによって結晶化ガラスと磁
性材料とが強固に接着する。
本発明においては結晶化ガラスの一面に磁性材料を熱圧
着した後、結晶化ガラスの他面を研磨するので、非磁性
層の厚みを任意に設定することが可能である。
また上記組成を有する本発明の結晶化ガラスは、泡が存
在しないためピンホールが発生せず、化学的耐久性も良
好であり、且つ80〜150 xlO−’/°Cの磁性
材料に合わせた熱膨張係数を選択できるため磁性材料と
接着しても歪みが発生することはない。
[実施例] 以下本発明を実施例に基づいて説明する。
重量百分率で5iOz 75%、Li2O8%,K2O
5%、Na2O3%、 Al□0,6%、P20q 3
%のガラス組成になるようにガラス原料を調合し、白金
るつぼを用いて約1450℃で溶融した後カーボン鋳型
に流し込んで成形し、これを徐冷炉に入れ室温まで炉冷
することによって結晶化可能なガラス成形品を得た。そ
の後このガラスを電気炉に木れ120℃/時の昇温速度
で約550 ’Cまで加熱して1時間保持し、次いで4
0℃/時の昇温速度で約800℃まで加熱して2時間保
持した後室温まで炉冷した。これによってLi2O・2
SiO□結晶を析出し、ガラスマトリックス相が約25
容量%を占め熱膨張係数が約120 X 10−7/”
C1軟化点が約730℃の結晶化ガラスが得られた。
次にこの結晶化ガラスを縦60mm、横30 rnIn
で厚さが0.4mmの寸法に加工した後、これの−面に
縦60mm、横30 m rnで厚さ4mmの寸法を有
し、表面を鏡面研磨した熱膨張係数が約120 X 1
0−7/°Cのフェライトを載せて接触させ、さらにそ
の上に約2Kg/cm2の圧力になるように荷重をかけ
、それを電気炉中にセットし、フェライトの酸化防止の
ためN2ガス雰囲気中において常温から600℃/時の
昇温速度で約710℃まで加熱し、この温度に1時間保
持した後、常温まで炉冷することによって結晶化ガラス
にフェライトを接着した6その後、結晶化ガラスの表面
を研磨して200μmの肉厚の結晶化ガラスからなる非
磁性層を備えた電子部品用基板を作製した。
上記電子部品用基板をダイヤモンドカッターを用いてそ
の接着面に対して垂直に切断し、その切断面を観察した
ところ、フェライトと結晶化ガラスは精度良く強固に接
着しており、ま°た結晶化ガラスの表面にピンホールは
認められなかった。
「発明の効果] 以上のように本発明の電子部品用基板の製造方法による
と任意の厚さの非磁性層を有する電子部品用基板を作業
性良く、精密な寸法精度で製造することが可能であり、
磁気センサに用いられる基板をはじめとして磁性材料と
非磁性材料からなる各種の電子部品用基板の製造に適用
することが可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の形状を有し、熱圧着が可能な結晶化ガラス
    の一面に磁性材料を熱圧着する工程、該結晶化ガラスの
    他面を研磨して所定の肉厚にする工程からなることを特
    徴とする電子部品用基板の製造方法。
  2. (2)結晶化ガラスが重量百分率でSiO_260〜8
    5%,Li_2O6〜15%,K_2O1〜7%,Na
    _2O0.1〜7%,K_2O+Na_2O2〜14%
    ,P_2O_50.1〜5%,Al_2O_31〜10
    %,PbO0〜15%,ZrO_20〜10%からなり
    、ガラスマトリックス相が全容量の20〜60%を占め
    、残りが結晶相であることを特徴とする特許請求の範囲
    第一項記載の電子部品用基板の製造方法。
  3. (3)磁性材料が酸化物磁性材料あるいは金属磁性材料
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第一項記載の
    電子部品用基板の製造方法。
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