JPH0335186Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0335186Y2
JPH0335186Y2 JP1983073469U JP7346983U JPH0335186Y2 JP H0335186 Y2 JPH0335186 Y2 JP H0335186Y2 JP 1983073469 U JP1983073469 U JP 1983073469U JP 7346983 U JP7346983 U JP 7346983U JP H0335186 Y2 JPH0335186 Y2 JP H0335186Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
back plate
mounting groove
latching
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983073469U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59178167U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7346983U priority Critical patent/JPS59178167U/ja
Publication of JPS59178167U publication Critical patent/JPS59178167U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0335186Y2 publication Critical patent/JPH0335186Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、額縁の裏板を作品方向へ押圧する
ために使用するバネ式裏板掛止具に関するもので
ある。
[従来技術及びその問題点] 額縁の裏板掛止具としては所謂トンボと称する
回転爪を用いることがあるが、それは枠骨に鋲等
で止めてある関係で、長く使用していると弛くな
りやすい等の理由により、最近では特にアルミ等
の軽金属製の額縁においては、回転爪に代つて着
脱可能なバネ式裏板掛止具を用いることが多く、
そのような裏板掛止具として様々な形態のものが
案出されている。
本考案者等は既に第8図ないし第10図に示す
ように、バネ式裏板掛止具の実施例として裏板等
の掛止装置を開発し提供してきた(実開昭58−
61072号考案)が、この掛止装置には次のような
欠点が見い出された。
枠骨31の表側内向片41よりも裏板等の厚
みが小さい場合、即ち枠骨31の表側内向片4
1よりも裏板34表面の高さが低い場合は、板
バネからなる裏板掛止具32の掛止片60に裏
板34が直接掛止されることがない。これは掛
止具32の掛止片60が枠骨31の取付溝43
よりその一部が水平に突出する構成になつてい
るからである。
従つてこの場合は、掛止具32のバネ効果は
何んら発揮されず、裏板押え効果は全くなくな
つてしまう。
第9図に示すように、掛止具32の離反片5
7が反発して係合部58が枠骨31の突縁部4
4に引つ掛かり、離反片57を押圧して積極的
に突縁部44から係合部58を外す操作をしな
い限り外れない状態となつている。
即ち、掛止具32を枠骨31にセツト時は第
9図及び第10図に示すように掛止具32の離
反片57が額縁の裏面側への突起物となる欠点
があつた。
このような額縁の裏側への突出は、額縁の積
み重ね等において、この突出部分が妨げとなり
不都合であつた。
板バネよりなる掛止具32は、枠骨31の取
付溝43に鋭角で押込み得るよう先端に反転屈
折部56を有する二叉状に形成し、裏板34と
の離反片57に突縁部44に掛かる係合部58
を設けたものであつた。
そして、この掛止具32はそれ自体がもつ反
発効果により枠骨31内に固定されるものであ
る。従つて、上記したような掛止具32の構造
からして、充分なるバネ効果による枠骨への堅
固なセツトのためには枠骨31の取付溝43は
それ相当の高さ及び幅、即ちかなり大きなスペ
ースの取付溝を必要とする欠点があつた。
二叉状に形成された掛止具32が、枠骨取付
溝43内に固定されるのは、掛止具32自体の
弾発力だけによつている。
従つて、枠骨取付溝43の突縁部44との引
つ掛かりを良くするためには、掛止具32の係
合部58の段差を大きくし、それに相応して枠
骨取付溝43の突縁部44の突出も大きくした
方が良い。しかし、それにより掛止具32の脱
着操作が容易でなくなることは事実である。
このように、先行掛止具32は、その構造か
らして、弾発力が強いほど、また枠骨との引掛
かりが堅固なほど、掛止具32の離反片57へ
の押圧力が大きくなり、飛び出しなどの危険を
伴ない、脱着操作が困難となる欠点もあつた。
[考案の目的] そこでこの考案は、上記先行掛止具の欠点を解
消することを目的としたもので、更に詳しくは、
額縁に対する取付け取外しを単なる軽い指押え操
作により簡単にでき、裏板等の厚みが小さい場合
でも使用でき、しかも額縁の裏側へ突出しない状
態で安定して取付け得る掛止具を提供することを
目的としたものである。
[実施例] 次にこの考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示
したもので、同図において、まずバネ式掛止具P
を使用する額縁Gについて説明すると、その枠骨
1は主骨部2に表側突片3と、それより短い内外
1対の裏側突片4,5とを突設し、外部裏側突片
5の先端に他方の突片4の先端に向く掛止条6を
突設し、その両突片4,5により掛止具Pの取付
溝7を形成してある。そして表側突片3に板ガラ
ス8を掛け、板ガラス8に作品9と裏板10を重
ね合せて、裏板10の裏面が内部裏側突片4の位
置になつている。11は板ガラス8のずれを防止
する桟である。
掛止具Pは、プラスチックの弾性材で成形して
あつて、先端から基端にかけて頭部12、胴部1
3、脚部14が連続し、全体的にはへの字形にや
や腰曲げになつている。そして腰部15を押えた
ときは主として股部16で曲がるように、その股
部16が他の箇所よりも薄肉に形成してある。ま
た裏板10との引つ掛かりを少くするために、足
部21を後へ反らせて曲げてある。
頭部12は前へ反転屈曲したU字形に形成する
ことにより厚み巾に弾性をもたせ、取付溝7には
弾性を利用して差し込みやすくしてある。また頭
部12の基端背面には枠骨1の掛止条6に引つ掛
かる係合部17を設け、係合部17は頭部12が
取付溝7からぬけないように掛かる段部18と頭
部12が所定箇所以上に滑り込まないように掛か
る突条19とにより溝形になつている。また腰部
15を背面に尻出し状に膨出させ、この部分に指
を押し付けやすくしてある。
上記のように構成した掛止具Pを額縁Gに取付
けるときには、まず第1図および第2図に示すよ
うに、裏板10の上に掛止具Pを腹這い状に俯せ
に置き、腰部15に指を置いて掛止具Pを裏板1
0上に滑らせながら頭部12を枠骨1の取付溝7
に突込ませる。この場合単に突込ませただけで
は、頭部12が掛止条6に支える高さに傾斜して
いるため取付溝7に頭部12を差し込むことがで
きない。しかし第3図に示すように、腰部15を
押圧して腰を伸ばさせることにより頭部12を水
平に起し、取付溝7に正面に向けて頭部12を深
く進入させることができる。
頭部12がこのように取付溝7に嵌入した後、
腰部15から指を離すと、弾力による復元作用が
頭部12基端が持ち上がりその基端の係合部17
が取付溝7の掛止条6に引つ掛かる。しかもこの
状態では弾力はまだ保有されているので、脚部1
4が裏板10を弾発力で押圧する反作用により係
合部17の箇所を支点として頭部12が内部裏側
突片4に圧接する。この圧接力は梃子の原理から
非常に大きいため、頭部12は圧接面に摩擦でず
れないように密着する。頭部12はこのように基
端で掛止条6に引つ掛かり、相反する他の面で取
付溝7の内面に密着するため、取付溝7に強力に
固定される。
また脚部14が裏板10を押圧する反作用は、
脚部14の弾力的な変形として吸収され、胴部1
3や頭部12には変形が及ばないので、腰部15
から指を離しても胴部13はほとんど持ち上がら
ない。このことによつても腰部15が額縁Gの裏
面Lから突き出ないように図られているものであ
る。
次に掛止具Pを取外すときは、第5図に示すよ
うに、腰部15の側面あるいは足部21の側面に
指を掛けて横へ押し付ける。そうすると掛止具P
は係合部17の一端を中心0として矢印の方向へ
回転し、他端22が掛止条6から外れ、外れが順
次回転中心0に難なく至るため、取外しも極めて
容易である。
第6図および第7図はそれぞれ他の実施例を示
したもので、第6図の掛止具Pは、係合部17の
形成との関係について、胴部13を盛り上げて段
部23を設け、第7図の掛止具Pは、胴部13を
腰部15側へ高く傾斜させてある。また第7図の
掛止具Pはバネ板をプレス加工して形成して均一
な厚みとなつているので、脚部14には抜孔24
を設けることにより主としてその部分で曲がる手
段が講じられている。
[考案の効果] 本考案掛止具は、第8図ないし第10図に示す
従来例掛止具の欠点を改良したものであるが、そ
の効果を以下に示す。
本考案掛止具は、脚部が裏板をその弾発力で
押圧する反作用により係合部の箇所を支点とし
て梃子の作用によつて頭部を取付溝の内面に非
常に大きな圧接力をもつて密着させ強力に固定
させるものであるから、取付溝に対する着力が
大きく外れない安定性があり、また脚部が斜め
下向きになるため、額縁の裏板や作品等の厚さ
如何に拘らず、バネ効果即ち裏板掛止(押え)
効果を充分に発揮することができる。
掛止具の形状は「へ」の字形に腰曲げになつ
ているが、取付け状態では裏板に俯せの腹這い
で腰伸ばしになつているため、額縁の裏側に一
部が突き出ない好都合な掛止具の形態が得ら
れ、額縁の積み重ねに適する。
従来例掛止具の主なバネ効果が枠骨内である
のに対して、本考案掛止具の主なバネ効果は枠
骨外で発揮される。そして、脚部が裏板を押圧
する反作用は、脚部の弾力的な変形として吸収
され、且つその弾発力が係合部を支点とした梃
子の原理で頭部を枠骨の取付溝に強力に固定さ
れる力となる。
従つて、掛止具の係合部どうしを従来例と比
較すると小さな突起で済み、枠骨側の掛止条
(突縁部)も小さくて済む。このことは、脱着
の難易に影響し、本考案のものは同じワンタツ
チ操作でも従来例に比し、軽く簡単な操作で済
む。
即ち、従来例では一度離反片を押圧して下
げ、係合部を枠骨の突縁片から外し、その後掛
止具を手前に引き抜いて取外すのに対して、本
考案のものは腰部又は足部を指で横に押し付け
るだけで、軽く容易に外すことができるのであ
る。
掛止具の構造及び枠骨への掛止機能、裏板に
対する押圧作用等の違いから、枠骨の取付溝
は、本考案では従来例の場合よりもその高さ及
び幅が小さくて済む利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の一実施例を示
し、第1図は掛止具の取付け状態を示す額縁の一
部斜視図、第2図ないし第4図は掛止具の取付け
手順を示す額縁の断面図、第5図は掛止具の取外
し操作を示す額縁の一部斜視図、第6図および第
7図はそれぞれ他の実施例による掛止具の斜視図
である。第8図ないし第10図は従来例掛止具の
場合を示したもので、第8図はその斜視図、第9
図はそれの取付状態を示す額縁の一部断面図、第
10図はそれの取付状態を示す額縁の一部背面図
である。 P…掛止具、G…額縁、1…枠骨、6…掛止
条、7…掛止具の取付溝、10…裏板、12…頭
部、13…胴部、14…脚部、15…腰部、17
…係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠骨に内外1対の裏側突片を突設することによ
    りその間に掛止具の取付溝を形成し、外部裏側突
    片の先端に他方の突片の先端に向く掛止条を突設
    した額縁において、裏板を弾性の反発力で押える
    脚部に対して胴部を鈍角の「く」の字形にやや腰
    曲げに形成し、俯せにおいて腰伸ばしにすること
    により枠骨の取付溝に嵌入可能な水平方向の向き
    となる頭部を胴部の先端に設け、頭部の基端に取
    付溝開口縁の前記掛止条に脱出不能に掛かる係合
    部を設け、その係合部が掛かる箇所を支点として
    裏板押えの反発力が頭部を取付溝内で内部内側突
    片に圧接するように構成したバネ式裏板掛止具。
JP7346983U 1983-05-17 1983-05-17 額縁における裏板掛止具 Granted JPS59178167U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7346983U JPS59178167U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 額縁における裏板掛止具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7346983U JPS59178167U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 額縁における裏板掛止具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59178167U JPS59178167U (ja) 1984-11-28
JPH0335186Y2 true JPH0335186Y2 (ja) 1991-07-25

Family

ID=30203591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7346983U Granted JPS59178167U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 額縁における裏板掛止具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59178167U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5861072U (ja) * 1981-10-21 1983-04-25 オリジン工業株式会社 額縁における裏板等の掛止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59178167U (ja) 1984-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0712612U (ja) カーペット等のクリップ
JPH0112481B2 (ja)
JP3807830B2 (ja) ナイフ保持具
JPH0335186Y2 (ja)
KR950004912B1 (ko) 옷걸이 지지장치
JPH0716625U (ja) 可撓性基材同士の係脱具
US5709231A (en) Hair clip
JP3862218B2 (ja) 額縁の裏板止め具
JPH0735177Y2 (ja) 長尺体固定用クランプ
JP2559800Y2 (ja) 額縁の股開きバネ式裏板押え具
JPH0141337Y2 (ja)
JPH03212Y2 (ja)
JPS6135103Y2 (ja)
JPS5915982Y2 (ja) なす環兼用キ−ホルダ−
JP2980560B2 (ja) 額縁における作品の裏止め装置
JP3211178B2 (ja) 額縁の裏板ホルダー
CN218154383U (zh) 一种挂钩及吸油烟机
JP2519050Y2 (ja) フック用ワイヤー外れ止め爪
JPS6312858Y2 (ja)
JP3557558B1 (ja) まな板シート裁置用台板及びまな板。
JPH0239411Y2 (ja)
JP3591685B2 (ja) スイッチ構造
JP3025190U (ja) ウエストベルト付きザック
JPH10127962A (ja) ナイフ保持具
JPS6120083B2 (ja)