JP2001150962A - ラジエータの取付構造 - Google Patents

ラジエータの取付構造

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ラジエータ21に後向きの一定以上の力
を加わったときに、弾性的支持部31からラジエータ2
1の上部支持ピン26が外れ、ラジエータ21が下部支
持ピン27近傍を中心にして車体後方に回転できるよう
にした。 【効果】 ボンネットに障害物が当るなどしたときに、
限られたスペースの中でボンネットに障害物の衝撃を吸
収させ、ボンネットを十分に変形させることができる。
この結果、障害物に加わる衝撃を緩和するために、車体
の構造設計上の制約を課すことはなく、車両の全長が長
くなり重量の増大を招くこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータに一定
以上の力が働くときに後方へ移動できるようにしたラジ
エータ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のラジエータ取付け構造として、例
えば実開昭60−46335号公報「自動車のラジエ
ータ支持構造」や実開昭60−47826号公報「隙
間調整機構付きラジエータサポート」が知られている。
上記は、同公報の第2図によれば、ラジエータ1(符
号は公報に記載の番号を流用)の下部をブラケット3及
び弾性部材2を介して下部クロスメンバー4に取付け、
ラジエータ1の上部に形成したボス9を弾性部材5の筒
状部10に嵌合させることで、ラジエータ1の上部をブ
ラケット6及び弾性部材5を介して上部クロスメンバー
7に取付けたものである。上記は、同公報の第2図及
び第3図によれば、ラジエータ10の下部をロアラジエ
ータサポート12を介して車両ボデー15側に取付け、
ラジエータ10の上部を取付け金具16及びアッパラジ
エータサポート11を介して車両ボデー15に取付けた
ものである。
【0003】近年、ボンネットの先端部を樹脂化した
り、あるいは、ボンネットのフレームの剛性を弱めるこ
とで、例えば、ボンネットに障害物が衝突した際に、ボ
ンネットが変形し、障害物に必要以上の力が加わらない
ように配慮するようにした緩衝構造が検討されている。
しかし、ボンネットを上記のように緩衝構造にしても、
このボンネットのすぐ下にラジエータがあれば、ボンネ
ットの撓み変位をラジエータが抑制することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、緩衝構造のボ
ンネットに、上記のラジエータ取付け構造を組合わせ
る場合には、ボンネットとラジエータとの距離を充分に
取り、各々を配置するようにして、障害物への衝撃力を
充分に緩和する必要がある。しかし、これではエンジン
ルームのスペースが大きく必要になる。結果として、構
造設計上の制約を課すことになり、例えば、車両の全長
が長くなり重量の増大を招くことにもなる。また、上記
のラジエータ取付け構造でも、基本的にボンネットの
変形に伴いラジエータが後方に退避したり、ラジエータ
が潰れやすく配慮したものではないので、上記と同様
な不具合を含むものである。
【0005】そこで、本発明の目的は、構造設計上の制
約を課すことなく、障害物への衝撃を十分に緩和するこ
とのできるラジエータ取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、ラジエータの下端を下部クロスメンバ側
に車体後方へ回転可能に取付け、ラジエータの上端に立
てたピンを弾性的に支えるとともにラジエータに後向き
の一定以上の力が加わったときにピンが外れる弾性的支
持部を介してラジエータの上端を上部クロスメンバ側に
取付けたラジエータ取付構造であって、弾性的支持部
を、上部クロスメンバに取付けたブラケットと、このブ
ラケットに開けた取付孔と、この取付孔に取付けたサポ
ートゴムと、このサポートゴムに開けることでピンを差
込む嵌合孔とから構成し、取付孔が、サポートゴムの変
形を容易にするために、サポートゴムを取付ける取付部
に側方を開放させる空間部を設けたものであり、嵌合孔
が、ラジエータのピンの離脱を容易にするために、ラジ
エータのピンに嵌合する嵌合部に車両の後方に向かう開
口部を設けたものであることを特徴とする。
【0007】ラジエータの下端を下部クロスメンバ側に
車体後方へ回転可能に取付け、ラジエータの上端に立て
たピンを弾性的に支えるとともにラジエータに後向きの
一定以上の力が加わったときにピンが外れる弾性的支持
部を介してラジエータの上端を上部クロスメンバ側に取
付けるようにする。弾性的支持部を、上部クロスメンバ
に取付けたブラケットと、このブラケットに開けた取付
孔と、この取付孔に取付けたサポートゴムと、このサポ
ートゴムに開けることでピンを差込む嵌合孔とから構成
する。取付孔を、サポートゴムを取付ける取付部と、サ
ポートゴムを側方を開放させる空間部とから構成し、嵌
合孔を、ラジエータのピンに嵌合する嵌合部と、この嵌
合部に車両の後方に向かう開口部とから構成する。
【0008】ラジエータに後向きの一定以上の力を加わ
ったときに、弾性的支持部からラジエータの上部支持ピ
ンが外れ、ラジエータが下部支持ピン近傍を中心にして
車体後方に回転できるようにした。この結果、ボンネッ
トに障害物が当るなどしたときに、限られたスペースの
中でボンネットに障害物の衝撃を吸収させ、ボンネット
を十分に変形させることができる。
【0009】弾性的支持部を、上部クロスメンバに取付
けたブラケットと、このブラケットに開けた取付孔と、
この取付孔に取付けたサポートゴムと、このサポートゴ
ムに開けた嵌合孔とから構成し、弾性的支持部の構成の
簡易化を図る。
【0010】取付孔を、サポートゴムを取付ける取付部
と、サポートゴムを側方を開放させる空間部とから構成
し、サポートゴムを容易に変形させるようにする。ま
た、嵌合孔を、ラジエータのピンに嵌合する嵌合部と、
この嵌合部に車両の後方に向かう開口部とから構成し、
ラジエータのピンを容易に離脱させるようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0012】図1は本発明に係るラジエータ取付構造を
用いた車体のフロントボデーの斜視図であり、車体のフ
ロントボデー10(以下、「フロントボデー10」と略
記する)は、車体の側面前部を形成するフロントフェン
ダ11,11(一方の11は不図示)と、車体の上面前
部を覆うボンネット12と、車体の前面を覆うフロント
グリル22と、車体前面に取付けたヘッドライト14,
14と、これらのヘッドライト14,14及びフロント
グリル22の下部に取付けたバンパ15と、これらのフ
ロントフェンダ11,11、ボンネット12、フロント
グリル22及びバンパ15で構成するエンジンルーム1
6とからなり、20はフロントボデー10に構成するラ
ジエータ取付構造を示す。なお、17,17(一方の1
7は不図示)は前輪、18はフロントガラス、19,1
9(一方の19は不図示)はドアである。
【0013】図2は図1の2−2線断面図であり、ラジ
エータ取付構造20の側面断面を示す。ラジエータ取付
構造20は、ラジエータ21の前方に配置するフロント
グリル22と、ラジエータ21の上部を弾性的支持部3
1を介して支持する上部支持構造23と、ラジエータ2
1の下部を支持する下部支持構造24とから構成する。
ラジエータ21は、本体部25の上端にピンとしての上
部支持ピン26を取付け、本体部25の下端に下部支持
ピン27を取付け、本体部25の後方に電動ファン28
を取付けたものである。フロントグリル22は、ラジエ
ータ21に向かって延びる突起部29を形成したもので
ある。
【0014】すなわち、ラジエータ取付構造20は、ラ
ジエータ21の前方に配置するフロントグリル22に、
ラジエータ21に向かって延びる突起部29を形成し、
ラジエータ21の下端を下部クロスメンバ42側に車体
後方へ回転可能に取付け、ラジエータ21の上端に立て
た上部支持ピン26を弾性的に支えるとともにラジエー
タ21に後向きの一定以上の力が加わったときに上部支
持ピン26が外れる弾性的支持部31を介してラジエー
タ21の上端を上部クロスメンバ32側に取付けるよう
にしたものである。
【0015】図3は本発明に係る車両のラジエータ取付
構造の上部支持構造の分解斜視図である。上部支持構造
23は、ラジエータ21の上端に立てた上部支持ピン2
6を弾性的に支え、ラジエータ21が一定以上の力で後
方へ移動しようとしたときに上部支持ピン26が外れる
弾性的支持部31を上部クロスメンバ32側に設けたも
のである。
【0016】弾性的支持部31は、上部クロスメンバ3
2に取付けたブラケット34と、このブラケット34に
開けた取付孔35と、この取付孔35に取付けるサポー
トゴム36と、このサポートゴム36に開けた嵌合孔3
7とからなり、この嵌合孔37に上部支持ピン26を差
込むようにしたものである。38,38は上部クロスメ
ンバ32にブラケット34を取付けるボルト、32a,
32aは上部クロスメンバ32に形成しためねじ部であ
る。弾性的支持部31を、上部クロスメンバ32に取付
けたブラケット34と、このブラケット34に開けた取
付孔35と、この取付孔35に取付けたサポートゴム3
6と、このサポートゴム36に開けた嵌合孔37とから
構成することで、弾性的支持部31の構成の簡易化を図
ることができる。
【0017】ブラケット34は、変形容易に構成した略
平板状の部材であり、一端側にボルト38,38を貫通
する孔34a,34aを形成し、他端側に上部サポート
ゴム36を嵌合する取付孔35を形成し、両側面に補強
のための曲げ部34b,34cを形成したものである。
取付孔35は、サポートゴム36の変形を容易にするた
めに、サポートゴム36を取付ける取付部35a,35
aに側方を開放させる空間部35b,35bを設けたも
のである。
【0018】サポートゴム36は、取付孔35の取付部
35a,35aに嵌め込む溝36aを形成し、ラジエー
タ21の上部支持ピン26に嵌合する嵌合孔37を形成
したものであり、嵌合孔37は、ラジエータ21の上部
支持ピン26の離脱を容易にするために、ラジエータ2
1の上部支持ピン26に嵌合する嵌合部37aに車両の
後方に向かう開口部37bを設けたものである。なお、
36b,36bはサポートゴム36の中間部を示す。
【0019】図4は本発明に係るラジエータ取付構造の
下部支持構造の側面断面図である。下部支持構造24
は、下部クロスメンバ42に支持ステー43を取付け、
この支持ステー43に下部サポートゴム44を介してラ
ジエータ21の下部支持ピン27を支持したものであっ
て、下部サポートゴム44は弾性変形容易なので、2点
鎖線で示すように車体の後方に下部支持ピン27の近傍
を中心にして回転可能である。
【0020】下部クロスメンバ42は、ラジエータ21
の車体前方に配置したものであって、アッパフレーム4
6にロアフレーム47を取付け、このロアフレーム47
に補強材48を取付けたものである。支持ステー43
は、下部クロスメンバ42に取付ける取付け部43aを
形成し、下部サポートゴム44を支持する支持部43b
を形成したものである。下部サポートゴム44は、弾性
変形容易なゴムで形成したものであって、支持ステー4
3の支持部43bに嵌合する脚部44aを形成し、ラジ
エータ21の下部支持ピン27に嵌合する凹部44bを
形成し、ラジエータ21の下端を支持する支持面44c
を形成したものである。
【0021】以上に述べたラジエータ取付構造20の作
用を次に説明する。図5(a)〜(c)は本発明に係る
ラジエータ取付構造の第1作用説明図である。(a)に
おいて、障害物Mが車体の上部前方から矢印の如く当
たる。(b)において、障害物Mはボンネット12を潰
しつつフロントグリル22を車体後方に押すことで、フ
ロントグリル22の突起部29はラジエータ21上部を
矢印の如く押し、ラジエータ21はラジエータ21の
下部支持ピン27近傍を中心として矢印の如く車体後
方へ回転を開始する。
【0022】(c)において、フロントグリル22の突
起部29がラジエータ21上部を押すことで、上部支持
ピン26が弾性的支持部31から外れ、ラジエータ21
は下部支持ピン27近傍を中心に矢印の如く車体後方
に回転する。なお、上部クロスメンバ32は、ラジエー
タ21の車体後方に設け、ラジエータ21の軌道の妨げ
にならない位置に配置したので、ラジエータ21は上部
クロスメンバ32に当たることなく車体後方に回転可能
である。
【0023】すなわち、ラジエータ取付構造20は、ラ
ジエータ21に後向きの一定以上の力を加わったとき
に、弾性的支持部31からラジエータ21の上部支持ピ
ン26が外れ、ラジエータ21が下部支持ピン27近傍
を中心にして車体後方に回転できるようにした。この結
果、例えば、ボンネット12に障害物が当ったときに、
所定のスペースの中でボンネット12は障害物の衝撃を
吸収しつつ十分に変形することができ、障害物Mに加わ
る衝撃を緩和するために、車体の構造設計上の制約を課
すことはなく、車両の全長が長くなり重量の増大を招く
こともない。従って、所定のスペースの中で、障害物M
に加わる衝撃を十分に緩和することができるラジエータ
取付構造20を実現することができる。
【0024】図6(a)〜(c)は本発明に係るラジエ
ータ取付構造の第2作用説明図であり、サポートゴム3
6の変形の状態を示す説明図である。(a)において、
上部支持ピン26に車体後方に向かって矢印の如く作
用すると、嵌合孔37の開口部37bを開かせる力が矢
印,の如く働く。
【0025】(b)において、上部支持ピン26に車体
後方に向かって矢印の如く移動すると、取付孔35に
空間部35b,35bを設けたので、サポートゴム36
の中間部36b,36bは矢印,の如く変形でき
る。中間部36b,36bが変形すると開口部37bの
開口幅Aは大きくなるので、上部支持ピン26は嵌合部
37aから容易に外れる。
【0026】(c)において、上部支持ピン26が矢印
の如く移動することで、上部支持ピン26が弾性支持
部31(図2参照)から外れる。すなわち、取付孔35
を、サポートゴム36を取付ける取付部35a,35a
と、サポートゴム36を側方を開放させる空間部35
b,35bとから構成したので、サポートゴム36を容
易に変形させることができる。また、嵌合孔37を、ラ
ジエータ21の上部支持ピン26に嵌合する嵌合部37
aと、この嵌合部37aに車両の後方に向かう開口部3
7bとから構成したので、ラジエータ21(図2参照)
の上部支持ピン26を容易に離脱させることができる。
【0027】図7(a),(b)は本発明に係るラジエ
ータ取付構造の比較例の作用説明図である。(a)にお
いて、比較例のラジエータ取付構造100は、下部クロ
スメンバ101に支持ステー102及び下部サポートゴ
ム103を介してラジエータ104の下端を支持し、ラ
ジエータ104の前方に配置した上部クロスメンバ10
5にブラケット106及び上部サポートゴム107を介
してラジエータ104の上端を堅固に取付けたものであ
る。障害物Mが車体前方から矢印aの如くボンネット1
08に当たる。
【0028】(b)において、矢印bの如くボンネット
108を潰し、上部クロスメンバ105に当たり、ラジ
エータ104に達する。従って、障害物Mに大きな力が
掛かることになる。例えば、上部クロスメンバ105を
ラジエータ104の後方に配置し、障害物Mが上部クロ
スメンバ105を介することなく直接ラジエータ104
に当たったとしても、ラジエータ104は、下端を中心
にして上端がスイングすることができないので、障害物
Mの衝撃は大きなものとなる。
【0029】尚、実施例では、図3に示すようにラジエ
ータ21の上端に一本の上部支持ピン26を立て、この
上部支持ピン26を一つの弾性的支持部31で支持する
ように説明したが、この例に限るものではなく、ラジエ
ータの上端に複数のピンを設け、これらを複数の弾性的
支持部でそれぞれ支持するようにした構造であってもよ
い。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、ラジエータの下端を下部クロスメン
バ側に車体後方へ回転可能に取付け、ラジエータの上端
に立てたピンを弾性的に支えるとともにラジエータに後
向きの一定以上の力が加わったときにピンが外れる弾性
的支持部を介してラジエータの上端を上部クロスメンバ
側に取付けたので、ボンネットに障害物が当るなどした
ときに、限られたスペースの中でボンネットに障害物の
衝撃を吸収させ、ボンネットを十分に変形させることが
できる。この結果、障害物に加わる衝撃を緩和するため
に、車体の構造設計上の制約を課すことはなく、車両の
全長が長くなり重量の増大を招くこともない。すなわ
ち、限られたスペースの中で、障害物に加わる衝撃を十
分に緩和することができるラジエータ取付構造を実現す
ることができる。
【0031】弾性的支持部を、上部クロスメンバに取付
けたブラケットと、このブラケットに開けた取付孔と、
この取付孔に取付けたサポートゴムと、このサポートゴ
ムに開けた嵌合孔とから構成することで、弾性的支持部
の構成の簡易化を図ることができる。取付孔を、サポー
トゴムを取付ける取付部と、サポートゴムを側方を開放
させる空間部とから構成したので、サポートゴムを容易
に変形させることができる。また、嵌合孔を、ラジエー
タのピンに嵌合する嵌合部と、この嵌合部に車両の後方
に向かう開口部とから構成したので、ラジエータのピン
を容易に離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラジエータ取付構造を用いた車体
のフロントボデーの斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明に係るラジエータ取付構造の上部支持構
造の分解斜視図
【図4】本発明に係るラジエータ取付構造の下部支持構
造の側面断面図
【図5】本発明に係るラジエータ取付構造の第1作用説
明図
【図6】本発明に係るラジエータ取付構造の第2作用説
明図
【図7】本発明に係るラジエータ取付構造の比較例の作
用説明図
【符号の説明】
20…ラジエータ取付構造、21…ラジエータ、26…
ピン(上部支持ピン)、29…突起部、31…弾性支持
部、32…上部クロスメンバ、34…ブラケット、35
…取付孔、35a…取付部、35b…空間部、36…サ
ポートゴム、37…嵌合孔、37a…嵌合部、37b…
開口部、42…下部クロスメンバ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータの下端を下部クロスメンバ側
    に車体後方へ回転可能に取付け、ラジエータの上端に立
    てたピンを弾性的に支えるとともにラジエータに後向き
    の一定以上の力が加わったときに前記ピンが外れる弾性
    的支持部を介してラジエータの上端を上部クロスメンバ
    側に取付けたラジエータ取付構造であって、 前記弾性的支持部は、前記上部クロスメンバに取付けた
    ブラケットと、このブラケットに開けた取付孔と、この
    取付孔に取付けたサポートゴムと、このサポートゴムに
    開けることで前記ピンを差込む嵌合孔とからなり、 前記取付孔は、前記サポートゴムの変形を容易にするた
    めに、前記サポートゴムを取付ける取付部に側方を開放
    させる空間部を設けたものであり、 前記嵌合孔は、前記ラジエータのピンの離脱を容易にす
    るために、前記ラジエータのピンに嵌合する嵌合部に車
    両の後方に向かう開口部を設けたものであることを特徴
    とするラジエータ取付構造。
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