JPS5831930Y2 - 梁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、登梁トラス１の上弦材２に長手方向に亘って
上面が開口する取付凹溝３を形威し、長尺の木材４を取
付凹溝３に取付け、登梁トラス１の下弦材５に下面が開
口する凹溝９を形成して成る梁に関するものである。

本考案の目的とするところは上弦材の任意箇所に木質の
屋根パネルや母屋などを取付けることのできる梁を提供
することにある。

以下本考案を実施例により詳述する。

登梁トラス１は断面山型の上弦材２と断面−型の下弦材
５との間につか材６と腹材７とを架は渡して鋼材などで
形成されるもので、上弦材２の上面が開口となった取付
凹溝３内に第１図のように木材４を取付けである。

木材４は第２図のように釘材８などで上弦材２に固定さ
れており、下弦材５の下面に開口する凹溝９は壁パネル
１０の上端に嵌合される。

登梁トラス１の棟トラス１１への接続は次のようにして
行なう。

先ず第３図のように棟トラス１１のつか材１２に両側よ
り桁トラス１３をボルト１４付けし、次に第４図ａのよ
うにジヨイント金具１５をボルト１４で棟トラス１１の
つか＃１２に取付け、このジヨイント金具１５の傾斜取
付片１６に第４図すのようにボルト１４で登梁トラス１
のつか材６を取付けて第５図や第６図に示すように登梁
トラス１を棟トラス１１に接続するものである。

しかして、木質の母屋１７や屋根パネル、たる木などを
登梁トラス１の上弦材２に取付けるにあたっては、第７
図のように母屋１７などを木材４上に載置して母屋１７
などより木材４に釘打ちなどすることによって母屋１７
などを固定するものである。

上述のように本考案にあっては、梁トラスの上弦材の上
面側に長尺の木材を取付けであるので、木質の屋根パネ
ルや母屋などは木材への釘打ちなどで取付けることがで
き、梁トラスの材料に関係なく木質の母屋などを梁トラ
スに取付けることができるとともに、釘打ちは木材の長
手方向任意箇所に行なうことができて母屋などを登梁ト
ラスの上弦材の任意箇所に取付けることができるもので
ある。

しかも木材は上面が開口する取付凹溝に取付けであるの
で、木材は上梁材より外れるおそれなく取付凹溝内にて
確実に取付けることができるものである。

捷た、登梁トラスの下弦材に下面が開口する凹溝を設け
たので、登梁トラスに壁パネルの上端を連結するにあた
って壁パネルの上端を下弦材の凹溝に嵌合することで行
なうことができ、嵌合手段を用いて壁パネルの登梁への
連結作業を容易に行なうことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案−実施例の斜視図、第２図は同上の断面
図、第３図は棟トラスと桁トラスとの取付状態の分解斜
視図、第４図ａ、ｂは登梁トラスの棟トラスへの取付を
説明する一部切欠拡大斜視図、第５図は同上の分解斜視
図、第６図は同上の一部切欠拡犬上面図、第７図は同上
の側断面図であって、１は登梁トラス、２は上弦材、３
は取付凹溝、４は木材、５は下弦材、９は凹溝である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 登梁トラスの上弦材に長手方向に亘って上面が開口する
   取付凹溝を形成し、長尺の木材を取付凹溝に取付け、登
   梁トラスの下弦材に下面が開口する凹溝を形成して成る
   梁。