JPH0335766Y2 - - Google Patents

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JPH0335766Y2
JPH0335766Y2 JP16132584U JP16132584U JPH0335766Y2 JP H0335766 Y2 JPH0335766 Y2 JP H0335766Y2 JP 16132584 U JP16132584 U JP 16132584U JP 16132584 U JP16132584 U JP 16132584U JP H0335766 Y2 JPH0335766 Y2 JP H0335766Y2
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JP
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corner
bathroom
bathroom wall
drain plate
indoor side
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JP16132584U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は浴室のコーナー部において水切性良く
浴室壁材を接続できる浴室のコーナー部の水切構
造に関するものである。
[背景技術] 従来より、浴室の壁下地のコーナー部におい
て、コーナー部の室内側に断面L字状のコーナー
水切板を配置し、コーナー水切板の室内側に端部
同士を直交して突き合わせた一対の浴室壁材を配
置することにより、浴室壁材の間から水が裏面側
に侵入してもコーナー水切板で水が侵入するのを
防止するようにしているが、浴室壁材の裏面側と
コーナー水切板の表面側とが密着しているため
に、浴室壁材の端部の隙間から内部に侵入した水
が浴室壁材とコーナー水切板との間に毛細管現象
にて溜まり、壁下地にまで水が回つて壁下地を腐
食させるという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであつ
て、本考案の目的とするところは浴室のコーナー
部において、直交して突き合わされた一対の浴室
壁材の端部間から水が内部に侵入しても浴室壁
材、コーナー水切板及び防水突起にて囲まれる排
水隙間より水を下方に流すことができ、従来のよ
うに毛細管現象で壁下地に水が侵入せず壁下地等
を腐食させることのない浴室のコーナー部の水切
構造を提供するにある。
[考案の開示] すなわち、本考案の浴室のコーナー部の水切構
造は、平面L型に形成される水平片21の外側縁
部より垂直片22を上方へ延出してコーナージヨ
イント9を形成し、このコーナージヨイント9を
浴室の壁下地1のコーナー部23の下部に配設
し、コーナー部23の室内側に断面L字状のコー
ナー水切板2を取着すると共にコーナー水切板2
の下端部を上記コーナージヨイント9の垂直片2
2の室内側にてコーナージヨイント9の水平片2
1上に配置し、コーナー水切板2の室内側に端部
同士を直交して突き合わせた一対の浴室壁材3を
配置し、コーナー水切板2の室内側の面に上下方
向に突設した複数本の防水突起4,4を浴室壁材
3の裏面側に弾接させると共に浴室壁材3とコー
ナー水切板2との間に両側が防水突起4,4でシ
ールされた排水隙間5を形成して成るもので、コ
ーナー水切板2の室内側の面に上下方向に突設し
た防水突起4を浴室壁材3に弾接すると共に浴室
壁材3とコーナー水切板2との間に両側が防水突
起4,4でシールされた排水隙間5を形成するこ
とにより、一対の浴室壁材3,3の端部間から万
一水が裏面側に侵入したとしても排水隙間5から
下方に排水することで水が毛細管現象で内部に侵
入するのを防止して上記目的を達成したものであ
る。
以下本考案を実施例により詳述する。壁下地1
は胴縁6に壁下地板7を貼着したり、あるいはコ
ンクリート壁で形成され、壁下地1の室内側の面
には略全面に亘つて防水シート(図示せず)が張
つてある。浴室壁材3は例えば合成樹脂の表面板
内に発泡ポリウレタンのような断熱材を内包させ
て形成されている。コーナージヨイント9は塩化
ビニル樹脂のような合成樹脂にて形成されてお
り、第1図に示すように平面L型に形成される水
平片21の外側縁部より垂直片22を上方へ延出
すると共に水平片21の内側縁部より垂下片24
を下方へ垂下して形成されている。また、垂直片
22の上端には先端がやや室内側へ湾曲した軟質
片25が設けてある。コーナー水切板2は軟質塩
化ビニル樹脂のような合成樹脂にて第1図及び第
8図a,bに示すように水平断面L字状に形成さ
れ、両側片26,26の内面側には夫々2条の軟
質な防水突起4,4が上下全長に亘つて突設して
ある。下部水切板15は第9図a,bに示すよう
に硬質塩化ビニル樹脂のような合成樹脂にて断面
略L字状に形成され、水平片15aと垂直片15
bと垂下片15cを有し、垂直片15bの上端に
は先端が尖つた軟質パツキン16が形成されてい
る。
しかして、浴室のコーナー部23において浴室
壁材3,3を接続するには、第2図及び第3図に
示すようにモルタル13にタイル14を張つて床
11の周囲に腰壁部11aを形成した後、この腰
壁部11a上に上記コーナージヨイント9の水平
片21を載置すると共に両垂直片22を直交する
両壁下地1に当接させる。また、コーナー部23
以外の腰壁部11aにおいては第7図に示すよう
に、下部水切板15の水平片15aを腰壁部11
a上に載置すると共に下部水切板15の垂直片1
5bを壁下地1の室内面側に配し、そして、この
下部水切板15の側端部を上記コーナージヨイン
ト9内に収めるのである。すなわち、第4図及び
第5図のように、下部水切板15の水平片15a
をコーナージヨイント9の水平片21上に載置し
て接着材27などで取着させると共に、下部水切
板15の垂直片15bをコーナージヨイント9の
垂直片22の室内面側に配するのである。その
際、コーナー部23では下部水切板15の水平片
15a及び垂下片15cの端部を第10図に示す
ように、45゜の角度で切断して切断部18を形成
し、切断部18,18同士をコーナー部23で突
き合わてコーナージヨイント9上に水平片15a
を載置するものであり、また水平片15aの端部
より垂下した垂下片15cの裏側に腰壁部11a
との間でシリコンコーキング17を充填して防水
性を確保するのである。
このようにして、浴室のコーナー部23にコー
ナージヨイント9及び下部水切板15を取着した
後、コーナー水切板2を壁下地1のコーナー部2
3に配して防水シートを介して壁下地1に固着す
ると共に下端部を上記コーナージヨイント9の上
面に載置し、一方浴室壁材3を壁下地1に沿つて
防水シート上に貼着して入隅となるコーナー部2
3では一対の浴室壁材3,3の端部同士をコーナ
ー水切板2の内面側でL字状に突き合わせるので
ある。コーナー水切板2上で浴室壁材3を貼る
と、第2図に示すようにコーナー水切板2の室内
側に突出した防水突起4,4…が夫々浴室壁材3
の背面側に弾接し、コーナー水切板2と浴室壁材
3との間に両側が防水突起4,4でシールされた
3条の排水隙間5が上下方向に亘るように形成さ
れることになる。その後、コーナー部23でL字
状に突き合わされた浴室壁材3,3の端部間にシ
リコンコーキング10を充填してシールするので
ある。また、下部水切板5の垂直片15bはコー
ナー水切板2と浴室壁材3との間及び壁下地1と
浴室壁材3との間に介装されて下部水切板の垂直
片15bは壁下地1に取着されることになり、上
部の軟質パツキン16が第6図のように浴室壁材
3の裏面側に弾接して浴室壁材3の下端部と下部
水切板15との間より内部に水が侵入するのを防
止している。また、上記コーナージヨイント9の
軟質片25も下部水切板15の裏面側に弾接して
防水性を向上している。
叙述のようにして浴室の内装が仕上げられ、コ
ーナー部23で隣合う一対の浴室壁材3,3間は
シリコンコーキング10にて防水される。また、
この状態で万一一対の浴室壁材3,3の間から水
が内部に侵入したとしても、浴室壁材3の裏面側
とコーナー水切板2との間には両側が防水突起
4,4でシールされた排水隙間5が形成されてい
るために、この排水間隙5を通つて下方に水が流
されることになり、従つて壁下地1等に毛細管現
象で水が侵入して壁下地1等を腐食させたりせ
ず、また浴室壁材3が内部に断熱材のあるもので
形成されている場合にも断熱材を濡らして断熱性
を低下させることがないものである。また、中央
の排水隙間5の両側にさらに排水隙間5が形成さ
れているために、2重に排水隙間5が形成されて
いて確実に下方に排水できるものである。排水隙
間5を伝つて下方に排水された水は下部水切板1
5上に流下し、浴室壁材3の下端部と水平片21
との間より床11に流されることになる。この
際、下部水切板15の垂直片15bとコーナー水
切板2との間に水が侵入してもコーナージヨイン
ト9から床11に流れるものである。
なお、第11図に示すような下部水切板15を
用いると、排水がよりスムーズに行えるものであ
る。この下部水切板15は水平片15aと垂直片
15bとのコーナー部分に高さ6〜10mm程度の段
部29が形成されているもので、この段部29上
に浴室壁材3の下端部を載置した場合には水平片
15aと浴室壁材3下端部との間に空間部30が
形成されるために水の表面張力によつて浴室壁材
3の下端部と下部水切板15の水平片15aとの
間に水が溜まるということがなく、水切り性を良
くすることができるものである。
[考案の効果] 本考案は叙述のように、コーナー水切板の室内
側の面に上下方向に突設した複数本の防水突起を
浴室壁材の裏面側に弾接させると共に浴室壁材と
コーナー水切板との間に両側が防水突起でシール
された排水隙間を形成したので、コーナー部の一
対の浴室壁材の端部間から万一水が内部に侵入し
たとしても浴室壁材とコーナー水切板との間の両
側が防水突起でシールされた排水隙間を通つて下
方に排水されるものであつて、水が溜まつたりせ
ず毛細管現象で壁下地等に水が侵入しなくて壁下
地等が腐食したりすることがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2
図は同上のコーナー部の水平断面図、第3図は同
上の垂直断面図、第4図は同上の要部断面図、第
5図は同上の説明図、第6図は同上の要部説明
図、第7図は同上の断面図、第8図a,bは同上
のコーナー水切板の一部切欠正面図と側面図、第
9図a,bは同上の下部水切板の一部切欠正面図
と側面図、第10図は同上の下部水切板の端部を
切断した状態の一部切欠平面図、第11図は同上
の他の実施例の断面図である。 1は壁下地、2はコーナー水切板、3は浴室壁
材、4は防水突起、5は排水隙間、9はコーナー
ジヨイント、21は水平片、22は垂直片、23
はコーナー部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面L型に形成される水平片の外側縁部より垂
    直片を上方へ延出してコーナージヨイントを形成
    し、このコーナージヨイントを浴室の壁下地のコ
    ーナー部の下部に配設し、コーナー部の室内側に
    断面L字状のコーナー水切板を取着すると共にコ
    ーナー水切板の下端部を上記コーナージヨイント
    の垂直片の室内側にてコーナージヨイントの水平
    片上に配置し、コーナー水切板の室内側に端部同
    士を直交して突き合わせた一対の浴室壁材を配置
    し、コーナー水切板の室内側の面に上下方向に突
    設した複数本の防水突起を浴室壁材の裏面側に弾
    接させると共に浴室壁材とコーナー水切板との間
    に両側が防水突起でシールされた排水隙間を形成
    して成る浴室のコーナー部の水切構造。
JP16132584U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0335766Y2 (ja)

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JP16132584U JPH0335766Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JP16132584U JPH0335766Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JPS6176004U JPS6176004U (ja) 1986-05-22
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JP16132584U Expired JPH0335766Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JP5771492B2 (ja) * 2011-09-27 2015-09-02 積水化学工業株式会社 浴室用建物ユニットおよび浴室の形成方法

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JPS6176004U (ja) 1986-05-22

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