JP2008230605A - 衝撃吸収構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車のボンネット16の直下にエアークリーナ14を配置する。このエアークリーナ14のアッパーケース20の上壁部20Uは、脆弱な部材(押圧されると破損又は変形し易い部材)で構成されている。これにより、人間(主として歩行者)がボンネット上に落下して衝突した際、ボンネット16が変形して上壁部20Uが容易に破損又は変形するので、衝撃のエネルギーが吸収され、歩行者に大きな衝撃が加えられることを回避できる。
【選択図】図2
Description
請求項2に記載の発明により、取付手段の構成を簡易にすることができる。ステーは、例えばブラケットである。
固定部材としては、リベット、ボルト、ネジ等の汎用の部材でよい。
請求項4に記載の発明により、請求項2や請求項3に記載の発明と同様、取付手段の構成を簡易にすることができる。
これにより、従来と同様のエアクリーナを上記の取付手段で取付けることが可能になる。
これにより、構成部品をボンネット直下に設けても、歩行者がボンネット上に落下して衝突した際、ボンネットが変形して構成部品に当接して脆弱部が変形又は移動するので、衝撃のエネルギーが吸収され、歩行者に大きな衝撃が加えられることを回避できる。また、ボンネットの変形、破損によるエネルギー吸収が妨げられることがない。
これにより、ボンネットが変形してケース上部に当接しても、ケース上部の脆弱部が変形又は移動し、ボンネットの変形、破損によるエネルギー吸収が妨げられることがない。
これにより、薄肉部を破断させるのに必要な力の大きさを任意の大きさに設定することが可能になり、想定される衝撃を緩和し易い。
これにより、脆弱部がダスティサイドに設けられているので、脆弱部が変形、破損して脆弱部から空気が入ってきてもエアエレメントで濾過される。従って、脆弱部が破損してもエアエレメントで濾過されていない空気がエンジンに入ることが防止される。
まず、第1形態について説明する。図1、図2に示すように、第1形態では、自動車10のエンジンルーム12内にエアクリーナ14が設けられており、このエアクリーナ14は、ボンネット16の直下に設けられている。
次に、第2形態について説明する。図3に示すように、第2形態では、第1形態に比べ、エアクリーナのケース上部40の形状が異なる。
次に、第3形態について説明する。図4に示すように、第3形態では、第2形態に比べ、薄肉部がエアクリーナ44のロアケース48上部に設けられている。
次に、第4形態について説明する。図5に示すように、第4形態では、エアクリーナ64の車両取付用のブラケット66は、エアクリーナ側に取付けられる弾性部材68と、車両取付部側に取付けられる剛性部材70とで構成される。弾性部材68はゴムと同様の弾性を有する樹脂(EPDM等)で構成され、剛性部材70はPP、ナイロン等の樹脂で構成されている。図6に示すように、弾性部材68は、断面が山形状の部材であり、成形後に所定の形状を維持してエアクリーナ64を保持できる程度の硬度、寸法にされている。また、エアクリーナ64の下方には、エアクリーナ64が下降移動できるように充分なスペースが形成されている。
次に、第5形態について説明する。図8、図9に示すように、第5形態では、エアクリーナ64の車両取付用のブラケット76は、エアクリーナ側に取付けられる変形容易な部材78と、車両取付部側に取付けられる剛性部材80と、で構成され、両者はリベット82で結合されている。変形容易な部材78は、塑性変形し易くした薄肉の金属片、バネ特性を有する金属からなる金属片、又は、塑性変形し易い材質の金属(例えばアルミニウム)からなる金属片、で構成される。
次に、第6形態について説明する。図11に示すように、第6形態では、エアクリーナの車両取付用のブラケット96は、第5形態に比べ、リベット84の軸の幅よりも少し広いガイド用の溝90を上下方向に形成している。ブラケット96の材質は金属であっても樹脂であってもよい。
次に、第7形態について説明する。第7形態では、エアクリーナの車両取付用のブラケットの補強リブを一部又は全部除去し、エアクリーナに下方へ移動する力が加えられたときにブラケットが破断するようにしている。
次に、第8形態について説明する。図15に示すように、第8形態では、エアクリーナ64を保持するブラケット136は、エアクリーナ側に設けられる第1ブラケット部132と、自動車の車両取付部を構成する防振ゴム134に嵌め込まれた第2ブラケット部135と、第1ブラケット部132と第2ブラケット部135とを接続して第1ブラケット部132を支える薄肉部138と、で構成される。
次に、第9形態について説明する。図16に示すように、第9形態では、エアクリーナ64に取付けられるブラケット156には、中央に円状の開口が形成された板部160を有する。自動車の車両取付部を構成する防振ゴム164には、この板部160の開口部161を引っ掛けて係止する突起166を設ける。突起166はリング状のリブである。突起166の外径Dは、開口部161の内径dよりも大きい。
次に、第10形態について説明する。図26に示すように、第10形態では、エアクリーナ64に取付けられるブラケット176は、中央に円状の開口が形成された板部180を有する。自動車の車両取付部には、この板部180の開口部181が引っ掛かる程度の深さのリング状の溝185が形成された短円筒状の防振ゴム184と、防振ゴム184に挿通して下方から防振ゴム184を支えると共に締め付け量を一定にするつば付きのカラー188Bと、カラー188Bに挿通してカラー188Bを案内するつば付きのカラー188Aと、カラー188Aの下部が挿通され、カラー188Bを下方から上方へ向けて付勢する圧縮コイルバネ190と、が設けられている。
次に、第11形態について説明する。図27に示すように、第11形態では、第10形態に比べ、防振ゴム184とカラー188B(何れも図26参照)を取り除いた形態である。エアクリーナ64に取付けられるブラケット196は、中央に円状の開口が形成された板部200を有しており、カラー188Aと同様にカラー208が開口部201を挿通している。開口部201の内径はカラー208の外径に比べて適度に大きい。ブラケット196は、カラー208が挿通されて下方から上方へ向けて付勢する圧縮コイルバネ210によって上方へ付勢されている。
次に、第12形態について説明する。図28に示すように、第12形態では、第11形態に比べ、圧縮コイルバネを板バネ220に変更した形態である。板バネ220の中央には、カラー208が挿通される開口部221が形成されている。板バネ220は、図29に示すように、2本の足で支える形状であってもよいし、図30に示すように、4本の足で支える形状であってもよい。
14 エアクリーナ
16 ボンネット
18 アッパーケース
20 アッパーケース上部
28 エアエレメント
40 ロアケース上部
40T 薄肉部
44 エアクリーナ
48 ロアケース
50 ロアケース上部
54 薄肉部
64 エアクリーナ
66 ブラケット(ステー)
67 ケース
76 ブラケット(ステー)
84 リベット(固定部材)
86 ブラケット(ステー)
96 ブラケット(ステー)
90 溝(長孔)
106 ブラケット(ステー)
118 防振ゴム(グロメット)
134 防振ゴム(グロメット)
136 ブラケット(ステー)
138 薄肉部
139 溝(ストッパ部)
142 嵌入部(被係止部)
156 ブラケット(ステー)
161 開口部(被係止部)
164 防振ゴム(グロメット)
166 突起(ストッパ部)
176 ブラケット(ステー)
184 防振ゴム(グロメット)
190 圧縮コイルバネ(弾性部材)
196 ブラケット(ステー)
210 圧縮コイルバネ(弾性部材)
220 板バネ(弾性部材)
Claims (6)
- 自動車のボンネット直下に配置された構成部品を取付ける取付手段は、前記ボンネットを介して前記構成部品に押圧力が及ぼされると前記構成部品が下降移動するように取付けたことを特徴とする衝撃吸収構造。
- 前記取付手段が、前記構成部品を保持する変形可能なステーを備えたことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収構造。
- 前記取付手段が、前記構成部品を保持するステーと、
前記ステーに上下方向に沿って形成された長孔と、
前記長孔へ挿通されて前記ステーを車体に固定する固定部材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収構造。 - 前記取付手段として、前記構成部品を保持するステーと、前記ステーを支えるストッパ部を有するグロメットと、を設け、
前記ステーには、前記ストッパ部で係止される被係止部が形成され、前記構成部品に上方から押圧力が及ぼされると、前記ストッパ部から前記被係止部が外れて前記ステーが下方へ移動することを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収構造。 - 前記取付手段として、前記構成部品を保持するステーと、
前記ステーを支えるグロメットと、
前記グロメットを支持する弾性部材と、を設けたことを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収構造。 - 前記構成部品がエアクリーナであることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちの何れか1項に記載の衝撃吸収構造。
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