JPH0336473Y2 - - Google Patents

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JPH0336473Y2
JPH0336473Y2 JP1986100227U JP10022786U JPH0336473Y2 JP H0336473 Y2 JPH0336473 Y2 JP H0336473Y2 JP 1986100227 U JP1986100227 U JP 1986100227U JP 10022786 U JP10022786 U JP 10022786U JP H0336473 Y2 JPH0336473 Y2 JP H0336473Y2
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JP
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fairing
mirror
bar
mirror device
rearview mirror
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JP1986100227U
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JPS634883U (ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動二輪車のフエアリングに装着した
可倒式バツクミラー装置に関する。
[従来の技術] 車体の前方に防風及び走行抵抗の軽減を目的と
してフエアリングが設けられた自動二輪車が最近
人気を集めている。このような自動二輪車におい
ては、デザイン的にフエアリングの左右両側にバ
ツクミラーを取り付けるものがある。
このようなバツクミラーは一般にフエアリング
に固着するベース、ミラーを収納するミラーホル
ダ及びベースとミラーホルダとを連結するバーと
を有する。バツクミラーは車体の左右に突出して
いるので、何らかの原因で横方向から外力を受け
ることがある。この場合バツクミラーの変形や破
損を防止するために、バツクミラーはクリツク機
構等により倒れるようになつている。
例えば実開昭57−22489号はフエアリングに固
着された基部を有するステーと、ステーの先端に
設けられたクリツク機構と、クリツク機構を介し
てステーと連結している支軸と、支軸の先端に設
けられたボールジヨイントと、ミラーを保持する
とともにボールジヨイントと係合し、ボールジヨ
イントを中心に回動し得るミラーホルダとからな
るバツクミラー装置を開示している。また実開昭
60−26984号はフエアリングに基端が固着された
ミラーアームと、ミラーアームの先端にミラージ
ヨイントを介して回動可能に取り付けられたミラ
ーハウジングと、ミラーハウジング内に保持され
た反射鏡とを有するバツクミラーを開示してい
る。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来技術のバツクミラー装
置においてはいずれもクリツク機構等の結合部が
ステーの先端に取り付けられている。このような
構造のバツクミラー装置に横方向の外力が作用す
ると、バツクミラー装置はその結合部において回
動し、外力により変形や破損が防止されるが、ス
テー自身は基部を介してフエアリングに固着され
ているので、外力を吸収緩和することができな
い。一方では、バツクミラーは走行中の風圧等に
よつても変動しないようにある程度強固にフエア
リングに固定されていなければならないので、ク
リツク機構等の結合部を余りステーの基部の近く
にもつてくることは、風圧に対する抵抗の観点か
らは望ましくない。というのは結合部を基部付近
に設けると、バツクミラーに当る風圧によるモー
メントが大きくなり、バツクミラー装置が倒れや
すくなるからである。
従つて、本考案の目的は風圧等によつては倒れ
ないように十分に強固であるとともに、横方向の
外力に対しては十分に吸収緩和できるように容易
に倒れるバツクミラー装置を提供することであ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本考案者等
は、フエアリングに固着されるベースのごく近傍
にほぼ水平方向に回動し得る結合装置を設け、そ
の結合装置にバーを介してミラーホルダを取り付
けるとともに、これらを包囲するラバーブーツを
前後に分岐するように設け、もつて風圧等による
変形力に対しては後方のブーツ部分で支えるよう
にすることにより上記目的を達成し得ることを発
見し、本考案に到達した。
すなわち本考案の可倒式バツクミラー装置は、
(a)前記フエアリングに固定されているベース部材
と、(b)ミラーを収納するミラーホルダと、(c)前記
ミラーホルダに一端が固着されたバーと、(d)前記
ミラーホルダより前方でかつ前記フエアリングの
近傍に位置し、前記バーの他端と前記ベース部材
とをほぼ水平方向に回転可能に連結する結合装置
と、(e)前記フエアリングのベース部材固着部と前
記ミラーホルダとの間に設けられた中空状のラバ
ーブーツであつて、少なくとも中間部において前
方部及び後方部に分岐しており、前方部及び後方
部が上から見て前記フエアリング側を底辺とする
三角形の2辺を形成するように配置されていると
ともに、それらのいずれか一方に前記バーが挿通
しているラバーブーツとを有することを特徴とす
る。
[作用] 上記のような構成により、バツクミラーに横方
向の外力がかかると、バツクミラー装置全体が根
元から倒れる。またラバーブーツが前後に二又と
なつているので、後方部はバツクミラー装置に当
る風圧に対する支えとなつている。このため、走
行中の風圧に十分に耐えるとともに横方向の力に
対して容易に倒れ、破損の防止をすることができ
る。
[実施例] 本考案の可倒式バツクミラー装置を添付図面を
参照して詳細に説明する。
第1図は本考案の可倒式バツクミラー装置を装
着した自動二輪車の一例を示す。自動二輪車のハ
ンドル1その他の部品の前方に設けられたフエア
リング2にはバツクミラー装置3が左右に装着さ
れている。バツクミラー装置3の外観はミラーホ
ルダ4と二又状のラバーブーツ5とからなり、ラ
バーブーツ5は後述のベース部材により、フエア
リング2に固着されている。なお、フエアリング
2の前方中央にはヘツドライト6が設けられてい
る。
第2図及び第3図は自動二輪車のフエアリング
2及びハンドル1等を示す部分正面図及び部分平
面図である。第1図乃至第3図を参照すると、中
間部が二又状に分岐したラバーブーツ5の前方部
51及び後方部52の位置関係がわかる。すなわ
ち、前方部51は後方部52より僅かに下方に位
置するので、前方部51と後方部52との間の空
間部53は、側面(第1図)、正面(第2図)及
び上面(第3図)のいずれからも見えることにな
る。
第4図は本考案の可倒式バツクミラー装置3の
詳細を示す部分断面拡大平面図である。図中にお
いて矢印FRは車体前方の方向を示す。ラバーブ
ーツ5の内側にはバー7が延在し、その一端はミ
ラーホルダ4にナツト8により螺着されており、
その他端はクリツク機構9に結合されている。ク
リツク機構9はまたベース部材10の小さな突起
部11に固着されており、ベース部材10のごく
近傍に位置する。ベース部材10は複数のボルト
12により、フエアリング2及びその内側のフロ
ントカウルステー21に強固に固着されている。
なお、ミラーホルダ4にはミラー41が収納され
ており、公知の手段(図示せず)により前後左右
に傾斜を調節できるようになつている。
第5図はバツクミラー装置3の部分断面後面図
(運転者から見える状態)であり、バー7がラバ
ーブーツ5の前方部51に収容されていることを
示す。
さて第4図に戻つて、ベース部材10とバー7
とを結合するクリツク機構9はフエアリング2の
ごく近傍に位置している。またミラーホルダ4に
横方向からかかる外力(矢印F)の位置は、クリ
ツク機構9の中心を通る横方向の線Xから距離l
だけ離隔している。このため、バツクミラー装置
に横方向の外力Fが作用すると、オフセツト距離
lのために、バツクミラー装置全体が根元から後
方に容易に倒れる。この倒れた状態は第4図にお
いて二点鎖線で示されている。
またラバーブーツ5は中間部において前方部5
1と後方部52とに分岐しており、前方部51に
バー7が挿通し、後方部52は第5図に示すよう
に円筒状になつているだけである。このため、ゴ
ムの弾性作用により、後方部52はバツクミラー
装置3を後方から支える。バツクミラー装置3に
は走行中大きな風圧がかかるので、後方部52に
よる支えは重要である。というのは後方部52が
なければその分だけクリツク機構9を硬くしなけ
ればならず、水平方向の回動性が低下して、バツ
クミラー装置の損傷のおそれが増大するからであ
る。
第6図は第4図のA−A断面図であり、クリツ
ク機構9の詳細を示す。クリツク機構9自身は公
知の構造のものでよく、例えば実開昭57−22489
号に開示のものと同じでよい。簡単に説明する
と、クリツク機構9のピン91はベース部材10
の突起11に固着され、ピン91の周囲の円筒体
92には底板93を介してバー7が連結してい
る。ピン91と円筒体92との間の空隙にスプリ
ング94が圧縮状態で収容されており、スプリン
グ94の上端はピン91に固着されたストツパ9
5により抑えられている。また突起11と底板9
3との接触面にはそれぞれ凹部が形成され、そこ
にボール96が収容されている。このボール96
は突起11と底板93との間に弾性的に押圧され
ているので、バー7は通常の状態ではベース部材
10に固定されている。ところが横方向の力Fが
かかると、バー7にはピン91を中心とする回転
力がかかるので、力Fがスプリング94の弾発力
を上回ると底板93は浮き上がり、力Fが及ばな
くなる点まで回転する。このようにクリツク機構
9により横方向の力Fは吸収緩和される。またク
リツク機構9のスプリング94を調節することに
より初期可動トルクを任意に設定することができ
る。
本考案の実施例を添付図面を参照して説明した
が、本考案はこれに限定されることなく本考案の
技術的思想の範囲内で種々の変更をすることがで
きる。
[考案の効果] 以上述べた通り、クリツク機構のような回転可
能な結合装置がベース部材に設けられ、結合装置
に固着されたバーの先端にミラーホルダが設けら
れているので、横方向の外力が作用したときにバ
ツクミラー装置は容易に倒れる。またラバーブー
ツが少なくとも中間部において分岐し、前方部に
バーが挿通しているので、ラバーブーツの断面係
数を大きくできるとともに後方部が支えとして作
用し、風圧による変形を十分に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可倒式バツクミラー装置をフ
エアリングに装着した自動二輪車の前方部を概略
的に示す側面図であり、第2図は第1図の自動二
輪車の部分正面図であり、第3図は第1図の自動
二輪車の部分平面図であり、第4図はフエアリン
グに固着された本考案の可倒式バツクミラー装置
の部分断面平面図であり、第5図は第4図の可倒
式バツクミラー装置の部分断面背面図であり、第
6図は第4図のA−A断面図である。 2……フエアリング、3……可倒式バツクミラ
ー装置、4……ミラーホルダ、41……ミラー、
5……ラバーブーツ、51……前方部、52……
後方部、7……バー、9……クリツク機構、10
……ベース部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フエアリングを有する自動二輪車の可倒式バ
    ツクミラー装置において、 (a) 前記フエアリングに固定されているベース
    部材と、 (b) ミラーを収納するミラーホルダと、 (c) 前記ミラーホルダに一端が固着されたバー
    と、 (d) 前記ミラーホルダより前方でかつ前記フエ
    アリングの近傍に位置し、前記バーの他端と
    前記ベース部材とをほぼ水平方向に回転可能
    に連結する結合装置と、 (e) 前記フエアリングのベース部材固着部と前
    記ミラーホルダとの間に設けられた中空状の
    ラバーブーツであつて、少なくとも中間部に
    おいて前方部及び後方部に分岐しており、前
    方部及び後方部が上から見て前記フエアリン
    グ側を底辺とする三角形の2辺を形成するよ
    うに配置されているとともに、それらのいず
    れか一方に前記バーが挿通しているラバーブ
    ーツとを 有することを特徴とする可倒式バツクミラー装
    置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の可倒
    式バツクミラー装置において、前記結合装置が
    クリツク機構であることを特徴とする可倒式バ
    ツクミラー装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に
    記載の可倒式バツクミラー装置において、前記
    ラバーブーツの分岐部における後方部は前方部
    より僅かに上方に位置し、もつて走行中の前記
    ラバーブーツにかかる風圧を低減していること
    を特徴とする可倒式バツクミラー装置。
JP1986100227U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0336473Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986100227U JPH0336473Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JP1986100227U JPH0336473Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JPS634883U JPS634883U (ja) 1988-01-13
JPH0336473Y2 true JPH0336473Y2 (ja) 1991-08-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5722489B2 (ja) * 1978-03-27 1982-05-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS646398Y2 (ja) * 1980-07-16 1989-02-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5722489B2 (ja) * 1978-03-27 1982-05-13

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JPS634883U (ja) 1988-01-13

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