JPH0335773Y2 - - Google Patents

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JPH0335773Y2
JPH0335773Y2 JP1986044110U JP4411086U JPH0335773Y2 JP H0335773 Y2 JPH0335773 Y2 JP H0335773Y2 JP 1986044110 U JP1986044110 U JP 1986044110U JP 4411086 U JP4411086 U JP 4411086U JP H0335773 Y2 JPH0335773 Y2 JP H0335773Y2
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JP
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roof truss
roof
sinking
joint
horizontal
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JP1986044110U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として枠組壁工法等の木質住宅に
おける木質屋根トラスのめり込み防止構造に関す
るものである。
(従来の技術) 上記のような木質住宅の屋根トラスは、通常そ
の両端下部を壁体等の上端に配設された横架材
(頭つなぎ材)によつて支持されている。従つて、
屋根トラスにかかる荷重は、その大部分が屋根ト
ラスと横架材との接合部に作用し、同部を通して
下部構造へと伝えられるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、木材は一般に繊維方向と直交す
る方向からの荷重には弱く、大きな荷重が集中し
て前記屋根トラスと横架材との接合部に作用する
と、荷重がかかる部分の横架材にめり込みが発生
することがあり、上記のような構造の木質住宅
で、特に多雪地域に建てられたものでは、積雪に
よつて屋根からの大鉛直荷重が屋根トラスを介し
て屋根トラスと横架材との接合部にかかるため、
横架材にめり込みが発生するおそれがあつた。
そして、一旦めり込みが発生すると、その部分
に荷重が集中しやすくなり、極端な場合、同部の
破壊を招くおそれがあつた。
本考案は、これらの問題点を解決することがで
きる木質屋根トラスのめり込み防止構造の提供を
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、木質屋根ト
ラスと、同屋根トラスの下部を支持する横架材と
の接合部において、前記屋根トラスを構成する上
弦材と下弦材との間に、該屋根トラス両面から鉛
直方向にめり込み防止用部材を設けて、前記横架
材に対する屋根トラス側の当接部面積を増大せし
めるとともに、前記めり込み防止用部材の上部
を、隣接する屋根トラス相互を連結するつなぎ材
の連結部となしたことを特徴とするものである。
(作用) 上記のように、屋根トラスと横架材との接合部
に、横架材に対する屋根トラス側の接合部面積を
増大せしめる、めり込み防止用部材を設けている
ため、増大した面積分だけ、同接合部に作用する
屋根からの荷重による単位面積当りの圧力を小さ
くできるので、めり込みに対する許容耐力を大き
くすることができる。
また、前記めり込み防止用部材の上部を、隣接
する屋根トラス相互を連結するつなぎ材の連結部
としても利用しうるため、合理的な構造となる。
(実施例) 以下に本考案の好ましい実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図は、本考案を屋根トラスの両端である軒
先部に適用した実施例を示すもので、1は屋根ト
ラスを示し、上弦材2、下弦材3等より構成され
ている。
4は、壁体5の上端に設けられている上枠6の
上面に配設された横架材(頭つなぎ材)で、屋根
トラス1の下部を支持している。
7は、屋根トラス1と横架材4との接合部に対
応する位置に、下端面が屋根トラス1の下面と面
一となるように屋根トラス1の上弦材2と下弦材
3との間に縦方向に設けられためり込み防止用部
材で、くぎ及び接着剤を用いて固設されており、
横架材4に対する屋根トラス1側の当接面積を増
大せしめるために設けられたものである。
なお、めり込み防止用部材7は、屋根トラス1
の前後両面に設けられ、その上端には、隣接する
屋根トラス1相互を連結して横倒れを防止するた
めのつなぎ材8が連結されている。
上記のような構造においては、屋根からの鉛直
荷重は屋根トラス1を経て横架材4に対してその
繊維方向と直交する方向に作用するため、積雪等
によつて大きな荷重が屋根トラス1と横架材4と
の接合部に加えられ、従来のものは、この接合部
で横架材4の上面にめり込みが発生することがあ
つたが、上記のようにめり込み防止用部材7を設
け、横架材4に対する屋根トラス1側の接合部の
当接面積を増大せしめることによつて、横架材に
作用する単位面積当りの荷重を小さくすることが
可能となる。
また、前記めり込み防止用部材7の上部を、隣
接する屋根トラス1,1相互を連結するつなぎ材
8の連結部としても利用しうるため、合理的な構
造となる。
なお、上記実施例は屋根トラスの軒先部に適用
した例であるが、第2図及び第3図に示すように
棟部にも同様に適用することができ、この場合、
めり込み防止用部材7の上端には合板受け9が連
結されるように構成されており、その他、図中1
0は屋根下地合板である。この場合、めり込み防
止用部材7は、座屈防止用の補強材としても機能
しうるものである。
(考案の効果) 以上の詳述したように本考案によると、屋根ト
ラスと横架材との接合部において横架材に対する
屋根トラス側の当接面積を増大し、屋根からの荷
重により横架材に作用する単位面積当り荷重を小
さくすることができるために、めり込みに対する
許容耐力を大きくすることができる。
従つて、積雪等により大きな荷重が作用しても
横架材のめり込みを防止することが可能となり、
建物の耐久性向上に寄与できる等の効果を奏す
る。
また、めり込み防止用だけでなく、屋根トラス
の座屈防止用のつなぎ材の連結用にも有効に活用
することができ、極めて合理的な設計が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を屋根トラスの軒先部に適用し
た一実施例の斜視図、第2図は棟部に適用した他
の実施例の斜視図、第3図は第2図の正面図であ
る。 1……屋根トラス、2……上弦材、3……下弦
材、4……横架材、5……壁体、6……上枠、7
……めり込み防止用部材、8……つなぎ材、9…
…合板受け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木質屋根トラスと、同屋根トラスの下部を支持
    する横架材との接合部において、前記屋根トラス
    を構成する上弦材と下弦材との間に、該屋根トラ
    ス両面から鉛直方向にめり込み防止用部材を設け
    て、前記横架材に対する屋根トラス側の当接部面
    積を増大せしめるとともに、前記めり込み防止用
    部材の上部を、隣接する屋根トラス相互を連結す
    るつなぎ材の連結部となしたことを特徴とする木
    質屋根トラスのめり込み防止構造。
JP1986044110U 1986-03-26 1986-03-26 Expired JPH0335773Y2 (ja)

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JP1986044110U JPH0335773Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JP1986044110U JPH0335773Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JPS62155109U JPS62155109U (ja) 1987-10-02
JPH0335773Y2 true JPH0335773Y2 (ja) 1991-07-30

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585772U (ja) * 1981-07-02 1983-01-14 内山 弘 ブツクカバ−
JPS5854221A (ja) * 1981-09-28 1983-03-31 Seiko Instr & Electronics Ltd 5軸制御磁気軸受の軸方向位置ドリフト補償法

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JPS59122303U (ja) * 1983-02-04 1984-08-17 トヨタ自動車株式会社 屋根トラスの架設構造

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JPS62155109U (ja) 1987-10-02

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