JP2003227347A - エンジン補機の取付構造 - Google Patents

エンジン補機の取付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体前方からの荷重が車体に入力された場合
にエンジン前方に充分の有効ストロークを確保できるよ
うにしたエンジン補機の取付構造を提供する。 【解決手段】 エンジンマウント10により支持された
エンジン本体12の前側に配設したエンジン補機を上下
の第1,第2のブラケットにより支持するエンジン補機
の取付構造において、エンジン補機16の上部は、エン
ジンマウント10と一体であると共に車両前方からの車
両1への荷重入力時に破断するエンジンマウント10の
サイドメンバ3側に残るエンジンマウント10の第1の
ブラケット15により支持され、且つ、エンジン補機1
6の下部は、エンジン本体12の車両前方側の側部12
aに固設されていて車両前方からの車両への荷重入力時
に破断してエンジン本体12とエンジン補機16とを分
離する第2のブラケット19により支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン補機の取
付構造に係わり、詳細には、エンジン本体の車両前方側
の側部にエンジン補機を備えるエンジン補機の取付構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエンジンルーム内のエンジ
ン本体には、車両前方の側部にオルトネータ等のエンジ
ン補機が配置されており、このエンジン補機の取付構造
の一例を図7に示す。
【0003】図7において、車両61の車体62は左右
両側に前後方向に向いて配置されたサイドメンバ(他方
は図示せず)63を有している。
【0004】このサイドメンバ63の前端部64はエン
ジンルーム65内に位置しており、この前端部64には
ラジエータコアサポートを介してラジエータ66が取り
付けられている。サイドメンバ63上には、エンジンマ
ウント67を介してエンジン本体68が支持されてい
る。
【0005】両エンジンマウント67のうち、一方(図
7においては右側)のエンジンマウント67には第1の
ブラケット69が一体的に設けられており、この第1の
ブラケット69の自由端にはエンジン補機16の上部が
軸71により支持されている。また、エンジン補機16
の下部はエンジン本体68に設けられている第2のブラ
ケット72に軸73により支持されている。
【0006】図8においては、車両61が障害物74に
衝突した場合において、障害物74から矢印76方向へ
の衝撃荷重が車体入力された状態を示してる。この図8
において、エンジンルーム65内にあるサイドメンバ6
3の前端部64には、車体前方から荷重が入力すること
により、図8のように車体後方側に縮むようにして潰れ
る図示しない変形部が設けられている。図8における前
端部64はサイドメンバ63への荷重入力により前端部
64が既に潰れた状態を示している。
【0007】また、エンジン本体68を支持していたエ
ンジンマウント67は、車体62への荷重入力により破
断部75において破断すると共に、エンジンマウント6
7の第1のブラケット69が破断するようになってい
る。
【0008】これにより、エンジン本体68が下降する
と共にエンジン補機16により矢印76方向に押圧され
ることにより、エンジン本体68は図8において時計方
向に回動する状態となる。そして、図7の位置にあった
エンジン補機16は図8のようにエンジン本体68と共
に下方の位置に移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のエンジン補機の取付構造によれば、車体前方か
らの荷重入力時に図7の位置にあるエンジン補機16は
図8に示すようにエンジン側(エンジン本体68の前方
側)に残ってしまう。
【0010】また、入力荷重の大きさによってはエンジ
ン補機70の一部が図8に示すようにラジエータ66に
食い込んだ状態となる。このため、ラジエータ66から
入力される荷重がエンジン本体68を介して車体62に
伝達されることとなって、車体62に入力される荷重は
サイドメンバ63の前端部64では充分に吸収されない
可能性があった。
【0011】これを解消するために、エンジン本体68
の前方に潰れスペースのための充分な有効ストロークを
確保しようとして、エンジンルーム65内の部品のレイ
アウトに制限を加えたり、車体62前部のオーバーハン
グ量が大きくなってしまうという問題があった。
【0012】本発明は、エンジンルーム内のエンジン補
機取付構造を改良することで、車体前方からの荷重が車
体に入力された場合にエンジン前方に充分の有効ストロ
ークを確保できるようにして、車体に入力された荷重の
吸収を確実にしたエンジン補機の取付構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、請求項1に記載の発明は、車
体の前端部に後方へ向けて入力される荷重により、前記
車体両側のサイドメンバ間のエンジンルーム内の部分が
後方に潰されたときに、エンジン補機の後側に配設され
たエンジン本体が前記車体後方側に移動させられて、前
記エンジン本体を前記サイドメンバに支持するエンジン
マウントが破断して、前記エンジン本体が下方に移動さ
せられるようにした車両のエンジン補機の取付構造にお
いて、前記エンジン補機の上部は、前記エンジンマウン
トと一体であると共に車両前方からの前記車両への荷重
入力時に破断するエンジンマウントの前記サイドメンバ
側に残る部分に一体に設けられた第1のブラケットによ
り支持され、且つ、前記エンジン補機の下部は、前記エ
ンジン本体に固設されていて車両前方からの前記車両へ
の荷重入力時に破断して前記エンジン本体と前記エンジ
ン補機とを分離する第2のブラケットにより支持されて
いることを特徴としている。
【0014】このように構成された請求項1に記載の発
明では、車両前方から車体に入力される荷重によりエン
ジン本体を支持するエンジンマウントが破断してエンジ
ン本体が下方に移動するとき、エンジン補機を支持して
いる第1及び第2のブラケットのうちエンジン補機の下
部を支持している第2のブラケットのみが破断して、エ
ンジン補機はサイドメンバ側の破断したエンジンマウン
トの第1のブラケットにより上部のみが支持されて車体
側に残る。このため、エンジン本体の下方への移動によ
り生じる空間を有効に利用することができる。この結
果、エンジン補機の前方に配置されているラジエータ等
の部品とエンジン補機との間の有効ストロークを確保す
ることができて、車体への荷重入力時におけるサイドメ
ンバの前端部の変形を確実に行わせて、車体への衝撃を
吸収することができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、前記エン
ジン補機は、前記第1のブラケットの結合部を中心とし
て車両前後方向に回動可能であることを特徴としてい
る。
【0016】このように構成された請求項2に記載の発
明では、車両前方から車体に入力される荷重によりエン
ジン本体を支持するエンジンマウントが破断してエンジ
ン本体が下方に移動するとき、第1のブラケット側に支
持されているエンジン補機は結合部を中心として車両後
方に回動するので、エンジン補機の前方に配置されてい
るラジエータ等の部品とエンジン補機との間の有効スト
ロークをさらに増加させることができる。そして、車体
への荷重入力時におけるサイドメンバの変形を確実に行
わせて車体への衝撃を吸収させることができる。
【0017】また、請求項3の発明は、前記第1のブラ
ケットは、車両前方からの前記車両への荷重入力時にエ
ンジン補機の結合部が車両後方側に移動するように屈曲
可能な屈曲手段を有することを特徴としている。
【0018】このように構成された請求項3に記載の発
明では、車両前方から車体に入力される荷重によりエン
ジン本体を支持するエンジンマウントが破断してエンジ
ン本体が下方に移動するとき、第1のブラケット側に支
持されているエンジン補機は、第1のブラケットが屈曲
手段により車両後方へ移動するので、請求項1及び2の
効果に加えてエンジン補機の前方に配置されているラジ
エータ等の部品とエンジン補機との間の有効ストローク
をさらに増加させることができる。そして、車体への荷
重入力時におけるサイドメンバの変形を確実に行わて、
車体への衝撃を吸収させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1を図
1乃至図4に基づいて説明する。
【0020】図1及び図2において、車両1の車体2は
両側にサイドメンバ3(一方は図示せず)を有してお
り、このサイドメンバ3の前端部4はエンジンルーム5
内に位置している。上記サイドメンバ3の前端部4の端
部にはラジエータコアサポートを介してラジエータ6が
取り付けられている。
【0021】上記サイドメンバ3の前端部4には、車体
2への荷重入力時に変形可能な図示しない変形部が形成
されている。この変形部は、例えば、サイドメンバ3の
左右の側部に複数形成された半円形のビード又は円形の
穴等からなっている。
【0022】車両1の前部が障害物22と衝突した場合
に車体2の前部に衝撃荷重が加わる。この場合、矢印2
3方向からの荷重が車体2に入力される。この荷重の車
体2への入力荷重でサイドメンバ3の前端部4の上記変
形部が図4に示すように変形することにより、車体2に
作用する衝撃が吸収されるようになっている。
【0023】図2は車両1の正面図を示していて、同図
に示す右側のサイドメンバ3には支持部材7を介して車
体側エンジンマウント8が設けられている。この車体側
エンジンマウント8の腕部9はエンジンルーム5側を向
いていて、その端部にはエンジンマウント10が取り付
けられている。
【0024】上記エンジンマウント10の下端部にエン
ジン本体12の段部13を取り付けることにより、エン
ジン本体12は両サイドメンバ3にそれぞれ支持されて
いる。エンジンマウント10の各側部には、略水平方向
で環状の切欠(切欠溝)14が形成されている。
【0025】この切欠14は、車体2に車体前方から後
方への荷重が入力した場合に、切欠14の位置において
破断するために設けられている。上記切欠14において
破断後のエンジンマウント10は、車体側エンジンマウ
ント8側、即ちサイドメンバ3側に残る上マウント10
aと、エンジン12側に残る下マウント11とに分離す
る。
【0026】両エンジンマウント10のうち、一方(右
方)のエンジンマウント10にはエンジンルーム5側を
向いている第1のブラケット15が一体的に形成されて
いる。
【0027】この第1のブラケット15は、上記エンジ
ンマウント10の上マウント10aからエンジンルーム
5に一体的に延設された延設部15aとこの延設部15
aから車両前方に突出している突出部15bとからなっ
ている。
【0028】上記エンジン本体12の車両前方側の側部
12aには、上記第1のブラケット15の下方に位置し
ている第2のブラケット19が固設されている。
【0029】図2及び図3において、オルトネータ等の
エンジン補機16は上部に一対の取り付け片17,17
を有している。この取り付け片17,17は車幅方向に
略水平に延びる軸18により、上記エンジンマウント1
0と一体である第1のブラケット15の突出部15bに
前後回動可能に結合されている。
【0030】また、エンジン補機16の下部に設けられ
ている一対の取り付け片20,20は、車幅方向に略水
平に延びる軸21によりエンジン本体12側の第2のブ
ラケット19に結合されている。
【0031】上記第2のブラケット19の上下部には幅
方向に沿う切欠24,25が設けられており、この切欠
24,25は車体2に車体前方から後方への荷重が入力
されたときに上記エンジン補機16とエンジン本体12
とを分離させるためのものである。
【0032】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0033】上記のように構成されたエンジン補機の取
付構造において、車両1が図4のように障害物22に衝
突した場合、障害物22から矢印23方向への荷重が車
体2に入力される。サイドメンバ3への上記の荷重入力
により、サイドメンバ3の前端部4に設けられた変形部
が潰れることによって、エンジンルーム5内の部分は図
4のように後方へ潰れる状態となる。
【0034】このとき、エンジン本体12を支持してい
るエンジンマウント10が切欠14の位置において破断
すると共にエンジン本体12の上部が後方側に移動す
る。さらに、第2のブラケット19が切欠24,25の
位置においてそれぞれ破断してエンジン補機16とエン
ジン本体12とが分離し、エンジン本体12は下方に移
動する。
【0035】この結果、エンジン本体12は図1におい
て時計方向に回動して図1の位置から図4に示す位置に
下降する。エンジン本体12が下降した状態では、エン
ジン補機16は図4に示すように第1のブラケット15
の突出部15b側に残っている。
【0036】この第1のブラケット15の突出部15b
は、破断部26で破断したエンジンマウント10のうち
のサイドメンバ3側の上マウント10aに残っているも
のである。
【0037】本実施の形態1によれば、エンジン補機1
6が、第1のブラケット15の突出部15bと一体のサ
イドメンバ3側に残っているので、エンジン補機16の
車体前方側に有効なスペースを確保することができる。
【0038】これにより、エンジン補機16とラジエー
タ6との衝突及びこの衝突によるサイドメンバ3の前端
部4による衝撃吸収の低下を防止できる。すなわち、サ
イドメンバ3の前端部4の所定量の変形により、車体2
に入力される衝撃荷重を吸収することができる。
【0039】また、エンジン補機16とラジエータ6と
の衝突を回避するために、従来のエンジン補機の取付構
造において確保していたエンジン本体前方のスペースが
必要でなくなって、エンジンルーム5内の部品のレイア
ウト性能が向上すると共に、サイドメンバ3の前端部4
のオーバーハング量を小さくすることができる。
【0040】次に、エンジン補機16を第1のブラケッ
ト15に結合している結合部としての軸18は、エンジ
ン補機16を矢印27で示すように車体後端側に回動可
能に支持してもよい。
【0041】上記のようにエンジン補機16を支持する
ことにより、図4に示す車体2に荷重が入力したとき
に、ラジエータ6により押圧されるエンジン補機16は
図5に示すように軸18を中心として回動して車体後端
側に移動することができる。
【0042】このため、エンジン補機16とその前方の
ラジエータ6との有効ストロークを増大させることがで
きて、サイドメンバ3による荷重吸収を確実に行わせる
ことができる。
【0043】
【実施の形態2】次に、本発明の実施の形態2を図6に
より説明する。
【0044】同図において、エンジンマウント10と一
体の第1のブラケット15の突出部15bの下縁部には
屈曲手段32としての薄肉部28が形成されている。ま
た、エンジン補機16は実施の形態1と同様に軸18と
中心として回動可能にしてもよい。
【0045】図4に示す車体2に矢印23方向への荷重
が入力したときに、ラジエータ6の押圧によるエンジン
補機16からの荷重により、第1のブラケット15の突
出部15bは矢印31で示すように斜め下方に屈曲され
て図6の実線位置から鎖線位置に変位する。この第1の
ブラケット15の突出部15bの屈曲と共に、第1のブ
ラケット15が軸18を中心として回動して矢印27方
向(車体後方)に移動する。
【0046】第1のブラケット15の上記の屈曲作用と
エンジン補機16の車両後方への回動作用により、エン
ジン補機16の前方への有効ストロークをさらに増大さ
せることができ、サイドメンバ3による荷重吸収をより
確実に行わせることができる。
【0047】第1のブラケット15の突出部15bを屈
曲させる方法として、上記薄肉部28の代わりに突出部
15bの下縁側基部に屈曲手段32としての窪み部29
を形成しても同様の作用、効果を得ることができる。
【0048】なお、上記屈曲手段を構成する薄肉部28
及び窪み部29は単独で構成する他に両者を組合せて構
成してもよい。さらにエンジン補機16を車両後方側へ
移動させる手段として、車体2への荷重入力により第1
のブラケット15の突出部15bが車両後方側へ座屈す
る座屈手段を設けたり、この座屈手段と上記屈曲手段3
2とを組み合わせた移動手段であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係わる
発明によれば、車両前方から車体に入力される荷重によ
りエンジン本体を支持するエンジンマウントが破断して
エンジン本体が下方に移動するとき、エンジン補機を支
持している第1及び第2のブラケットのうちエンジン補
機の下部を支持している第2のブラケットのみが破断し
て、エンジン補機はサイドメンバ側の破断したエンジン
マウントの第1のブラケットにより上部のみが支持され
て車体側に残る。このため、エンジン本体の下方への移
動により生じる空間を有効に利用することができる。こ
の結果、エンジン補機の前方に配置されているラジエー
タ等の部品とエンジン補機との間の有効ストロークを確
保することができて、車体への荷重入力時におけるサイ
ドメンバの前端部の変形を確実に行わせて、車体への衝
撃を吸収することができる。
【0050】また、請求項2に係わる発明によれば、車
両前方から車体に入力される荷重によりエンジン本体を
支持するエンジンマウントが破断してエンジン本体が下
方に移動するとき、第1のブラケット側に支持されてい
るエンジン補機は結合部を中心として車両後方に回動す
るので、エンジン補機の前方に配置されているラジエー
タ等の部品とエンジン補機との間の有効ストロークをさ
らに増加させることができる。そして、車体への荷重入
力時におけるサイドメンバの変形を確実に行わせて車体
への衝撃を吸収することができる。
【0051】また、請求項3に係わる発明によれば、車
両前方から車体に入力される荷重によりエンジン本体を
支持するエンジンマウントが破断してエンジン本体が下
方に移動するとき、第1のブラケット側に支持されてい
るエンジン補機は、第1のブラケットが車両後方へ移動
するので、エンジン補機の前方に配置されているラジエ
ータ等の部品とエンジン補機との間の有効ストロークを
さらに増加させることができる。そして、車体への荷重
入力時におけるサイドメンバの変形を確実に行わせて、
車体への衝撃を吸収することができるという実用上有益
な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の本発明の実施1の形態に係わるエン
ジン補機の取付構造の側面図である。
【図2】 エンジン補機の取付構造の正面図である。
【図3】 エンジン補機取付部の拡大側面図である。
【図4】 車両前部が潰れた状態のエンジン補機の取付
構造の側面図である。
【図5】 エンジン補機取付部の側面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係わるエンジン補機
取付部の側面図である。
【図7】 従来のエンジン補機の取付構造の一例を示す
側面図である。
【図8】 図7に示すエンジン補機の取付構造の動作図
である。
【符号の説明】
1 車両 2 車体 3 サイドメンバ 4 サイドメンバの前端部。 5 エンジンルーム 10 エンジンマウント 12 エンジン本体 12a 車両前方側の側部 14 エンジンマウントの切欠 15 第1のブラケット 16 エンジン補機 18 軸(結合部) 19 第2のブラケット 24,25 第2のブラケットの切欠 26 エンジンマウントの破断部 28 薄肉部(屈曲手段) 29 切欠(屈曲手段) 32 屈曲手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芹沢 広道 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産自 動車株式会社内 Fターム(参考) 3D035 CA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前端部に後方へ向けて入力される
    荷重により、前記車体両側のサイドメンバ間のエンジン
    ルーム内の部分が後方に潰されたときに、エンジン補機
    の後側に配設されたエンジン本体が前記車体後方側に移
    動させられて、前記エンジン本体を前記サイドメンバに
    支持するエンジンマウントが破断して、前記エンジン本
    体が下方に移動させられるようにした車両のエンジン補
    機の取付構造において、 前記エンジン補機の上部は、前記エンジンマウントと一
    体であると共に車両前方からの前記車両への荷重入力時
    に破断するエンジンマウントのうち前記サイドメンバ側
    に残る部分に一体に設けられた第1のブラケットにより
    支持され、且つ、前記エンジン補機の下部は、前記エン
    ジン本体に固設されていて車両前方からの前記車両への
    荷重入力時に破断して前記エンジン本体と前記エンジン
    補機とを分離する第2のブラケットにより支持されてい
    ることを特徴とするエンジン補機の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記エンジン補機は、前記第1のブラケ
    ットの結合部を中心として車両前後方向に回動可能であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のエンジン補機の取
    付構造。
  3. 【請求項3】 前記第1のブラケットは、車両前方から
    の前記車両への荷重入力時にエンジン補機の結合部が車
    両後方側に移動するように屈曲可能な屈曲手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン補機
    の取付構造。
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