JP3683438B2 - 置き敷き用パネルの固定脚 - Google Patents
置き敷き用パネルの固定脚 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3683438B2 JP3683438B2 JP20545699A JP20545699A JP3683438B2 JP 3683438 B2 JP3683438 B2 JP 3683438B2 JP 20545699 A JP20545699 A JP 20545699A JP 20545699 A JP20545699 A JP 20545699A JP 3683438 B2 JP3683438 B2 JP 3683438B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- fixed leg
- divided
- panels
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物のバルコニーや屋上の踏み材に用いて好適な置き敷き用パネルを連結・支持し、一体化する固定脚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の置き敷き用パネルとして、例えば、平面四辺形のコンクリート体の側面に磁気質ビーズ層を形成し、側面部の凹部或いは凸部により、隣接し合うパネルと互いに嵌合して連結させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記パネルは、コンクリート製のため重量があり、取付け施工に不便さがある。しかも、パネルの連結は、側面部の凹・凸部を嵌合し合う構成であるため、一部のパネルの取替えに困難さが伴うし、コンクリート体を床面に直接設置してあるため、水はけの点で課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決したものであり、全体重量が軽量であるパネルを用いて取付け施工の簡素化を図り、さらに、複数のパネルを簡易に連結・支持し、一体化でき、また、水はけが良好な置き敷き用パネルの固定脚を提供することを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の要旨は、置き敷き用パネルを連結・支持する固定脚であって、略四辺形の本体は、一部に連結部を残した切込みにより4つの分割体に分割でき、各分割体の表面にパネルの裏面の固定穴と嵌合し合う差込み部がそれぞれ立設され、該差込み部には、外周に任意数の係合凸部が形成されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本発明によれば、固定脚の差込み部とパネルの固定穴で複数のパネルを連結・支持でき、パネルは固定脚の厚み分だけ、床面から高い状態で固定されるので、水はけがよい。また、固定脚の差込み部とパネルの固定穴は密に嵌合し合って、容易に抜脱しないが、パネル交換は容易に行え、しかも、固定脚には、直角状のガイドが設けられているので、これを目印にパネルの位置決めが簡易に行える。隅部の施工には、固定脚を分割して用いられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る一部切欠した固定脚を示す斜視図、図2は、同固定脚の平面図、図3は、同固定脚の正面図、図4は、図2のA−A断面図、図5は、図2のB−B断面図、図6は、パネルの1例を示す斜視図、図7は、同パネルの裏面側から見た斜視図、図8は、パネルの2例を示す斜視図、図9は、固定脚の使用例を示す説明図、図10は、同使用例の断面図、図11は、同異なる使用例の説明図である。
【0008】
図1〜図5に示す固定脚1を説明する。この固定脚1は、略四辺形の本体2の対角線上に連結部3aを残した切込み3bにより等分に4つの分割体4a,4b,4c,4dに分割できるように形成されている。図示の例では、この連結部3aは、互いに隣接し合う分割体4a〜4d同志の間で2カ所設けられているが、その連結部の数は任意な事項である。さらに、上記切込み3bの上方に長穴5を有する角状のガイド6が連結部3aに取付けて設けられている。
また、各分割体4a〜4dの略中央部には、円筒形の差込み部7が窪み8を介して突設され、外周に任意数の係合凸部9,9,…が縦方向に形成してあるが、これに限定されずに係合凸部9,9,…は、横方向や斜め方向などでもよいし、その凸部の形状も任意な事項である。なお、図示では、この差込み部7は、円筒形に形成してあるが、円柱形や多角形に形成するなど任意な事項である。
【0009】
固定脚1は、ポリプロピレンで成形するのが望ましいが、その他のプラスチック材を使用できる。なお、本体2の頂部は、切取って平ら面10としてあり、各分割体4a〜4dの側面は、斜面11としてある。また、本体2の中心に窓穴12が設けてある。
【0010】
次に、上記固定脚1を使用するパネルを説明する。図6及び図7に示すパネル15は、下層材16と上層材17とからなり、下層材16は、珪酸カルシウム板18を用い、上層材17は、ゴムチップを接着剤樹脂で所定の厚みに固化してなる連続多孔質板19を用いて構成されている。連続多孔質板19は、珪酸カルシウム板18の縁辺から若干突出させているが、図示を省略するが、珪酸カルシウム板18の縁辺から側面の一部を被覆するようにしてもよいし、連続多孔質板19と珪酸カルシウム板18の縁辺は、何れをも突出させないで同じ端縁としてもよく、この構成のパネルの敷設の場合、隣接し合うパネル同志は、所要の隙間を設けて対向させるとよい。なお、この連続多孔質板19は、その材質上水はけがよい透水性を有している。
そして、下層材16を構成する珪酸カルシウム板18の下面に4つの側面に開放する排水用溝20,20,…が格子状に形成され、水はけが良好になるように考慮してあり、また、下面の四隅に固定穴21がそれぞれ設けてある。
【0011】
図8に示すパネル25は、上記パネル15の珪酸カルシウム板18と異なり、珪酸カルシウム板18の下面が平ら面26としてあり、その四隅に固定穴21がそれぞれ設けてある。この下面を平ら面26とすることは、上記排水用溝20を形成したものに比べ、直接床面にパネル25を設置すると、水はけの作用が劣るが、本発明の場合、何れも固定脚1を用いるので、その差異はない。
【0012】
固定脚1を用いてパネル15,25の施工方法を図9〜図11に示す例で説明する。例えば、バルコニーの床面30に固定脚1を置き、分割体4aの差込み部7にパネル15の固定穴21を合わせて差込み、以下同様に分割体4b,4c,4dの順で差込み部7に3枚のパネル15,25の固定欠21,21,…を順次差込む。この場合、各分割体4a,4b,4c,4dには、それぞれ直角状のガイド6,6が設けられているので、これを目印にパネル15,25の隅部を当接させ、パネル15,25の固定穴21と差込み部7を合わせればよく、図示のように、1つの固定脚1に4枚のパネル15,25が連結・支持され、パネルは一体化される。
【0013】
また、図11に示すように、コーナーなど隅部31の施工には、固定脚1を切込み3bの連結部3aから切離することにより、用いる1つ或いは2つに分割した分割体4a〜4dでパネル15,25を連結・支持できる。
【0014】
このように本発明の固定脚は、その差込み部とパネルの固定穴で複数のパネルを連結・支持でき、パネルは固定脚の厚み分だけ、床面から高い状態で固定される。また、固定脚の差込み部とパネルの固定穴は密に嵌合し合い、容易に抜脱することがないし、その取付け施工やパネルの交換などが容易となる。しかも、固定脚には、直角状の突出するガイドがあり、これを目印にパネルの位置決めが簡易に行え、隅部の施工には、固定脚を分割して用いることができる。
【0015】
本発明者らが実施した具体例を説明すると、固定脚1は、10cm×10cm、厚さ5mmのポリプロピレンで成形した。パネル15は、下層材16の珪酸カルシウム板18は、嵩密度0.7〜1.8g/cm3のものを292mm×292mm、厚さ16mmに形成し、上層材17の連続多孔質板19は、粒径0.1mm〜10.0mmのゴムチップ50〜90wt%と接着剤樹脂50〜10wt%を配合して厚さ4mmに成形した。
【0016】
【発明の効果】
以上の構成からなる本発明の固定脚は、各分割体に差込み部がそれぞれ立設され、切込みを介して4つの分割体に分割でき、また、各分割体に突出するガイドが設けられている構成に特徴があるから、次にような効果が得られる。
▲1▼ パネルは固定脚の厚み分だけ、床面から高い状態で固定されるので、雨水はパネルの下面を通って流れ、水はけがよい。
▲2▼ 固定脚の差込み部とパネルの固定穴は密に嵌合し合っており、風雨などでパネルが抜脱することがない。
▲3▼ パネルは、固定脚の差込み部から固定穴を抜けばよく、パネル交換が容易となる。
▲4▼ 固定脚には、突出するガイドがあり、これを目印にパネルの位置決めが簡易となる。
▲5▼ 固定脚は、最大4つの分割体に分割でき、隅部の施工が簡素化される。
▲6▼ パネルには、上層材に連続多孔質板を用いているので、歩行時の衝撃音を低減でき、滑りにくく、かつ弾力性があるので、歩行性がよく、水はけがよい。また、重さは全体が軽量となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一部切欠した固定脚を示す斜視図。
【図2】同固定脚の平面図。
【図3】同固定脚の正面図。
【図4】図2のA−A断面図。
【図5】図2のB−B断面図。
【図6】パネルの1例を示す斜視図。
【図7】同パネルの裏面側から見た斜視図。
【図8】パネルの2例を示す斜視図。
【図9】固定脚の使用例を示す説明図。
【図10】同使用例の断面図。
【図11】同異なる使用例の説明図。
【符号の説明】
1 固定脚
2 本体
4a〜4d 分割体
15,25 パネル
21 固定穴
Claims (3)
- 置き敷き用パネルを連結・支持する固定脚であって、略四辺辺形の本体は、一部に連結部を残した切込みにより4つの分割体に分割でき、各分割体の表面にパネルの裏面の固定穴と嵌合し合う差込み部がそれぞれ立設され、該差込み部には、外周に任意数の係合凸部が形成されていることを特徴とする置き敷き用パネルの固定脚。
- 切込みには、角状をなす上方に突出するガイドが設けられていることを特徴とする請求項1記載の置き敷き用パネルの固定脚。
- 前記固定脚は、ポリプロピレン又はその他のプラスチック材としたことを特徴とする請求項1又は2記載の置き敷き用パネルの固定脚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20545699A JP3683438B2 (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | 置き敷き用パネルの固定脚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20545699A JP3683438B2 (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | 置き敷き用パネルの固定脚 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001032510A JP2001032510A (ja) | 2001-02-06 |
JP3683438B2 true JP3683438B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=16507190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20545699A Expired - Fee Related JP3683438B2 (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | 置き敷き用パネルの固定脚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3683438B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-19 JP JP20545699A patent/JP3683438B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001032510A (ja) | 2001-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5836572A (en) | Method for constructing an outdoor structure such as a gate post, gate wing, or fence | |
US6079177A (en) | Removable ceiling panel assembly | |
JP3683438B2 (ja) | 置き敷き用パネルの固定脚 | |
JP3866137B2 (ja) | デッキ構造 | |
US5170601A (en) | Thin slab of plastic material adapted to cover the terraces of buildings | |
JP3818002B2 (ja) | 床タイルユニット | |
JP3201953B2 (ja) | 床化粧材の敷設構造 | |
JPH10231611A (ja) | 床部材及び敷設構造 | |
JP3652006B2 (ja) | 床材 | |
KR200231812Y1 (ko) | 쿠션용 바닥재 | |
JP3201960B2 (ja) | 床化粧材の敷設構造 | |
JPH08135150A (ja) | 複合床材 | |
JP3417241B2 (ja) | 床用見切り縁の構造 | |
JPH08135157A (ja) | 複合床材 | |
JPH10252245A (ja) | 床 材 | |
JP2581919Y2 (ja) | 透水性ユニットタイルの樹脂マット | |
JP3121522B2 (ja) | 屋根材およびその葺設構造 | |
JP2531774Y2 (ja) | 床パネル | |
JP3283013B2 (ja) | バルコニーの排水構造 | |
JP3577205B2 (ja) | 床化粧材及びその敷設構造 | |
CA1197652A (en) | Shower pan and method of construction | |
JPH0613310Y2 (ja) | 木質材嵌合ブロツク複合材 | |
JPH0133694Y2 (ja) | ||
JPH01247650A (ja) | 床用板体及び床体 | |
JP2001241170A (ja) | バリアフリー型デッキ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050330 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |