JP3388453B2 - X線マスク又はx線マスク材料の支持体用ガラス、x線マスク材料及びx線マスク - Google Patents

X線マスク又はx線マスク材料の支持体用ガラス、x線マスク材料及びx線マスク

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JP3388453B2 JP05574294A JP5574294A JP3388453B2 JP 3388453 B2 JP3388453 B2 JP 3388453B2 JP 05574294 A JP05574294 A JP 05574294A JP 5574294 A JP5574294 A JP 5574294A JP 3388453 B2 JP3388453 B2 JP 3388453B2
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  • Glass Compositions (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線リソグラフィーに
用いられるX線マスク材料及びX線マスクの支持体用ガ
ラス並びにこのガラスを用いたX線マスク材料及びX線
マスクに関する。詳しくは、パターンシフトに影響を及
ぼすX線マスクメンブレン内の歪み(以下、面内歪みと
いうことがある)を制御したX線マスク材料及びX線マ
スクを提供することが可能な支持体用ガラス、並びにこ
のガラスを用いたX線マスク材料及びX線マスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体産業において、シリコン基
板等に微細パターンからなる集積回路を形成する技術に
は露光用電磁波として、可視光や紫外光を用いて微細パ
ターンを転写するフォトリソグラフィー法が用いられて
きた。しかし、近年、半導体技術の進歩とともに、超L
SIなどの半導体装置の高集積化が著しく進み、このよ
うな背景に伴い、従来のフォトリソグラフィー法に用い
てきた可視光や紫外光での転写限界を超えた高精度の微
細パターンの転写技術が要求されるに至った。このよう
な微細パターンを転写させるために、より波長の短いX
線を露光用電磁波として用いるX線リソグラフィー法が
試みられている。
【0003】X線リソグラフィー用のX線マスクの構造
の説明図を図1に示す。X線マスク1はX線透過膜2と
X線吸収パターン3とを有し、さらにこれらはシリコン
ウエハからなるシリコン基板4で支持されている。さら
に、X線マスク1は、X線リソグラフィー法において、
従来のフォトリソグラフィー法におけるフォトマスクと
同様に、ステッパーへの装着などのさまざまな取扱いを
受ける。そこで、このような取扱いの際のマスク破損の
危険性を減少させ、取扱い上の安全性を付与することを
目的として、通常、前記シリコン基板4はガラス支持体
5に接着固定される(接合部:6)。
【0004】シリコン基板4とガラス支持体5との接着
法としては、エポキシ樹脂等の接着剤を用いる方法と陽
極接合法がある。前者は、接着剤の厚みがばらつくとい
う問題や接着剤の耐熱性、耐久性などが経時的に劣化す
るという問題がある。特に、接着剤の厚みのばらつき
は、シリコン基板面内の均一性やロット間の再現性を損
なうため大きな問題である。一方、陽極接合は、接着層
が存在しないためシリコン基板面内での均一性が高く、
かつ再現性にも優れた方法である。また、経時的に変化
することもなく、安定な接着が得られる。
【0005】X線マスクの前駆体であるX線マスク材料
(X線マスクブランクスともいう)におけるガラス支持
体とシリコン基板との陽極接合法は、例えば、特開平4
−330711号公報に記載されている。即ち、ガラス
支持体とシリコン基板とを300℃以上に加熱し、ガラ
ス支持体側に500〜1000V程度の負電圧を印加す
ることにより、ガラス支持体とシリコン基板の間で大き
な静電引力が生じ、両者の界面で化学結合が生じる。前
記ガラス支持体は、可動イオンであるアルカリ金属を含
んでおり、300℃程度では、イオンが移動するため導
電性をもつ。そしてイオンの移動とともに静電引力は大
きくなり、強固な接合が実現される。
【0006】尚、X線リソグラフィー法におけるX線マ
スクを使用したパターン露光は、感光面との間隔が10
〜50μmという近接露光法により行われる。そのた
め、X線マスクのパターン面には、5μm程度以下の高
い平面度が必要とされる。ところが、陽極接合では、一
般に、接合時の熱プロセスにおいて、シリコン基板とガ
ラス支持体の熱膨張率の差に起因した歪み(熱歪み)が
生じる。この歪みは、マスク材料を変形させるため、高
い平面度が得られないことがある。そこで、上記公報に
記載の方法では、支持体用ガラスとして、シリコン基板
と比較的熱膨張係数の近いNa2 Oを含有したアルミノ
ケイ酸ガラスを使用して、平面度の高いマスク材料が得
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】シリコン基板のガラス
支持体への接合は、X線透過膜とX線吸収膜又はX線吸
収パターンを有するシリコン基板とガラス支持体との間
で行われる。そのため、シリコン基板上のX線透過膜と
X線吸収膜又はX線吸収パターンも、接合時に300℃
以上の温度にさらされることになる。ところが、X線吸
収膜及びパターンは高融点金属材料からなり、熱的に不
安定であり、200℃を超える温度では容易に膜応力が
変化する。本発明者らの検討によれば、このような膜応
力の変化は、パターンの位置ずれを招き、パターン転写
の精度を著しく低下させてしまい、実用可能なX線マス
クを得られないことが判明した。
【0008】そこで、本発明の第1の目的は、200℃
以下の温度でX線マスク材料又はX線マスクのシリコン
基板との陽極接合が可能な支持体用ガラスを提供するこ
と、及びこのガラス支持体を用いたX線マスク材料又は
X線マスクを提供することにある。
【0009】本発明者らは、高融点金属材料からなるX
線吸収膜又はパターンを有するX線マスク材料又はX線
マスクの作製を、200℃以下の熱プロセスにおいて行
うことを試みた。しかし、前記公報に記載の支持体用ガ
ラスをそのまま用い、200℃以下の温度で接合を試み
たが、シリコン基板のガラス支持体への接合はできなか
った。これは、上記支持体用ガラスが、20℃で6×1
14Ω・cmと比較的高い体積抵抗率をもち、接合に必要
なイオンの移動が十分でないことが原因であろうと推察
された。そこで、上記ガラスに過剰量のNa2 Oを混入
し、1×1013Ω・cm以下の体積抵抗率を有するガラス
を調製し、シリコン基板との接合を試みた。その結果、
体積抵抗率を小さくしたガラス支持体を用いることで、
200℃以下の接合が可能となることが判明した。
【0010】ところが、過剰量のNa2 Oを含むガラス
を用いた場合、接合後のシリコン基板は大きく変形し、
面内歪みが大きくなってしまうことがさらに判明した。
これまでのところ、200℃以下の温度での陽極接合が
可能であり、かつ陽極接合後に面内歪みを生じにくい、
X線マスク材料又はX線マスクの支持体用のガラスは知
られていない。従って、これまで、高い平面度を有し、
かつX線吸収体のパターン歪みのない、実用可能なX線
マスクは得られていない。
【0011】そこで、本発明の第2の目的は、200℃
以下の低温でシリコン基板との陽極接合が可能であり、
かつ陽極接合後にシリコン基板に面内歪みを生じにく
い、X線マスク材料及びX線マスクの支持体用のガラス
を提供すること、及びこのガラスを用いた、パターン転
写精度が高く、かつマスク面内の歪みも低減したX線マ
スク材料及びX線マスクを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためになされたものであり、本発明の第1の態
様は、20℃で1×1013〜1×105 Ω・cmの範囲の
体積抵抗率を有するガラスであることを特徴とするX線
マスク又はX線マスク材料の支持体用ガラスに関する。
より具体的には、本発明は、β−ユークリブタイト、β
−石英固溶体又はこの両者を結晶として含有するアルミ
ノケイ酸ガラスであることを特徴とするX線マスク又は
X線マスク材料の支持体用ガラスに関する。さらに好ま
しくは、陽極接合温度帯域において、シリコンの熱膨張
による伸び率と実質的に等しい熱膨張による伸び率を有
する上記のガラスに関する。
【0013】また、本発明の別の態様は、(1)X線透
過膜を有するシリコン基板とガラス支持体とを陽極接合
してなるX線マスク材料であって、前記ガラス支持体が
前記本発明のガラスからなるX線マスク材料、(2)X
線透過膜上にX線吸収膜を有する上記(1)のX線マス
ク材料、(3)X線透過膜を有するシリコン基板とガラ
ス支持体とを陽極接合してなり、かつ前記X線透過膜上
にX線吸収パターンを有するX線マスクであって、前記
ガラス支持体が前記の本発明のガラスからなるX線マス
クに関する。
【0014】本発明のガラスは、20℃で1×1013
1×105 Ω・cmの範囲の体積抵抗率を有することを特
徴とする。体積抵抗率が1×1013Ω・cmを超えるガラ
スでは、200℃以下での陽極接合が実質的に不可能で
ある。一方、体積抵抗率が1×105 Ω・cm未満のガラ
スでは、ガラスの形成が難しく、また化学的耐久性も著
しく低いという問題がある。好ましいガラスは、20℃
で1×1012〜1×106 Ω・cmの範囲の体積抵抗率を
有するガラスであり、より好ましいガラスは、20℃で
1×1012〜1×108 Ω・cmの範囲の体積抵抗率を有
するガラスである。
【0015】さらに本発明のガラスは、β−ユークリブ
タイト、β−石英固溶体又はこの両者を含有するアルミ
ノケイ酸ガラスである。β−ユークリブタイトは、Li
2 O−Al2 3 −2SiO2 の組成を有する結晶であ
る。また、β−石英固溶体は、β−ユークリブタイト
(Li2 O−Al2 3 −2SiO2 )とSiO2 との
固溶体結晶である。さらに、β−ユークリブタイト及び
β−石英固溶体は、Li2 Oの一部をMgOと置換する
ことができる。従って、本発明においては、β−ユーク
リブタイト及びβ−石英固溶体とは、それぞれ上記組成
の結晶以外にLi2 Oの一部がMgOで置換された結晶
も含むものとする。また、β−ユークリブタイト及びβ
−石英固溶体は、製造条件等により異なるが、一般に
0.05μm以下の大きさを有し、β−ユークリブタイ
ト及び/又はβ−石英固溶体を含有する結晶化ガラスは
透明なガラスである。
【0016】β−ユークリブタイト及びβ−石英固溶体
は、ガラスの体積抵抗率を低下させるのに有効な成分で
あり、アルミノケイ酸ガラスにβ−ユークリブタイト、
β−石英固溶体又はその両者を析出含有させることで2
00℃以下での陽極接合が可能となる。本発明のアルミ
ノケイ酸ガラス中のβ−ユークリブタイト、β−石英固
溶体又はその両者の含有量は、50〜70%、好ましく
は55〜65%の範囲であることが適当である。さら
に、β−ユークリブタイト及び/又はβ−石英固溶体を
含有する本発明のアルミノケイ酸結晶化ガラスは、その
組成を調整することにより、シリコンと近い熱膨張率を
有するものとすることができることから好ましい。
【0017】さらに本発明のガラスは、陽極接合温度帯
域において、シリコンの熱膨張による伸び率と実質的に
等しい熱膨張による伸び率を有することが好ましい。こ
のようにガラスの熱膨張による伸び率を調整することに
より、陽極接合後のシリコン基板が大きく変形すること
を抑制でき、面内歪みを低減させることができる。ガラ
スの熱膨張による伸び率は、その組成を適宜調製するこ
とにより調節することができる。
【0018】本発明のガラスは、Na2 Oをさらに含有
するものであることが好ましい。Na2 Oは、ガラスの
電気伝導率を調整する成分である。適当量のNa2 Oを
含有させることにより、陽極接合を容易に行うことがで
きる。
【0019】さらに本発明のガラスは、β−ユークリブ
タイト、β−石英固溶体又はこの両者を含有し、かつ重
量%表示でSiO2 を50〜62%、Al2 3 を22
〜30%、Li2 Oを2〜4.5%、Na2 Oを1〜6
%、P2 5 を2〜7%、MgOを0.5〜5%、Ti
2 を1〜5.5%、ZnO2 を0〜2%それぞれ含有
するアルミノケイ酸結晶化ガラスであることが好まし
い。
【0020】SiO2 は、熱処理によりβ−ユークリブ
タイト及びβ−石英固溶体を析出させる成分であり、β
−石英固溶体に固溶される成分でもあり、さらにはガラ
ス骨格ともなる成分である。但し、50%未満ではβ−
ユークリブタイト及びβ−石英固溶体の析出量が少なく
熱膨張係数が大きくなり過ぎるとともに化学耐久性が低
下する傾向がある。一方、62%を超えると粘性が高く
なり過ぎて溶融が困難となる傾向がある。従ってSiO
2 の割合は、50〜62%の範囲にあることが好まし
い。より好ましくは53〜59%の範囲である。
【0021】Al2 3 は、β−ユークリブタイト及び
β−石英固溶体を析出させる成分であり、さらにはガラ
スを構成する成分でもあり、熱膨張係数の調整のための
成分である。但し、22%未満では分相傾向が増大する
ので均質なβ−ユークリブタイト及びβ−石英固溶体を
析出することが困難になる傾向があり、一方、30%を
超えると耐失透性が悪化する傾向がある。従って、Al
2 3 の割合は、22〜30%の範囲であることが好ま
しい。より好ましくは24〜28%の範囲である。
【0022】Li2 Oは、熱処理により生じるβ−ユー
クリブタイト及びβ−石英固溶体を構成する成分であ
る。但し、2%未満ではβ−ユークリブタイト及びβ−
石英固溶体結晶の析出量が少なく、熱膨張係数が大きく
なり過ぎる傾向があり、4.5%を超えると逆に熱膨張
係数が少なくなり過ぎる傾向がある。従ってLi2 Oの
割合は、2〜4.5%の範囲であることが好ましい。よ
り好ましくは2.7〜3.7%の範囲である。
【0023】P2 5 は、β−ユークリブタイト及び/
又はβ−石英固溶体の結晶の核形成に寄与する成分であ
り、かつガラスの溶融性を向上させる効果がある。その
ため、2%以上含有することが好ましい。但し、7%を
超えると、β−ユークリブタイト及び/又はβ−石英固
溶体結晶の析出量が多くなり、熱膨張係数が小さくなり
過ぎる傾向がある。そこで、P2 5 の割合は、2〜7
%の範囲であることが好ましい。より好ましくは2.7
〜5.9%の範囲である。
【0024】MgOは、前記のようにLi2 Oと置換し
てβ−ユークリブタイト及びβ−石英固溶体を構成する
成分であるとともに、安定なガラスを得るために有効な
成分である。但し、0.5%未満では溶融性が低下する
傾向があり、5%を超えると膨張係数が大きくなり過ぎ
る傾向がある。そこで、MgOの割合は、0.5〜5%
の範囲であることが好ましい。より好ましくは1〜4%
の範囲である。
【0025】Na2 Oは、ガラスの電気伝導度を上げる
成分であり、添加量が大きいほど電気伝導度が大きくな
り低温での陽極接合が可能となる。但し、6%を超える
と熱膨張係数が大きくなり過ぎる傾向がある。また、1
%未満では電気伝導度が小さくなって陽極接合が困難に
なり、熱膨張係数が小さくなり過ぎるとともに溶融性が
低下する傾向がある。そこで、Na2 Oの割合は、1〜
6%の範囲であることが好ましい。より好ましくは2〜
5%の範囲である。
【0026】TiO2 は、β−ユークリブタイト及びβ
−石英固溶体の結晶核形成剤としての作用を有する。但
し、1%未満ではこの作用が小さく、均質な結晶化ガラ
スが得にくくなる傾向があり、5.5%を超えるとガラ
スの耐失透性が悪化する傾向がある。そこで、TiO2
の割合は、1〜5.5%の範囲であることが好ましい。
より好ましくは2.8〜4.5%の範囲である。
【0027】ZnOは、MgOと同様に、Li2 Oと置
換してβ−ユークリブタイト及びβ−石英固溶体に含ま
れ得るか、又はβ−ユークリブタイト及びβ−石英固溶
体に固溶し得る成分である。さらにZnOは、安定なガ
ラスを得るのに有効な成分であり、ガラスの熱膨張係数
を大きくする成分でもあるので、熱膨張係数の調整のた
めに有効であり、また、化学的耐久性を向上させる効果
もある。しかしながら、2%を超えると表面結晶化を起
こし易くなるので、ZnOの割合は、0〜2%の範囲で
あることが好ましい。より好ましくは0.4〜1.4%
の範囲である。
【0028】ZrO2 は、単独又はTiO2 とともに用
いることにより、β−ユークリブタイト及びβ−石英固
溶体の結晶核形成剤としての作用を有し、また、TiO
2 の結晶核形成剤としての作用を大きくする効果があ
る。但し、3%を超えると溶融が困難となり、未溶融物
として残る傾向がある。そこで、ZrO2 の割合は、0
〜3%の範囲であることが好ましい。より好ましくは0
〜1.4%の範囲である。
【0029】さらに、上記成分の他に、熱膨張係数の微
調整のためにB2 3 やBaO等を、また清澄のため
に、As2 3 やSbO3 等を、結晶化ガラスの特性を
悪化させない程度にそれぞれ含有させることができる。
【0030】上記本発明の結晶化ガラスは、例えば以下
に示す製造方法により得ることができる。ガラス原料を
調合し、白金製るつぼを使用して1550〜1650℃
で溶融した後、溶融ガラスをダクタイル鋳型に流し出し
成形し、ガラス移転温度付近に保持した電気炉内に入れ
て徐冷しガラスを得る。次に、常温から5〜30℃/h
rの昇温速度で700〜900℃の範囲の温度、好まし
くは700〜850℃のの範囲の温度にまで加熱し、そ
の温度で1〜10時間保持し熱処理を行い、β−ユーク
リブタイト及び/又はβ−石英固溶体の結晶を成長させ
た後、電気炉を断電し自然冷却する。ここで熱処理温度
は、700℃未満では、β−ユークリブタイト及びβ−
石英固溶体の結晶を析出させることができず、900℃
を超えるとβ−ユークリブタイト及びβ−石英固溶体以
外の結晶が析出するため好ましくない。
【0031】本発明の結晶化ガラスは、20℃で1×1
13Ω・cm以下の低い体積抵抗率を示す。これにより2
00℃以下の温度においても陽極接合可能なイオンの移
動があり、接合温度を100℃程度まで下げることがで
きる。特に、本発明では、所定量のナトリウムイオンを
含有させることにより、上記体積抵抗率を有するガラス
を得ることができる。
【0032】さらに、本発明の結晶化ガラスは、例えば
ナトリウムイオンを含み、低い体積抵抗率を示すにも係
わらず、β−ユークリブタイト及び/又はβ−石英固溶
体結晶を含むため、約100〜200℃の陽極接合温度
帯域を含む30〜400℃の温度領域において、例えば
20〜40×10-7/℃の範囲の熱膨張係数を有する。
この熱膨張係数は、シリコン基板の熱膨張係数(32×
10-7/℃)と近似の値である。さらに、本発明の結晶
化ガラスは、実用上十分な破壊強度を有するものでもあ
る。
【0033】従って、本発明のガラスを用いることによ
り、陽極接合に必要な温度を必要により100℃程度ま
で下げることができ、かつ熱歪みの小さい高い平面度を
有するX線マスク材料及びX線マスクを得ることができ
る。尚、200℃以下の温度において陽極接合を行うこ
とができる本発明のガラスは、上記のガラス組成に限定
されるものではなく、20℃において1×1013Ω・cm
〜1×105 Ω・cmの体積抵抗率をもつものであれば良
い。さらに、ガラスの熱膨張係数がシリコンとより近い
ものであれば、より高い平面度を持つX線マスク材料及
びX線マスクを得ることができる。特に、X線マスクに
要求される5μm以下の平面度を得るには、ガラスの熱
膨張による伸び率α1とシリコンの熱膨張による伸び率
α2との比率(α1/α2)が0.5〜1.5の範囲で
あることが特に好ましい。
【0034】本発明のX線マスク材料10は、図2に断
面説明図を示すように、X線透過膜11を有するシリコ
ン基板12とガラス支持体13とを陽極接合してなるX
線マスク材料であって、前記ガラス支持体が本発明のガ
ラスからなるものである。さらに、本発明の別の態様の
X線マスク材料は、図3に示すように、前記図2に示し
たX線マスク材料10のX線透過膜11上にさらにX線
吸収膜14を有するものである。シリコン基板12とガ
ラス支持体13とは、直接陽極接合したものである以外
に、図2及び3には図示していないが、シリコン基板1
2のガラス支持体13の接合側にX線透過膜11と同様
のX線透過膜が残った状態で両者を陽極接合したもので
あってもよい。
【0035】さらに本発明のX線マスク20は、図4に
断面説明図を示すように、X線透過膜11を有するシリ
コン支持体12とガラス支持体13とを陽極接合してな
り、前記X線透過膜11上にX線吸収パターン15を有
し、かつ前記ガラス支持体13が前記本発明のガラスか
らなるものである。シリコン基板12とガラス支持体1
3とは、直接陽極接合したものである以外に、図4には
図示していないが、シリコン基板12のガラス支持体1
3の接合側にX線透過膜11と同様のX線透過膜が残っ
た状態で両者を陽極接合したものであってもよい。
【0036】本発明のX線マスク材料及びX線マスクの
作成において、陽極接合とは、接合温度を約100〜2
00℃の範囲とする以外は、常法により行うことができ
る。また、X線透過膜、シリコン支持体、X線吸収膜及
びX線吸収パターンの材質、形状及び形成法等は、公知
のものをそのまま採用することができる。例えば、X線
透過膜の材料としては、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケ
イ素(Si3 4 )、ケイ素(Si)、ダイヤモンド等
を挙げることができる。また、X線吸収膜及びX線吸収
パターンを構成する材料としては、Ta、W、Au、T
a−B混合体等を挙げることができる。
【0037】本発明のX線マスク材料及びX線マスク
は、本発明の結晶化ガラスを支持体として用い、かつ所
定の温度範囲(約100〜200℃)で陽極接合法によ
りマスク基板と接合するので、高い平面度を有するもの
であり、さらにX線吸収パターンが熱的な面内歪みを有
することもない。
【0038】
【実施例】以下本発明を、実施例に基づきさらに詳しく
説明する。 実施例1〜6 実施例1においては、SiO2 を55.5%、Al2
3 を25.3%、Li2 Oを2.7%、P2 5 を5.
9%、MgOを1.5%、Na2 Oを4.0%、TiO
2 を2.8%、ZnOを0.4%、ZrO2 を1.4
%、As2 3 を0.5%含有し、かつβ−石英固溶体
結晶を析出結晶として含有する結晶化ガラスを調製し
た。また表1及び2に示す組成をする実施例2〜6のガ
ラスも同様に調製した。
【0039】これらの結晶化ガラスは以下の方法により
製造した。出発原料として通常使用されている硅石粉、
アルミナまたは水酸化アルミニウム、炭酸リチウム、正
リン酸、炭酸マグネシウム、炭酸ソーダ、酸化チタン、
亜鉛華、ジルコニア、酸化ヒ素、ホウ酸および硝酸バリ
ウムを適時選択して用い、表1に示すガラスが得られる
ように調合し、そのバッチを100ml白金製るつぼを
使って1550〜1650℃で約5時間溶融し、脱泡、
清澄した。この溶融ガラスをダクタイル鋳型に流し出
し、ガラス転移温度付近に保持した電気炉内に入れて徐
冷しガラスを得た。次に、常温から5〜30℃/hrの
昇温速度で700〜900℃まで加熱しその温度で1〜
10時間保持し熱処理し、β−石英固溶体結晶を成長さ
せた。その電気炉を断電し常温まで放置した。得られた
結晶化ガラスは淡褐色の透明性を示す外観を呈し、主結
晶としてβ−石英固溶体を約55〜65%含有してい
た。
【0040】次いで、得られた実施例1〜6の結晶化ガ
ラスについて、30〜400℃までの温度領域の熱膨張
係数、曲げ強度、体積抵抗率をそれぞれ測定した。な
お、熱膨張係数は市販の差動トランス式膨張計(商品
名:TMA8141BS,(株)リガク製)を用いて測
定し、曲げ強度は、JIS R 1601(1981)
に基づき3点曲げ強度を測定した。また、体積抵抗率
は、市販の誘電損出測定装置(商品名:TRS−10,
(株)安藤電機製)を用いて測定した。これらの測定結
果を表1および表2に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】表1および表2より、実施例1〜6の結晶
化ガラスは、熱膨張係数が27〜31×10-7/℃と好
ましい値を有しつつ、曲げ強度は120〜140MPa
と優れていた。また体積抵抗率は1.9〜3.4×10
11Ω・cmと絶縁性が低く、シリコン基板との陽極接合を
200℃以下で行えることが出来る値であった。
【0044】実施例7 実施例1〜6の結晶化ガラスとシリコン基板との陽極接
合を行った。図5に、X線吸収パターン24を有するX
線マスクの作成法の断面説明図を示す。 (A):シリコン(Si)基板21の両面にX線透過膜
として炭化ケイ素22a、22bを成膜して作成したX
線マスクメンブレンの断面を示す。なお、シリコン基板
21としては大きさ3”φ、厚さ2mmで結晶方位(1
00)のシリコン基板を用いた。またX線透過膜として
の炭化ケイ素は、ジクロロシランとアセチレンを用いて
CVD法により1μmの厚みに成膜されたものである。 (B):次に、X線透過膜22aの上にX線吸収膜23
を構成するTa膜をRFマグネトロンスパッタ法によっ
て0.8μmの厚さに形成した。
【0045】(C):次に、X線吸収膜23の上に電子
線レジストを塗布して電子線により線幅0.25μm以
下のレジストパターンを形成し、このレジストパターン
をマスクにして反応性イオンビームエッチングを施し、
X線吸収パターン24を形成した。 (D):次に、基板21のもう一方の側(裏面)に形成
されたX線透過膜22bをCF4 等のフッ素系ガスと酸
素ガスとの混合ガスを用いる反応性イオンエッチングに
よりその中央部の25mm角の領域をエッチング除去
し、さらに残ったX線透過膜22bをマスクとして、8
0〜100℃に加熱した10〜50wt%NaOH水溶
液に浸せきすることによりシリコン基板21の中央部を
除去し、25mm角の自立したメンブレンを有するマス
ク支持体25を形成した。
【0046】(E):大きさ100mm角で厚さ4mm
で中心に直径55mmの穴孔をもつガラス支持体26と
マスク支持体25とを重ね合わせ、上下(正負)電極で
挟みこみ、全体を均一に加熱した。そしてマスク支持体
25側の電極板を正極に、ガラス支持体26側の電極を
負極になるように配線して直流電圧を印加し、マスク支
持体25とガラス支持体26とを接合した。このときの
印加電圧としては、1000Vとし、接温度としては、
150℃とし、接合時間としては、10分とした。
【0047】前記で得られた本発明のX線マスクの平面
度を、フィゾー干渉計により評価した。さらに、X線透
過膜のX線透過領域の面内歪みをレーザー測長機(光波
3i)にて測定した。その結果を表1及び2に示す。表
1及び2から、陽極接合後に得られたマスク平面度は、
実施例1〜6の結晶化ガラスにおいていずれも、X線マ
スクに要求される5μm以下であった。さらにX線透過
膜のX線透過領域の面内歪みも、いずれのガラスについ
ても測定誤差である30nm(3σ)以下の実用上十分
な面内歪みが得られていることを確認した。
【0048】尚、X線マスク材料及びX線マスクの作製
工程は本実施例の方法に限定されるものではなく、例え
ば、X線吸収膜のパターニングは、メンブレンを自立化
した後やフレームを接合した後でも良く、またメンブレ
ンの自立化は、フレーム接合の後でも良い。また、上記
例では、マスク支持体25とガラス支持体26との接合
は、マスク支持体25の裏面に形成された炭化珪素膜2
2bに対して行ったが、マスク支持体25とガラス支持
体26との接合は、炭化珪素膜22bを、反応性イオン
エッチング等のドライエッチングにより除去して得られ
た、シリコン基板21との間で行うこともできる。ま
た、本実施例ではX線透過膜を自立させる方法としてN
aOHを用いたが、これ以外にフッ硝酸(HFとHNO
3 の混合液)等も用いることもできる。またシリコン基
板やガラス支持体の大きさ、厚みについても特に限定さ
れるものでない。
【0049】200℃以下の温度で陽極接合が可能で、
接合後のマスク基板の平面度を5μm以下の保つための
ガラス支持体としては、実施例に示したガラスに限ら
ず、20℃で1×1013Ω・cmから1×105 Ω・cmの
体積抵抗率を持ち、かつ陽極接合温度帯域において、ガ
ラスの熱膨張による伸び率α1とシリコンの熱膨張によ
る伸び率α2との比(α1/α2)が実質的に等しいガ
ラスを用いても良い。ここで接合可能な温度の下限は、
ガラスの体積抵抗率と密接な関係にあり、体積抵抗率を
小さくすることで接合温度を下げることができる。体積
抵抗率が1×1013Ω・cmを超えると200℃以下の温
度での陽極接合は出来ず、また1×105Ω・cm未満で
は、安定したガラスとならないため、1×1013Ω・cm
から1×105 Ω・cmの体積抵抗率である必要がある。
【0050】またガラスの熱膨張による伸び率α1とシ
リコンの熱膨張による伸び率α2との比率(α1/α
2)は、接合後のマスク基板の平面度と密接に関係し、
比率が小さい程平面度は小さくなる。そしてマスク基板
に要求される5μmの平面度を得るためには、比率は
0.5〜1.5の範囲であることが好ましい。しかし、
この値は、ガラスとシリコンが全く同一の温度で接合さ
れた場合に当てはまるものである。従って、本実施例と
異なる加熱方法を用い、ガラスとシリコンとの温度が異
なる場合、また基板の大きさや厚さ、さらにガラス支持
体の厚みなどが本実施例と異なる場合も、条件を適宜変
更することで、同様な結果を得ることができる。
【0051】比較例 比較のため、前記従来技術(特開平4−330711号
公報)のアルミノケイ酸ガラスについて、上記と同様の
測定を行った。結果を表2に示す。その結果、実施例1
〜6の結晶化ガラスと比較すると、熱膨張係数と曲げ強
度は同等であるが、体積抵抗率が6.0×1014Ω・cm
と絶縁性が大きく、陽極接合を行うには300℃以上の
高温が必要であった。さらに、陽極接合後に得られたマ
スク平面度は、X線マスクに要求される5μm以下であ
ったが、X線透過膜のX線透過領域の面内歪みをレーザ
測長機(光波3i)にて測定したところ、150nm
(3σ)と測定誤差である30nm(3σ)を超える熱
歪みを示すことが確認された。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ガ
ラス支持体として体積抵抗率が20℃で1×1013Ω・
cmから1×105 Ω・cmの範囲である結晶化ガラスを用
いることにより、200℃以下の温度でマスク基板と陽
極接合することができる。さらに、この結晶化ガラスの
熱膨張係数をシリコンの熱膨張係数と近くすることによ
り、200℃以下の温度でマスク基板と陽極接合するこ
とができ、かつ高い平面度をもち、X線吸収パターンの
熱的な位置歪みを引き起こさないX線マスク及びX線マ
スク材料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線マスクの構造説明図。
【図2】本発明のX線マスク材料の断面説明図。
【図3】本発明のX線マスク材料の断面説明図。
【図4】本発明のX線マスクの断面説明図。
【図5】実施例7におけるX線マスクの製造工程説明
図。
【符号の説明】
4、12、21・・・シリコン基板 25・・・マスク支持体 2、11、22a、22b・・・X線透過膜 14、23・・・X線吸収膜 3、15、24・・・X線吸収パターン 5、13、26・・・ガラス支持体 6・・・接合部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−330711(JP,A) 特開 平6−48774(JP,A) 特開 平5−301739(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 C03C 10/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20℃で1×1013〜1×105 Ω・cm
    の範囲の体積抵抗率を有し、Na 2 Oを含有し、かつβ
    −ユークリブタイト、β−石英固溶体又はこの両者を結
    晶として含有するガラスであることを特徴とするX線マ
    スク又はX線マスク材料の支持体用ガラス。
  2. 【請求項2】 重量%表示でNa 2 Oを1〜6%含有す
    る請求項1に記載のガラス。
  3. 【請求項3】 β−ユークリブタイト、β−石英固溶体
    又はこの両者を結晶として含有するガラスが、β−ユー
    クリブタイト、β−石英固溶体又はこの両者を結晶とし
    て含有するアルミノケイ酸ガラスである請求項1又は2
    記載のガラス。
  4. 【請求項4】 陽極接合温度帯域において、シリコンの
    熱膨張による伸び率と実質的に等しい熱膨張による伸び
    率を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラ
    ス。
  5. 【請求項5】 重量%表示でSiO2を50〜62%、
    Al23を22〜30%、Li2Oを2〜4.5%、P2
    5を2〜7%、MgOを0.5〜5%、TiO2を1〜
    5.5%、ZnO2を0〜2%それぞれ含有する請求項
    2〜4のいずれか1項記載のガラス。
  6. 【請求項6】 X線透過膜を有するシリコン基板とガラ
    ス支持体とを陽極接合してなるX線マスク材料であっ
    て、前記ガラス支持体が請求項1〜5のいずれか1項記
    載のガラスからなるX線マスク材料。
  7. 【請求項7】 X線透過膜上にX線吸収膜を有する請求
    項6記載のX線マスク材料。
  8. 【請求項8】 X線透過膜を有するシリコン基板とガラ
    ス支持体とを陽極接合してなり、かつ前記X線透過膜上
    にX線吸収パターンを有するX線マスクであって、前記
    ガラス支持体が請求項1〜5のいずれか1項記載のガラ
    スからなるX線マスク。
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